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2010年06月11日

「カタセカイ列伝」# 000「片瀬那奈」

first time―片瀬那奈写真集


歌手時代を総括した「夢みる歌謡曲」が四年を掛けて完結し、女優歴を考察している「怪優・片瀬那奈・進化論」も現在に近づいて参りました。そろそろ中断している「THE BEATLES 全曲解説」のつづきを書けとの声も聞こえますが、此処は片瀬那奈ちゃんを記録し考察する場です。(「FAB4」は、とっくに書き上がって居るのよさ。ニーズが在れば、一気に公開します。)

枝葉も受けてて嬉しい限りなのですけど、あたくしが遺したいのは「片瀬那奈の記録」なのだよ。「SEXY」と云うカテゴリでは、此れまで片瀬那奈ちゃんに関連する方々のニュースを折々に伝えて参りましたが、読み返してみたら「何だかよく分んない!」って事になっておりました。其れじゃイカンぜよ。てなわけで、新たに「カタセカイ列伝」と題して、カテゴリも「KATASEKAI」と改め、芳醇なる「片瀬那奈人脈」を考察します。「列伝」ですので、キチンと連なるカタチで進めてゆきます。

基点は、もちろん「片瀬那奈」です。彼女の輝かしい経歴に関しては、ズバリ云いますが、此処「the diary of nana katase(片瀬那奈全記録)」を凌駕するテキストは存在しません。過去ログを辿って頂ければ、其の足跡は克明に記録されており、新たなるファンへの道しるべになると自負して居ります。

さて、最初のバトンを繋いでみましょう。片瀬那奈は、1981年11月7日に生を受けました。其の日に同じく誕生したのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年06月14日

「カタセカイ列伝」# 001「内山理名」

「親愛なる貴方へ…」内山理名フォト&エッセイ集


内山理名は、1981年11月7日生まれの女優です。片瀬那奈とは生年月日が同じ事で企画された「B.L.T.」2000年3月号での対談で知り合い、其れ以来、お互いに「一生の親友」と公言する仲です。芸能界デビューも共に1998年で、同じくスカウトがキッカケで女優の道へと進みました。境遇が一致し、共に書道の有段者でもあり、感性も同じで強く惹かれ合った様ですが、身長差が公称で15センチも違う事への「お互いの憧憬」もポイントが高かったと思われます。掲載された写真を観ると、二人は頭ひとつ程も違う様に感じられます。

デビューは「フロム・エー」のCMで、女優としては片瀬同様に「美少女H」からスタートしました。片瀬は1999年の「美少女H2」で女優デビュウしますが、内山理名は1998年のファースト・シーズンでひと足さきに登場しております。其の当時、筆者は「理名ちゃんゾッコン☆LOVE」となりました。理名ちゃんがいなければ、其の後に那奈ちゃんに転ぶ事もなかったし、此処も存在しません。

両者の共演は「グータンヌーボ(2010年)」などのバラエティ番組では何度かありますが、女優としての共演は2005年の「離婚弁護士II〜ハンサム・ウーマン〜(CX)」第1話のみです。2006年10月期連ドラで、理名ちゃんが「嫌われ松子の一生(TBS)」で主演し片瀬クンが「鉄板少女アカネ!!(TBS)」に助演した際にTBS番宣長尺特番で共演しましたが、インターバルの食事タイムに行動を共にしていた二人のスタイリングがお揃いだったのが目を引きました。どうやら、前日の夜から一緒に遊んでいた様です。

電気配線を得意とする片瀬クンが理名ちゃんの自宅へ出向きやってあげたりもしている様ですが、部屋を探す際にも同行している事実も「土曜スタジオパーク(2010年、NHK)」で明かされました。片瀬クンが歌手時代に作詞した「TELEPATHY」と「Deep Forest」は、二人で広島へ行った時の経験から書かれた楽曲です。「一緒にドライブし水族館でクラゲを眺めてシアワセな気分に浸りました」とか「一緒にいるだけで安心する」などと平然と惚気られる其の濃密な関係は「まるで恋人同士である」とも云われております。(【付記】其の後、片瀬クンと理名ちゃんは「都のかほり(2010年、テレビ朝日)」などでも共演し、二人旅を満喫するラヴラヴ振りを見せ付けております。)

片瀬も語る通りに、素顔はかなりの天然で可愛らしい女性です。其れに反して女優としては「実力派、本格派」と称されるシリアスな演技が高く評価されており、ドラマ、映画、舞台で10余年に渡り第一線で活躍しています。代表作としては、2005年「大奥〜華の乱〜(CX)」、2006年「嫌われ松子の一生(TBS)」、2007年「生徒諸君!(テレビ朝日)」などの主演作ドラマが挙げられます。2008年に「リア王」で初舞台を踏んでからは、2010年に主演し記憶に新しい「天璋院篤姫」など、舞台での活躍が多くなっています。片瀬にとって、同じ生年月日で同じ道を歩む「親友で、ライバル」である内山の存在は大きな励みとなっているのでしょう。

さて、内山理名ちゃんが所属する事務所は「スウィートパワー」ですが、其の後輩で理名ちゃんが主演した「生徒諸君!」で共演したのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年06月15日

「カタセカイ列伝」# 002「堀北真希」

堀北真希 Castella DVD


堀北真希は、1988年10月6日生まれの女優です。2002年にスカウトで芸能界入りし、2003年にデビューしました。所属事務所は内山理名と同じ「スウィートパワー」で、内山先輩が主演した「生徒諸君!(2007年)」で共演しています。スポーツ紙などで使われる「ホマキ」は、ファンは使わない表現の様です。

片瀬那奈ちゃんとは、堀北真希ちゃんが地上波初主演したドラマ「鉄板少女アカネ!!(2006年、TBS)」で共演し、作中で片瀬クン演じる「西豪寺エレナ様」が「ミクロちゃん」と呼んだ事から此処では其れが愛称として定着しました。ミクロちゃんは公称「160センチ」ですし、2010年現在に放映されているCMで携帯電話を演じる「木村カエラちゃん(受胎&結婚、おめでとー♪リグディンドン♪)」と比較しても決して小さくはないのですけど、ま、片瀬クンがデカイからね。

ヲタの世界では「ケータイ刑事 銭形舞(2003年)」で大いに注目され、当時行われたファンクラブ発足会にはアンテツとジンちゃんが目敏く参加した模様です。「歌手・片瀬那奈」の全盛期にあれ程まで熱心に追っかけつつも、青田刈りも怠らなかった彼等の「DD魂」には敬服するしかありません。特にアンテツは「アイドルの事なら何でも知ってる」と思える程で、其の眼力と嗅覚の鋭さには驚愕します。

一般的には、2005年の「電車男(CX)」と「野ブタ。をプロデュース(日本テレビ)」で広く知られ、同年の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」での六ちゃん役で老若男女に愛される存在となりました。其の後も常に第一線で活躍中ですが、近年作品に恵まれていない様に感じられます。ミクロちゃんに関しては、相互リンクして頂いている「MARQUEE MOON(堀北真希と日々の泡)」に詳述されておりますので、あたくし如きがどーのこーの云うまでもありません。でも「ミクロちゃんヲタ」の甥っ子も、「真希ノ助愛好家」として知られる「pirozhki」さんも、近年のミクロちゃん出演作には苦言を呈しておられます。今年2010年には初舞台「ジャンヌ・ダルク」があり、2011年には映画「白夜行」への主演も決まっておりますので、此の辺で真価を発揮して頂きたいと切に望みます。(【付記】2012年のNHK朝ドラ「梅ちゃん先生」のヒロインに抜擢されたミクロちゃんは、当たり役の「ALWAYS 三丁目の夕日」三作目での実質的な主役も決定しており「国民的女優となれるかしらん」との正念場を迎えつつあります。)

さて、「pirozhki」さんが「真希ノ助にとって初のBlu-ray作品がよりによって箸にも棒にもかからないような映画。」と嘆かれていたミクロちゃん主演映画「誰かが私にキスをした(2009年)」で共演されたのが、(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年06月17日

「カタセカイ列伝」# 003「松山ケンイチ」

L change the WorLd complete set[DVD3枚組]


松山ケンイチは、1985年3月5日生まれの俳優です。2001年にホリプロ男性オーディションでグランプリに輝きデビューし、2006年の映画「デスノート」で演じた「L/竜崎」役で大ブレイクしました。片瀬那奈ちゃんとは完結篇の「デスノート the Last name」で共演しています。

片瀬クンは「青森出身の松山クンと撮影時に方言で会話しました(片瀬クンはお母様の実家が青森なので、津軽弁が話せます)」と云っておりましたが、松ケンは「わいは下北弁だから、片瀬サンの津軽弁とは違っていて、よく分らなかった」と明かしています。よく分んないのに片瀬クンに付き合っていたわけで、松ケンは優しいですね。

其の出演作品に「ごくせん」「ビー・バップ・ハイスクール」「NANA」「デスノート」「セクシーボイスアンドロボ」「デトロイト・メタル・シティ」「銭ゲバ」「カムイ外伝」「カイジ」「GANTZ」「うさぎドロップ」などマンガ原作が多く、毎回見事なコスプレを披露する事から「カメレオン俳優」とか「憑依型俳優」と称されている様ですが、此処では単純明快に「マンガ俳優」と呼称しております。其れは本来なら片瀬クンを讃える呼称だったのですが、松ケンには流石の片瀬クンもシャッポを脱ぐでしょう。

「マツケン、全部マンガだよ、マツケン」

(【付記】2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の主役に抜擢され、プライベートでは女優の小雪さんと2011年に御結婚、2012年2月にはお子さんも生まれるそうです。其れで、此処では「マツケン」と呼んで参りましたが、今後は「ヒヨッコ」と呼ばせて頂こうと思います。)

さて、ヒヨッコの出世作「デスノート」で対決した「夜神月」を演じたホリプロの先輩俳優が、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月18日

「カタセカイ列伝」# 004「藤原竜也」

竜也 いまの俺


藤原竜也は、1982年5月15日生まれの俳優です。1997年、舞台「身毒丸」主役オーディションでグランプリを獲得し、鮮烈なデビューを果たしました。ドラマや映画でも活躍していますが、最も高く評価されているのは舞台です。一般的には映画「バトル・ロワイアル(2000年)」「デスノート(2006年)」「カイジ 人生逆転ゲーム(2009年)」などの主演で広く知られています。

片瀬那奈ちゃんとは、彼女が初めて連続ドラマに出演した「天国のKiss(1999年、テレビ朝日)」で恋人役として共演し、初めてキス・シーンを演じた相手役です。2006年には映画「デスノート the Last name」で再共演し、まんまと殺害されてしまいます。「デスノート the Last name」の舞台挨拶で片瀬クンは「竜也クンとは10代だった頃に恋人役を演じて以来の久しぶりの共演だったのですけど、時を経てお互いに大人になりましてですね、竜也クンも立派な俳優さんに成長したなと思う反面、当時と変わらない少年ぽさも感じられました」などと、上から目線で語っておりました。

(【付記】主演映画やドラマでの活躍も続いていますが、矢張り彼の本分は「舞台」の様で毎年しっかりと主演舞台に立ち続けております。そんな姿勢に共感する後輩俳優からの人望も厚く、はたまた虚実綯い交ぜの「武勇伝」も伝え聞きますが、其の辺は検索して楽しんで下さい。ちなみに、片瀬クンが「竜也クン」と呼んだので其れが此処での愛称になりましたが、以前は「セックル王子」と呼称していました。)

さて、其の「竜也クン」が再びマンガを演じた「カイジ 人生逆転ゲーム」で共演されたのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月20日

「カタセカイ列伝」# 005「天海祐希」

明日吹く風のために もっと遠くへ (講談社プラスアルファ文庫)


天海祐希は、1967年8月8日生まれの女優です。1987年に宝塚歌劇団に入団、1993年から月組男役トップスターに就任し、1995年に退団後は映画やドラマに進出し、主演女優として現在も活躍中です。

2003年に研音へ移籍し、片瀬那奈ちゃんとは「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年、CX)」で共演しています。同年に片瀬クンがゲスト出演した「ウチくる !?(CX)」でもVTRでコメント出演しました。当時は未だ片瀬クンの「サッカー莫迦」振りが一般的には広まっていなかった時期ですが、いち早く其の「異常なサッカー通オッサンな側面」を紹介しておられました。(【付記】後に「カエルの王女さま(2012年、CX)」で再共演されました。)

ドラマで主演する様になってからは「離婚弁護士(2004年、2005年、CX)」「女王の教室(2005年、日本テレビ)」「トップキャスター(2006年、CX)」「BOSS(2009年、2011年、CX)」「GOLD(2010年、CX)」など自立した強い女性役が当たり役となり、理想の上司アンケートで常に上位に入る人気を誇っています。此処では「あまみん」と呼ばせて頂いておりますが、タカラジェンヌの恒例なのか、古くからのファンには本名の「ゆりちゃん」と呼ばれている様です。

其れで思い出したのですけど、以前サッカー関連イベントに片瀬クンが出るので観に行った時にサッカー・ファンの女の子達も早くから並んで居て「どの選手のファンですか?」とあたくし達「那奈ヲタ軍団」は訊かれました。片瀬クン目当てだと話すと「ああ、きれいなおねえさんですよね」と返されたのですけど、あたくしたちが「那奈ちゃん」と呼称しているのを聞いて「え?皆さんは、片瀬さんを未だに『ナナちゃん』って呼んでるんですかぁ?」と失笑されたのですよ。あたくしも文章では「片瀬クン」と書いてますけど、会話では「那奈ちゃん」なので「アレレ?変な呼び方してるのかしらん?」と、一瞬だけ思いました。

其れは兎も角として、あまみんはTVドラマや映画に進出したのが退団後の28才だった事から、一般的には30代半ばからより頭角を現した印象があります。歳を重ねるごとに輝きを増す其の姿は、片瀬クンにとっても目指す道でしょうし、尊敬する先輩のひとりだと思います。

さて、あまみんと「離婚弁護士」シリーズや「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏(2004年、日本テレビ)」 などで共演されたのが、(つづく)


(小島藺子)



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2010年06月21日

「カタセカイ列伝」# 006「佐々木蔵之介」

ギラギラDVD-BOX


佐々木蔵之介は、1968年2月4日生まれの俳優です。1990年に舞台でデビューし、長く劇団で活動しました。1999年からTVドラマや映画にも進出し、2008年の「ギラギラ(朝日放送、テレビ朝日)」で連続ドラマ初主演を果たします。現在は、主演作の「ハンチョウ(2009年〜、TBS)」シリーズを始め、映画や舞台でも活躍中です。

片瀬那奈ちゃんとは「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年、CX)」や映画「20世紀少年(2008年、2009年、東宝)」三部作で共演しています。但し、映画「20世紀少年」では同じ場面での共演があったのかは不明です。筆者は此処まで列伝で紹介してきた方々で、内山理名ちゃん、松山ケンイチくん、藤原竜也くんにはお逢い出来た(後に、あまみんにも逢えました)経験があるのですけど、佐々木蔵之介さんにはお逢い出来たのか出来なかったのか、よく分りません。

TVドラマに進出したのが三十路を過ぎてからで、40才での初主演から人気シリーズをモノにした佐々木蔵之介さんは、遅咲きの苦労人です。舞台出身と云う事もあり、ファンに対しても誠実だとの評価も高い俳優さんです。そんな彼の人間性に触れたかも?と思われたエピソードを紹介しましょう。

映画「20世紀少年」に何度もエキストラ参加した際に、あたくしは数多くの「カタセカイ住人俳優陣」にお目に掛かれました。在るロケで、ハットリくんのお面を被って居る俳優さんが居て、なんとなく佐々木蔵之介さんに体型が似ていました。其の俳優さんは、何度もスタント無しで宙吊りにされて降臨してくる場面を撮り直していましたが、吊り上げられる度に違ったリアクションで長時間ロケに参加した我々エキストラを和ませて下さいました。

さて、其のロケで「お前は、俺の親友ドンキーを殺した!」と云う科白をトチッタ際に、咄嗟のアドリブで「お前は、佐々木蔵之介だろう?」(おまいは藤波か?)と云って爆笑を誘ったのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月22日

「カタセカイ列伝」# 007「唐沢寿明」

僕に出来ること


唐沢寿明は、1963年6月3日生まれの俳優です。1980年に本名の「唐沢 潔」としてデビューしますが、なかなか芽が出ず、特撮番組のスーツアクター、スタント、裏方などの長い下積みを経験した後に1992年の連続ドラマ「愛という名のもとに(CX)」で大ブレイクした苦労人です。其れ以後は、映画、ドラマ、舞台、声優、CMなどで常に第一線で活躍しています。

ブレイクしてからの所属事務所は研音で、夫人の山口智子(デビュー作であるNHK朝ドラのヒロインを演じた「純ちゃんの応援歌(1988年〜1989年)」で唐沢と初共演した)も所属しています。ゆえに、夫婦揃って「片瀬那奈の直属の大先輩」でもあります。大河ドラマで共演した天海祐希を研音にスカウトしたのは彼ですし、唐沢をブレイクさせるキッカケ(爽やか路線への転向)を勧めたのは、元・研音の浅野ゆう子です。名実共に、研音の看板を背負うトップ俳優と云えるでしょう。余談ですが、片瀬クンの大親友である内山理名ちゃんはデビュー当時「山口智子・2世」とも云われておりました。

片瀬那奈ちゃんとは、唐沢さん主演ドラマ「小早川伸木の恋(2006年、CX)」の夫婦役で共演し、同じく唐沢さん主演映画「20世紀少年(2008年、2009年、東宝)」三部作で再共演しています。「小早川伸木の恋」では、片瀬クン演じるエキセントリックな妻・妙子との格闘シーン、キスシーン、片瀬クンにとって初のベッドシーン、同じく初の結婚式シーンなどを、タイマン勝負のガチンコで共演をしております。小早川妙子は片瀬クンの女優歴で大きなエポックメイキングな役柄となりましたので、其れを支えた大先輩である唐沢さんの存在は大きいと思います。さらに、映画「20世紀少年」で片瀬クンが演じた敷島ミカの「マトモな演技」が観れるのも、唐沢さんが演じた主人公ケンヂとのシーン(第1章、2008年)だけです。

下積み時代のエピソードなども包み隠さず語る大らかなサービス精神や演技に対する真摯な態度から人望も厚く、共演者やスタッフを始め多方面で慕われ、多くの交友関係を持っています。一時期「沢尻会男子部」のリーダーとも噂されましたが、単純明快に其れは元々在った「唐沢会」が「エリカも、いいんじゃないの」と推してただけだと思われます。エリカ様は確かに才能がありますけど、そんなに力持ちじゃないでしょ。

筆者は映画「20世紀少年」のロケで何度かお目に掛かりましたが、最初に参加したロケで炎天下の野外で四時間も待機して撮影現場に入れた我々エキストラに労いの挨拶する為に壇上へ登場し、いきなりだナァと「コマネチ!」とやらかして場を大いに和ませて下さいました。御本人にお逢いするまでは「キャラ」とか「きよしちゃん」と呼んでいたあたくしですが、其のキャラクターに実際に触れて以来「唐沢さん」と敬意を込めて呼んでいます。

さて、唐沢さんの代表作のひとつである「白い巨塔」で演じた財前五郎の義父「ヌー」じゃなくって「又一」を演じたのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月24日

「カタセカイ列伝」# 008「西田敏行」

DREAM PRICE 1000 西田敏行 もしもピアノが弾けたなら


西田敏行は、1947年11月4日生まれの俳優です。1967年にドラマ「渥美清の泣いてたまるか(TBS)」でデビューし個性的な脇役として実績を重ね、1980年の主演ドラマ「池中玄太80キロ(日本テレビ)」からは主役としてもブレイクします。劇中歌「もしもピアノが弾けたなら」も大ヒットし歌手としても活躍し、不遇時代の大瀧詠一によるプロデュース作もある本格派です。更に、司会者としては「紅白歌合戦」と「レコード大賞」も担当しています。本業の俳優としては数々の主演男優賞を獲得し、2008年には紫綬褒章を受章しました。多方面からの人望も厚く、日本俳優連合理事長も務めている名優です。

片瀬那奈ちゃんとは「こちら葛飾区亀有公園前派出所(2009年、TBS)」第4話で、父娘役で共演しています。西田さんはヤクザの組長ながら、娘の為に更生しようと奮闘するパパの側面を持つ役柄です。自身の代表作をギャグにした何でもアリなエンターテイナー振りや、娘を想う情愛を演じる名演技で大いに盛り上げていました。2010年新春に放映された「新春大売り出し!さんまのまんま(関西テレビ)」でもバラエティ番組ですが、片瀬クンと再共演しています。

代表作は数知れず、改めて紹介するまでも無い俳優界の重鎮のひとりで、還暦を過ぎても未だ衰えぬ多岐に渡る活躍を続けています。映画「椿山課長の七日間」で「一心二体」役を演じた伊東美咲さんと同郷で仲が好かったり、西田さんの物真似をする上島竜兵さんを怒るどころか可愛がりドラマやCMで弟役として抜擢したりと、フットワークが軽いのも魅力でしょう。22作に及んだ主演映画「釣りバカ日誌」シリーズは、寅さん亡き後の松竹看板映画となりました。

さて、其の「釣りバカ」第8作目の「釣りバカ日誌7(1994年)」から2009年の22作目「釣りバカ日誌20 ファイナル」まで15年15作に渡ってハマちゃんの愛妻を演じたのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月25日

「カタセカイ列伝」# 009「浅田美代子」

DREAM PRICE 1000 浅田美代子 赤い風船


浅田美代子は、1956年2月15日生まれの女優です。デビューは1973年のドラマ「時間ですよ(第3シーズン、TBS)」で、同年に劇中歌「赤い風船」で歌手デビューし「アイドル歌手」としても活躍しますが、1977年に吉田拓郎と結婚、引退します。1983年に離婚後、芸能界に復帰し本格派女優として多くの作品で活躍していますが、其の天然キャラが活かされたバラエティ番組でも人気者になりました。

片瀬那奈ちゃんとは「地獄の沙汰もヨメ次第(2007年、TBS)」で母娘役で共演し、絶妙なコンビネーションを披露してくれました。其の際には多くの番宣番組でも共演しています。ドラマの本筋とは別のトコロで浅田&片瀬が何かやっている細かい演技が実に面白く、片瀬クンのコメディエンヌ路線確立に大きくサポートして下さったと思われます。

アイドル歌手時代の歌唱が下手だったと云われておりますが、おそらく其の評価は「ミヨちゃんの物真似」を元にした誤解だと思います。確かに、そんなに上手いわけじゃないのですけど、ミヨちゃんよりも破滅的なジャイアン歌唱をしたアイドル歌手は五万と居ます。2010年に現役のアイドル歌手と比較した場合、寧ろミヨちゃんはコトノハを丁寧に歌っていて素朴で愛らしく、充分に観賞に値する歌声です。

物真似は過剰なデフォルメによって笑いを誘う芸ですから、現役で歌手を続けている方々なら本人との比較で其の大袈裟な差異は認識出来ますが、ミヨちゃんの様に30年以上も前に引退してしまった対象に関しては、いつの間にか「物真似が本物」と云う大いなる誤認が起こるのです。実際に観る現在のミヨちゃんはバラエティで頓珍漢な事をやらかしていますので、アイドル歌手時代を知らない世代は勿論、当時を生きた者ですら「ミヨちゃんって音痴だったよナァ」と信じ込んでしまうのでしょう。

物真似で、本物に近い芸をそのまんまで披露して笑いを取れるのは「プロレスラーの物真似」位じゃないかと思います。其れはプロレスラー自体が面白過ぎるからなのですよ。猪木なんて、どんなに物真似されたって本物のバカバカしさには及びませんからね。ゆえに、高瀬リコを演じる片瀬那奈が「地獄突き」とか「リコちゃん力道山」とか「キラー・カーン!」等と忠実にコピーする姿勢は正しいのだ。おっと、底抜け脱線しちゃったかしらん。

さて、ミヨちゃんをバラエティ番組での天然キャラとして開花させたのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月27日

「カタセカイ列伝」# 010「明石家さんま」

明石家さんま ベスト・コレクション


明石家さんまは、1955年7月1日生まれの芸人です。1974年に笑福亭松之助に弟子入りし下積み時代を経て、1981年に「オレたちひょうきん族」で高田純次の代役で演じたブラックデビルで大ブレイクしました。其の後は俳優としても評価を得て、多くの冠番組を持つ司会者として現在も大活躍中です。

片瀬那奈ちゃんとは、彼が司会する多くのバラエティ番組で共演しています。バラエティ番組に於いても大物芸人に可愛がられている片瀬クンですが、さんま師匠だけは何故か鬼門とも云える程に冷たくあしらわれていました。片瀬クンをデビューさせたインセントの夏見社長は「恋のから騒ぎ」第2期メムバーで、さんま師匠にとって片瀬クンは「直系の孫弟子」と云えますので、大いなる愛の鞭であったと思われます。更に云えば「天敵・西川史子せんせい」も「恋のから騒ぎ」出身ですので、片瀬クンに対する攻撃は「愛ゆえに」と理解出来ます。

それなりにバラエティ番組でも活躍しだした片瀬クンが「恋のから騒ぎ」にゲスト出演した際に、さんま師匠は「お笑いの分らん女やなっ!」と一言で片瀬クンを叩き潰しました。「お笑い通」と自負する片瀬クンにとって、屈辱的な事だったでしょう。其れをバネとして修行を重ねた片瀬クンは、現在では「さんまファミリー」とも云えるポジションに座っています。気が付けば、さんま師匠の十八番であるサッカー番組へも呼ばれる程の寵愛を受ける様になりました。でも、あたくしとしては「さんま師匠まで片瀬クンの魔性に落ちちゃったら、誰が片瀬クンを諌めるのよさ」と、些か不満です。

さて、さんま師匠が演じた、ブラックデビル、アミダ婆、ナンデスカマン、しっとるけ、パーデンネン、など数々の敵役を打ち負かした「タケちゃんマン」を演じたのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年06月28日

「カタセカイ列伝」# 011「ビートたけし」

おれに歌わせろ(紙ジャケット仕様)


ビートたけし(北野武)は、1947年1月18日生まれの芸術家です。ツービートとしての漫才から始まり、「オールナイト・ニッポン」でのディスク・ジョッキー、俳優、歌手、数々の冠番組での司会、大学教授、東スポ客員編集長、そして「世界のキタノ」と称される映画監督など、多方面で活躍する才人です。

片瀬那奈ちゃんとは、ビートたけしが司会するバラエティ番組で何度も共演していますが、北野武監督映画作品への出演は実現していません。筆者にとっては「師匠であるナンシー関さんの師」とも云えるタケちゃんの存在は大きく、かつては「オールナイト・ニッポン」を録音し何度も聞いたり、レコードも愛聴し、主演作や監督作品はほとんど観ています。でも、何となく片瀬クンとは合わない感じがするので、其れ程にはガチンコ共演を望んではいません。

其の数々の足跡は「Wikipedia」でも参照して頂くとして、矢張りプロレス者といたしましては「TPG(たけしプロレス軍団)」に関して言及しておかねばなりますまい。アノ伝説の両国国技館大暴動を引き起こしたのは、猪木とたけしのタッグだったのです。其の日のメインエベントは「猪木 vs 長州」でした。時は1987年12月27日、約一ヶ月前に前田の顔面キックで戦線離脱した長州の復帰戦です。猪木との頂上対決も全日からUターンして以来初めてで三年振りの事でした。

ところが、セミファイナルで組まれていた「ドラちゃん、稲妻ケンゴ vs マサ斎藤、謎の強敵:ビッグバン・ベイダー」に「TPG」が意義を申し立てたのです。リングに土足で踏み込んだ「たけし」は黙して語らず、弟子のガダルカナル・タカとダンカンが観客を煽りました。曰く「ベイダーと闘うべきなのは、猪木さんじゃないですか?」「猪木、逃げるのかっ!」もう、藤波も長州もポカ〜ンです。猪木劇場が始まってしまい「どーですか?お客さん」の名文句で勝手にメインを「猪木 vs ベイダー」に変えてしまいましたから、さあ大変。

可哀相だったのは変更されて「ドラちゃん、稲妻ケンゴ vs 長州、マサ斎藤」になったセミで闘った四人です。怒号渦巻き、リングに物が投げ込まれ「ヤメロ!ヤメロ!」と前代未聞のコールを受けて、涙ながらに闘いました。勝った長州が「頼むから、試合だけはやらせてくれ」とマイク・アピールしても観客は納得しません。すると、何を思ったのか猪木が登場し「だったらオレが長州とやればいいんだろうっ!どーですか、お客さん」と再度のカード変更を強引に決めて、二試合目の長州を倒し、ベイダーとの初対決に挑みました。

今度は猪木が二試合目とのハンデがあり、なな、なんと秒殺でベイダーに負けます。あっ。タケちゃん達は、とっくに居ません。そもそもベイダーをスカウトしたのはマサ斎藤ですし、ピーター本によれば「本当はセミで『藤波がベイダーに負けるシナリオ』を藤波が拒否したので、猪木が『だったらオレがジョブやればいいんだろっ』と云い放ち、其の後の展開を考えた」らしいです。ピーターは藤波がキライだったみたいで、信憑性は如何なものか?って記述も多いのですけど、たぶん此れは本当でしょう。

猪木と長州の試合をサプライズで二試合も観れるって演出は「してやったり」と猪木は思っていたのでしょうが、当時の観客は過激でした。納得がいかない展開に、客席に火をつけ大暴動へと発展します。また、其れを諌めようとして現れた猪木の「みなさん、ありがとーっ!」とゆう究極の「KY発言」が、正しく火に油を注ぎました。翌日の東スポ一面には大きく「猪木が悪い!」と断罪される事となったので御座居ます。アレレ?タケちゃんの話は何処へ。ま、「Wikipedia」でも読んで頂戴。

此の連載は、それぞれの経歴を詳しく語るのが目的では在りません。片瀬クンとの関わりを繋いでゆく遊びです。其の相関図のど真ん中に居るのは片瀬クンですが、それぞれもまた繋がっている摩訶不思議な絵巻を紡いでゆきます。「えっ?此の人から其の人にゆくの?」ってギャップを狙って構築して居りますので「出落ち」芸なんですよ。繋いだトコが、壱番の笑いドコなのよさ。

さて、北野武監督作品「Dolls(2002年)」に主演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月01日

「カタセカイ列伝」# 012「菅野美穂」

HAPPY ICECREAM


菅野美穂は、1977年8月22日生まれの女優です。1992年にバラエティ番組「桜っ子クラブ」でデビューし、翌1993年に女優活動を開始します。1995年から1996年に放送されたNHK朝ドラ「走らんか!」の爽やかな演技で全国的に知られますが、翌1997年の二十歳の誕生日にヘアヌード写真集「NUDITY」を発表し大きな話題を呼びました。其の後も、常にチャレンジ精神を持つ女優としてドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中です。

片瀬那奈ちゃんとは、菅ちゃん主演ドラマ「2001年のおとこ運(2001年、関西テレビ)」で姉妹役で共演し、2011年公開予定の菅ちゃん主演映画「ジーン・ワルツ」で再共演しています。また、菅ちゃんは2006年から片瀬クンと同じ研音に移籍して活動しています。「2001年のおとこ運」は、数在る片瀬那奈出演ドラマでも個人的には愛着がある作品で、第一期女優時代では最高傑作だと思います。菅ちゃん演じる「あたる」と片瀬クン演じる「さくら」の姉妹が、実に好い!

更に云えば、筆者は菅ちゃんを「桜っ子クラブ」から注目し、CDシングルもアルバム「HAPPY ICECREAM」も、写真集「17ans」や「K-FILES」もリアルタイムで買った「其れ也のファン」です。ええ、「NUDITY」も並んで買いましたよ。正直、かなりショックでした。

何故に「桜っ子クラブ」を観ていたのかと云うとですね、当時テレ朝では「ワールドプロレスリング」が土曜日の16時から放送されていて、「桜っ子クラブ」は其の前の時間帯だったのよさ。土曜日が休みだった時にプロレスを観ようと早目にテレ朝にチャンネルを合わせたら、何だか「おニャン子」とか「乙女塾」のパチモンみたいな番組をやってたので、どーせプロレスを録画するんだからとばかりに「桜っ子クラブ」から長回しで録画する様になったわけです。ま、アンテツには負けますけど、あたくしもアイドリアンですからね。

其れで推しメンが「さくら組の菅ちゃん」だったわけさ。基本的に、あたくしは菅ちゃんや理名ちゃんみたいに「ちっちゃい子」が好みなんですよ。なんてったって、元「みあみあ隊」だもの。だから片瀬クンみたいにデカイ子に「ゾッコン☆LOVE」になったのは、摩訶不思議な事だったのです。ま、そーゆーのって、逆に一生モンになるわけだ。(←何を勝手に自己完結してんだ)

さて、菅ちゃんと片瀬クンが共演した「2001年のおとこ運」と「ジーン・ワルツ」の両作品で共演しているのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月02日

「カタセカイ列伝」# 013「田辺誠一」

三代目明智小五郎DVD-BOX


田辺誠一は、1969年4月3日生まれの俳優です。10代から創作活動を始め、「メンズノンノ」専属モデルを経て、1992年に俳優としてデビューします。主演男優賞を獲得した俳優業ばかりでなく、映画監督や脚本も手掛ける才人として、現在も活躍中です。

片瀬那奈ちゃんとは、ドラマ「2001年のおとこ運(2001年、関西テレビ)」「プリティガール(2002年、TBS)」「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年、CX)」第8話、そして2011年公開の映画「ジーン・ワルツ」で共演しています。片瀬クンの親友「内山理名ちゃん」が初主演したドラマ「大奥〜華の乱〜(2005年、CX)」で悲運な夫役を演じた事も付記して置きましょう。片瀬クン出演作品では「田辺さんとの共演作にハズレなし!」と大いに評価している共演者のひとりです。

個人的には、ドラマ「ガラスの仮面(1997年〜1999年、テレビ朝日)」で演じた「紫のバラのひと:速水真澄」でツボにハマった俳優さんです。「ガラスの仮面」は大好きなマンガですし、マヤも亜弓も適役だと思っていたのですけど、何だかみんな疾走してしまいましたね。特に「姫川亜弓」は、あたくしの傀儡である未亜たんの苗字に頂いた程に思い入れが在るキャラクターですので、演じた二人(松本&中村)の呪われた様な其の後の展開には心を痛めましたよ。そー云えば、二代目の亜弓は研音だったナァ。確か「GTO」にも出て居たっけ。ん?何やら片瀬クンとリンクして来た気がしますけど、其れは其れとスル〜しましょう。

さて、田辺さんと片瀬クンが共演した「プリティガール」で主演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月06日

「カタセカイ列伝」# 014「稲森いずみ」

プリティガール ― オリジナル・サウンドトラック


稲森いずみは、1972年3月19日生まれの女優です。1992年にモデルとしてデビューし、自ら売り込んでバーニングプロダクションに移籍した1994年に「フジテレビビジュアルクイーン」に選出され、女優としての活動を開始します。暫くは脇役が多かったものの、1998年のドラマ「ハッピーマニア(CX)」からは主演作も増え、現代劇から時代劇までこなす活躍を続けています。

片瀬那奈ちゃんとは、稲森さん主演ドラマ「プリティガール(2002年、TBS)」で共演しています。其の際に稲森さんが演じた「野山花」は、魔女っ子の様な不思議な役柄で、個人的にとても好きです。好きな女優さんのひとりでも在りまして、出演作はほとんど観ていますが、未だに「野山花」が個人的にはベストです。

気が付けば、いずみちゃんもアラフォーになっておりますが、近年も「篤姫(2008年、NHK)」での滝山役、「アイシテル〜海容〜(2009年、日本テレビ)」での母親役、そして「怪物くん(2010年、日本テレビ)」でのデモリーナ役など、確かな存在感を魅せる様々な役どころを演じています。

此のところ、シリアスな役柄が続いていて、コメディエンヌとしてのいずみちゃんをデモリーナには期待したのですけど、過剰なコスプレ姿でも思いっきりシリアス演技だったのでスカされました。まぁ、アレはアレで好いんですけどね。

さて、「アイシテル〜海容〜」と「怪物くん」で、二年連続でいずみちゃんと共演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月10日

「カタセカイ列伝」# 015「川島海荷」

MajiでKoiする5秒前


川島海荷は、1994年3月3日生まれの女優です。小学6年生時の2005年にスカウトされ、翌2006年にドラマの子役でデビュー、2007年には「9 nine」に加入しアイドル歌手デビューも果たします。其の後も順調に活躍の場を広げ、現在、ドラマ、映画、CMと引っ張りだこの若手注目女優のひとりです。

片瀬那奈ちゃんとは「ブラッディ・マンデイ(2008年、TBS)」で共演しています。片瀬クンが演じる宝生を、姉や母の様に慕う遥(主人公の妹)を熱演しておりました。宝生はスパイですが、護衛していた遥に対しては情を捨て切れない役どころで、緊迫した展開のドラマでの二人の交流は心温まるエピソードでした。

「うみに〜」は、片瀬クンと共演した以外では「アンテツと誕生日が同じ」と云う事と、CMでの「こっぷんか〜!」で注目しました。アノCMで「こっぷんか〜!」と云わせたスタッフは凄いですね。何せ、あまりにも「こっぷんか〜!」が印象的で、何のCMなのか未だに知りませんよ。他にも「うみに〜」は沢山CMに出ていますが、明らかに「こっぷんか〜!」が秀でています。

(【付記】ところで、主演ドラマ「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA(2011年、TBS)」って、一体、何だったのでしょう。深夜ドラマって「若手女優をぶっ潰す」為にあるのでしょうかしらん。やっぱ、深夜ドラマなら片瀬クンですよっ。)

さて、其の「こっぷんか〜!」で「うみに〜」と共演していたのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月14日

「カタセカイ列伝」# 016「田中要次」

愛と不思議と恐怖の物語 [DVD]


田中要次は、1963年8月8日生まれの俳優です。(8月8日は、あまみんのお誕生日でもありますね。)元国鉄→JR東海職員から1989年に俳優に転職しました。撮影スタッフも経験し、1994年から俳優に専念します。其の後は数々の映画やドラマで個性的な脇役として活躍中です。タランティーノ監督の「KILL BILL(2003年)」にも出演していますが、表記は別名の「BoBA」でした。

片瀬那奈ちゃんとはドラマ「アベレイジ〜売り切れの憂鬱〜(2008年、CX)」で共演し、絡みが無いもののドラマ「不機嫌なジーン(2005年、CX)」やバラエティ「サラリーマンNEO(2007年、NHK)」、映画「20世紀少年(2009年、東宝)」でも名を連ねています。更に片瀬クンが完結篇に出演した映画「デスノート(2006年)」の前篇にも田中さんは出演しています。

そして、片瀬クンと田中さんの濃い共演と云えば「浜田警察緊急出動スペシャル!〜本当にあった男と女のサスペンス劇場〜(2008年、読売テレビ)」と「Champions Lovers〜欧州CL再燃〜(2009年、CX)」が在ります。

前者は再現ドラマを有名俳優が演じるバラエティで、片瀬クンが田中さんの隣人で、壁に穴を開けて田中さんの部屋に侵入し盗みを繰り返す事件を、基本的には二人芝居で演じました。後者は「UEFAチャンピオンズリーグ」決勝トーナメントを展望するサッカー関連番組ですが、田中さんはお得意のバーテンダーを演じ、片瀬クンが異常なサッカー好き美人客を演じる二人芝居が狂言回しとして描かれています。ま、こっちは演技と云うよりも、単に片瀬クンが「素でサッカー莫迦を晒している」感じです。

さて、縁が深い竹中直人監督作「山形スクリーム(2009年)」にもBoBAは出演していますが、其の映画に主演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月20日

「カタセカイ列伝」# 017「成海璃子」

12歳/成海璃子ファースト写真集


成海璃子は、1992年8月18日生まれの女優です。1997年に子役劇団に入団し、本名での少女モデル活動を経て、2000年にドラマ「TRICK」で女優デビューします。2004年に研音に移籍と同時に芸名「成海璃子」としての活動を開始し、其の後は多くの映画やドラマで主役として活躍しています。

片瀬那奈ちゃんとは、映画「きみにしか聞こえない(2007年)」で共演しています。とは云え、実際に撮影での共演は無く、初日舞台挨拶で初めて顔を合わせると云う奇妙な共演となりました。確かに、二人の役柄から考えても相対する場面は有り得ない設定です。

「りこりこ」と片瀬クンの所属事務所は同じ研音で11才の歳の差がありますが、芸歴は5才から始まった「りこりこ」の方が先輩です。同じ「セントラル子供劇団」から研音に移籍した志田未来ちゃんは一歳下ですが、志田ちゃんは「成海さん」と呼び「りこりこ」は「未来ちゃん」と呼ぶ様に、上下関係がハッキリしています。

椎名林檎ちゃんのファンである事も有名で、カラオケでは一人でアルバム曲順に全曲歌い続ける程にお好きらしいのですが、特に好きなのが「無罪モラトリアム」って、、、えっと、1999年に「りこりこ」は那奈才ですよ。七つで「無罪」っすか、、、。それでニルヴァーナ好きってのは兎も角、INU、村八分、猛毒とかも好きみたいです。ピアノ、ギター、三線を弾きこなすし、手強いナ。ま、「きみにしか聞こえない」の舞台挨拶でお目に掛かった時の印象は「育ち盛りの明るい普通の女のコ」でしたけどね。

さて、「りこりこ」と「きみにしか聞こえない」で共演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月26日

「カタセカイ列伝」# 018「小出恵介」

シュアリー・サムデイ(DVD付)


小出恵介は、1984年2月20日生まれの俳優です。オーディション情報誌に応募した事がきっかけで2003年に俳優デビューし、主役から脇役まで様々な役柄をこなす演技力で幅広く活躍中です。帰国子女(インド)で慶大卒の所謂ひとつのインテリで、英語、中国語、ヒンディー語が話せます。

片瀬那奈ちゃんとは、映画「きみにしか聞こえない(2007年)」で初共演しましたが、共に主要人物で在り乍ら劇中での絡みは一切ありません。公開初日(2007年6月16日)の舞台挨拶で初めて顔を合わせました。其の日は小出クンが出演したもうひとつの映画「キサラギ」の初日でもあり、小出クンは二つの映画の舞台挨拶を梯子してファン・サービスに勤しみました。

其の二人の本格的な共演となったのは、2009年から2010年までシリーズCMとして流れてた「ジョージア」です。小出クンが自動販売機でジョージアを買うと異空間へワープして、片瀬クンが演じる謎の美女にジョージアを渡されるのが基本設定で、片瀬の決め台詞は「ようこそ、ジョージアへ」です。毎回変わる片瀬クンのコスプレも見どころとなっています。以下、簡単なリストをザックリと記して置きましょう。

 01.「プールサイド篇」2009-8(青いビキニ姿でプールから片瀬が登場し「へとへとね」)
 02.「エジプト王宮篇」2009-9(クレオパトラ姿の片瀬が「御褒美よ」)
 03.「リングコーナー篇」2009-10(ボクサー小出のセコンドで、ヘソ出し片瀬が絶叫)
 04.「帰還した男篇」2010-1(宇宙から帰還した小出を出迎えた片瀬がハグ)
 05.「ハズレてうれしい篇」2010-1(片瀬の単独出演で、他のCMとコラボ)
 06.「未来からの使者篇」2010-2(銀色案山子星人の片瀬が宙吊りで現実世界へ登場)
 07.「クイズ番組篇」2010-3(クイズ解答者の小出を、片瀬が肩越しにアドバイス)
 08.「冷静な信長篇」2010-4(小出信長に付き添う片瀬の時代劇版で、決め台詞なし)
 09.「目隠し篇」2010-4(妖艶なドレス姿の片瀬が、小出に目隠しプレイ)
 10.「Wグリップ開発の裏側篇」2010-6(小出&片瀬の出演なし)
 11.「こだわりのバリスタ篇」2010-6(小出の単独出演)

(【付記】片瀬クンの出演は結局「目隠し篇」が最後となり、其の後の「アフタヌーン娘。篇」などにも小出クンは続投するものの、ダウンタウンの登場後、フェイドアウトしました。)

小出クンは、筆者が部屋にポスターを貼っている唯一の俳優サンです。ま、片瀬クンと一緒のジョージアなわけだが。さて、小出クンが「きみにしか聞こえない」と同日公開の映画「キサラギ」で共演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年08月02日

「カタセカイ列伝」# 019「ユースケ・サンタマリア」

交渉人 真下正義 スタンダード・エディション [DVD]


ユースケ・サンタマリアは、1971年3月12日生まれのタレントです。1994年にラテン・バンド「BINGO BONGO」のヴォーカル兼司会でメジャー・デビューし、「アジアNビート(CX)」の司会等を経て、1998年から「踊る大捜査線(CX)」シリーズへの出演を機に俳優としても活動し、現在は主に俳優と司会で活躍しています。

片瀬那奈ちゃんとは、ユースケさんが連ドラ初主演した「花村大介(2000年、関西テレビ)」第7話で初共演し(片瀬クンはゲストで真犯人役)、片瀬クンの銀幕デビュー作である「冷静と情熱のあいだ(2001年)」では恋人役で再共演しています。但し、此の映画での片瀬クンの出番は僅か数十秒しかありません。2001年のドラマ「できちゃった結婚(CX)」第1話や、2009年の映画「20世紀少年 第2章」でも絡みはありませんが名を連ねています。

バラエティ番組では、ユースケさんが草なぎクンとレギュラー出演で1998年から続く長寿番組「『ぷっ』すま」に片瀬は何度かゲスト出演しています。以下、其のリストです。

1.「2006年6月27日」
  アンガールズと「ココ 1 当てまSHOW !!」(「ビバ!山田バーバラ」番宣)
2.「2007年4月24日」
  劇団ひとりと「ペア当て眼力バトル !! リアル神経衰弱」(「片瀬ひとり」他局で復活!)
3.「2008年3月18日」
  金子 昇と「ザ・スピードマスター決定戦」
  (「いのちのいろえんぴつ」「未来遊園地2」番宣)
4.「2008年6月24日」
  劇団ひとりと「ココ 1 当てまSHOW !!」(ムームーで「フラガール」モード)
5.「2010年9月7日」
  高田延彦と「世界の料理翻訳バトル!」(ソーセージで、大悶絶!)
6.「2010年11月2日」
  ザキヤマと「ギリギリマスター!」(ザキヤマの股間にボールを直撃!)

さて、ユースケさんが主演したドラマ「今週、妻が浮気します(2007年、CX)」で共演されたのが、(つづく)


(小島藺子)


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