
キンクスのオールタイム・ベスト・アルバムは、2002年にリリースされた2CDの「THE ULTIMATE COLLECTION」(全英30位)、2008年にリリースされた6CDの箱「PICTURE BOOK」、2011年にリリースされた3CDの「KINKS KOKKEKTED - COMPLETE HISTORY 1964-1994」、2012年にリリースされた2CDの「WATERLOO SUNSET:THE VERY BEST OF THE KINKS & RAY DAVIES」(全英14位)などがありました。何れもパイ時代の曲が全体の半数以上を占める選曲でしたが、2014年10月14日には、新たなオールタイム・ベスト・アルバムである2CDの「THE ESSENTIAL KINKS」が、レガシー/RCA/アリスタからリリースされました。このベスト・アルバム「THE ESSENTIAL KINKS」は、キンクスのデビュー50周年記念盤で、ライナーノーツをデヴィッド・ボウイ(キンクスの「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE」をカバーしている)が手掛けています。
内容は、CD1が、1「YOU REALLY GOT ME」、2「STOP YOUR SOBBING」、3「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」、4「TIRED OF WAITING FOR YOU」、5「NOTHIN' IN THE WORLD CAN STOP ME WORRIN' ’BOUT THAT GIRL」、6「EV’RYBODY’S GONNA BE HAPPY」、7「A WELL RESPECTED MAN」、8「DEDICATED FOLLOWER OF FASHION」、9「WHO'LL BE THE NEXT IN LINE」、10「SET ME FREE」、11「SEE MY FRIENDS」、12「SUNNY AFTERNOON」、14「DEATH OF A CLOWN」、15「AUTUMN ALMANAC」、16「DAVID WATTS」、17「WATERLOO SUNSET」、18「DAYS」、19「THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY」、20「DO YOU REMEMBER WALTER?」、21「PICTURE BOOK」、22「VICTORIA」、23「APEMAN」、24「STRANGERS」、25「20TH CENTURY MAN」米国シングル・ヴァージョン、26「SUPERSONIC ROCKET SHIP」、27「CELLULOID HEROES」米国シングル・ヴァージョン、の全27曲入りです。
1「YOU REALLY GOT ME」〜2「STOP YOUR SOBBING」は1964年のデビュー・アルバム「KINKS」から、3「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」は1964年のシングル、4「TIRED OF WAITING FOR YOU」〜5「NOTHIN' IN THE WORLD CAN STOP ME WORRIN' ’BOUT THAT GIRL」は1965年の2作目のアルバム「KINDA KINKS」から、6「EV’RYBODY’S GONNA BE HAPPY」は1965年のシングル、7「A WELL RESPECTED MAN」は1965年のEP「KWYET KINKS」から、8「DEDICATED FOLLOWER OF FASHION」は1966年のシングル、9「WHO'LL BE THE NEXT IN LINE」は1965年のシングル(「EV’RYBODY’S GONNA BE HAPPY」のB面)、10「SET ME FREE」〜11「SEE MY FRIENDS」は1965年のシングル、12「SUNNY AFTERNOON」は1966年の4作目のアルバム「FACE TO FACE」から、13「DEAD END STREET」は1966年のシングル、14「DEATH OF A CLOWN」と、16「DAVID WATTS」〜17「WATERLOO SUNSET」は1967年の5作目のアルバム「SOMETHING ELSE BY THE KINKS」から、15「AUTUMN ALMANAC」は1967年のシングル、18「DAYS」は1968年のシングル、19「THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY」〜21「PICTURE BOOK」は1968年の6作目のアルバム「THE KINKS ARE THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY」から、22「VICTORIA」は1969年の7作目のアルバム「ARTHUR(OR THE DECLINE AND FALL OF THE BRITISH EMPIRE)」から、23「APEMAN」〜24「STRANGERS」は1970年の8作目のアルバム「LOLA VERSUS POWERMAN AND THE MONEYGOROUND, PART ONE」からで、ここまでの全24曲がパイ時代の曲です。
