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2026年02月04日

「ポールの道」#993「BEAT THE BEATLES」
#042「LOST & FOUND(1961-1962)」

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1988年にビーチ・ボーイズの1966年のアルバム「PET SOUNDS」がCD化されて、傑作アルバムだと再評価されていたのですが、1990年になるとキャピトルは1960年代のビーチ・ボーイズのアルバムを「2 in 1」にして、それぞれボーナス・トラックとしてアルバム未収録曲や未発表音源を加えて、続々とリリースしました。アルバム「PET SOUNDS」は単品でCD化されていて、季節モノの1964年のアルバム「THE BEACH BOYS’ CHRISTMAS ALBUM」も単品でCD化されていました。「2 in 1」のCDは、1962年のアルバム「SURFIN' SAFARI」と1963年のアルバム「SURFIN' U.S.A.」にボーナス・トラック3曲を加えた全27曲入り、1963年のアルバム「SURFER GIRL」と1964年のアルバム「SHUT DOWN VOLUME 2」にボーナス・トラック3曲を加えた全27曲入り、1963年のアルバム「LITTLE DEUCE COUPE」と1964年のアルバム「ALL SUMMER LONG」にボーナス・トラック4曲を加えた全28曲入り、1965年のアルバム「THE BEACH BOYS TODAY!」と1965年のアルバム「SUMMER DAYS(AND SUMMER NIGHTS!!)」にボーナス・トラック5曲を加えた全29曲入り、1965年のアルバム「BEACH BOYS' PARTY!」と1968年のカラオケ・アルバム「STACK-O-TRACKS」にボーナス・トラック3曲を加えた全30曲入り、1967年のアルバム「SMILEY SMILE」と1967年のアルバム「WILD HONEY」にボーナス・トラック6曲を加えた全28曲入り、1968年のアルバム「FRIENDS」と1969年のアルバム「20/20」にボーナス・トラック5曲を加えた全29曲入り、1964年のライヴ・アルバム「BEACH BOYS CONCERT」と1970年のライヴ・アルバム「LIVE IN LONDON」にボーナス・トラック2曲を加えた全27曲入りがリリースされました。そして、CBSが1970年代から1980年代のアルバムを単品でCD化したのです。

1970年のアルバム「SUNFLOWER」、1971年のアルバム「SURF'S UP」、1972年のアルバム「CARL AND THE PASSIONS “SO TOUGH”」、1973年のアルバム「HOLLAND」、1973年のライヴ・アルバム「THE BEACH BOYS IN CONCERT」、1976年のアルバム「15 BIG ONES」、1977年のアルバム「LOVE YOU」、1978年のアルバム「M.I.U. ALBUM」、1979年のアルバム「L.A.(LIGHT ALBUM)」、1980年のアルバム「KEEPIN' THE SUMMER ALIVE」、1981年のベスト・アルバム「TEN YEARS OF HARMONY」、1985年のアルバム「THE BEACH BOYS」がCD化されて、デニス・ウィルソンのソロ・アルバム「PACIFIC OCEAN BLUE」、カール・ウィルソンのソロ・アルバム「CARL WILSON」と「YOUNGBLOOD」、ブルース・ジョンストンのソロ・アルバム「SURFIN' ’ROUND THE WORLD」と「GOING PUBLIC」もCD化されていて、前々年の1988年にはブライアン・ウィルソンの初のソロ・アルバム「BRIAN WILSON」がリリースされていたし、前年の1989年にはビーチ・ボーイズの新作アルバム「STILL CRUISIN'」もリリースされていたので、一気にビーチ・ボーイズの作品を俯瞰する事が可能になったのです。そんな流れで、1991年2月には、DCCからビーチ・ボーイズのコンピレーション・アルバム「LOST & FOUND(1961-1962)」がリリースされました。このアルバムは、ビーチ・ボーイズが1962年にキャピトルと契約する前にレコーディングした音源をあるだけ全て収録したもので、ブートレグにはなっていた音源の発掘盤です。ビーチ・ボーイズがまだ「ペンドルトーンズ」と名乗っていた時のデモ音源や、ハイトとドリンダのモーガン夫妻のプロデュースでレコーディングした音源を、スティーブ・ホフマンがリマスターして編集した音源集となっています。

コンピレーション・アルバム「LOST & FOUND(1961-1962)の内容は、1「LUAU」、2「SURFIN'」、3「STUDIO CHATTER」、4「SURFIN'」、5「STUDIO CHATTER」、6「SURFIN'」、7「STUDIO CHATTER」、8「LUAU」、9「LUAU」、10「BARBIE」、11「WHAT IS A YOUBG GIRL MADE OF」、12「SURFIN' SAFARI」、13「STUDIO CHATTER」、14「SURFIN' SAFARI」、15「STUDIO CHATTER」、16「SURFER GIRL」、17「JUDY」、18「JUDY」、19「BEACH BOY STOMP(aka KARATE)」、20「SURFIN' SAFARI」、21「LAVENDER」の、全21トラック入りです。21トラックと云ってもですね、実際に演奏しているのは、「LUAU」、「SURFIN'」、「BARBIE」、「WHAT IS A YOUBG GIRL MADE OF」、「SURFIN' SAFARI」、「SURFER GIRL」、「JUDY」、「BEACH BOY STOMP」、「LAVENDER」の、全9曲です。1961年9月15日のデモ音源(1「LUAU」〜2「SURFIN'」、21「LAVENDER」)、1961年10月3日の初めてのレコーディング・セッション音源(3「STUDIO CHATTER」〜9「LUAU」、6「SURFIN'」はキャンディックスからのリリース・ヴァージョン)、1962年3月8日のケニー&ザ・カデッツ名義でのレコーディング音源(10「BARBIE」〜11「WHAT IS A YOUBG GIRL MADE OF」)、1962年2月8日のキャンディックスでのレコーディング音源(12「SURFIN' SAFARI」〜20「SURFIN' SAFARI」)が収録されています。ビーチ・ボーイズと云うバンド名は、シングル「SURFIN'」をリリースする時に、ローカル・レコード会社のキャンディックスが勝手に付けた名前で、サーフィン・バンドだからビーチ・ボーイズでいいんじゃね?みたいに適当に付けられたのです。それが今年(2026年)で結成65周年となっても続いている未来など、全く考えていなかったのでしょう。デモ音源はギター1本だけとかアカペラだし、バンド演奏も稚拙ですが、コーラスは既に出来上がっています。このアルバム「LOST & FOUND(1961-1962)」は、メジャー・デビュー前の音源集ですので、あくまでもマニア向けではあります。

(小島イコ)

posted by 栗 at 23:00| FAB4 | 更新情報をチェックする