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2010年09月02日

「片瀬那奈ちゃんのプロフィール」其の壱拾肆

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【2010年】

「VoCE」2010年2月号
(1981年、東京都生まれ。'99年に女優デビュー。ドラマ、映画、CM、バラエティなどマルチに活躍するかたわら、電気配線を得意とし、サッカーや野球にも詳しいボーイッシュな一面も。2010年は1月26日スタートのフジテレビ系「泣かないと決めた日」(火曜21時〜)にレギュラー出演、春公開予定の「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」、秋公開予定の「ジーン・ワルツ」と映画でも活躍。)

「MISS」 2010年2月号
(1981年11月7日、東京生まれ。映画、ドラマ、舞台、CMなどで幅広く活躍する人気女優。現在、バラエティ「グータンヌーボ」(フジテレビ系)でMCを担当。また、2010年1月26日からスタートする連続ドラマ「泣かないと決めた日」(フジテレビ系)に出演予定。)

「FRaU」2010年3月号
(1981年11月7日、東京生まれ。1999年にCX「美少女H2」にて女優デビュー。以後、ドラマ、映画、CM、バラエティーなど、多方面で活躍中。現在はCX系の火9ドラマ「泣かないと決めた日」でいじめ役を熱演中。今春封切りの東宝系「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」にも出演している。)

「Body+」2010年4月号
(1981年生まれ。ドラマ、バラエティ、CMなどで幅広く活躍。現在、ドラマ「泣かないと決めた日(CX)」に出演中。また「テレビでスペイン語」(NHK教育)が4月1日スタート。)

「東京人 2010年4月増刊 江東区を楽しむ本」
(女優。1981年江東区生まれ。99年にCXドラマ「美少女H2」で女優デビューし、テレビドラマ、CM、映画などの幅広い分野で活動する。4月2日からNHK「テレビでスペイン語」にレギュラー出演予定。映画「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」(5月8日公開予定、全国東宝系)、「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」(2010年公開予定)、「ジーン・ワルツ」(2010年秋公開予定)に出演する。)

「週刊パーゴルフ」2010年4月27日号
(1981年11月7日生まれ、東京都出身。98年にモデルとしてデビュー。雑誌「JJ」などでの活躍を経て、99年からは女優としての活動をスタート。2002年にはシングル「GALAXY」でアーティスト活動も始めるなど、幅広い分野で活躍している。最近の主な出演作はドラマ「泣かないと決めた日」、映画「20世紀少年」など。「プロゴルファー花」では、花をライバル視する高瀬リコを演じている。)

「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」パンフレット(2010年5月8日)
(1981年11月7日生まれ、東京都出身。99年、ドラマ「美少女H2」でデビューして以来、「氷の世界」「ラストクリスマス」などの数々の人気ドラマに多数出演。主な映画出演作品は「デスノート the Last name」(06)、「きみにしか聞こえない」(07)、「20世紀少年」3部作(08〜09)などがある。10年には、「ジーン・ワルツ」「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」などが公開予定。)

「VoCE」2010年7月号
('81年11月7日生まれ。'99年に女優デビューしたのち、テレビドラマや映画、舞台など幅広い分野で活躍を続ける。現在放送中のドラマ「プロゴルファー花」(NTV系木曜23:58〜24:38)では高瀬リコ役を熱演中。今秋には出演映画が2作公開予定。)

「mina」2010年9月号
(1981年11月7日生まれ。映画・舞台・ドラマ・CMと幅広いフィールドで活躍中。秋公開の映画「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」など出演作も待機中。)


片瀬那奈ちゃんのデビューから現在までのプロフィール変遷をザックリと振り返ってみましたが、如何でしたか?(女子マネちゃん声で)折々の最新作情報なんかが記されていますので、こうしてまとめると簡潔な「カタセ歴」が俯瞰できる様にもなりますね。

1998年のプロフィールと2010年の其れは「1981年11月7日生まれ、東京都出身。」から先が全く異なっています。1998年には「身長、スリーサイズ、血液型、趣味・特技、好物、将来の夢」とつづいた下りは、年々その夢を実現してゆく歴史が取って代わったと云えるでしょう。

片瀬那奈ちゃんは、此の12年間で目紛しく成長しました。プロフィールが常に変わって来たのは、其れだけ那奈ちゃんが新たな挑戦を繰り返したからです。今後も片瀬那奈ちゃんのプロフィールは、さらに変化してゆくのでしょう。リアルタイムで其れを追いかけている僕たちは、本当にシアワセ者だと思います。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月05日

「怪優・片瀬那奈・進化論」番外篇-8
「Champions Lovers〜欧州CL再燃〜」

You'll Never Walk Alone


「Champions Lovers〜欧州CL再燃〜」は、2009年2月23日(1:00〜2:00)にフジテレビ系で放送されたサッカー関連番組です。片瀬那奈ちゃんは、田中要次さんと狂言まわしのドラマを二人芝居で演じました。田中さんはお得意のバーテンダー役で、那奈ちゃんはいつも鼻唄を歌い乍らやってくる美女役です。撮影は、2009年2月10日に行われました。此れは当時担当だった女子マネちゃんが明かした情報ですが、こうしてキチンと撮影日を報告してくれる姿勢は大いに評価できるでしょう。

まずもって、冒頭で鼻唄ではありますが片瀬那奈ちゃんが歌っているのがポイントが高いです。物語はマスターと美女がカウンター越しにサッカー談義を繰り広げる展開で、ハッキリ云って那奈ちゃんは演技を超えた「素」のサッカー莫迦ぶりを嬉々として披露しております。田中要次サンとは、「浜田警察緊急出動スペシャル!〜本当にあった男と女のサスペンス劇場〜」(読売テレビ、日本テレビ:2008年4月17日放映)でも共演し、絡みはありませんが映画「20世紀少年」でも名を連ねています。「浜田警察」や此の番組を観るとかなりコンビネーションが好いので、今後のしっかりとした再共演を期待したいですね。

子供の頃からサッカー大好きの那奈ちゃんですが、現在の様に「サッカーと云えば片瀬那奈ちゃん」と頭角を現したのは、2006年5月31日の「NTTドコモ ニッポンサポーター壮行会」あたりからでしょう。その後は大きな大会の度にサッカー関連番組へレギュラーで起用される様になりまして、今年の「2010FIFAワールドカップ南アフリカ」でフジテレビのスペシャルサポーターを務めたのも記憶に新しいです。頻繁にサッカー番組や雑誌に登場する様になってからでも随分と経っておりましてですね、何ゆえ「にわか」なんぞと呼ばれるのか理解出来ません。あたくしはサッカーには詳しくありませんが、それなりの「プロレス者」ですので、片瀬クンがガチでサッカー莫迦だと云う事は分ります。


(小島藺子/姫川未亜)



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「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#001

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「まだ走らせる気?」

(「美少女H2 最後のデート」1999年)


えっとですね、性懲りも無く新たな連載を始めます。片瀬那奈ちゃんの時系列的女優歴に関しては「怪優・片瀬那奈・進化論」で語って参りましたが、各々の作品で特に印象深いセリフがあります。其れ等をピックアップしまして、萌えてみようかと思います。あたくしは片瀬那奈ちゃんの台詞回しも好きで、其れは文字だけではなかなか伝わらないとも思いますが、お付き合い下さい。

最初は、当然乍らデビュー作の「最後のデート」からのひとことです。此れは本編の最後のセリフでありまして、最後のデートが無茶苦茶になってしまった片瀬那奈ちゃん演じる「片瀬那奈」が恋人のサトルを追いかけて云ったものです。サトルの本心を知った那奈ちゃんが、深夜バスで京都へ向かう彼の元に駆けつけ「言いたい事が二つある!」と云い放ちます。ひとつは「キスはしない!」で、其れはサトルが最後のデートで「最後のキスをして大逆転!」とよりを戻す計画を立てていた事を知ったからです。「もうひとつは何?」と訊かれた那奈ちゃんは「京都行きのバス停は反対側だよ」と応え、慌てたサトルが「お前も来い!」と一緒に走らせる微笑ましい落ちでした。

「最後のデート」は本人が語る程には酷い演技ではなく、17才の新人としては期待以上の出来映えだと思えるのですが、其れに納得しなかった事で片瀬那奈のその後は決まりました。「まだ走らせる気?」と最後に放ったセリフに、来るべき世界を大いに予感させられます。他には、冒頭で「いっその事、別れちゃおうか」と屈託のない笑顔で云う場面も捨て難いです。其の場面で那奈ちゃんはセーラー服を着ていましてですね、貴重なんですよ。挙げ句にサトルにプレゼントを買う資金をつくる為に「制服を売っちゃった」と語る展開もありまして、時代を感じさせます。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月06日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#002

オリジナル・TVサウンドトラック(Face 2 fAKE他)「小早川伸木の恋」


「カナさんを好きになって、寝たんでしょ?」

(「小早川伸木の恋」2006年)


此の連載は時系列順ではなく、気分次第でランダムに選んで進行してゆきます。今回のセリフは「小早川伸木の恋」の第7話で片瀬那奈ちゃん演じる小早川妙子が放ったひとことです。此れに対して唐沢寿明さん演じる伸木は「ああ、寝たよ」と身も蓋もないコトノハを返しまして、二人の関係は決裂してしまうのでした。

伸木はカナと関係を持ちますが、妙子も潤クンと過ちを犯しておりまして、それに関しても伸木は単刀直入に「妙子と寝たのか?」と問い質すのです。アノですね、普通そんな風に訊かないでしょ。あまりにも直球だ。「寝たんでしょ?」で「ああ、寝たよ!」って何んなのよさ。もう、観ているこっちの頭の中が♪くるり〜くるり〜♪となってしまいます。

小早川妙子は、女優・片瀬那奈を考える時に大きな転換期を迎えた役柄だったと思えます。2006年は、此の作品の後に「ビバ!山田バーバラ」の主演と「鉄板少女アカネ !!」での西豪寺エレナ様でコメディ路線での「怪優開眼」を果たしますが、それは「小早川妙子」の「ぶち切れ演技」を経たからこそ到達したと云えます。此の時の片瀬クンは、正に「鬼気迫る演技」と云える体当たりの熱演でした。私生活まで「妙子モード」になる程に役にのめり込んだ姿には大いに感銘を受け、イコの「妙子がんばれキャンペーン」なども展開しバックアップしました。

一応シリアスなドラマなんでしょうけど、大仰な演出は「笑っていただきます」と狙っているとしか思えません。ゆえに現実味のないセリフも多用されるのでしょう。唐沢さん&片瀬クンという分り易い「マンガ顔」夫婦のやり取りは、熱演すればするほどに笑いを誘いますが、その娘「神の子・みーちゃん」を演じる北村一葉ちゃんのメガトン級の破壊力には敵いません。此の作品の眞の主役は「みーちゃん」です。「みーちゃん」を観るだけでも、充分に価値があると断言しましょう。片瀬クンも食われまくりの「史上最強の天才子役」ですよっ。

さて、本日(9/6)は「小早川伸木の恋」で共演されている市毛良枝さんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。原作では無惨にも捨てられる役でしたけど、ドラマでは元サヤに収まるって展開でした。てゆーか、原作はドラマ以上に破天荒なお話で、伸木がカナさんと結婚するってのは兎も角、妙子は仁志を誘惑し「できちゃった結婚」しちゃうし、みーちゃんは潤クンと好い感じになって親子丼へ、、、って落ちなんですよ。「みーちゃん、逃げて〜っ!」


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月07日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#003

ラストクリスマス DVD-BOX


「行きたくない、行きたくない、ゴメンね、行ってきます!」

(「ラストクリスマス」2004年)


今回は、片瀬那奈ちゃんの出演作品でも個人的には評価が低い「ラストクリスマス」から選んでみました。此のセリフは第10話で、ニューヨークへ旅立つ事にした片瀬クン演じる藤澤律子が、色々あったもののくっついた日垣(玉木宏さん)と横断歩道越しに交わした会話です。片瀬クンのセリフだけ取り上げると「何じゃコリャ?」ですけど、実際には、日垣「律子!」律子「行きたくない」日垣「行くな!」律子「行きたくない!」日垣「行くなぁっ!!」律子「ゴメンね」日垣「行くなよ、、、」律子「行ってきます!」ってやり取りです。

「行きたくない」×2と「ゴメンね」、そして「行ってきます!」の短いセリフで、後ろ髪をひかれ捲り乍らも旅立つ切ない情感を表現するクライマックスでした。ま、その後に空港へ向かう律子は一端引き返して日垣に逢い「今度は、あたしが片思いする!」と駄目押ししてハグするんですけど、一寸蛇足だったんじゃまいか。折角の切ない場面が台無しです。

「ラストクリスマス」は、確かに其れまで片瀬那奈ちゃんが演じた事のないシリアスな恋愛ドラマでして、何と申しましても歌手活動に専念した後に満を持して「女優回帰」した記念すべき作品です。普通に「きれいなおねえさん」も難なく演じられるのだナァ、とは思いましたが、あたくしは幻滅しました。確かに普通に上手いんです。でも、ツマンナイのよさ。但し、現在の片瀬那奈が藤澤律子を演じたなら、全く評価は別になると思います。片瀬クンが「美少女H2 最後のデート」を忘れない様に、あたくしは「藤澤律子」を忘れません。「片瀬那奈は、こんなもんじゃないんだ!」と、忸怩たる思いで観ていたのです。其の大いなる危機感から、あたくしは此処を立ち上げたのですからね。

さて、本日(9/7)は、プリテンダーズのクリッシー・ハインドのお誕生日です。御目出度う御座居ます。バディ・ホリーのお誕生日ですので、キース・ムーンの命日でもあります。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月08日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#004

できちゃった結婚


「ブラボー!(パチパチ、はあ、はあ)感動しましたっ、小松原先生!あたし、先生のファンになりました。先生は純愛の王様、キング・オブ・純愛です!!」

(「できちゃった結婚」2001年)


ドラマ「できちゃった結婚」で片瀬那奈ちゃんが演じた「有森みさと」は、狙った男は必ず落とす「魔性の女」との設定で、初回から狙った「巧クン(妻夫木聡くん)」に積極果敢に迫りまくります。しかし、九州男児の巧クンはおじいちゃんの遺言を守って「純愛」を貫こうと拒否しまくりましてですね、みさとちゃんは感化されて純愛に目覚めてしまうのです。其れと反比例して巧クンはムッシュムラムラして参りまして、後半になると逆に巧クンが迫るって展開になります。ラブホテルでみさとちゃんに押し倒されても拒んでいたのに(なんて勿体無い事をするのだ!)、乙女ちゃんになったみさとちゃんにいきなりキスしやがりましてですね、アンテツの「いつか殴る手帳」に「ツマブキサトシ」の名がしっかりと記されたのでした。

エロ男爵演じる小松原先生は、妊娠した主人公・チヨ(広末涼子さん)の主治医で、チヨの姉である亜紀(石田ゆり子さん)にひと目惚れし何度かデートをしますが、何故かみさと&巧は毎回その場に居合わせます。今回選んだセリフは、第7話でまたしても偶然に同じ店に居たみさとちゃんが小松原先生の亜紀への求愛を聞いて、花びらを巻き散らし拍手喝采し歩み寄り跪いて小松原先生の手を握り発したモノです。

異常に興奮し「はあ、はあ」と吐息を漏らしつつ大仰に語る姿は完全に常軌を逸しておりまして、「ファンになりました」のセリフ回しも「ふあんになりました」と過剰です。実際、片瀬クンはエロ男爵のファンですから、公私混同の演技を超えた場面だったと云えるでしょう。此の場面は、前に巧クンがみさとちゃんに手を出さない理由を語った時に、偶然に居合わせた小松原先生が巧クンを絶賛する展開と対になっています。第一期女優時代の片瀬那奈ちゃんも、あたくしは大好きです。いえ、元々は此の頃の「アイドル女優・片瀬那奈ちゃん」を好きになったのです。ナンダカンダ云って「美少女H2」から「プリティガール」までの作品は、結構頻繁に見返しております。

ところで、本日(9/8)は、ダウンタウンの松本人志さんと、片瀬クンとサッカー番組で共演されている中西哲生さんのお誕生日です。それから、あたくしの愛用ノートパソコンの名前に頂いたおともだちのお誕生日でもあります。皆さん、御目出度う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月09日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#005

SOUND of DEATH NOTE the Last name


「試してみればぁ?」

(「デスノート the Last name」2006年)


片瀬那奈ちゃんの銀幕デビュー作は2001年の「冷静と情熱のあいだ」ですが、出演場面はほんの数十秒でして一時期は「黒歴史」化されておりました。ゆえに本格的な映画出演となりますと、2006年の「デスノート the Last name」と云えるでしょう。

金子監督は完結篇の「女神」と紹介し、片瀬那奈ちゃん演じる高田清美を原作よりもかなり重要な役どころに改変しました。映画版での高田清美は「第3のキラ」として物語で重要な役割となっています。クランクインもクランクアップも高田清美の出演場面でありましてですね、原作に合わせて「髪を切りましょうか?」との片瀬クンの申し出も却下し、「其の侭の長い髪の片瀬那奈で演じて下さい!」と要求したのでした。ガメラ金子よ、おまいはブライアン・ウイルソンか。

第3のキラである事が判明し罠に嵌められて目隠し&両手足を拘束された状態で、高田清美は夜神月(藤原竜也くん)によってデスノートで殺害されます。其のクライマックスで月の父親である夜神総一郎(鹿賀丈史さん)が「ノートに名前を書いてから、どうするんだ?」と設問し、高田は「書くだけよ」と嘯きます。「だから書いた後、どうするんだっ!!」と迫られて、高田が放ったのが今回取り上げたセリフです。

セリフとしては「試してみれば?」だけなんですけど、片瀬クンは「ふっ(不敵に笑い)試してみればぁ?うあっはっはっはっは!(爆笑)」と演じております。魅力のひとつである目を隠された状態での表現でかなり制約があるのですが、見事に悪女を演じ切った名場面となりました。その後の悶絶絶命シーンも見どころですが、開き直った往生際が悪過ぎる場面が最高でした。片瀬クンは、やっぱり悪役が似合うんだよナァ。

さて、本日(9/9)は、SILVAさん(片瀬クンと「真夜中の王国03」で共演)、酒井若菜ちゃん(噂では「ホーム&アウエイ」で若菜ちゃんが演じた「秋葉原りる」は、片瀬クンが演じる可能性があったらしい)、そして「天才!」大塚愛ちんちんのお誕生日です。皆さん、御目出度う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月10日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#006

Led Zeppelin 4: Zoso


「コロッケ、汁につけんなって?最初に言えっつーの。小銭出す時に言えっつーの。コロッケ作る前に言えっつーの」

(「アベレイジ2 立ち食い蕎麦屋の女」2008年)


オムニバス・ドラマ「アベレイジ」は2008年にフジテレビ系で2作放映されましたが、片瀬那奈ちゃんは両方に連投しております。一作目では黒子がひとつの焼肉店店員を演じ、二作目では黒子がふたつに増えて立ち食い蕎麦屋の店員と彼女の分身?の二役を演じています。

今回取り上げたのは二作目の「アベレイジ2」で、無口な「立ち食い蕎麦屋の女」が昼食で回転寿司屋に行った時に居合わせた「瓜二つなのにファッショナブルで饒舌な女」が、「立ち食い蕎麦屋の女」の心の声を代弁するかの様に捲し立てるセリフの後半部分です。分身は言葉だけではなく、気に入らない客に生卵をぶつけ憂さを晴らします。お話もシュールですが、二役のどちらも奇妙な役柄で「女優・片瀬那奈」の真骨頂が観れるドラマでした。

最初にタクシーに生卵をぶつけられ餌食になるタクシー運転手は忍成修吾くんが演じていますが、彼は古くは2000年の「FLY 航空学園グラフィティ」に始まり、「新宿暴走救急隊(2000年)」「ショコラ(2008年)」「リセット(2009年)」と、片瀬クンとの共演が多いです。「アベレイジ」でも二作共に片瀬クン主演作に登板しておりました。

「めんどくさい客」である彼が矢継ぎ早に「今日はソバとうどん、どっちが出た?」とか「今度、休みいつ?」等と誘いを掛ける場面で、ずっと無視していた「立ち食い蕎麦屋の女」が、「映画とか好きなの?」と畳み掛けられてひとこと「キライ(ぼそっ)」と云うのも好きなんですけど、「キライ」だけじゃ名セリフとして弱いかと思いましてこっちにしました。此処でポイントが高いのは「コロッケ作る前に言えっつーの」ですね。アノですね、コロッケは出来てますからっ。作る前には言えねーつーの。(【注】コレって、実は「コロッケつける前に言えっつーの」と云っています。つまり「完全なる聞き間違い」をネタにしております。)

一作目では「いらっしゃいませ〜」ってセリフが最高なんですけど、此れも文字だけでは独特のイントネーションが伝えられません。選んだセリフも「言えっつーの」を三連発する部分の言い回しが素晴らしいので、あくまでも此の連載は紹介テキストにして頂いてですね、是非とも実際に作品を堪能して下されば幸いです。

さて、本日(9/10)は、ミルコ・クロコップと松田翔太くんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。力道山と昭和巌流島対戦で色々あって敗れたものの、実は「元祖・グレーシー・キラー」だった木村政彦七段も此の日に生まれました。猪木の異種格闘技戦が柔道家のルスカだったのは、意味があったんですよね。木村とルスカが負けた理由も、おんなじだったりするのですよ。


(小島藺子/姫川未亜)



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「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#007

フジテレビ系・月9ドラマ「不機嫌なジーン」オリジナル・サウンドトラック


「私、、、花くれた人を放っとく人なんかより、私の方が白石くんに合ってると思う」

(「不機嫌なジーン」2005年)


2004年10月期の月9ドラマ「ラストクリスマス」で女優回帰した片瀬那奈ちゃんは、つづく2005年1月期の月9ドラマ「不機嫌なジーン」にもゲスト出演ながら連投するという破格の復活劇を果たしました。天下の「月9」に2クール連続出演って記録だけだと素晴らしいのですけど、個人的には其の「ラスクリ」から「ジーン」の流れで「片瀬那奈は終った!」とすら思った程に期待外れな展開となったのです。

今でこそ敢えて「ラスクリ」や「ジーン」からのセリフを取り上げたりしていますが、リアルタイムでは悪夢の様な時期でした。元々、あたくしは女優の片瀬那奈ちゃんを好きになってですね、応援していたら歌手に転向されまして「ふざくんな!」と思いつつも実演に通っていたらハマりまして「よーし、それなら歌手の那奈ちゃんを応援しちゃうぞっ」と思ったら、女優に戻っちゃったわけですよ。

いえね、那奈ちゃんが女優回帰するのは大歓迎だったのよさ。問題はだ、そこで演じた藤澤律子と岡元めぐみってのが「何じゃこりゃ?」だった事なのです。何度でも云いますけど、こんな役は誰が演じても好いじゃん。片瀬那奈ちゃんが、そーゆー「大根女優道」へ進むって全くの想定外だったので、呆れ返ってしまいました。其れは決して片瀬クンの責任ではなくってですね、そーゆー没個性な単なる美人女優路線を敷いたスタッフの愚挙でしょう。

「不機嫌なジーン」には第4話から第7話までのゲスト出演で、主人公ジーン(竹内結子さん)の恋人である白石健一(黄川田将也さん)の幼馴染みで偶然に再会した花屋の店員さん「岡元めぐみ」という役どころでした。物語にアクセントをつける為の「捨て役」で、いきなりだナァで再会し、偶然にもすぐにまた逢って、何となくデートもして取り上げたセリフでめぐみちゃんから告白って事になるものの、次のデートでジーンが居合わせて、白石くんはジーンを追い、無惨にも「めぐみちゃんは置き去り」で出番終了!なのです。おいおい、それはないでしょ。

完全なる「ジョブ」を演じたのですが、流石は片瀬クンです。それなりに見せ場は作っておりました。告白場面の前に白石くんとジーンが携帯で会話する時に、白石くんと一緒にいるめぐみは「彼女?」と「あたし、女だよ!」とのセリフを無音で表現しております。そして、「ラスクリ」よりも救われたと感じたのは、バスに偶然に乗り合わせた時にめぐみちゃんが白石くんに「よっ!」と挨拶する場面です。此れが実に好い。「嗚呼、那奈ちゃんだ」って納得できる場面でした。マジで其の「よっ!」を選ぼうと思ったのですけど、またしても文字だけでは伝わらないんですよ。片瀬那奈ちゃんは、そんな「一音」での表現も素晴らしいんです。西豪寺エレナ様の「あっ。」とか最高ですからね。「片瀬那奈のあいうえお」とか企画して、単音だけでの演技をやらかす映像作品でも充分に成立すると思います。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月11日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#008

「鉄板少女アカネ!!」オリジナル・サウンドトラック


「はじめまして。わたくし、このビルのオーナー、西豪寺エレナと申します。よろしくね、ミクロちゃん」

(「鉄板少女アカネ !!」2006年)


今回は、片瀬那奈ちゃんの当たり役「西豪寺エレナ様」が、堀北真希ちゃん演じる「神楽アカネ」と初めて逢った場面で発せられたセリフです。エレナ様には名セリフが多いので、今後も何度か取り上げると思います。

エレナ様は、初対面でエスカレーターを降りてくるアカネを高見から見下ろして仁王立ちになりまして、礼儀正しく自己紹介をします。問題は其の後でありまして、何故か勝手にアカネを「ミクロちゃん」と命名してしまうのです。以後、ずっとエレナ様はアカネを「ミクロちゃん」と呼びつづけますが、劇中で其の呼称を使っているのは当然乍らエレナ様だけでした。例外的に北村が「ミクロ!」と呼び捨てにする場面がありますが、定着はしません。初期設定では北村がエレナ様の寝首をかく野望を抱いていたらしく其の名残なのでしょうけど、エレナ様の暴走が凄過ぎて北村の野望はどっかへ消えてしまいました。

堀北真希ちゃんは公称160cmで、そんなに小さくはありません。共演している「ゆず・みかん」役の双子の「奈津子(公称161cm)、亜希子(公称160cm)」と並んでも、若干ミクロちゃんの方が背が高く見えます。確かに片瀬クンは公称172cmでミクロちゃんよりも背が高いのですけど、親友でミクロちゃんの先輩である内山理名ちゃんは公称157cmとミクロちゃんよりも更に小さいのです。何ゆえ、エレナ様は「ミクロちゃん」と命名してしまったのでありましょうか。ミクロちゃんも、いきなりだナァで呼ばれて「ミクロちゃん?」と怪訝そうです。

此れはですね、西豪寺グループの社長であるエレナ様にとって、門前月町で鉄板焼き屋を営むアカネなど「取るに足らない小さな存在」だと云う事を表現しているのでしょう。単に身長差の問題ではなく「わたくしはビッグなのよ、うわっはっはっは」と、トシちゃん風に驕っておられるのですよ。兎も角、此の「ミクロちゃん」と云う呼称はインパクトがありましてですね、我々「カタセ・メイニア」の間では、以後「ミクロちゃん」が堀北真希ちゃんの呼び名として定着しました。

原作での「西豪寺エレナ様」は、1エピソードに登場するだけの端役です。勿論、アカネを「ミクロちゃん」などと呼んだりもしません。原作にも登場する人物ですが、共通するのは名前くらいでほとんどオリジナル・キャラクターと云って差し支えない存在です。片瀬クンは其れを自由奔放に演じ、見事に魅力的な役柄にしました。回を追うごとに暴走度が増してゆく様は、正に「水を得た魚」です。此の役を演じなければ、その後の「女優・片瀬那奈」は全く違っていたと思われます。「鉄板少女アカネ !!」と云う作品は、もしかしたら存在しなかったかもしれない「危うい経緯」で成立しておりますので、千載一遇のチャンスを片瀬クンは掴んだと云えるでしょう。

さて、本日(9/11)は、片瀬クンと「はねるのトびら」の「オシャレ魔女アブandチェンジ」(2009年5月13日放送)で対決した北陽の虻川美穂子さんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。片瀬クンが演じた事がある夏目雅子さんの命日でもあります。


(小島藺子/姫川未亜)


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「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#009

鉄板少女アカネ!! DVD-BOX


「そうなれば、瀬戸内海は、わたしのモノよ!」

(「鉄板少女アカネ !!」2006年)


引き続き、西豪寺エレナ様のセリフです。第2話で明石へ向かったミクロちゃんの前にヘリコプターに乗って現れたエレナ様は、鯛バトルを開催すると宣言するのです。勝利を確信しているエレナ様ですが、其の鯛バトルで優勝して、西豪寺チェーンの店舗が拡大ってトコまでは何となく理解出来るものの、何ゆえ「瀬戸内海を征服」って野望へと飛んでしまうのかは理解不能です。

おそらく、エレナ様の脳内では緻密な計画があってですね、此の「明石・鯛バトル」の帰着点が「瀬戸内海制圧」って絵図が出来ていたのでありましょう。若くして西豪寺グループのトップに君臨するエレナ様は、非常に頭脳明晰で先の先まで読んでおられるのです。それで、うっかりこんなトンデモ発言を発してしまうのですよ。

其れにしてもですね、エレナ様は瀬戸内海を手に入れて何がしたかったのでしょう?普通ですね「関西制覇」とか「四国制覇」とか、陸地を云いますよね。何故に「海」なのよさ。エレナ様は、どっか狂っているんですよ。ま、そこが可愛いんですけどね。

エレナ様は、全国行脚するミクロちゃんが行く処に必ず現れます。其れはミクロちゃんの父親である「神楽鉄馬」を探さなければいけないからなのでしょうけど、意識的にミクロちゃんを追うのではなく偶然に出逢う展開になっております。必ず各地でエレナ様が主催する料理対決が行われるわけでして、エレナ様が誘っている様にも感じられますが、実はエレナ様もミクロちゃん同様に「事の真相」を全く知らずに踊らされているのでした。

此のドラマは、ミクロちゃんとエレナ様のライバル・ストーリーとして展開しますが、驚愕的な「オチ」を二人とも知らずにガチンコでぶつかり合うからこそ美しい。二人とも純粋に真剣勝負をしたからこそ、奇跡のタッグ結成へと向かうのです。今年(2010年)に放映された「プロゴルファー花」は、厳しく云えば、題材を変えた焼き直しとも云えます。「ミクロちゃん vs エレナ様」と「花 vs リコちゃん」は、とっても類似点がありました。ゆえに、片瀬クンが演じた作品で最高のライバルは「ミクロちゃん」との評価は、未だ変わりません。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月12日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#010

EVERY


「ぅぁ、それだけは、おねげぇしますぅ〜!」

(「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」2005年)


本日(9/12)は、片瀬那奈ちゃんと「天国のKiss(1999年)」「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年)」「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010年)」で共演されている戸田恵子さんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。戸田さんと云えば「ガンダム」でマチルダさんの声を担当していますが、片瀬クンも大好きな「ガンダム」キャラでは、セイラのお誕生日が本日の設定みたいです。

さて、なんとなく節目に戸田さんとの共演がある片瀬クンですけど、今回は2005年の「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」第6話からのセリフを取り上げてみました。片瀬那奈ちゃんは2004年の10月期に月9ドラマ「ラストクリスマス」で女優回帰しまして、つづく2005年1月期の月9ドラマ「不機嫌なジーン」にもゲスト出演ながら連投しました。ただ、当時流れていた「AUBE」のCMと同じ様なクールビューティー路線での女優活動再開は、古くからの片瀬那奈ちゃんファンにとっては手放しで喜べない状況だったと思います。

3クール連続でフジテレビ系の連続ドラマへの登板となった「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」で片瀬クンが演じた緒方亜紀は、そんな古参ファンも納得の「第一期女優時代」で魅せた「おもしろいきれいなおねえさん」路線へ軌道修正された役柄です。戸田さんが演じる「つや子さん」と片瀬クン演じる「亜紀ちゃん」は、人気ドラマ「離婚弁護士」にパート2から新加入したキャラクターで、二人の漫才コムビの様なやり取りも見どころでした。

第6話は「オチ」が亜紀ちゃんなので出番は最も少ない回なのですが、其の「オチ」で間宮法律事務所の停電騒ぎの原因が、亜紀ちゃんが合コン仕様の髪型にする為にシャワートイレの電源をドライヤーに代えていた事だったと発覚します。其処で、つや子さんが「今後10年、合コン禁止!」と云い放ちまして、それを受けた亜紀ちゃんが嘆願する時のセリフが今回ピックアップしたものです。

「お願いします」と云う部分を「おねげぇしますぅ〜」と言い回しているのが、当時としてはポイントが高く、「やっぱ、那奈ちゃんはこーじゃなくっちゃ」と「ラスクリ」&「ジーン」の悪夢を払拭するのには充分な役どころとなりました。那奈ちゃんファンの間では「2005年流行語大賞」と認定される程に流行ったものです。「リコベン2」は初回のゲストが意外にも初共演となった内山理名ちゃんで、主題歌を星村麻衣ちゃんが担当しました。「女優・片瀬那奈」の眞の復活劇を親友とマブダチがサポートする図式に、那奈ヲタのハートは萌えまくったもので御座居ます。ちなみに、片瀬クンは尊敬する女優さんとして、此のドラマの主役を演じた「あまみん」こと天海祐希さんを挙げております。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月13日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#011

Joyful


「ゲロゲロ!」

(「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」2005年)


引き続きまして緒方亜紀ちゃんのセリフを選んだのはですね、昨日(9/12)にマブダチである星村麻衣ちゃんがツイッターで「片瀬那奈ちゃんと合流して出雲大社なぅ。那奈ちゃん初島根〜!」とつぶやいたからです。(うっぴー☆、情報ありがとう!)片瀬クンは、プライベイト旅行を満喫されているのでありましょうか。折角なので理名ちゃんとの奈良に対抗して、麻衣ちゃんと島根紀行って番組を撮って頂ければ嬉しいんですけどね。

前述の通り「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」の主題歌「EVERY」は、星村麻衣ちゃんの名曲です。当時、片瀬那奈ちゃんは「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」に初出演(2005年5月23日)しましたが、お友達として麻衣ちゃんに繋ぎました。お付き合いは2003年の歌手時代に遡りましてですね、「SHiNY Girls」ってユニットを結成していたのですよ。それで「歌手・片瀬那奈」の最後のステージも麻衣ちゃんの実演へのゲスト出演だったのです。また、麻衣ちゃんもうっかり「ビバ!山田バーバラ(2006年)」に友情出演していたりしまして、公私共に「マブダチ」であります。

今回のセリフは「リコベン2」の第8話からで、此の回では瀬戸朝香さん演じる佐伯先生が、離婚して離れ離れになっている娘がガチャポンで動物のフィギュアを集めていまして「パンダがなかなかでないからほしい」と云うわけですよ。それで、間宮法律事務所のメムバーは密かにガチャポンをやってパンダを当てようとするのです。ところが、何故か自分に似て居る動物しか当たらなくってですね、片瀬那奈ちゃん演じる亜紀ちゃんは「カエル」ばっか出てくるのでした。

其れで「うり坊」ばっか出ちゃう「つや子さん」に、「(カエルに)似てんのよ、アンタ」と振られてアップになった亜紀ちゃんが、いきなりだナァで「ゲロゲロ!」とカエルのマネをするのです。ゲロゲロでゲロマブ!なのだ。那奈ちゃんはカエルに似てないこともないけど、そこまでやるか?「リコベン2」で演じた緒方亜紀ちゃんは、女優回帰後の「ラストクリスマス」と「不機嫌なジーン」、更には当時大量オンエアされ女性ファッション誌も席巻した「AUBE」でイメージされた片瀬クンの「美人女優路線」を、根底から覆す等身大の今時の女のコでした。初回から大欠伸をするわ、吠えるわで、那奈ちゃんの持ち味である豊かな表情が堪能できる作品となっております。

但し、当時は女優回帰後の二作である「ラスクリ」と「ジーン」に幻滅したのですけど、年月を経ますと「藤澤律子」と「岡元めぐみ」をアノ時に演じたのは大きな意義があったとも思えます。現在でも、あたくしは片瀬クンが本領を発揮するのは「動」の演技だと思いますが、所謂ひとつのクールビューティーな「静」の演技もしっかりと演じられるのです。

「第一期女優時代」との違いは、押さえた演技をもこなせる様になった点でして、復帰作で「緒方亜紀」を演じていたなら其の後の振幅の広い演技は望めなかったかもしれません。確かに「藤澤律子」と「岡元めぐみ」を演じる片瀬クンは、どこかぎこちない感じがするのですけど、其れは大いなる試練だったのでしょう。観て居るファンが忸怩たる思いだったのですから、片瀬那奈ちゃん本人はもっと「もどかしい気持ち」だったと思います。

とは云え、かつての路線に戻ってくれた「緒方亜紀」は手放しで歓迎する他はない役柄でした。ま、それだけあたくしは片瀬那奈を「過小評価」していたのですよ。まさか、一年後には「西豪寺エレナ様」まで行ってしまうとは予想もしておりませんでした。ハッキリ云いますけど、あたくしは「2005年で片瀬那奈ちゃんは引退する」と思って此処を立ち上げたのですよ。こんなに長く続ける気は、全くありませんでした。

さて、本日(9/13)は、ステラ・マッカートニーのお誕生日です。それから「エヴァ」の渚カヲルくんも本日がお誕生日の設定です。御目出度う御座居ます。片瀬クンは「ガンダム派」ですけど、あたくしは「エヴァ派」です。「カヲルくんとアスカが好きです。(←どーでもいい情報)」


(小島藺子/姫川未亜)


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「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#012

鉄人28号 1 (潮漫画文庫)


「ビルの街に、ガオーッ!!」

(「20世紀少年 第1章」2008年)


片瀬那奈ちゃんは、原作のマンガ「20世紀少年」の愛読者でありまして、「ollie girls」2004年9月号で「気になっている7つの事柄...」に「20世紀少年」を挙げています。「週刊ビッグコミックスピリッツ」2005年11月14日号でも応援メッセージを寄せておりましてですね、満を持しての本篇出演となったのです。片瀬クンは「太陽の塔でもいいから出たい!」と熱望して、結果的にはカメオ出演となったのでした。

全3部作で、片瀬那奈ちゃんが演じた「敷島ミカ」のセリフがあったのは「第1章」だけです。公開当時は、まさかその後の展開で原作と違って「敷島ミカ」が埋没されてしまう等とは思っていなかったので、一目でも那奈ちゃんを拝みたいと、エキストラ出演を繰り返したもので御座居ます。御蔭で映画「20世紀少年」では、肝心の那奈ちゃんよりもあたくしの出番の方が多いって事になってしまいました。ま、ナンダカンダ云っても那奈ちゃんと同じ映画に出れたってのは「那奈ヲタ冥利に尽きる」事なんですけどね。

其れで、那奈ちゃんがマトモに演じた場面がある「第1章」なんですけど、主役の「ケンヂ」が唐沢さんなので「小早川伸木の恋」を思い出しちゃうんですよ。イメクラの風俗嬢になった「敷島ミカ」って設定で、とってもセクシーなんですけど、那奈ヲタ的には「おいおい、伸木がうっかり風俗に行ったら妙子がナースのコスプレで居ましたって事かよ?」と思ってしまいました。

「ケ〜ンヂくん、遊びましょ!」ってセリフが、予告篇などでも観れて大いに期待感を高まらせて下さったし、「早く仲間を集めなきゃ」とか、とっても重要なコトノハを残しているのに、何ゆえ消えてしまったのでありましょうか。今回選んだセリフも、物語に大きく関わる発言でした。「第1章」のクライマックスで現れる「巨大ロボット」をミカは予言しているのです。其れは、作ったのが父親だからなんですけどね。

此処でポイントなのは、片瀬那奈ちゃんのセリフ回しなんですよ。「ビルの街にガオー!」はアニメの「鉄人28号」の主題歌の冒頭部分です。那奈ちゃんは「ビルの街に」のトコまではオリジナル通りに歌い、「ガオーッ!」の部分は絶叫とアレンジしています。此れはですね、オリジナルに馴れ親しんだ者にとっては、衝撃的だったのですよ。僕らの「ガオーッ」とは全く違う「ガオーッ!」によって、僕らのイノセントを破壊されてしまったんです。アノですね、此れって、トンデモない事ですよ。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月14日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#013

CX系ドラマ「暴れん坊ママ」オリジナル・サウンドトラック


「大輝はイイコね、ママにはもう大輝しかいないんだから」

(「暴れん坊ママ」2007年)


本日(9/14)は、 中村獅童さん(片瀬那奈ちゃんと「デスノート the Last name」で共演、但し獅童さんはリュークの声優として参加)、成宮寛貴くん(片瀬那奈ちゃんと「一番小さなメリークリスマス」「ブラッディ・マンデイ」で共演、但し「ブラマン」では絡みなし)、そしてウエッティこと上戸彩ちゃん(片瀬那奈ちゃんと「暴れん坊ママ」「ホカベン」で共演)のお誕生日です。皆さん、御目出度う御座居ます。

其れでですね、今回は「暴れん坊ママ」第6話から片瀬那奈ちゃんが演じた花輪倫子ママのセリフを選んでみました。倫子ママは一人息子の大輝(鏑木海智くん)を溺愛する教育ママです。おゆうぎ会で「白雪姫」が上演されますが、心を寄せる山口先生(向井理くん「オサムちゃん、出世したナァ」)に二度も直談判で息子を王子役へ抜擢する様に頼んだりもしたものの(再放送では無惨にも両方共カットされています、二度目は夜のベンチで手を握って迫る名場面だったのにナァ、、、)、結局「小人7号」に配役されます。

其れでも何とか目立たせ様と、全身電飾付きの衣装を着せたりします。倫子ママは父母会の副会長で、会長である北条翠子(ともさかりえサン)の「デカ過ぎるコバンザメ」に甘んじておりますが、会長選挙で敗れた過去がありまして、下克上の機会を伺っておりました。そんな時に、うっかり夫(岡本光太郎さん)のワイシャツに自分ではない女性の髪の毛を発見し、益々「大輝命!」と突っ走るわけです。

小人の踊りを対面で一緒に練習して、大輝を抱きしめて云ったのが今回のセリフです。大輝クンは一見「阿呆面」で出来も悪そうなのですが、此のハグが効いたのか見事にお受験に成功してしまいます。実はアホな振りをしていますけど、大輝クンは結構お利口さんでして、母親が山口先生に惹かれている事やサンタクロースの正体も知っているのでした。幼稚園児でありながら昼行灯を気取っていたとは、流石は片瀬クンの息子ですね。

さて、その片瀬クンの近況ですが、星村クンのツイッターによれば9/12は星村クンの実家にお泊まりし、9/13は二人で松江観光を楽しんだ模様です。完全なるプライベイト旅行なのでしょうけど、よくぞ星村クンはつぶやいて下さった。流石はマブダチですね。此処では片瀬那奈ちゃんの公的な活動を記録するのが本分で、プライベイトに関してはオミットしているのですけど、ネット上で公表された事は記録対象にしています。てか、どこぞの「マネ日記」も公的な活動はしっかりと告知したり報告して頂きたいもんですね。

其れでですね、またしても盟友「うっぴー☆」からのタレコミなんですけど、今週の金曜日深夜(正確には土曜日)の「すぽると!」に片瀬那奈ちゃんが生出演するみたいですよっ。全く、何で公式で告知しないのでありましょうか。こうなるとですね、9/16の早朝に「テレビでスペイン語」の再放送から始まり、9/17は「テレビでスペイン語」本放送、深夜(正確には9/18)に「すぽると!」と来て、9/18の午後に「神番組!」である「都のかほり」と、今週末も「TVで那奈ちゃん三昧!」となるわけですよ。其れは嬉しい!でもですね、本当に公式未告知が多発しすぎです。未確定情報ですけど9/8の「スーパーモーニング」にも出ていたって話もありますし、一寸好い加減にして頂きたいです。当たり前田のあっちゃんはAKB48ですけど、告知されなきゃ観れないつーの。何が「★みてください★」だよ?ふざくんな。


(小島藺子/姫川未亜)


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「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#014

ホカベン オリジナル・サウンドトラック


「あなた最低の人間ね!あなた、女でしょ?あたしと同じ女でしょ?なら、あたしと同じ目に逢ってみなさいよ!どんなに怖くて、どんなに悲しくて惨めか、あなたも同じ目に逢ってみなさいよ!」

(「ホカベン」2008年)


本日(9/14)は上戸彩ちゃんのお誕生日ですので、片瀬那奈ちゃんと再共演した「ホカベン」第7話からのセリフも紹介しましょう。「暴れん坊ママ」では「園ママ軍団」の倫子ママはウエッティを苛めていましたが、「ホカベン」で片瀬クンがゲスト出演して演じた「松沢明美」は「強姦致傷事件の被害者」と云うハードな役柄でした。ドラマとは云え、そんな那奈ちゃんは観たくないので滅多に観直さない作品です。

「ホカベン」の主人公でウエッティ演じる新人弁護士「堂本灯」は、犯人の弁護を担当します。片瀬那奈ちゃん演じる明美は徹底的なシリアス演技で、裁判で真っ向から対決するのです。明美は計画的に犯されてしまったのですけど、灯は弁護する立場なので明美にも「その気があった」と持って行きます。堪り兼ねた明美は、灯を突き飛ばして此のセリフを云い放つのでした。

物語は犯人が有罪判決となるのですが、レイプ事件を題材にした作品に共通する後味の悪さが残ります。其れは、現実では更に理不尽な事なのです。犯罪が起きると、被害者の人格は無視されてしまいます。個人情報がナンタラと云ってますけど、殺されたらそんなもん全部公開されちゃうじゃん。全く理解不能なのよさ。

片瀬那奈ちゃんは、こうしたシリアスな演技でも大いに魅せます。ウエッティと絡んだ「暴ママ」と「ホカベン」を比べても、僅かな期間で同じ配役での作品とは思えない程に演技に幅があります。どんな役柄でも、しっかり演じきれる本物の女優になった片瀬那奈が居ます。でも、やっぱり、何度でも云うけど、こんな役を演じる那奈ちゃんは観たくないです。女優だから、どんな役でも演じられるのでしょうけど、此処までやらなくても好いじゃん。好い歳こいて、愚かなファンだと笑ってもらっても大いに結構です。可哀相で、正視出来ません。此の作品を観た時に、どんなに怖くて、どんなに悲しくて惨めだったか、、、。

其れでですね、昨日(9/13)の読売新聞に優香ちゃんのインタビュー記事が載っているんですけど、「グータンヌーボ」に関しての記述で「来月6日の特別番組では、優香が香里奈、片瀬那奈と語り合う。」って書いてあるんですよ。えっと、此れ、もう撮ってますね?てか、何で告知しないのよさ。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月15日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#015

ハンマーセッション! オリジナル・サウンドトラック


「一文無しより、百億持ってる方が幸せに決まってるじゃない!」

(「ハンマーセッション!」2010年)


今回は、片瀬那奈ちゃんの最新作ドラマ「ハンマーセッション!」第8話ゲスト出演からのセリフです。此の作品は、事務所の後輩である速水もこみちクンと志田未来ちゃんが主演で、片瀬那奈ちゃん演じる悪女「理恵」の相手役も研音の若手である竜星涼クンですので、正に後輩に胸を貸すと云った堂々とした演技が観れました。

片瀬クンは、純真な高校生を手玉に取る年上の性悪女を見事に演じ切りましたが、番組公式サイトによりますと現場では大いに場の雰囲気を明るくし、竜星クンは「片瀬さんのおかげで、楽しく広瀬を演じさせていただく事が出来たと思います。」と感謝しております。色々とアドリブをかまして、新人の緊張感を和らげておられた様です。

此の「ハンマーセッション!」と云うドラマを、あたくしはエロ男爵がゲスト出演した第7話と、片瀬クンがゲスト出演した第8話しかマトモに観ていないのですけど、どちらとも悪役が最後まで全く改心しないのが面白かったです。片瀬クン演じる「理恵」も、志田ちゃんに墨汁入りの水風船をぶつけられ純白のウエディングドレスばかりか綺麗なお顔や歯まで黒く塗られ、もこみちクンには説教されるんですけど、全然反省しません。

其れどころか、今回取り上げたセリフを云った後に逆切れしてテーブルをひっくり返すご乱心ぶりなのでございます。此れは、リアリティがありますね。生活力の無い高校生よりもお金持ちを選んで結婚するって理由が、理恵にはあるわけですよ。ホスト遊びで借金を抱えて、勤務先にまで強面な借金取りが来ているんですから「愛より金」に決まってます。反省するどころか、何ゆえ計画がオジャンになったのかが理解不能なのです。コロリと改心するより、あくまでも悪役って方が好いですよ。

片瀬クンは、悪役が好きなんでしょうね。確かに、ベビーフェイスよりもヒールの方が演じ甲斐があります。個人的にも「敵役」により目が行ってしまうので、片瀬クンを好きになったんでしょう。連ドラ初出演だった「天国のKiss」から、片瀬クンは「敵役」や「悪役」が似合います。映画「20世紀少年」では果たせなかった「極悪人」も、いつか演じて下さるでしょう。

さて、本日(9/15)は、竹下景子さん(片瀬那奈ちゃんと「朝食亭」で共演、但し絡みなし)と、ARATAさん(片瀬那奈ちゃんと「20世紀少年」三部作で共演、但し絡みなし)のお誕生日です。御目出度う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月16日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#016

歌のおにいさん オリジナルサウンドトラック


「あらぁ、ちゃんと意味ありますのよ。『みんなでうたおう』通称『みなうた』は、未来を担う子供たちの為の音楽番組ですの。でも、今は少子化の時代、どんなに頑張ったって数字は取れやしない。数字が取れなかったら、番組自体が終ってしまう。番組が終ってしまえば、良い子は育たない。良い子が育たなければ、日本の未来は危うくなってしまう。そんな危うい未来に子孫を残すわけにはいかないっ、残すわけにはいかないから、少子化にますます拍車がかかるぅ〜!そんな負のスパイラルに陥ったあたくしたちを救ってくれたのが、此処におわします氷室王子なのです!王子の登場以来、幅広い層に支持を得た『みなうた』の視聴率はうなぎ上り!今やテレビ夕日の看板番組ですわっ、はっ!」

(「歌のおにいさん」2009年)


片瀬那奈ちゃんが「美月うらら」役で「ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」助演女優賞を獲得した「歌のおにいさん」は、名実共に代表作と呼ぶべき作品でしょう。女優生活10周年での初戴冠は、少し遅過ぎたとも思えますが、積み上げて来た成果が花開いた名演技を正当に評価された事実は大いに意義があります。

「美月うらら」は子供番組の「歌のおねえさん」なので、数々のコスプレで全身タイツ姿や着ぐるみ姿も披露した凄まじい役どころです。「クールビューティーな、きれいなおねえさん」が此処までやるか?と思える弾けぶりですが、那奈ちゃんの「素」に近い適役でして、本人も嬉々として演じ、ファンも絶賛、世間は吃驚、助演女優賞も受賞!と相成ったわけです。

確かに、奇抜な格好や特異なキャラクター、そして踊りや歌唱にも目がいきますが、うらら姫には名セリフも多いのです。今回取り上げたのは、第1話で初めてうらら姫が放ったセリフです。かなりの長台詞ですが、一気に聞かせます。さらに、氷室王子から「僕のことはいいから、君の自己紹介を」と振られると、ふたたび長台詞で自己紹介をぶちかまします。

片瀬クンのセリフ覚えの良さは、舞台「僕たちの好きだった革命」や「フラガール」で定評があります。あたくしは「フラガール」の東京23公演を全て観劇しましたが、片瀬クンは僅かな言い淀みこそあったものの、一度もセリフを間違えませんでした。「フラガール」は主演ですし、「僕たちの好きだった革命」は語り部も兼ねた役どころで、どちらも最もセリフが多かったのですけど、完璧でした。片瀬クンには、それだけ抜群の記憶力と集中力があります。

ゆえに、長台詞も実に上手く、其の抑揚や表情の変化も多彩で、正に独壇場になってしまいます。多くの紀行番組などでも実証されておりますが、片瀬クンはナレーションも実に上手く、語り部としても充分にやってゆける実力を兼ね備えていると思います。那奈ちゃんはですね、セリフ回しが美しいんですよ。聞いていて、実に心地いいのです。だからこそ、此の連載も成立するわけですよ。那奈ちゃんが語るからこそ活きるコトノハなのよさ。長台詞も好いけど、前述の通り「あっ。」とか「よっ!」とか、単音でも演技出来るんです。本当に、素晴らしい女優さんです。

てか、「うたおに」のサントラ盤って発売されていたんですね。どーりで、色んな番組のBGMに「パピプペポン体操」のインスト版とかが使われているわけだ。片瀬那奈ちゃんの声が入っていなくともですね、出演した作品のサントラ盤も「カタセカイ」アイテムなんですよ。コアな楽しみ方ではありますけど、此の「セリフ篇」では、なるべくサントラ盤の画像を貼る様にしております。

さて、本日(9/16)は、内野聖陽さん(片瀬那奈ちゃんと「不機嫌なジーン」で共演、但し絡みなし)のお誕生日です。御目出度う御座居ます。映画「20世紀少年」の主題歌でも御馴染みの「T-REX」のマーク・ボランの命日でもあります。ロックを愛好する様になって、最初に知ったスターの訃報でした。浦沢サンとは同い年なので、「20世紀少年」で云いたい事は、イヤになる位に分っている心算です。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月17日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#017

GTO サントラ(2)


「好きだぁーっ!!」

(「GTOドラマスペシャル」1999年)


「美少女H2 最後のデート」で女優デビューした片瀬那奈ちゃんですが、御本人は其の出来映えに絶望された様で、其の挫折を糧にして「真の女優道」へと向かいました。ゆえに、第二作となった「GTOドラマスペシャル」では、より本気度が増した片瀬那奈ちゃんを観る事が出来ます。

そもそも「美少女H」とは、那奈ちゃんも語る様に「新人の登竜門」的な深夜番組で、ハッキリ云いますけど「コアなアイドリアン」しか観ていなかったと思います。デビュー作では役名も「片瀬那奈」の侭なので、正直に申し上げますと「那奈ちゃんのプロモーション映像」と考えていました。当時としては、初めて「動いて話す那奈ちゃん」が観れただけで、ファンとしては充分だったのです。

今でこそ、片瀬那奈ちゃんは「唯一無二の女優」として敬愛しておりますが、1999年には全く未知数の逸材でした。那奈ちゃんは、アイドルだったんですよ。其れが「GTOドラマスペシャル」を観て、何やらザワザワとして来たわけです。其れは次作の連ドラ初出演作「天国のKiss」で決定的になりましてですね、御蔭様で10余年も追っかけさせて頂く事となったのでした。

此の作品が放映された時には、片瀬那奈ちゃんの覚悟とか所謂ひとつの「伝説の台本」なんて事は全く知らずにですね、単純明快に「おいおい、那奈ちゃん、出来るコじゃん!」と注目しちゃったんですよ。物語は、「GTO」鬼塚(反町隆史さん)が新たに赴任した女子高の生徒で那奈ちゃん演じる「山口梨香」が、武田先生(細川・ヒビキ・茂樹サン)と恋愛関係に在ったにも関わらず、武田先生が所謂ひとつの政略結婚を選んだので無惨にも捨てられてしまうわけです。梨香ちゃんは両親の離婚問題などもあって荒れまして、友人を罠に嵌めたりして問題児となります。其れで、「GTO」が一肌脱ぐわけですね。

武田先生の結婚式に梨香を連れていって、映画「卒業」みたいに決めようとした「GTO」の目論見はスカされ最悪な展開になりますが、メゲない「GTO」はバイクに梨香を乗せて海へダイブ!と無茶苦茶なやり方で「お前は武田先生の事をどう思ってんだ?」って答えを引き出すのでした。其れが、今回取り上げたセリフです。

梨香が武田先生を好きだって事は、視聴者は誰でも分っているわけで、其れをコトノハとしてどう云うのかが注目すべき処なのですよ。死ぬかもしれない極限状態での告白ですので、当然乍ら絶叫するのですが、此れが好いんだナァ。絶叫なんて誰にでも出来ると思うでしょうけど、そうじゃないんですよ。心に刺さる叫びでした。「那奈ちゃんゾッコン☆LOVE」になるには、充分すぎる「本格的ドラマ進出」だったのです。正に、僕たちが那奈ちゃんに対して「好きだぁーっ!!」と叫びたくなった時でした。

さて、本日(9/17)は、「黒のカリスマ:蝶野正洋」のお誕生日です。御目出度う御座居ます。得意技の「ケンカキック(ヤクザキック)」は、高校時代にサッカーをやっていた経験から編み出された技ですので、是非とも片瀬クンも継承して頂きたいと思います。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年09月18日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#018

トムとジェリー テイルズ:サッカー大好き! 編 [DVD]


「あたし、サッカー大好きなんです」

(「Champions Lovers〜欧州CL再燃〜」2009年)


片瀬那奈ちゃんが「すぽると!」で熱くサッカーを語って下さいましたので、壱年半前に「CL」絡みで出演した作品からのセリフを取り上げてみました。此の番組はですね、基本的にはサッカー番組だったのですけど、其の全貌はもう思い出せません。と云うのはですね、ウチに遺っているDVDには、各セクションごとの冒頭部分で片瀬那奈ちゃんと田中要次さんが二人芝居を演じられたパートしか収録されていないんですよ。てか、本日の「すぽると!」も既に「那奈ちゃんヴァージョン」に編集されておりましてですね、此れは、もしかしたら後世に遺す時に著しく偏った資料となりかねません。ま、其れで好いのだ。

えっとですね、此の「Champions Lovers〜欧州CL再燃〜」での片瀬クンは、一応は「女優」なんだと思えるのです。バーでの二人芝居って設定なんですから、ドラマなんでしょう。でもですね、アンテツ声で云わせて頂くと「那奈ちゃん、コレは仕事じゃないよ、趣味じゃん!」としか思えない役どころなので御座居ます。よーするにですね、片瀬クンは「サッカー大好き!」なヲタ美人ってことでして、一見すると丸っきり「素」なのですよ。ゆえに、今回取り上げたセリフはですね、最早「セリフとして成立しない」とすら云えます。当たり前田はあっちゃんで、あ〜ちゃんはパフュですけど、此れはもう演技じゃないでしょ。

なのに何故、名セリフとして成立するかと申しますと、片瀬クンは其れでも「作ってる」と分るからなのです。現実で「サッカー大好き!」な片瀬クンが其の通りの事を云うのですけど、バラエティやサッカー番組では「素」のまんまで放たれた「サッカー大好き!」と此の時では、矢張りニュアンスが違うんですよ。もしかしたら、片瀬クンにとって最も難しいセリフのひとつだったかもしれません。うん、御本尊様のコトノハは、実に深い。ハッキリ云って、毎度の事ながらテキトーに始めた連載なんですけど、新たなる発見があって個人的には暫く続けてみたいと思っています。嗚呼、遥かなる那奈ヲタ道!

さて、本日(9/18)は、石橋保さん(片瀬那奈ちゃんと映画「20世紀少年」で共演、但し絡みなし)のお誕生日です。御目出度う御座居ます。ジミ・ヘンドリックスの命日でもあります。当時は、全然知らなかったよ。ジミヘン、ジャニス、ジム・モリソンってのは、死んじゃってから初めて聴いたんです。だからさ、リアルで片瀬那奈ちゃんを追えるって、本当に貴重な体験なんですよ。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 02:45| ERENA | 更新情報をチェックする