25「20TH CENTURY MAN」は1971年の9作目のアルバム「MUSWELL HILLBILLIES」からで、26「SUPERSONIC ROCKET SHIP」〜27「CELLULOID HEROES」は1972年のアルバム「EVERYBODY'S IN SHOW-BIZ」からとなっています。CD2は、1「HERE COMES YET ANOTHER DAY」、2「YOU DON'T KNOW MY NAME」、3「TILL THE END OF THE DAY」LIVE 1972、4「ONE OF THE SURVIVORS」、5「SWEET LADY GENEVIEVE」、6「EVERYBODY'S A STAR(STARMAKER)」、7「LIFE ON THE ROAD」、8「SLEEPWALKER」、9「LIFE GOES ON」、10「A ROCK'N'ROLL FANTASY」シングル・ヴァージョン、11「FATHER CHRISTMAS」、12「(WISH I COULD FLY LIKE)SUPERMAN」、13「LOLA」LIVE 1979、14「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE」LIVE 1979、15「BETTER THINGS」シングル・ヴァージョン、16「DESTROYER」、17「COME DANCING」、18「DON'T FORGET TO DANCE」、19「DO IT AGAIN」、20「LIVING ON A THIN LINE」、21「SCATTERED」の、全21曲入りで、合計48曲入り「158分54秒」です。
1「HERE COMES YET ANOTHER DAY」〜2「YOU DON'T KNOW MY NAME」は1972年の10作目のアルバム「EVERYBODY'S IN SHOW-BIZ」から、3「TILL THE END OF THE DAY」は元々は1965年の3作目のアルバム「THE KINKS KONTROVERSY」からですが、これはアルバム「EVERYBODY'S IN SHOW-BIZ」の頃のライヴ・ヴァージョンで、4「ONE OF THE SURVIVORS」〜5「SWEET LADY GENEVIEVE」は1973年の11作目のアルバム「PRESERVATION ACT 1」から、6「EVERYBODY'S A STAR(STARMAKER)」は1975年の13作目のアルバム「THE KINKS PRESENT SOAP OPERA」からで、ここまでのCD1の25曲目からCD2の6曲目までの全9曲がRCA時代の曲です。7「LIFE ON THE ROAD」〜9「LIFE GOES ON」は1977年の15作目のアルバム「SLEEPWALKER」から、10「A ROCK'N'ROLL FANTASY」は1978年の16作目のアルバム「MISFITS」から、11「FATHER CHRISTMAS」は1977年のシングル、12「(WISH I COULD FLY LIKE)SUPERMAN」は1979年の17作目のアルバム「LOW BUDGET」から、13「LOLA」〜14「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE」は1980年のライヴ・アルバム「ONE FOR THE ROAD」からですが、13「LOLA」は元々は1970年の8作目のアルバム「LOLA VERSUS POWERMAN AND THE MONEYGOROUND, PART ONE」からで、14「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE」は1965年の3作目のアルバム「THE KINKS KONTROVERSY」からの曲です。
15「BETTER THINGS」〜16「DESTROYER」は1981年の18作目のアルバム「GIVE THE PEOPLE WHAT THEY WANT」からで、17「COME DANCING」〜18「DON'T FORGET TO DANCE」は1983年の19作目のアルバム「STATE OF CONFUSION」から、19「DO IT AGAIN」〜20「LIVING ON A THIN LINE」は1984年の20作目のアルバム「WORD OF MOUTH」からで、ここまでの全14曲がアリスタ時代の曲です。最後の、21「SCATTERED」は1993年の23作目のアルバム「PHOBIA」からとなっていて、この曲だけがコロムビア時代からです。全体を眺めると、パイ時代が24曲、RCA時代が9曲、アリスタ時代が14曲、ロンドン/MCA時代はなし、コロムビア時代が1曲、コンク時代はなし、となっています。レアなシングル・ヴァージョン(「CELLULOID HEROES」の短縮ヴァージョンは他のベスト・アルバムでは聴けない)も交えていて、全体のバランスも以前のベスト・アルバムよりも良くなってはいます。パイ時代が丁度全48曲の半数である24曲となっていて、RCA時代〜アリスタ時代〜コロムビア時代で残り半分の24曲となっていて、ここまでのオールタイム・ベスト・アルバムでは最も公平な選曲になっていると思います。
(小島イコ)
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