nana.812.png

2009年10月17日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#045:「A・I・O」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD) MUSIC


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:RAM RIDER
 Arrangement:RAM RIDER

 Mix:Dave Ford

 Programming:RAM RIDER
 Guitar:Hideo Someha , Akira Fujieda
 Chorus:Junko Hirotani , Bang!

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」08)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)


「本格的なフィルター・ハウスで、可愛く日本語が英語に聴こえる様に作詞した好きな曲」と片瀬自身が語る「A・I・O」は、彼女の嗜好性が最も反映された楽曲でしょう。片瀬は多くのアルバム候補曲の中から、最初の段階で迷わず此の楽曲を選び自ら詩をつけたのでした。

作編曲・演奏を担当した「RAM RIDER」は無名の新鋭サウンドクリエーターでした。片瀬盤から一年後の2004年にマキシ・シングル「MUSIC」で彼はソロ・デビューしますが、其のカップリング曲で在る「ミラーボール」は「A・I・O」のセルフ・カヴァーでした。RAM RIDER 氏の日記には「ミラーボールは僕が生まれてはじめて作った歌モノで、デモテープ作った3ヵ月後には片瀬那奈さんのアルバムに入っていたという思い出の曲。彼女のアルバムもすごく良かったなー。」との記述が遺されております。片瀬は「RAM RIDER を見いだした恩人」なのです。

渋谷タワレコでの視聴コーナーで片瀬が流したのは「Deep Forest」と「A・I・O」でした。当時一世を風靡して居た「朝本浩文」と全く無名だった「RAM RIDER」を、片瀬は同じそ上にのぼせ「片瀬那奈的音楽」へと料理してしまいました。RAM RIDER のデモを気に入りチョイスした片瀬の構想に在ったのが「未知なる音楽」だった事は明確で、お手本にしたのが「洋楽ハウス」であった事も「英語みたいな日本語」を意識して歌った事実から伺えます。完全なるエレクトリック・サウンドをバックに、珍しくエフェクターをかけた「テレパシー・ボイス」を本人も語る様に過剰に可愛らしく歌った「A・I・O」は、決して「無機質」な音楽にはなっていません。其れは驚く程に「エモーショナル」です。片瀬那奈の音楽に共通する「魔法」のひとつとは「最新型の電気式音楽で在り乍ら、温かいぬくもりが感じられる」事なのです。其れは、片瀬自身が例えば「SASHA」を聴いた時に感じた不思議な感覚を具現化した試みでした。片瀬は思い描いた通りの新たなる音楽を、うっかり創造してしまったのでした。

「A・I・O」で片瀬が提示した世界は、五年後に「Perfume現象」として大衆性を獲得します。其の未来を2003年に確信を持って預言していたのは、鬼畜系雑誌「BUBKA」での「同志・宇多丸」による「マブ論」だけでした。そして「那奈ヲタ」で「マブ論」を初回から絶賛していたのは「アンテツあにい」とあたくしだけでした。そんな事実からも、僕らは「竜虎」と呼ばれるのです。カミングアウトしましょう、アンテツとあたくしは「ニュータイプ」です。だからこそ「片瀬那奈ちゃんを拝む」のだよ。

那奈ちゃんは「別格」です。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#046:「The Wings」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:DAMON MEEKS AND BOB MENDELLSON
 Arrangement:Sadahiro Nakano

 Mix:Dave Ford

 Programming:Sadahiro Nakano
 Guitar:Tomoya Fukuchi
 Chorus:Kumi Sasaki

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」09)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)


「昔から聴いていた曲で、プロデューサーの恩田さんの趣味で80年代のアイドル・ユーロになった」と片瀬がにやにやしながら語った「The Wings」は、実演でも「ピンクのつなぎで歌のおねえさん」な格好で披露され、可愛らしい振り付けを老若男女で一緒に踊った想い出深い楽曲です。片瀬発言から「もしかしてカヴァー?」とも察せられますが、原曲を発見出来ず未だ真偽は不明です。

片瀬自身も「小さいコ達にも人気がある」と認識していた様に、片瀬楽曲の中でも最もアイドル歌謡を意識したツクリになっていますが、其のお手本は「ユーロビート」でした。「和製カイリー」と称された片瀬が素晴らしいのは、彼女が当時の「21世紀型・新生カイリー」の翻訳だけに留まらず、デビュー当時の「ユーロのアイドルだったカイリー」さえも取り込み、更には其の「ユーロのアイドルだったカイリー」の日本語カヴァーで日本で大衆性を得た「WINK」までカヴァーする「確かな歴史認識に基ずく芳醇な音楽観」を持って一貫した活動を行ったからです。ゆえに「和製カイリー」とは「揶揄」を超え、彼女の音楽を賞賛する代名詞になったのです。

新たな創造には、先達の遺産は不可欠です。如何なる芸術も、其れ以前の作品の上に成立しています。「盗作」とか「パクリ」なんて淋しい云い方しか出来ないのなら、其れは「過去の芸術」すらも全て否定する事にしかならないのです。確かに「犯罪的な盗用」も芸術には起こりえますが、例えばカイリーの「Love At First Sight」ベーシック・リズムパターンを意識して創られた「Babe」の様な楽曲を「盗作」とは呼べません。其れを云い出したなら「ブルースは全部ロバート・ジョンソンの盗作」とか「ロケンロールは全てチャック・ベリーの模倣」って話になってしまいます。「漫画で映画手法を用いたら、みんな手塚治虫のマネ」とか云われたら、もうお話になんないじゃん。そうじゃなくって、アトムを許可無しに使用して漫画を書いたら「盗用」なんですよ。浦沢クンの「プルートゥ」を「盗作」とは呼ばないざんしょ?其れは、原作って謳ってるからじゃなくって、「20世紀少年」には「手塚治虫」の名前なんて冠されてないけど「明らかな影響」は其のタイトル・ロゴだけからでも明白に分るけど「盗作」じゃないじゃん。「歴史観」が無い稚拙なガキじゃなきゃ「パクリ」とか云って笑えないんだよ。若造どもは、もっともっと沢山読んで聴いて観て、勉強してから発言しなさいね。カンラカラカラ。

「Babe」で御馴染みの「kenko-p」サンによる詩は、子供も口ずさんだ可愛らしい楽曲に反して「確信犯的なまでにもエロ歌詞」です。空を飛ぶ二羽の鳥に例えて歌われるのはズバリ云って「性愛」の「暗喩」ですが、最後には直接的に「触れあったその体温はぬくもりと呼ぼう」とまで云い切ってしまいます。此の楽曲は「性愛讃歌」なのですが、実際に其れが実演で披露された時に微塵もいやらしさは感じられなかった。かつて「LET'S GET IT ON」を世に問うた時にマーヴィン・ゲイは「SEXは美しく素晴らしい事なのだから、僕は堂々と其れを歌ったのだ。ちっとも恥ずかしい事なんかじゃない」と高らかに宣言しました。そんな歴史的事実を知ってか知らずか、片瀬は同じ道を歩んだのです。

「Babe」から始まったアッパー系四曲の最後を飾る「The Wings」のエンディングはコーラスとの掛け合いで大いに盛り上がりますが、フェイドアウトせずに静かに着地して途切れます。其れは次曲「Teardrops」のイントロへと絶妙に繋がります。アルバムは、未だ終っていません。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#047:「Teardrops」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:rom△ntic high
 Music:Jun Sasaki
 Arrangement:Jun Sasaki

 Mix:Masashi Matsubayashi(Think Sync Integral)

 Produced & Arranged by Jun Sasaki
 for ROUG TOUGH PRODUCTION
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」10)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)


「R&B楽曲で、朝本さん同様に佐々木さんがスタジオに来られての制作だったので空気感が違った。アルバムでも異色の大人っぽい感じ」と片瀬が解説した「Teardrops」で、アルバムは終盤を迎えます。佐々木サンは MISIA への楽曲提供で御馴染みで、確かに朝本サン同様に「既に名の知れた存在」でしたから、此の楽曲も目玉のひとつとして用意されたのでしょう。朝本氏も佐々木氏も実際にスタジオへ出向き、片瀬と共に楽曲を制作しました。片瀬に賭けた周囲の大きな期待感が伺えます。

確かに「Babe」のカップリング曲「for you」以上に本格的な「R&B バラッド」である「Teardrops」は、収録された位置がアッパー系四連発の直後で在る事からも明らかに異色ですが、其れも「片瀬の企み」でした。ダンスフロアならチークタイムへと、見事に片瀬は誘います。「The Wings」から「Teardrops」へ繋がる時とは、アルバム「TELEPATHY」で最もスリリングな部分です。「静」から「動」へと変換した「Shine」〜「Babe」も見事でしたが、其れ以上に「動」から「静」へと帰着させた「The Wings」のエンディングから「Teardrops」へ移行する展開は素晴らしいと思います。

片瀬那奈のアルバム「TELEPATHY」は、構成された楽曲がフェイドアウトを頑なに拒否し、常に次曲へ繋ぐ為のアウトロで終ります。全13曲中の11曲目までが本編として在り、次曲の「REVENGE〜未来への誓い〜」で美しい終止和音でアルバムは完結します。其の後の2曲はアンコールのボーナス・トラックですので「FANTASY」はフェイドインで始まり、二度目の登場となる「Shine」はフェイドアウトで終るのです。個々の楽曲の完成度も其の多くがヒット・シングルとしても成立した程に高く(アルバム「TELEPATHY」に再収録された6曲が収められた先行シングル三枚は、すべてチャートで「トップ20」内にランクインした堂々たるヒット作品です)、かつ全体で大きな叙情詩をも思わせる連続した組曲にも成っています。此れこそを「トータル・アルバム」と呼ばなければ、僕は「ロックの人」として生きて来た半世紀近い自分の音楽観や美意識を、いえ、芸術を愛し続けた人生すらをも、全否定する事になるのです。正直に云えば、僕自身が片瀬那奈に其処までは期待していなかった。当時、実は、僕が最も困惑していたのです。「僕が好きなアイドルは、途轍も無い存在なんじゃまいか?」と「この気持ちをどうしたらみんなに伝えられるんだろう?」と、僕は途方に暮れました。其れでも、確かに片瀬那奈のアルバムは、僕にとって至上の名作として対峙したのです。

其処に貫かれたのは、楽曲的には片瀬那奈の頑固なまでにこだわり抜かれた「電気式音楽嗜好」ですが、彼女自身も多くを担当した作詞にも一貫性が在ると云えます。前述した様に、片瀬那奈のオリジナル楽曲には「ネガティブ」な詩が皆無です。其れが象徴されるのが、片瀬本人も「バラードだけどポジティブな詩を書いた」と云ってのけた名曲「Shine」ですが、此の本格的な「R&B バラッド」である「Teardrops」の詩もより深く其の事実を伝えます。「Shine」を共作した「rom△ntic high」氏による歌詞で印象的なのは、感傷的な美しい旋律に乗せて過去を懐古する内容も含みタイトルも「涙」と一見後ろ向きな展開になり勝ちなのに、現在進行形のカップルを観た場面で「あの日の二人を重ねたら思わず笑顔になる」と歌われる部分です。更に「涙の数だけ輝いたあの想い出」は「変わらない真実」で在り「未来の僕らに捧げよう」とまで云い切られてしまいます。何と云う「前向き思考」なのだ、イズントイット?ですよっ。

後に奇跡の初舞台と賞賛された「僕たちの好きだった革命」で彼女が演じたのは「未来(みく)」で、彼女から「何故、そんなに熱くなれるの?」と問われた主人公の山崎クンが「僕は未来(みらい)を信じている」と云い切る名場面が在りました。でも、其の遥か以前から、片瀬那奈は常に「未来を信じて居た」のです。彼女は「未来」と云うコトノハを多く歌いました。確信を持って「未来を信じている」と明言したのです。根拠なく云うのでは無く「過去を肯定しハプニングさえも強さに変えたからだ」と云ったわけだよ。事実、片瀬那奈はそうして生きて来ました。そして、五年近い女優としてのキャリアを捨ててまで音楽活動に賭けたのですから、説得力が違った。正直に云えば、逢った事も無いジョンやジョージやブライアンの人生観を歌った作品よりも、僕にとって片瀬那奈の人生観を歌ったアルバム「TELEPATHY」は、より衝撃的でした。僕はおそらく「ロック」や「ポップス」と同じ位に、人並み以上に「アイドル歌謡」も聴いて来たとは思いますけど、こんな世界観を持つアルバムを聴いたのは初めてでした。其処には明確に片瀬那奈自身の主張が在りました。「ハダカのカタセ」が立って居た。正に「片瀬の魂」が込められた傑作だったのです。

片瀬がアルバム「TELEPATHY」で歌うのは、絶対的な「性善説」で在り、其れは「人間の存在不安(自我が在る故に、自己の存在矛盾に悩む)」に対する「宣戦布告」です。彼女は「己が何故生まれ存在するのか?」を「人は何処から来て、何処へゆくのか?」を歌いました。其れは自作解説でもハッキリと語られていて、決して無自覚で行った事では在りません。片瀬那奈は自らの意志で、永遠なる哲学的なテーマを歌ったトータル・アルバムを創ったのです。「あたしは何故、此処に居るのだろう?」と自らに問いかけ、其れまでの21年間で得た思考を世に問うたのです。「21才の片瀬那奈のすべて」を、音楽作品として提示しました。此処まで徹底的に個人の内面を歌い更には他者との繋がりを求め生きることの素晴らしさを全肯定した作品は、稀有です。何が一体其処まで片瀬那奈を前向きにさせたのでしょう?何故、片瀬那奈は過去も現在も未来も全てを肯定するのでしょう?「涙」さえも「未来」へと昇華させた片瀬は「REVENGE〜未来への誓い〜」へと繋ぎます。答えは其処に在りました。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#048:「REVENGE〜未来への誓い〜」album version

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:Makoto Atozi
 Music:Hiroko Shigezumi
 Arrangement:k-muto

 Mix:Tuyoshi Inoue(I to I communications, inc.)

 Programming:k-muto
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」11)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)

 テレビ東京系TVアニメ「人間交差点」オープニング・テーマ


アルバム「TELEPATHY」の本編ラストを飾るのが「REVENGE〜未来への誓い〜」です。片瀬本人も解説で「寝る前に聴いて、リセットして生まれ変わって」と語っておりますので、あたくしは持論に大いなる自信を持っておりますよっ。収録されたのは、シングルと完全なる同一音源だと考えられます。僅か乍らも時間差が確認出来る他のシングル既発楽曲とは違い、此の曲はシングルもアルバムも「5'10''」です。ちなみに、シングルにカップリングされたインストは「5'08''」で、なな、なんと後の「Reloaded」収録は「5'09''」なのです。本当に那奈ちゃんが好きなら、是非、此の辺の「ビミョーな違いを楽しんで下さいね☆」(小野未来声で)

ところで、此のアルバムの解説で何かと例えに出している「ジョンの魂」をアナログ盤で今聴き乍ら書いています。僕が此の作品を初めて聴いたのは、中学生で14才の頃でした。勿論、未だジョンは生きているどころか、隠居前の最新作「心の壁、愛の橋」が出た頃で現役バリバリだったのです。「真夜中を突っ走れ」や「夢の夢」がヒットしていました。いや、でも其れは異国の話で、洋楽を聴いてる子供なんて珍しかった時代です。学内でも数少なかった「ビートルズ好き(クラスに一人か多くて二人でした)」でレコードを貸し借りしてて(1970年代中頃にはレンタル店なんてなかったのだよ)、在る時に小学生の時から洋楽を聴いていた「K」クンが「コレもビートルズなんだから聴いてみろよ」と、メアリー・ホプキンのシングル盤「グッドバイ」と一緒に貸してくれたのが「ジョンの魂」でした。

14才だった僕は、吃驚した。まず、英語なのに「何を歌っているのかが分った」のです。田舎の中学生の英語力で意味が分ったのです。其れまでは、英語ってよく分らなかったけど、一気に理解出来る様になりました。だってさ「MAMA DON'T GO ! DADDY COME HOME」で「LOVE IS REAL REAL IS LOVE」ですよ。分るじゃん。分るって、面白いんだよ。きっと、僕が後に英米文学科に進んだ未来を決めた瞬間だったと思います。其れに楽器の編成が基本的に単純な「ギター、ベース、ドラム」の三人で、僕は初めてバンドをやろうとも思ったのでした。

でも、何よりも僕は最初に「こんな気持ち悪い音楽を初めて聴いた」と思ったのです。特にシャウトする「I FOUND OUT」とか「WELL WELL WELL」とかに強烈な嫌悪感を感じました。ビートルズの曲でも、初めて聴いた時にはサイケなジョンの曲はコワかったんです。気持ち悪かった。でも、其れ以上に「裸のレノン」は不気味でした。もう当然乍ら当時大流行のハードロックだって聴いていたんです。なのに「ジョンの魂」ほどの衝撃は受けなかった。後のパンクですら、此処までは驚かなかった。「何故にこんなに叫ぶのか?一転して優しく歌うのか?単純な3ピースなのに、どうしてこんなにも心を打つのか?」クラシック少年だった僕は、只只、驚いた。今、僕はまたしても驚いている。「あれれ、『ジョンの魂』って、結構遊び心も満載な優れたポップ作品じゃん!構造的に『SGT. PEPPERS』とおんなじ事をやらかしてんじゃん!流石、レノン、役者だナァ」なんて余裕も在るけど、「演技者・レノン」の叫びは「真実」でも在り続けるのです。レノンはシリアスを演じていたのだけど、其処には確かな「生身のジョン」がいたのです。永遠に他者の心を打つ魂の叫びが込められた眞の芸術作品です。此れが「虚構」だ。凄いよ、やっぱり。

「ジョンの魂」は、ジョン・レノンが「ビートルズを創り常に中心に居た存在だった」からこそ成立しています。リンゴが「僕はビートルズを信じない」と歌っても「あ、そう。そりゃ、そうだよね」でお終いですけど、レノンが云ったからこそ「おいおい、そりゃないぜ!」となるわけです。創始者でリーダーだった「ビートルズ時代」や其れ以前の幼少期まで遡った自分史を全て明かせる彼自身にしか絶対に創れない作品だからこそ、当時のチャート位置(英国13位、米国6位、と元・ビートルズの解散後初ソロ作では最悪の成績)などを超えて「永遠の名作」となったのです。其の真摯な姿勢は、正に片瀬那奈の音楽活動にリンクします。アルバム「TELEPATHY」は、片瀬那奈が自分史を込めた作品でした。彼女以外には、絶対に創れない作品です。其れをパーソナルなモノに留まらせずに、万人の共感を得ようと試み成果を得たのですから、独自の素晴らしい芸術作品と断じて好いでしょう。

片瀬那奈が歌う「REVENGE〜未来への誓い〜」に、僕が涙しない理由など無いのです。僕も今では確かに未来を信じている。だって、其れを作るのは僕たち自身だからさ。僕は、片瀬那奈ちゃんに出逢うまでは、そんな簡単な事すら知らなかったんだ。那奈ちゃんが僕たちに与えて続けているのは「愛」です。僕たちは、那奈ちゃんに愛されている。そんな絵空事みたいな不思議な気持ちにさせてくれる「虚構」は、なかなか居ない。洋楽とかマンガとか映画とかでしか、僕は知らなかった。片瀬那奈ちゃんに出逢うまでは、何にも分かっていなかった。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#049:「FANTASY」Album Mix

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Seikou Nagaoka
 Arrangement:Seikou Nagaoka

 Mix:Dave Ford

 Programming:Seikou Nagaoka
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」12)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)

 テレビ東京系アニメ「ヒカルの碁」オープニング・テーマ
 (第六十一局〜第七十五局=最終回)


「REVENGE〜未来への誓い〜」でアルバムは完結します。最後の二曲は既発シングル曲の別ミックスで、アンコールです。アンコールの最初は「FANTASY」の別ミックスで、シングル『GALAXY TELEPATHY FANTASY』では全体の流れから少し浮いた感じでしたが、此処では Dave Ford によるミックスに代えられ統一感のある音色になりました。シングルよりも一分近く長いミックスは、イントロにエコーが掛かったコーラスが加わり、エンディングもなかなか終らない「名残惜しいヴァージョン」となりました。

「アニメの主題歌だったからダイレクトに前向きな詩を書いて、子供から大人までみんな好きになってくれてあたしも好き」と片瀬自身が解説する「FANTASY」は、実演でも定番曲として披露され、しゃがみこんで子供目線で歌われた事もあり、未来の「美月うらら姫」を予感させる様な「歌のおねえさん」振りを魅せたファンにも人気が高い楽曲です。

先行シングル曲から此の曲だけがシングル・ヴァージョンを収録されなかったのは、シングル・ヴァージョンがアニメ「ヒカルの碁」の主題歌として制作されたからです。「ヒカルの碁」の主題歌は、前述の其れを集めたコンピレーション盤が発売された様に同一のスタッフによって制作されていたシリーズ音源でした。其のアレンジやミックスはアルバムに其の侭収めるには異質です。現にシングル『GALAXY TELEPATHY FANTASY』では明らかに「FANTASY」が流れを切ってしまいました。然し乍ら、TVで流れているアレンジではない「FANTASY」をシングル化するわけにもいきません。其処で、二種のミックスが制作され、アルバムには統一感のあるより「片瀬式」な音源が収められたのでしょう。

尚、シングル・ヴァージョンの「FANTASY」は後に「Reloaded」で初めてアルバム収録されますが、其れは実際のシングル・ヴァージョンよりも「2秒も短い」ミックスです。ゆえに、純然たる「FANTASY」のシングル・ヴァージョンは「ヒカルの碁 主題歌全集〜ベスト オブ ヒカルの碁」と「SINGLE HITS COLLECTION 〜Best Of avex anime〜」のアニメ企画盤に再録された以外にはシングルでしか聴けません。つまり片瀬那奈名儀の作品では「シングル盤でしか発売されていない貴重な音源」です。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#050:「Shine」MAD FAT PAD MIX

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE、Satomi & rom△ntic high
 Music:Ryouki Matsumoto
 Arrangement:Manao Dai
 Strings Arrangement:Yasuaki Maejima

 Remix:Eiji Isomura & Yasuaki Maejima

 Programming:Manao Dai
 Chorus:Junko Hirotani
 Strings:Kuwano Strings

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」13)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)

 TBS系ドラマ「こちら本池上署」主題歌


アルバムの最後はアンコール二曲目で「2ステップ・ミックス」に生まれ変わった名曲「Shine」がふたたび登場します。「Shine」と云う楽曲がアルバムの中間と最後に収録された事で、全体が一貫したテーマで彩られたと、より強く印象付けられました。正調のバラード版とは大きく変わったリミックスで、其れは正にアルバムの終わりに相応しい爽やかな余韻を残してフェイドアウトして消えます。

後に生演奏のアンプラグドでも披露された「Shine」は、片瀬楽曲で違うアレンジで三種も提示された楽曲です。其の大きく違う三つのカタチは何れもが甲乙付け難く、其れを成立させたのは楽曲の力です。優れた曲は、どんなアレンジを施しても本来の美しさを失わないのです。

僕は何度も云いますが、此の曲が壱番好きです。其れは、那奈ちゃんが「無心で歌った」と語った歌唱にも強く惹かれるからです。那奈ちゃんは、上手い歌手では在りません。そもそも、歌が過剰に上手い事に意味は無いと思います。僕は実演で例えばマライア・キャリーとかメアリー・J・ブライジとかアリシア・キーズとか「歌が上手い!」と云われる方々も何度も聴きました。でもね、歌が上手いって「ギャグ」みたいなんですよ。「そんなに上手くて、だから何?」と呆れてしまうんです。マライアは高音を超音波みたいに出すと客席を観て「どうよ?」みたいに勝ち誇るんだけど、こっちは「なんだかナァ」と笑っちゃうわけよ。メアリーはファーギーちゃんとキャロル・キング姐御との不可思議なジョイントだったんだけど、キャロル姐御の名曲を三人で歌った時まで「俺が俺が!」って感じで真ん中で声を張り上げて張り切っちゃって爆笑モンだったもんです。静かに歌ったキャロル姐御のしわがれた声の方が心を打つのです。アリシアは本人も上手いんだけど、前座のバック・シンガー二人が無駄に上手過ぎて、男性なんか「パープル・レイン」とかをいきなり歌い上げちゃうから、もうお腹いっぱいになっちゃうわ、笑いが止まんないわで困っちゃったよね?まやや。

心を打つ歌唱って、決して「上手い歌」だけでは無いと思うのです。那奈ちゃんの歌には気持ちが込もっているから、僕は感動するのでしょう。「Shine」では「あれからいくつの夜をこえてきたのだろう」ってBメロの「だろう」って部分の言葉で表せない「情感」が堪らなく好きで、泣けてしまうんです。「だろう」で泣いてどーする?って話ですけど、聴く度に泣けるんですよ。おそらく「あれからいくつの夜をこえてきたの」と意味が在る部分を訴える為に「だろう」の部分に強く情感が篭った歌い回しになっているのでしょうけど、其れは後付けでの考察です。僕は単純に「だろう」で泣いたわけだ。語尾の歌い回しで涙が出たなんて、片瀬那奈ちゃん以外に在りません。例えるならジョン・レノンの歌唱で「Yah !」とか「Ah !」とかの無意味な言葉を発する部分に萌えてしまうみたいな感じかナァ。「言葉を超えた感動」を伝えるのが「音楽」だとしたら、片瀬那奈ちゃんの音楽は本質を突いているのだと、僕は強く思います。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#051:「TELEPATHY WITH YOU」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


1st Album「TELEPATHY」発売記念イベント「TELEPATHY WITH YOU」

 2003年7月05日:東京 @ 六本木Velfarre
 2003年7月12日:京都 @ 京都駅ビル室町小路広場
 2003年7月19日:福岡 @ CANAL CITY HAKATA
 2003年7月21日:札幌 @ PASEO水の広場
 2003年7月27日:名古屋 @ ManaHouse


セットリスト(六本木Velfarre )

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. GALAXY
 04. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー、当時は男性2名女性2名の編成)
 05. The Wings (ピンクのつなぎ)
 06. FANTASY
 07. Babe
 08. Deep Forest (PV初期ヴァージョン、屋久島の映像が流れる)
 09. Shine (正調版、グリーンのロングドレス)


アルバム発売直後の2003年那奈月に、全国五都市でアルバム「TELEPATHY」発売記念イベント「TELEPATHY WITH YOU」が開催されました。僕が参加したのは、2003年7月5日の六本木Velfarre です。初めて片瀬那奈ちゃんに逢って、僅か二週間後に再び逢える日がやって来ました、だんだんだん!

開場2時間前に六本木Velfarre前に着いたら未だ20人位しか並んでなくて「此れは最前列ゲット!だぜ」と確信しました。「一寸遅かったナ、やっぱ三時間前とか、いや朝から並ばなきゃダメなのかナァ」とか思いつつ、ふと目の前に並ぶのは誰か?と見れば、どう見ても「中学生の女の子」でした。真っ白なゴスロリ系のファッションで色白の美少女だったので「へぇ〜、那奈ちゃんってファン層が広いんだナァ」と思ったものです。其の子は、約一ヶ月後の「僕の誕生日」に行われた写真集「N」のイベントでも再び見掛け、其の経緯を書いた文章で僕は「片瀬那奈公式BBS」に出現するのでした。

待つ事2時間、複雑な経路で向かう六本木Velfarre の会場ですけど、僕は一応「洋楽者」で「クラブ慣れ」もしてましたのでスムーズに最前列にへばりつきました。流石にど真ん中ではなく左最前列だったのだけど、柵も無く直接ステージの真下に居るわけで、目の前のステージ床を見たら「バミ」のテープが貼って在ったのです。20代を放送業界のADで過ごした僕は「げげっ!此処って、那奈ちゃんの立ち位置じゃん!!」と即座に思い、ドキドキが止まらなくなってしまいました。

果たして、オープニング映像に続いて「Change this World」で登場した那奈ちゃんは、最初は当然乍ら舞台中央に立ったのですが、すぐに向かって左側前方のステージ前ギリギリの位置へ移動したのです。其れは、正に僕の目の前でした。銀のレザー姿の片瀬那奈ちゃんの勇姿を真下から僕は見上げていました。息づかいすら聴こえる程に間近でした。美しかった。僕は、思わず涙が溢れた。「なんて綺麗なんだ!」と、もう夢心地でした。そんな至近距離から観て聴いた僕が断言しますけど、此の日も那奈ちゃんのマイクはオンでした。決して口パクなんかじゃなかった。ちゃんと、BGMの「Babe -Huge remix-」と「Deep Forest」以外の全曲を、しっかりと生で歌っていましたよっ。ぜいはあ、、、

終演後、「Shine」の衣装を着た侭で、ファン全員にポストカード・セットを那奈ちゃん本人が手渡ししました。参加券はアルバムを買った数だけみんな持っていて、関係者の粋な計らいで「壱度に全部出して枚数分だけのカード・セットを貰うも良し、枚数分だけ何度も並び直して何回も片瀬と逢うのもアリです」とアナウンスされました。僕も三枚持っていたのだけど、壱回で全部出してしまいました。えっと、実は其の後に新宿タワレコでジェシー・ハリス(ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」の作者で、グラミー楽曲賞を取った米国シンガーソングライター)のインストア実演が在って、梯子したんです。壱回で三枚出したので那奈ちゃんが握手してくれました。初めて那奈ちゃんと握手しました。

でも、痛かった。那奈ちゃんは「Shine」のスタイリングの侭だったので長い付け爪をしていて、其れが僕の右手に「グサッ!」と突き刺さったんです。思わず声が出そうな位に、強烈に刺さりました。付け爪だから、那奈ちゃんには刺した感覚は無いみたいで、ニコニコしてます。間近で手を握られて「痛いよっ!那奈ちゃん」とか云えるわけも無く「あ、有難う御座居ます、あの、応援してます、へどもど、、、」とか云って、足早に外へ出て見たら、血が滲んでました。いえ、怒ってるんじゃなくって、此れは「自慢」ですよっ。今でも、僕の右手のひらには「其の時の傷あとが残っている」んですからね。ボキは、「片瀬那奈に付けられた傷を持つ虎」なのよさ、えっへん!(こんな事を嬉々として自慢するから「未亜ちゃんって、真性マゾだよね」とか云われるのだナ、、、)

更に、名残惜しくも六本木Velfarreから新宿タワレコへ移動した僕は、最前列ど真ん中でジェシー・ハリスを観て、終演後に彼とも握手してもらったのです。ええ、そうです。僕は、那奈ちゃんとジェシーを間接握手させた、おそらく銀河系で唯一の莫迦野郎になったのでした。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 22:21| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#052:「REVENGE〜未来への誓い〜」S.T. version

人間交差点 Human Scramble オリジナル・サウンドトラック(CCCD)


 Lyrics:Makoto Atozi
 Music:Hiroko Shigezumi
 Arrangement:k-muto

 Mix:Tuyoshi Inoue(I to I communications, inc.)

 Programming:k-muto
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:IOCD-11041

 発売日:2003年7月16日

 テレビ東京系TVアニメ「人間交差点」オープニング・テーマ


「人間交差点 Human Scramble オリジナル・サウンドトラック」の一曲目に再録された主題歌「REVENGE〜未来(あす)への誓い〜」は、シングル及びアルバム「TELEPATHY」と同一音源です。此の楽曲の「TV version」はCD化されていません。


(小島藺子)



posted by 栗 at 22:24| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#053:「GALAXY」NON STOP MIX

15年150曲 J-POP 50Hit Tracks vol.2(CCCD) 15年150曲 COMPLETE BOX(CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:Marcus Granberg & Patric Sarin
 Arrangement:Ta

 Mix:Dave Ford

 Programming:Ta
 Chorus:Junko Hirotani
 Special Arrangement:Shin-ya Sumida

 品番:AVCD-17333、AVCD-17335

 発売日:2003年7月30日

 テレビ朝日系ドラマ「逮捕しちゃうぞ - YOU'RE UNDER ARREST -」オープニングテーマ


avex で15年間に発売されたJ-POPから150曲を選び、三枚のCDに壱枚50曲ずつノンストップ・メドレーで収録した企画盤に「GALAXY」も選曲されました。単品では「15年 150曲 J-POP 50 Hits Tracks Vol.2」、限定盤の三枚組では「15年 150曲 Complete Box」二枚目の41曲目に登場します。当然乍ら抜粋ですので、余程のコアな片瀬音源ファンや「avex 命!」な片以外にはオススメ出来ない音源です。


(小島藺子)


posted by 栗 at 22:28| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#054:「2003年8月1日の六本木Velfarre」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9 @ 六本木Velfarre
出演(朝比奈亜希/Asuka/イクタ☆アイコ/片瀬那奈)

片瀬那奈ちゃんのセット・リスト

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー、男性2名女性2名の編成)
 04. FANTASY(ピンクのつなぎ)
 05. Babe


MXTVシークレット・ライヴ @ 六本木Velfarre

 01. Change This World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー)
 04. FANTASY(ピンクのつなぎ)
 05. The Wings
 06. Babe


「TELEPATHY WITH YOU」(2003年7月5日)で二度目の邂逅を果たした僕は、7月13日の渋谷HMVでのトークショーも最前列で参加しました。6月22日に生まれて初めて那奈ちゃんに逢って以来、半月で三回も逢えてしまったわけで、其れで満足したか?と云えば、真逆でした。人間の欲望とは、果てしないのです。僕は「もっと、もっと、那奈ちゃんに逢いたい!」と思い、単身7月27日の名古屋での「TELEPATHY WITH YOU」千秋楽へ行こうと思っていました。

そんな時に、応募していた「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」の当選通知が届いたのです。金曜日のイベントでした。会社を休まなければ参加出来ません。僕は名古屋行きを断念し、7/27に休日出勤して代休を貰った8/1に賭けました。其れは「結果オーライ!」となります。名古屋でのイベントは、会場の都合で実演が行われなかったと後に知りました。そして、「2003年8月1日の六本木Velfarre」は片瀬那奈ちゃんのステージが二回も敢行されたスペシャル過ぎる夜となったのです。

「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」は、avex 所属の女性歌手のお披露目ライヴと云った趣きで、那奈ちゃんは「オチ」で登場し五曲を披露(内「Babe -Huge remix-」はBGM)し、四曲を生歌で熱唱しました。ところが、最後の「Babe」を歌い終えた那奈ちゃんは「まだ、みんな帰んない方がいいよ!」と云い残して退場したのです。

「那奈ちゃんが帰るなって云ったんだから、何か在るんだな」と思った明らかに那奈ヲタと思しき連中が最前列に集結して参りました。僕?「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」の時から最前列ど真ん中に居ましたよっ。MXTVの中継が入ったイベントが引き続き始まり、DJ TIME になりました。DJがカイリー・ミノーグの「Love At First Sight」を流し「さあ!今夜のシークレット・ライヴで登場してくれる片瀬那奈ちゃんを此の曲で迎えよう!」とアジりました。其の確信犯的な演出が、片瀬サイドの思惑だった事は確実です。「那奈ちゃん、カッコいい!」と僕は異常に昂揚しました。

構成的には「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」と同じ流れで「The Wings」が加わった六曲に増えた実演ですが、時刻も深夜となり那奈ちゃんも那奈ヲタもテンションが上がっていました。衣装替えして「歌のおねえさん」風なピンクのつなぎ姿で登場する際に、片瀬那奈ちゃんは「ライダーキック」でステージに飛び込んで来たのです。其の余りの勢いの良さに、片方のシューズが脱げて飛んで行ってしまいました。そんなハプニングに片方が裸足で「FANTASY」を歌い出した那奈ちゃんは、間奏で「やりにくいよ!え〜い、脱いじゃえっ」ともう片方も脱ぎ捨て、裸足で歌い出したのです。

其の天真爛漫な姿に那奈ヲタのボルテージは上がりまくりです。「Babe」で終了してもアンコールの絶叫が収まらない。すると片瀬那奈ちゃんは「もう待ってても絶対出ないから、みんな帰っていいよっ!」と云い放ち、「え〜〜〜っ!!」と落胆する那奈ヲタに間髪入れず「え〜?じゃないっ!!」と一喝し、颯爽と裸足で退場したのでした。


(姫川未亜/小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#055:「SHiNY Girls Summer Party」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


2003年08月19日 @ 恵比寿ガーデンルーム

出演:Sowelu、星村麻衣、YeLLOW Generation、片瀬那奈

片瀬那奈ちゃんのセット・リスト

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. Shine <MAD FAT PAD MIX>
 04. Babe -Huge remix- (ダンサーズ・コーナー)
 05. FANTASY (ピンクのつなぎ)
 06. The Wings
 07. Babe (黒のデニムに、SHiNY girls Tシャツをアレンジ)


衝撃の2ステージ連発となった「2003年8月1日」で四度目の邂逅を果たした僕は、8月10日の「写真集『N』発売記念握手会 @ 新宿」にも当然乍ら参加しました。何せ、其の日は僕の誕生日でしたからね。五度目の邂逅で、僕は那奈ちゃんに両手で右手を包み込まれ「お誕生日おめでとう」と云われたのでした。「生涯・那奈ヲタ宣言」をするには、其れ以上無い瞬間でした。「お幾つになられたんですか?」と無邪気に訊く彼女に、嘘なんか云えませんので正直に「えっ?43才になりました」と応えたら、片瀬那奈は僕の手を握った侭で「はあ?ウソでしょ?何云ってんの?がっはっはっはっは!」と爆笑したのです。あのさ、、、そんな「夢体験」から一週間足らずで六度目の邂逅の日を迎えたわけです。僅か二ヶ月足らずで六回も逢える「ナナノナツ 2003」に「夢じゃ、夢じゃ」と逆上せ上がっていたのですけど、そんなもんは其の後の「一週間に十日来い!時代」の幕開けに過ぎなかったのです。

さて、「SHiNY girls」とは、当時研音所属だった同世代女の子四組によるユニットで、それぞれの頭文字を繋いで命名されました。初お披露目は、2003年8月16日「久世エスパス野外ライブ」で、東京では此の日が初演でした。更に、此れは「歌手・片瀬那奈」が関東圏で「初めて有料でテケツを販売して行った実演」でも在りました。此のユニットは其の後「Sowelu 抜き」や「片瀬抜き」の三組で、多くの実演ドサ回り公演を展開してゆくのです。

此の日、片瀬クンは「オチ」で登場し、セット・リストとしては「TELEPATHY WITH YOU」や「PIA SUPER LIVE GROOVE」、「MXTV シークレット・ライヴ」と基本的には同じ当時の定番メニューを披露しました。然し乍らマイナー・チェンジは施されていて、「Shine」は銀のレザー姿の侭で可愛らしく踊る「MAD FAT PAD MIX」に変わりましたし、最後の「Babe」では会場でも販売された「SHiNY girls Tシャツ」をペイントし切り刻んだ独自のアレンジにして着こなし、後のデザイナー・デビューを予感させました。でも、最も片瀬那奈らしい展開は衣装替えをして登場した「FANTASY」でした。

在ろう事か、前回よりも更に派手に「ライダーキック」で飛び出して来た那奈ちゃんは「FANTASY」を歌い踊ると「ね、今日は脱げなかったよっ!」と云ったのです。最前列右側にいた僕も多くの那奈ヲタも、思わず爆笑しました。那奈ちゃんは「アレ?今、笑った人たちって、こないだも居たんだ?てへへへ」と笑った。片瀬那奈ちゃんは、失敗を畏れない。其れを必ず乗り越える。正に「ハプニングさえも強さに変えてゆくのが、那奈ちゃんのやり方だ」と、僕は思った。


(姫川未亜/小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
中入りノ参:「2003年の未亜イコ対談」

「N」片瀬那奈写真集


片瀬那奈ちゃんが「第一期歌手時代」だった2002年〜2005年に、時を同じくして僕は「月刊・未亜」と云う連載投稿を41回に渡って行って居ました。ネット上で初めてマトモに何かを語ろうと思い実行したのが「月刊・未亜」でした。其れは後の「COPY CONTROL」(2004年〜2009年)の原型で、即ち此処の雛形です。

当初は「日本人の為のビートルズ講座」と云うタイトルで壱年間12回まで連載し、二年目から「月刊・未亜」と改題しました。内容もビートルズを中心に洋楽を語るモノから徐々に「必殺・カタセ固め」へと移行し、「月刊・未亜」=「未亜イコ対談」となってゆくのでした。其の流れは当初から確信犯的に企んで居た事で、あたくしの常套手段です。既に初出のサイトは閉鎖されて居りますので、2003年の正に「歌手・片瀬イヤー」を体験して居た当時の現存する「未亜イコ対談草稿」から片瀬に関する部分を抜粋して復刻致します。

(小島藺子/姫川未亜)



【2003-1】

(「日本人の為のビートルズ講座」第[蛸の八ちゃん]発目 <未亜 × イコ:新春大放談>草稿より抜粋)

未亜:(遠くを見つめて)片瀬那奈ちゃんって可愛いなぁ。。。

イコ:脳内フィルターがかかりますた。あぼーん。

未亜:ナナタソ。。。カレンダー買いますた。めごい、天才的にめごい!!

イコ:CCCD出してるよーな香具師にはまってんのかよ。終了。


【2003-6】

(新連載!!「月刊・未亜」[take13]<未亜イコ対談、再び>草稿より抜粋)

未亜:さぁ!記念すべき新連載だよーん。やはりメデタイ席には、某巨大掲示板でお馴染みのイコ姐さんに半年ぶりに御登場願いたいね。

イコ:ゴラァ!!何が新連載だよ、ぶぉけ!!13回とウタッテるやないか、タイトル変えただけやんけ、うぉらぁー!!

未亜:あ、解りましたぁ?前回の単発モノまででちょうど一年だったからさ、気分転換よ。あははは。

イコ:おまいは「赤塚不二夫改め山田一郎」か?大体何だよ、ぬぅあにぃが「月刊・未亜」だよ、おまいはグラビア・アイドルかぁ?あらしはゲストでつよ!あーたが仕切ればいいだけぢゃないのよさ、あっちょんぶりけ。おまいなんぞ、片瀬那奈のCCCDを限定盤と通常盤両方買う様なボケナスちゃんじゃん。

未亜:いや、那奈ちゃんは既に別の店でDVD付きの限定盤を買ってから、タワレコで買うとライブに行けると知ったわけで。

イコ:そんなに「口パク女」のライブに行きたいのかぁ?ケラケラ。

未亜:那奈ちゃんなら只立って居るだけで充分ですよ、てか、姐御も行くんでしょう?

イコ:新曲「シネ」だっけ?あれは佳いね。今度カラオケで歌うよ。♪人は誰でも〜いつか逝く〜♪って此の世の無常を歌った名曲だよ。感動したっ!!

未亜:SHINEだよ、シャイン!!

イコ:だから「死ね」としか読めないって、しかもカップリングが「リベンジ」だろ?随分と好戦的なんだな。ホーム頁開けると、いきなり「死ね!」って出るんだよね。地雷サイトを踏んだかと思ったわよ。「ファン逝ってよしっ!」かよ。片瀬って、何様なのよさ?

未亜:くぅ〜、、、


【2003-7】

(「月刊・未亜」[take14]<またまた未亜イコ対談>草稿より抜粋)

未亜:はーい!やはり今話題のアレから行きましょうね。

イコ:うん。色々とお騒がせだ罠、ゲリラとかドタキャンとか。

未亜:ん?ゲリラ・ライブはやったけど、ドタキャンなんてしないよ。イベントだってちゃんとやってボキなんか最前列で堪能したもんね。いやぁー綺麗だったよ、脚長いし。

イコ:おいおい、もう気がついたけどさ、未亜たんが今回のテーマに選んだのってそっちなわけ?

未亜:決まってるでしょ、アルバム発売記念!片瀬那奈ちゃんを語りつくしましょー!!完璧にタイムリーなテーマなのれす、これでいいのれす。

イコ:おーい!未亜の頭ん中を、直してもらいな。


【2003-8】

(「月刊・未亜」[take15]<新・未亜イコ対談電撃大作戦「片瀬那奈は何故リップ・シンクロと云われるのか?もしくは前髪を切ったのは是か否か?全国数千万の片瀬ファン待望!遂に今語る片瀬の魂」>草稿より抜粋)

イコ:おいっ!なんだよ、このタイトルは?二時間ドラマかぁ?!

未亜:だんだんだんどぅでぃどぅでぃだんだん!

イコ:おまい、ホントにあぼーん!されたいわけ?流石に参回続けて対談ネタはマズイだろ?

未亜:好評なモノは、飽きるまで続けるよー!マダマダツヅクヨー!

イコ:ミックか?おまいは。確かにストーンズはマンネリの美学だ罠。

未亜:あー、んな事云って良いのかな?刺されるよ石ヲタに。

イコ:ロケンロールは様式美だろ?時代と共に変化する流行を取り入れながら生き延びて居るけど、あいつらは水戸黄門みたいなモンでつ。

未亜:ガクガクブルブル。過激だなぁ、ヤバイからそろそろ本題に入りませう。

イコ:本題?何だよ、ソレ。

未亜:空気嫁。テーマは「女神:片瀬那奈ちゃん」だよ。さぁ語れ!

イコ:明日のライヴ逝くんだろ?早く寝ろよ。

未亜:姐御も逝くくせに。知ってまつよ、「片瀬スレ」覗いてるでしょ。

イコ:あんまり片瀬が口パクだと吐かす香具師が居たからさぁー、違う!と釣られてみますた。

未亜:えっ?那奈ちゃんは「口パク」でしょ?良いんだよ、みんなやってるし、ショーなんだから。

イコ:おまいはブラインド?耳無しホウイチ?片瀬はちゃんと歌ってまつよ。

未亜:立場が逆な模様。。。

イコ:全国のいたいけな片瀬ファンに告ぐ、アノコは歌ってまつ。ライヴでテープを使うのは常識でつよ、みんなやってるぢゃん。でもちゃんと生でも歌ってまつよ。

未亜:確かに、ボキも何度か最前列で観たけどさ、CDと違う処は在ったし、マイクはオンだと思ってたんだ。

イコ:おまいなぁー、ファンなら疑うんぢゃないよ!馬鹿ちんがぁー。

未亜:う、ぅ、ぅ、ごめんよぉー!

イコ:わかればよろし。

未亜:いや、那奈ちゃんに謝ってるんだけど。

イコ:てか、片瀬の場合バックが打ち込みのオケだろ?アンダーワールドとかケミカルブラザーズとかのライヴと同じなんでつよ。テクノやハウスの連中にテープ使ってるとか文句云う?片瀬は音楽を知ってるよ。プログレ・ハウスとか凄く詳しいし、ピアノも弾けるんだぞ!

未亜:ちょっと、ボキたじたじなんですけど。姐御がそんなに「那奈ちゃんファン」だったとは。。。

イコ:おまいみたいなDVDだけ観て音は蔑ろでグラビアにハァハァの「キモヲタ」とは違うのらぁー!!

未亜:いやぁー、姐御みたいに真面目に音楽的に擁護するのも、更にキモいと思うけど。

イコ:けっ!何とでも云えばぁー。ともかく握手会の整理券はあたしに譲りなさいよね。

未亜:い、いやだっ!

イコ:前髪切ってあれれ?と思う君みたいな厨房に、片瀬様と握手する資格は無いと知れっ!!

未亜:へーん!もう既に握手したもんねー。

イコ:さぞ片瀬姫も苦痛だっただろうな、おいたわしや。二度とそんな愚を繰り返してはならぬぞ、今回はあたしだな。

未亜:ふん!ちゃんと目を見て「ありがとう!」って云ってくれたもん。見た目は大事だよ、姐御だって那奈ちゃんのビジュアルも好きなんでしょ?

イコ:それは否定しない。ビートルズの戦略が正にソレだったわけで、だから色んなファンが居るわけさ。

未亜:うん、だから那奈ちゃんの写真集やDVDに萌えるファンも居て良いわけね。

イコ:いいよ、結構でつよ。だからライヴは来るな、ぼぉけ。

未亜:だって観たいでしょ、ビジュアルも好きなんだからさっ!「きれいなおねえさん」とか「股下88センチ」とかが売りで、キモヲタやオヤジのアイドルなんだからさっ!!那奈ちゃんに金を払うのはそーゆー「夢見るオッサン」のファンが圧倒的に多いわけで、最新のハウスなんて言葉すら知らないよ。

イコ:あたしだってハウスなんか知らないよ!でも片瀬が好きだって云うから勉強してるんだよ、好きなコの趣味を学ぶのは常套手段でつ。

未亜:なんだかなぁー。

イコ:おまいは、片瀬を愛して無いの?片瀬のやりたい事を応援する気が無いのでつかっ!!

未亜:いやぁ、結局はタレントさんだからさぁー、本人の意志と云うより事務所の方針ではないのかな。ボキは那奈ちゃんには女優さんで頑張って欲しいなぁ。

イコ:おまいは腐ってる!来月からは「月刊・イコ」にケテーイ!

未亜:どっちでも良いよ、自作自演なんだから。

イコ:おにぃさん、それを云っちゃあー、おしまいよ。


【2003-9】

(「月刊・未亜」[take色] <未亜イコ対談はどこまでつづくの楽屋オチ、果たして約束通り「我等林檎を愛す篇なのか?!」>草稿より抜粋)

イコ:今回はチミが一人で語る罠、ついに実演を観たのだし。

未亜:林檎ちゃん、可愛いーーっ!!

イコ:おまいか?あの阿呆は。語れよ、林檎を。片瀬バカになって全てを失ったのか?

未亜:振袖ひらひら、林檎ちゃん回ってぇー!むっ、那奈ちゃんの悪口は云うな!!

イコ:片瀬ぢゃなくて、チミを罵倒しただけでつが、何か?おまいは片瀬しか聴いて無いだろぉーが、片瀬の公式サイトに毎日書き込みしやがって、あたしは恥ずかしいよ。

未亜:うんにゃ、実演を観て思った。林檎ちゃんはモノが違う。すぎょいっ。ま、那奈ちゃんには及ばないけどね。

イコ:泣いたからね、正直あたしは洋楽のライヴでしか泣いた事なかったから、自分で驚いたわよ。林檎は凄いわ。

未亜:ほぇー、姐御が泣いたの?ちょっと、笑う。

イコ:おまいなんか一曲目から、うるるん状態だっただろ!!まややにきいたから知ってるわよ。

未亜:確かに、あんなに感動を実感出来たライヴは初めてだった。那奈ちゃんと握手した時と同じ位のインパクトだったよ。

イコ:たぶん今の発言で、チミは林檎と片瀬、双方のファンから見放されたね。まぁ、正直でよろしい。あたしは気に入った、但し責任は取りません。


【2003-11】

(「月刊・未亜」[十八番]<未亜イコ対談に突然の大変革!?かつての志を取り戻した未亜に、イコもガチンコで応戦!今回は見逃せ無い!!のか?>草稿より抜粋)

イコ:はいはい、失礼致しますた。確かに今年は七回も観たもんね、生片瀬。片瀬イヤーだよね。

未亜:十四回だよ。ライヴは那奈回だけど、イベントやラヂヲ公録も那奈回で「計:14」なの。こーゆーデータは正確にね。

イコ:十四回!?月壱以上かよ。

未亜:ちっちっちっ、最初が6月からなので半年で14回。もっと具体的に云うと、、、

イコ:もういいわよ。しかしまぁ、お盛んなことで。

未亜:今回の新曲は「BUBKA」でも大絶賛!昨日の初ワンマン・ライヴも大成功!!最前列ど真ん中で堪能しましたよーっ!

イコ:何ぢゃそりゃ、「BUBKA」なんて鬼畜雑誌で絶賛されて嬉しいかぁ?

未亜:あの雑誌のアイドル楽曲評は正しいよ。

イコ:だったら公式に書けよ「那奈ちゃん『BUBKA』でも褒めてたよ、おめでとう!」って。

未亜:(無視して)初回盤に付いてるDVDも可愛い!

イコ:ああ、風邪ひいて鼻すすってるヤツな。いいのか?あんな映像公開してさ。

未亜:風邪ひいて大変だったね、うん、心配したよ。

イコ:つーか、歌入れの時に風邪ひいてるって、どーよ?プロ失格なんぢゃないかと。

未亜:鼻声もキュート!大体ね、万全な声の那奈ちゃんは何度も聴けるけど、風邪ひいた那奈ちゃんなんて滅多に聴けないの。ありがたや、ありがたや。

イコ:あのね、いつから片瀬は志ん生になったんだよ。そのうち舞台で歌わずに寝るのかよ?

未亜:うん、それ観れたら歴史の証人になれるね。「寝かしときな」と云うのはボキだな。

イコ:おいおい、また落ちかよ。

未亜:人が真剣に夢を語って居るのに失敬ぢゃないか。あ、そー云えば那奈ちゃんはお笑いが好きだから「トリ」を「落ち」って云うんだよ。

イコ:片瀬の出番になると客が笑うのか?ずっこけ丸出しなのか?まるで「いなかっぺ大将」ぢゃないか。

未亜:昨日なんかアンコールで幼稚園児の女のコに歌いかけてくれたんだぞ!そのコにとって生まれて初めて観たライヴなんだよ。「またあのお姉ちゃんに逢いたいっ!」ってはしゃいで居たぞ。感動するなぁー。

イコ:なんか「歌のお姉さん」みたいな恰好してたから、子供番組だと思ってるんぢゃないの?「ナナと遊ぼうダンダンダン」

未亜:小さい子供からお年寄りまで幅広い支持を得て居るんだよ。他のアイドルとは違うの。

イコ:あややとかモー娘。みたいだな。いつから片瀬は国民的アイドルになったんだ?片瀬がやってんのはハウスぢゃないの?

未亜:「可愛い女の子が日本語で歌ってるカッチョいいハウス」とウタマルも絶賛!!

イコ:何だ?歌丸師匠も片瀬ファンなのか?いよいよ片瀬も山田くんの替わりに「笑点」で座布団運ぶのか?

未亜:ライムスターの宇多丸だよ、さっき云った「BUBKA」でアイドル・レビューやってるの。「5マブ」満点で「4.5マブ」だぞ。満点で無いのは「後から全然、もっと凄いのが出てきそうだから」だってさ。どーよ?

イコ:どーよ?ってさ。だから鬼畜雑誌で絶賛されたから満足なわけ?大体オリコンで「三代目なっちゃん」に負けただろ。星井七瀬って名前もおちょくってるよーな新人に。

未亜:あっちは「4マブ」ぢゃん!那奈ちゃんの勝ちだよ。

イコ:だから何なんだよ「マブ」って単位はよぉ。此の記事だってメインは「三代目なっちゃん」ぢゃん。片瀬はライターの個人的趣味で、客観的には三代目をメインに記事にしたって事でしょ。

未亜:通好みなのかなぁー、まぁ世間には那奈ちゃんの素晴らしさが分からない可哀相な人も居るんだね。

イコ:おまい自身が片瀬を理解してないんじゃまいか?片瀬はさ、プログレ・ハウスが好きなんだぞ。

未亜:プログレかぁ。クリムゾンとかフロイドみたいに曲が長いのは苦手だなぁ。

イコ:それはロックだろ?ハウスだよ、プログレ・ハウス。

未亜:えーっ?それってどんな音?

イコ:あたしが知ってるわけないでしょ?片瀬にきけば?


【2003-12】

(「月刊・未亜」...もしくは「未亜イコ対談」[take19]<真面目な対談>草稿より抜粋)

イコ:んもうぉー、嫌なタイトルね。まるで「今までテキトーにフザケテ、酒でも呑みつつ下らない与太話をやって来ますた、林檎すったー」って感じぢゃなくって?

未亜:正に其の通りだと思う。まぁタイトルは単なるコジマユのパクリだけどね。

イコ:コジマユだけに「ひとくちでパクリ!」か、上手い!片瀬ちゃん一枚持って来なさい。

未亜:だから歌丸師匠ぢゃないってばさ。那奈ちゃんは座布団運ばないってばさ。「テバサキ5」は那奈ちゃんのダンス・ユニット。

イコ:(スルーして)小島さんの「真面目な青年」って元題は「黒人教師」だったとか。あの映画の「シドニー・ポワチエ」がモデルかしら?「いつも心に太陽を」って良い邦題だけど原題は「TO SIR, WITH LOVE」だから全然違うわね。助演もして居る「ルル」の主題歌も良いけど、なんと「マインドベンダーズ」も出てるのよね、「10CC」の「エリック」が居たバンドで、、、

未亜:(おもいっきり腰を折って)何をいきなり誰もきいて無い蘊蓄を語ってるんだよ。あーたは那奈ちゃんと同じ誕生日の伊集院光か?姐御乱心?てか、いつも通りか。

イコ:タイトルに則した話題を色々と振ってんだよ。どーせチミは片瀬の話しか出来ないでしょ。なんだよ?「テバサキ5」って?片瀬さん、今度は居酒屋に勤めるのか?そー云えば地方のスーパーで営業してるらしいねぇ、ケラケラ。「すいません、先輩、態度でかくて。すいません、すいません。」とか云って欲しいのか?

未亜:星井?あいつは許せんな。

イコ:だからぁー、結局ね、いつも未亜が「片瀬ネタ」に走るから「下らない与太話」になるんだってばさ。

未亜:テバサキ5?那奈ちゃんじゃん!

イコ:真面目にやれよ!すっとこどっこい。


■ TEXT:姫川未亜 / 2002-12〜2003-11(produced by 小島藺子)
■ ReMix:小島藺子 / 2009-10
(初出:「hilite」2003-1〜12)



posted by 栗 at 16:47| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#056:幻のシングル「タイトル未定」

タイトル未定


 品番:AVCD-30494 / 発売中止盤

 発売予定日:2003年9月10日


初回盤は新曲(後の「Necessary」か?)に他のアーティストとのコラボ作がカップリング、通常盤は新曲にアルバム「TELEPATHY」収録曲のリミックスをカップリングされると正式告知され、実際に品番まで残されてたものの発売中止となった音源で、残念乍ら、あたくしも未だに発見出来ない「幻の音源」です。

確かに公表されなかった所謂ひとつの「ボツ音源(アウト・テイク)」は、片瀬音源だけでは無く数多のアーティストには必然的に存在します。但し、其れらはあくまでも「非公開」で其の片鱗すら一般には出回らないので、「習作」として片付けて良い類いの作品以前のモノです。然し乍ら、あたくしたちが「幻の音源」と呼ぶ類いは「何らかのカタチで正式告知され、其れが確かに存在すると期待させられたモノ」を云うのです。其れはかつての「THE BEATLES / GET BACK」とか「THE BEACH BOYS / SMiLE」と云った音源です。レコーディング・アーティストとしては僅か一年半で終ってしまった「第一期歌手・片瀬那奈」時代にも、そんな幻の音源は存在します。其れが此の「タイトル未定(AVCD-30494)」と後に語る「赤道小町ドキッ」と云う二枚のシングル盤です。

「タイトル未定(AVCD-30494)」は、事前に「他のアーティストとのコラボ作」に向けてのファンからのアンケートまで募った程に具体性が在りました。「TELEPATHY」収録曲のリミックスに関しては、後に「Reloaded」に収録された「GALAXY〜Dub's Find Frontier Remix〜」の事だったのかもしれません。ま、コラボに関しても2008年に実現したわけですけどね。兎も角、正式な発売告知がされ品番までが残っていると云う事は、制作途中までは進行していたのでしょう。

此の発売中止事件は「片瀬の体調不良による録音延期が原因」とも噂されたのですが、発売を一ヶ月以上も延期して発売された「Necessary / EVERY***」での片瀬の声を聴いて「事の重大さ」を那奈ヲタは知るのです。延期したにも関わらず、片瀬の声は風邪声でした。思えば、歌手デビューから常にファンの前に降臨し続けた片瀬が2003年8月下旬から9月下旬までの約一ヶ月間、実演活動も休止しました。片瀬が精力的にプロモーション活動を再開するのは2003年10月からですが、「SHiNY Girls Summer Party」(2003年8月19日)を最後に休止していた実演を再開したのは、公式記録には何故か遺されていませんが「2003年9月27日」です。延期され『Necessary / EVERY***』として四枚目のシングルが発売されたのは「2003年10月16日」で、明らかに「空白の一ヶ月間」が存在します。其れを埋めるのが「タイトル未定(AVCD-30494)」です。

「片瀬音源」ばかりか「片瀬那奈史」でも最も大きな謎を未だに残すのが「タイトル未定(AVCD-30494)」です。あたくしも懸命に探りました。そして、在る程度は其の真相に近づいたとは思います。でも、矢張り、未発表だったのには、其れ也の理由が在ります。幻は幻の侭で在る方が好いと思うのです。「世の中には知らない方が好い事も在るんだよ、ベイブ☆」


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#057:「Necessary」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付) Necessary/EVERY***(CCCD)


 Lyrics:Natsumi Watanabe
 Music:Kazuhiro Hara
 Arrangement:Manao Dai

 品番:AVCD-30532/B、AVCD-30533

 発売日:2003年10月16日(オリコン最高位20位)

 ブルボン「クリオス」CMイメージソング


楽曲のクオリティーの高さでは、片瀬那奈のシングル史上で文句無しに最高傑作と云える「両A面曲」と其のカラオケを収録した「第一期歌手時代」最後のオリジナル作品が「Necessary / EVERY***」です。公式に告知された発売日が延期され、一ヶ月余も経って発売に到った片瀬の四枚目のシングルでアルバム「TELEPATHY」発表後の「NEXT ONE」で在った其れは、期待を裏切らない「片瀬那奈の音楽」を更に明確に提示した大傑作でした。然し乍ら、此の作品には多くの謎が残っています。

其れは、前回で語った通りに「当初の予定とは大きく変わったカタチで発売された」と云うのが最も大きいのですが、其の延期理由とされた「片瀬の体調不良による録音延期」が真実で在った事が明確になった衝撃的な作品が「Necessary / EVERY***」だからなのです。つまり、片瀬那奈の体調は未だに万全では無かった状態で此の作品は強行録音されました。

明らかにハスキーで風邪声な歌唱を、此処で片瀬は披露します。初回限定盤に付いたDVDでのインタビューでは、目も虚ろで鼻水を啜り乍ら受け答えする悲惨な姿が遺されました。もう此れ以上リリースを先延ばしに出来ない状況に在ったのでしょう。其れは、此の楽曲がブルボンの新商品「クリオス」CMイメージソングで在り、其のCMには片瀬自身が出演する事が決定していたからだと思われます。大きなプロジェクトが進行していて、主役の片瀬那奈には重責が掛かっていました。

さて、そんな逆境に在り乍らも「Necessary」は片瀬楽曲の中でも「ファン投票で首位」を獲得した人気作です。地上波では完全版はオンエアされなかったものの、レギュラーMCを務めて居たNHK-BS「真夜中の王国」ではスタジオ・ライヴが披露され、発売後の実演でも定番曲となります。其のスタイリングは後に「此の格好なら、何を歌うか分るよね?」と片瀬自身が云い放った程に「Necessary」ファッションとしてファンに定着しました。

作曲担当は「Babe」の原一博サンで、編曲は「Shine」の土肥真生サンです。アルバム「TELEPATHY」の壱曲目を飾り最後に制作された「Change this World」と同じ布陣で制作された事からも、正に此の楽曲がアルバム「TELEPATHY」の次を目指した世界を実現した歴史的事実を伝えます。片瀬のコンディションが最悪で在ったにも関わらず各方面で絶賛されたのは、アルバム「TELEPATHY」を聴いた方々が大いに片瀬に期待を賭けたからでしょう。最早、片瀬を追う者には、彼女は完全に「音楽家」として認知されていました。「女優復帰しろ!」と訴えていたあたくしですら、片瀬の強い意志に白旗を挙げ「音楽活動」を見守る決意を固めました。

実演でのフィンガー・アクションも魅力的だった「Necessary」をメインにしたアルバムを心待ちにし乍ら、僕たちは「一週間に十日来い!」時代に突入します。されど、片瀬は此れまでのシングルやアルバムで行われた「ピクチャー・レーベル多種仕様」を此のシングルではヤメてしまったのです。其れは体調不良による発売延期と云う時間的な制約からでは無かった。なな、なんと、片瀬は「ピクチャー・レーベル多種仕様」の代わりに「実際に五種類のポートレートを手渡しする」と云う前代未聞のプロモーションを敢行しました。一ヶ月の不在を埋めるには充分過ぎる「怒涛の進撃」が開始されました。「今月は何日に逢える」では無く「今週もまた逢える」でも無く、「今日は此処と彼処を梯子だっ!那奈ちゃん祭りだ、わしょーいっ!!」と云う「夢の時」が始まりました。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:11| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#058:「EVERY***」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付) Necessary/EVERY***(CCCD)


 Lyrics:Saki Sodeyama
 Music:Shinichi Sakurai
 Arrangement:Satoshi Hideka(GTS)

 品番:AVCD-30532/B、AVCD-30533

 発売日:2003年10月16日(オリコン最高位20位)

 関西テレビ フジテレビ系「もしも体感バラエティ if」エンディングテーマ


「EVERY***」は、名曲です。個人的には、両A面シングル乍ら「実質的なA面曲(タイトル・チューン)」で在る「Necessary」よりも好きです。「Necessary」同様に片瀬の声はハスキーな風邪声ですが、イントロから一気に駆け抜けるポップ度満点な楽曲と編曲が素晴らしく、魅力的です。実演でも定番曲として定着してゆく代表曲のひとつになりますが、中でも「NANA KATASE WEEKEND FEVER777 Vol.3」(2004年3月6日 名古屋 cafe abime)とBS日テレ「 Bring Back! MUSIC!」公録(2004年3月23日 渋谷eggman)ではラフなTシャツにデニムの私服風なファッションで披露され、両手をグルグル回すアクションをファンも嬉々としてマネした想い出深い楽曲です。

かなり直接的な恋愛感情及び行為に関する表現が多い歌詞は片瀬本人が「こういう詩を歌うのは照れくさい」と語ったのですが、「Babe」や「The Wings」同様に片瀬の歌唱や実演には淫靡な印象が皆無です。片瀬は品がよく健康的なので、性愛讃歌を歌っても決して下品な感じには転びせん。片瀬に対して、「和製カイリーならば、もっとビッチ度を上げなさい」との勘違いな要望も在りましたが、其の路線へは進み様が無いのが「片瀬の資質」です。「だったら、おまいは大人しくカイリーだけ聴いてろ」と「旧UWF時代の後楽園ホール観客」みたいに野次りますよっ。

「Necessary / EVERY***」は、当然乍らオリジナル・アルバムに未収録で、後にベスト盤「Reloaded」で初めてアルバム収録されます。CDDA音源になった以外には、時間的な差異は両曲共にシングルと「Reloaded」では在りません。但し、シングルに収録された「EVERY***」のインストは「歌入りよりも2秒も短い」のです。其れは歌入りのエンディングがコーラスで終るからでも在るのですが、其れだけでは無く、明らかにバッキングが「歌入り」と「インスト」では別ミックスです。「歌入り」ではコーラスのエコーで終る為に演奏がフェイドアウトするのですが、コーラスが無い「インスト」では最後まで演奏がフル・ヴォリュームで鳴り響き、暴力的なカットアウトで終ります。「歌入り」の爽やかなエンディングを聴き慣れた片には、かなり衝撃的に響くはずです。其れは、此の四曲入りのシングルのエンディングでも在るわけで、片瀬サイドの「遊び」なのでしょう。「カラオケなんかキカネ!」等と云わずに、折角買った音源は全部しっかりと聴きましょうね。

さて「ダブルA-SIDEシングル」と帯にも明記されているものの、「Shine」同様にジャケットには「Necessary」としか明記されていません。其の謎は前述の「タイトル未定」の存在で説明出来ます。当初、此のシングルのカップリングは「EVERY***」では無かったのです。作家陣が一新された事からも、第一期歌手時代最後のオリジナル楽曲として制作されたのが「EVERY***」でしょう。「此の路線でセカンド・アルバムが制作されていたなら、、、」との無念は消えません。特に昨年(2008年)に壱曲限定で復活した「bash」を聴いてしまったのですから、本当の意味でのアルバム「TELEPATHY」の「NEXT ONE」を期待しております。

歌手・片瀬クン!出番ですよっ。うらら姫の童謡も楽しいけど、片瀬那奈の音楽が待望されています。

「時は来た!今こそ歌え、片瀬那奈」(橋本真也声で)


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#059:「Necessary」PV パッケージ

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付) 


 Lyrics:Natsumi Watanabe
 Music:Kazuhiro Hara
 Arrangement:Manao Dai

 品番:AVCD-30532/B、AVCD-30533

 発売日:2003年10月16日(オリコン最高位20位)

 ブルボン「クリオス」CMイメージソング


「Necessary / EVERY***」の初回限定盤には通例通りにDVDが付きましたが、其の内容は以前の同仕様シングル「Babe」及び「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」とは違い、新曲「Necessary」の完全版PV、片瀬のインタビュー、更にはシークレット・トラックとしてのライヴ映像までもが収録された豪華版でした。過去のシングルには前作シングル曲の不完全なPVが収録されたDVDが付き、不評でしたから改善したのでしょう。

其の仕様は、アルバム「TELEPATHY」初回盤DVDの内容を踏襲したモノですが、片やアルバムでこちらはシングルですので、正に出血大サービスです。但し、新曲のPVが完全版で付属された事実は「えっ、次のシングルもしくはアルバムはどーするの?」と、いえ、もっとハッキリ云えば「おいおい、此れでお終いって事ですか?」との疑念を抱かせました。其の危惧は現実となり、結局「後から全然、もっと凄いのが出てきそうだから」と満点の「5マブ」評価を敢えて避けた「同志・宇多丸」や多くの那奈ヲタの願いは虚しくも散り、第一期歌手時代は事実上は「Necessary / EVERY***」で終りました。

勿論、其の後の「カヴァー路線」を全否定するわけでは在りません。でもね、カヴァーで終ってしまったのが問題なのだよ。「Necessary / EVERY***」で到達した世界は、正に前人未到の「片瀬那奈にしか成し得なかった新たなる音楽世界」だったのです。カヴァー路線はあくまでも企画モノで、同時期に始まった衝撃の「DJ:NANA」をも含む「片瀬那奈のオリジナル作品」こそが求められていたっ!此の苦言は、今後の連載後半で繰り返し出て来ますので、今回は此の辺でお開きって事で、「Necessary」完全版PVを語りましょう。

片瀬那奈の楽曲人気投票で首位を獲得した「Necessary」ですが、其の要因のひとつに此のPVが在ります。個人的にも、片瀬のPVで壱番好きな作品は此れです。片瀬自身が「ほとんどグリーンバック背景の撮影で、丸一日掛かった」と語った此のPVは、ひと言で云えば「片瀬那奈ちゃん万華鏡」です。CG処理された片瀬尽くしの映像に「生まれて来て好かったっ!御本尊様、ははぁ〜っ!」と平伏し拝んだ者もいたでしょう。此のPVが何故に素晴らしいのか?其の答えは簡潔に云えます。其れは「其処に片瀬那奈が居る」からなのです。

如何なる演技や演出をも超える、圧倒的な「片瀬那奈の存在感」が此処に在ります。此のPVには、片瀬那奈しか居ないのです。3分43秒間、映像は只ひたすらに片瀬那奈を映し続けます。画面の片瀬は、其れを観る者に何かを訴えかけ続けるのです。其の何かとは「Necessary」です。「必要なんだ、君が」と歌われる楽曲のPVとして片瀬が創ったのは、「観る人があたしの必要な人なんだよ」と云う単純明快な作品でした。こんなモンを提示されて歓喜しないファンは皆無です。

「自宅を模した様な空間で夢想する片瀬那奈が、カラフルな世界で受け手を見つめ乍ら躍動し、再び現実世界で眠りにつく」だけの「Necessary」PVこそが、片瀬那奈の魅力を大いに伝えます。此処に居るのは、かなり「素に近い、僕らの那奈ちゃん」です。其の豊かな表情と活き活きとした振る舞いに、僕らは魅了されたんだよ。「那奈ちゃんには邪気が無い!那奈ちゃんは作り物なんかじゃなく、何か大切な気持ちを伝えているんだ」と勝手に夢想した連中には、此の映像を観る時に「やっぱり、那奈ちゃんだっ!」と共鳴せざるを得ないのです。

「クリオス」CMソングなのに、ラヂヲ生放送でファンが差し入れした其れを出された際に「チョコはあんまり好きじゃないので、、、(遠慮します)」と云った「莫迦正直な那奈ちゃん(シュガーちゃんの「おい、片瀬っ!莫迦かおまえは?黙って食えよっ!!美味しいって嘘でもいいから云ってくれよぉっ!」と云いたいのに「仕方無いナァ、片瀬は」と愛情溢れる莫迦苦笑いをした表情も、忘れられませんよっ!)」が、確かに記録されている貴重なPVです。楽曲ランキングでは首位には挙げなくとも、PVランキングなら文句無しに推しますよっ。此れが「僕らの那奈ちゃん」だと、万人に喧伝出来る作品のひとつが「Necessary」PVです。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#060:「FANTASY LIVE in 恵比寿ザ・ガーデンルーム」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Seikou Nagaoka
 Arrangement:Seikou Nagaoka

 品番:AVCD-30532/B

 実演日:2003年8月19日

 発売日:2003年10月16日

 テレビ東京系アニメ「ヒカルの碁」オープニング・テーマ
 (第六十一局〜第七十五局=最終回)


「Necessary / EVERY***」の初回盤付属DVDには、片瀬那奈の実演映像が二曲収録されています。残念乍ら両曲共に途中でフェイドアウトしてしまうのですが、後の『RELOADED 〜Perfect Visuals〜』には収録されなかった映像です。特に伝説の「登場時に片方のシューズを飛ばした2003年8月1日@六本木velfarre」の映像を枕に始まる2003年8月19日@恵比寿ガーデンルーム「SHiNY girls Summer Party」から収録された「FANTASY」の実演映像は、此のDVDでしか観れません。

御覧下さい、此れが噂の「歌のおねえさん風ピンクのつなぎ姿」の片瀬那奈です。天下無敵の六本木velfarreを始めとするクラブのステージにも、片瀬はこんな格好で降臨したのです。無論、最初はレザー姿で、「Babe」ではカラフルなミニワンピ、「Shine」ではドレスとお色直しもするのですが、最も観客を巻き込む終盤の「FANTASY」や「The Wings」のパートでは此のスタイリングが定番でした。

野外実演などで「小さなおともだち」も多く参加する場合には大変好評を博したファッションですが、クラブ・イベントでは明らかに場違いです。其れでも、片瀬は其のギャップを狙っていました。「クラブで歌のおねえさんやったら面白いよね?此れだと動き易いしさ、がっはっはっは」とばかりに、大人も子供に回帰させ「那奈おねえさんといっしょ」に踊り歌う異空間を創り出しました。

片瀬那奈に限らず、芸術は「過去の遺産ありき」で成り立ちます。総合格闘技の元となった「UWF」は「猪木プロレス」が無くては永遠に始まらないし、其の猪木も師である力道山やカール・ゴッチ、ルー・テーズなどの先達から学んだのです。力道山も大相撲が無ければ存在しません。彼と「昭和の巌流島決戦」で敗退した木村が、桜庭の四半世紀も前に「グレーシー超え」を成し遂げた柔道家で在る事実をも含め、人間風車:ビル・ロビンソンが語る通りに古代パンクラチオン時代で「完成」されたレスリングをアレンジして其の後が在ります。新日、国際、全日の全てに参戦し、猪木、馬場、鶴田などと実際に対戦し、現在では「U系」の道場「蛇の穴」でコーチを務める彼の経験に基づいた考察は説得力が在ります。其の発言が、ジャンルは違えども同じく経験と研究を繰り返し大衆音楽を考察する「師・大瀧詠一」の其れと重なったのは、当然です。対象が異なっても同じ結論に達する。其れこそが「真理」と呼ばれるのです。

「片瀬がやったのは洋楽ハウスの模倣だ」との陳腐なその場限りの狭い既視感に基づく独断からの結論へ至る輩は、無知です。片瀬は物真似をしたのでは在りません。THE BEATLES が先達のロケンロールやガールズ・グループなどを混合させて新たな音楽を創った様に、THE BEACH BOYS がチャック・ベリーのロケンロールにフォー・フレッシュメンのジャズ・コーラスを乗せて新たな世界を魅せた様に、発明には元ネタは不可欠なのです。全ては模倣から始まるのです。其れは、僕たちが生きる事にも云えます。僕たちは「無」でした。僕たちの叡智とは、全て先達の模倣から始まったのです。自分だけで言葉を話せる様になったわけでは在りません。何もかも、誰かに教わったのです。そんな単純な事を、僕たちは忘れてゆく。其れが大人になる事だと云うのなら、あたくしは生涯そんなモンにはならないと誓おう。

全ての邪気から解放され、無心に還って片瀬と共に手を振る観客(当然乍らあたくしも含む)の無垢な笑顔を観て下さい。此れが「幸福」を実感した者の姿です。此の時、僕たちは確かに生きていると実感し、幸せでした。何故なら、目の前に片瀬那奈が居て歌い踊り、一緒に手を振って共鳴したからです。確かに僕たちは那奈ちゃんと同じ時を生きていると、言葉を超えて感受しました。例え映像に遺らなかったとしても、其の記憶は消えません。されど、こうして実演映像が不完全なカタチとは云え遺された事には大いに意義が在ります。

時は人々の記憶を残酷にも消してゆきます。人は過去に生きるのでは無く、常に未来を求めます。其の結末が「死」と知りつつも、僕たちは「明日」を望むのです。「FANTASY」は、未来讃歌です。僕たちが何故生きるのかを、此れからどうすべきなのかを、片瀬は煽動しました。実際に体験した実演に勝る映像作品なんて存在しませんが、其の記録は僕たちを忘却から救ってはくれます。あの日、僕たちが那奈ちゃんと一緒に誓った未来を思い出させる此の映像を観る時、僕たちは初心に還るのです。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 08:24| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#061:「THE WINGS LIVE in velfarre」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


 Lyrics:kenko-p
 Music:DAMON MEEKS AND BOB MENDELLSON
 Arrangement:Sadahiro Nakano

 品番:AVCD-30532/B

 実演日:2003年7月5日

 発売日:2003年10月16日


「FANTASY」に続いて「Necessary / EVERY***」の初回盤付属DVDには、2003年7月5日@六本木Velfarre 「TELEPATHY WITH YOU」から「The Wings」の実演映像が収録されました。後の『RELOADED 〜Perfect Visuals〜』にも「The Wings」の映像は収められますが其れは別の実演からですので、此の映像は此処でしか観れません。

「TELEPATHY WITH YOU」は片瀬にとって最初期のフルサイズ実演でした。歌手転向時には二曲(「GALAXY」「TELEPATHY」)のみの実演でサプライズ降臨するのが定番スタイルだった片瀬が、初めてフルサイズ実演を行ったのは2003年5月3日の広島フラワーフェスティバルです。其れから再びミニサイズ実演に戻り二ヶ月後に二度目に行ったフルサイズ実演「TELEPATHY WITH YOU」@六本木Velfarre からの映像ですので、片瀬のパフォーマンスからは最初期ならではの緊張感が伝わります。

歌手転向時のインタビューで「目標は単独ライブ。ステージではお芝居も取り入れたい」と語った片瀬の念願が叶った「TELEPATHY WITH YOU」では、本人が目指した「演劇性も在るパフォーマンス」が過剰に表現されてもいました。此処に収められた「The Wings」の最初期実演映像は、そんな片瀬の健気な志を観る者に知らしめます。

歌詞に合わせた振り付けで男性二名女性二名のダンサーと踊る片瀬ですが、其の表情にも注目して下さい。其処にはパントマイムをも思わせる程に過剰な表情による演劇的な表現が観れます。あたくしは此の日の実演を「最前列左側の片瀬の立ち位置の真下」から見上げていました。銀のレザー姿で登場し、過剰な表情やダンスでフルサイズ実演を行った片瀬を観て想起したのは、カイリー・ミノーグでは無く、其のカイリーのお手本のマドンナでも無かった。あたくしが思い出したのは、其のマドンナが敬愛し影響を受けたケイト・ブッシュでした。2003年の片瀬那奈は、あたくしの心の中で1978年〜1981年の「THE DREAMING」以前の初期「ケイト・ブッシュ」と重なったのです。

「レザー姿で長い髪のスタイル抜群の美人がパントマイム風な演劇的な音楽パフォーマンスを行う」と云うスタイルの元祖はケイト・ブッシュです。ケイトは、あたくしが10代の頃のアイドルのひとりで在り、おそらく其れ以前も以後も含めての半世紀近い生涯で最も衝撃を受けた「天才少女」でした。「理想型アニマ人格」である「小島藺子」の実在の人間での最初期モデルが、彼女です。勿論、片瀬自身は自分が生まれた頃に活躍していたケイトの若い時代を意識などしていなかったでしょう。片瀬が意識したのは其の次のマドンナでしょうし、スタッフは更に其のまた次のカイリーをお手本としたのだと思います。然し乍ら、其処に現れたのは「元祖・ケイト・ブッシュ」でした。此の「先祖帰り現象」は、片瀬が無意識に芸術の本質を理解している事の証明となるでしょう。

新たなる芸術表現を目指す時に、表現者は「原点回帰」します。多くの芸術家がアフリカへ目を向ける時が在る様に、更には「新たなるプロレス」と謳われた「UWF」が決して派手な大技を連発するサーカスでは無く「新日の道場で行われていた練習から発展させたスタイル」だった様に、片瀬那奈が目指した新たなる音楽表現の模索は、彼女を無意識の「原点回帰」へと導きました。其の片瀬那奈の「論理を超えた感性」に、あたくしはシビレた。片瀬は努力家ですが、実は「天才」でした。其の容姿が天性の才だっただけでは無く、彼女の思考が「天才」で在る事実に、歓喜しました。あたくしは、遂に見つけたのだよ「理想化した現実」を。出逢えるはずが無い空想上の存在が、出現したのです。

ま、当時「おい!片瀬は現代に蘇ったケイト・ブッシュだぞ」等と洋楽仲間に興奮して捲し立てるあたくしのコトノハに共感する者は、皆無でした。「片瀬がやったのは『ひとり GET BACK』だぞ、片瀬はビートルズとおんなじじゃん!」との意見は、鼻で笑われただけでした。だからあたくしは「月刊・未亜」を始めた。其れは「COPY CONTROL」となり、此処へ行き着くのです。片瀬那奈は、あたくしを少年時代に戻してしまった。此の映像に収められた日の実演を観た時、「全ては此処へ繋がっていた」と確信した。歌い踊る片瀬那奈を見上げ乍ら、「片瀬那奈の語り部になろう」と決意しました。あたくしは只、其れを継続しているだけです。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#062:「拓殖大学 紅陵祭ライヴ」

Necessary/EVERY***(CCCD)


2003年10月18日@拓殖大学 紅陵祭

出演:YeLLOW Generation、星村麻衣、片瀬那奈


片瀬のセット・リスト

 01. Babe(ピンク・グリーン・スカイブルーのミニワンピ)
 02. A・I・O 〜 MY LIFE
 03. Shine <MAD FAT PAD MIX>
 04. Babe -Huge remix-(ダンサーが女性4人と片瀬の「テバサキ5」になる)
 05. The Wings(Tシャツ、デニムGベスト、ブラウンの短パンのNecessary衣装)
 06. EVERY***
 07. Necessary


2003年10月、片瀬那奈は復活しました。13日昼の幕張 Bay FM「MUSIC REST」公開生放送を皮切りに、同日夜には代々木VIVID FM Fuji 「RADICAL LEAGUE」 公開生放送と梯子し、15日には文化放送 「レコメン!」 生放送、そして此の紅陵祭ライブが18日に在り、更に翌19日には代々木VIVID FM Fuji 公開生放送と青山 avex『Necessary/EVERY***』リリース記念イベントを梯子し、25日には三度代々木VIVID FM Fuji「JUNGLE PARADISE」公開生放送、27日はNACK5「NACK ON TOWN」生放送と怒涛の如くファンの前に降臨し始めたのです。其の「夢の日々」は、翌2004年7月まで続きました。

ほとんど毎日どころか、壱日に何度も那奈ちゃんに逢える時がやって来たのです。僕らは歓喜し、公式BBSも大いに盛り上がりました。ほとんどチャット状態とも云える常連同士の交流も始まり、其れはネット上を超え現場でも開始されました。此れだけ頻繁に週に何度も現場で逢えば、自然と仲間は集うものです。誰が呼び掛けるのでも無く、只「片瀬那奈」の名の元に個人でやって来た同志が自然発生的な「オフ会」へと流れ交流してゆく事になります。此の実演が行われた日、僕は未だ一人でした。僕が初めてアンテツに声を掛けたのは翌19日で、其の時は名を名乗らず去り、25日に「アンテツさんとジンジンさんですよね?」と声を掛けたのです。

「Babe」を『Mステ』で歌った時と同じカラフルなミニで登場した那奈ちゃんは、新たなセットでの実演を披露しました。いきなり「Babe」から始まり、バック・ダンサーズは女の子四人組に変わって那奈ちゃんも含めた「テバサキ5」が参上です。続いて「A・I・O 〜 MY LIFE」と渋い選曲のメドレーから「Shine」で前半を終え、ダンサーズ・コーナーを挟んで「Necessary」ファッションで再登場すると「The Wings」「EVERY***」「Necessary」の参連発で畳み込む熱狂のステージを展開しました。当日は日本テレビのカメラも入って居て、ほんの数秒乍ら実演場面が翌週の「速報!歌の大辞テン」で放送されます。

約二ヶ月振りに観た片瀬那奈の実演は、より魅力を増して居ました。空白の一ヶ月を乗り越えた「新生・片瀬」は、前述の通りに此の後10ヶ月間、常にファンの前に立ち続けます。当然乍ら、僕は其のほとんど全ての現場を追いました。正に「夢の様な日々」でした。生涯、二度とこんなに那奈ちゃんと一緒に過ごせる時は無いだろうと思い、取り憑かれた様に追いかけました。ま、其の後2008年の「フラガールのナツ」には、もっとトンデモな日々(本当に毎日、那奈ちゃんと逢える日々で在った「フラガール」赤坂23公演完全制覇)が待って居たのだけど、当時は「今しかないのだ!」と必死だったのです。其れは僕だけじゃなかった。多くの仲間が居ました。何処に行っても、何の打ち合わせもしないのに、アンテツやうっぴー等の顔見知りが居た。那奈ちゃんが歌手になってくれて、僕らの前に立ち続けてくれなかったなら、僕らは生涯出逢う事も無かったでしょう。

此の日は、生憎の雨でした。「晴れおんな」として有名な那奈ちゃんの実演日で雨が降るのは大変珍しいのですが、幸いにも屋内でしたので助かりました。雨になってしまったのは共演した「雨おんな」☆クンのパワーでしょう。事実、星村クンの出番には外は暴風雨になったのですが、落ちで登場した那奈ちゃんは「雨?もう止んだよ」と云い放ったのです。那奈ちゃんで終演し外に出ると、山の上にあって空が近い拓大キャンパスから見上げた夜空には満天の星が輝いて居ました。本当に那奈ちゃんの出番には晴れてしまったのです。「晴れおんな VS 雨おんな」の世紀の対決は、正に「運命の対決!猪木 VS ブロディ」の如く痛み分けのドローだったのでした。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#063:「Babe」club mix

アルメニアン・ハウス・プレゼンツ セレブ・スタイル(CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:Kazuhiro Hara
 Arrangement:Kazuhiro Hara

 Mix:DJ#KAYA

 Programming:Kazuhiro Hara
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:AVCD-17305

 発売日:2003年10月22日
 (「アルメニアン・ハウス・プレゼンツ セレブ・スタイル」5)

 2003 vodafone W杯モーグル テーマソング


当時『JJ』のモデルだった奥田順子さんがプロデュースを担当しDJ#KAYAがミックスしたダンス・コンピ盤に、片瀬那奈の「Babe」も選曲され収められました。

マスターから起こしたのでは無く市販盤をCDJ等を使用してミックスしたのだと思われますが、確かに重低音を強調した此の「Babe」は明らかに通常盤とは違って聴こえます。市販音源を解体し再構築するリミックスは、クラブ等では日常的に行われて居る事ですし、一般人でも簡単に出来る時代になりました。然し乍ら、公式に市販された「クラブ・ミックス」仕様の片瀬音源は此れのみだと思われますので、白盤でアナログ化がなされて居ても不思議では在りません。アナログまでは存在しなくとも、確実に「CDR」の白盤は存在すると期待出来ます。

音源が在るのにアナログ盤やCDR盤を探してしまうのは、此のコンピ盤も「COPY CONTROL」仕様でしか市販されなかったからです。但し、市販盤も含めて片瀬音源に限らず「リミックス」とは元はオリジナル音源と変わりません。特にマスター起こしでは無い此の音源には「片瀬那奈の声」に関しては新たな差異は全く在りませんので、余程のコアな「片瀬音源コレクター」以外には積極的にはオススメ出来ない商品です。


(小島藺子)


posted by 栗 at 00:01| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする