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2026年09月05日

「ポールの道」#1200「BEAT THE BEATLES」
#247「WATERLOO SUNSET:THE VERY BEST OF THE KINKS & RAY DAVIES」

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2011年8月12日に、シングル曲を中心にした「オールタイム・ベスト・アルバム」である3CDの「KINKS KOLLEKTED - COMPLETE HISTORY 1964-1994」をユニバーサルからリリースしたキンクスですが、翌2012年8月13日には、キンクスとレイ・デイヴィスのソロから選曲した「オールタイム・ベスト・アルバム」である2CDの「WATERLOO SUNSET:THE VERY BEST OF THE KINKS & RAY DAVIES」をユニバーサルからリリースしました。このベスト・アルバムは、基本的にはキンクスの曲とレイ・デイヴィスのソロから選曲されていますが、1曲だけキンクス活動休止後のデイヴ・デイヴィスのソロ曲が入っています。デイヴ・デイヴィスのソロに関しては、2011年にコンピレーション・アルバム「HIDDEN TREASURES」がリリースされていて、それはキンクス時代のレコーディング曲から構成されているのですけれど、それに関しては次回に取り上げます。今回取り上げる2CDのベスト・アルバム「WATERLOO SUNSET:THE VERY BEST OF THE KINKS & RAY DAVIES」は、CD1が「KINKS CLASSICS」、CD2が「LONDON SONGS」となっていて、どちらにもキンクスの楽曲が多いのですけれど、それぞれに副題が付いているので、何らかの意味がある選曲なのでしょう。

CD1の「KINKS CLASSICS」は、1「WATERLOO SUNSET」、2「YOU REALLY GOT ME」、3「TIRED OF WAITING FOR YOU」、4「SUNNY AFTERNOON」、5「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」、6「TILL THE END OF THE DAY」、7「AUTUMN ALMANAC」、8「DAYS」、9「LOLA」、10「SET ME FREE」、11「SEE MY FRIENDS」CHORAL VERSION、12「DEATH OF A CLOWN」、13「APEMAN」、14「DEAD END STREET」、15「THIS TIME TOMORROW」、16「STRANGERS」、17「YOU DON'T KNOW MY NAME」、18「WONDERBOY」、19「PLASTIC MAN」、20「SUPERSONIC ROCKET SHIP」、21「BETTER THINGS」、22「DON'T FORGET TO DANCE」、23「DAVID WATTS」LIVE VERSION、の全23曲入りです。1964年〜1971年のパイ時代から17曲、1971年〜1975年のRCA時代から2曲、1977年〜1984年のアリスタ時代からライヴ・ヴァージョンも含めて3曲、2009年のレイ・デイヴィスのセルフ・カバー・アルバム「THE KINKS CHORAL COLLECTION」から1曲となっていて、やはり圧倒的にパイ時代からの曲が多く、ライヴ・ヴァージョンの「DAVID WATTS」と、コーラル・ヴァージョンの「SEE MY FRIENDS」も元々はパイ時代の曲なので、実質19曲がパイ時代の曲です。このCD1は、概ねキンクスのヒット曲から選曲されてはいるものの、中にはそれ程には有名ではない曲も混じっています。

CD2の「LONDON SONGS」は、1「DEDICATED FOLLOWER OF FASHION」、2「COME DANCING」、3「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE」LIVE VERSION、4「VICTORIA」LIVE VERSION、5「BIG BLACK SMOKE」、6「YOUR TRULY, CONFUSED N10」、7「WORKING MAN'S CAFĒ」、8「LONDON SONG」、9「FORTIS GREEN」、10「POSTCARD FROM LONDON」、11「MUSWELL HILLBILLIES」、12「DENMARK STREET」、13「BERKELEY MEWS」、14「HOLLOWAY JAIL」、15「LAVENDER HILL」、16「WILLESDEN GREEN」、17「LIFE ON THE ROAD」、18「END OF THE SEASON」、19「NEXT DOOR NEIGHBOUR」、20「DID YA」、21「MOST EXCLUSIVE RESIDENCE FOR SALE」、22「WATERLOO SUNSET」CHORAL VERSION、の全22曲入りで、合計45曲入りです。CD2は、パイ時代から8曲、RCA時代から2曲、アリスタ時代からライヴ・ヴァージョンも含めて4曲、コロムビア時代から1曲、レイ・デイヴィスのソロがセルフ・カバーも含めて6曲、2002年のデイヴ・デイヴィスのソロが1曲(「FORTIS GREEN」)となっています。何故、唐突にデイヴ・デイヴィスのソロが1曲紛れ込んでいるのかは謎ですが、レイ・デイヴィスはちゃんと弟のアルバムもチェックしていたのでしょうか。

全体で、パイ時代から25曲(後のライヴ・ヴァージョンやセルフ・カバーも含めると30曲)、RCA時代から4曲、アリスタ時代から7曲(内3曲はパイ時代の曲のライヴ・ヴァージョン)、コロムビア時代から1曲、レイ・デイヴィスのソロから7曲(内2曲はパイ時代の曲のセルフ・カバー)、デイヴ・デイヴィスのソロが1曲、ロンドン/MCA時代とコンク時代からはなし、となっています。曲順は年代順ではなく、意味はあるのでしょうけれど、滅茶苦茶に並べてあって、特にレイ・デイヴィスのソロが多いCD2の展開は、何なのかサッパリ分かりませんなあ。最初と最後を「WATERLOO SUNSET」で挟んで、何となく納得させられてしまいますが、「オールタイム・ベスト・アルバム」なのに「CELLULOID HEROES」が入っていないし、その反面「STRANGERS」とか「YOU DON'T KNOW MY NAME」とか「DENMARK STREET」とか「BERKELEY MEWS」とか「HOLLOWAY JAIL」とか「LAVENDER HILL」とか「WILLESDEN GREEN」とか「MOST EXCLUSIVE RESIDENCE FOR SALE」とか、かなりマイナーな曲が選ばれていたりもします。このベスト・アルバム「WATERLOO SUNSET:THE VERY BEST OF THE KINKS & RAY DAVIES」で新たに収録された曲はなく、既発ヴァージョンばかりです。ジュールズ・ホーランドとの「YOUR TRULY, CONFUSED N10」はレイ・デイヴィスのソロでのベスト・アルバムにも入っていたし、それと元々がEPの表題曲だった「DID YA」位しか、珍しい音源はありませんが、全英14位のヒット作となっています。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする