nana.812.png

2026年09月08日

「ポールの道」#1203「BEAT THE BEATLES」
#250「SUNNY AFTERNOON:THE VERY BEST OF THE KINKS」

sunnykinks.jpg


1996年にリリースされた2CDのライヴ・アルバム「TO THE BONE」を最後に、レイ・デイヴィスが率いるキンクスは活動休止しました。しかしながら、そのアルバム「TO THE BONE」をリリースした当時には、キンクスが活動休止宣言などはしておらず、気が付いたらキンクスは長い活動休止状態となっていたのです。故に、キンクスは人知れず新作アルバムをリリースしなくなったわけで、その後はレイ・デイヴィスやデイヴ・デイヴィスがソロ活動を行っていて、活動休止から12年経った2008年には、キンクスのオールタイム・ベスト・アルバムで6CDの箱「PICTURE BOOK」をリリースしています。レイ・デイヴィスは2009年には合唱団とキンクスの楽曲を中心にセルフ・カバーしたアルバム「THE KINKS CHORAL COLLECTION」(全英28位)を、2010年には他のミュージシャンとキンクスの楽曲をセルフ・カバーしたアルバム「SEE MY FRIENDS」(全英12位)をリリースしています。2011年にはキンクスのオールタイム・ベスト・アルバムで3CDの「KINKS KOKKEKTED - COMPLETE HISTORY 1964-1994」を、2012年にはキンクスとレイ・デイヴィスのソロ(1曲だけデイヴ・デイヴィスのソロも収録)からの2CDのベスト・アルバム「WATERLOO SUNSET:THE VERY BEST OF THE KINKS & RAY DAVIES」(全英14位)を、2014年には2CDのオールタイム・ベスト・アルバム「THE ESSENTIAL KINKS」をリリースしています。毎年の様にキンクス絡みのセルフ・カバー・アルバムやベスト・アルバムがリリースされたのは、それだけキンクスが求められていたからでしょう。

そして、2015年10月16日には、またしても2CDのキンクスのベスト・アルバム「SUNNY AFTERNOON:THE VERY BEST OF THE KINKS」をサンクチュアリからリリースしたのです。内容は、CD1が、1「YOU STILL WANT ME」、2「I GOTTA MOVE」、3「JUST CAN'T GO TO SLEEP」、4「DENMARK STREET」、5「A WELL RESPECTED MAN」、6「DEAD END STREET」、7「DEDICATED FOLLOWER OF FASHION」、8「YOU REALLY GOT ME」、9「SET ME FREE」、10「TILL THE END OF THE DAY」、11「THE STRANGE EFFECT」BBC Recording、12「STOP YOUR SOBBING」、13「THIS IS WHERE I BELONG」、14「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE」、15「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」、16「THIS TIME TOMORROW」、17「MAXIMUM CONSUMPTION」、18「SITTING IN MY HOTEL」、19「I GO TO SLEEP」DEMO、20「I'M NOT LIKE EVERYBODY ELSE」、21「TOO MUCH ON MY MIND」、22「TIRED OF WAITING FOR YOU」、23「THE MONEYGOROUND」の、全23曲入りです。この内、21曲が1964年から1971年までのパイ時代の曲で、17「MAXIMUM CONSUMPTION」と、18「SITTING IN MY HOTEL」の2曲がRCA時代の1972年のアルバム「EVERYBODY'S IN SHOW-BIZ」からとなっています。

CD2は、1「SUNNY AFTERNOON」、2「A ROCK'N'ROLL FANTASY」、3「DAYS」、4「A LONG WAY FROM HOME」、5「WATERLOO SUNSET」、6「LOLA」、7「LOOK A LITTLE ON THE SUNNY SIDE」、8「PARTY LINE」、9「WHO'LL BE THE NEXT IN LINE」、10「TELL ME NOW SO I'LL KNOW」DEMO、11「STARSTRUCK」、12「VICTORIA」、13「BRAINWASHED」、14「POWERMAN」、15「GOT TO BE FREE」、16「THE WAY LOVE USED TO BE」、17「BBC Interview, 1964」、18「YOU REALLY GOT ME」BBC Recording、19「BBC Interview, 1965」、20「TIRED OF WAITING FOR YOU」BBC Recording、21「BBC Interviews, 1965」レイ・デイヴィス、22「BBC Interview, 1965」ピート・クウェイフ、23「BBC Interview, 1967」デイヴ・デイヴィス、24「DEATH OF A CLOWN」BBC Recording、25「WPIX TV Interview, 1965」レイ・デイヴィスの、全25トラック(19曲)入りで、合計48トラック(42曲)入りです。こちらは、17曲が1964年から1971年までのパイ時代の曲で、BBC音源やインタビューも全てパイ時代のものです。2「A ROCK'N'ROLL FANTASY」が1978年のアリスタ時代のアルバム「MISFITS」からで、7「LOOK A LITTLE ON THE SUNNY SIDE」がRCA時代の1972年のアルバム「EVERYBODY'S IN SHOW-BIZ」からとなっています。ほとんどを占める38曲がパイ時代の曲で、RCA時代から3曲、アリスタ時代から1曲と、一応はレーベルの枠を越えた選曲ですが、コレはないでしょう。ライナーノーツをレイ・デイヴィスが書いているので選曲の意味はあるのでしょうし、全英21位まで上がっています。このベスト・アルバムをリリースした約2か月後の2015年12月18日には、デイヴ・デイヴィスのロンドンでのソロ・ライヴにレイ・デイヴィスが登場して、約20年ぶりに「YOU REALLY GOT ME」を一緒に演奏しています。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする