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2006年12月10日

「怪優・片瀬那奈・試論」序章

メカゴジラの逆襲 [DVD]


「西豪寺エレナ様物語」の最終話が、いよいよ迫って参りました。明日には、恒例の「未亜イコ対談」で総括されると思います。エレナ様の場合、妙子みたいに後押しすることも無いとは思っておりましたが、昨日放映された「王様のブランチ」での、

「これくらいやんないと、もう観てもらえないんじゃないかと。」

発言には、那奈ヲタ心は炎のごとく燃えますたーぶらすたー♪

最近、バラエティ番組などで、其の「グローバル・ヲタク」ぶりを紹介される度に「時流に乗るなよ」なんぞと見当違いも甚だしい批判を受ける片瀬那奈ちゃんですが、古くからのファンの間では彼女の魅力のひとつとして広く伝わっているお話なんです。ぼくらは、そんな那奈ちゃんだから、ずっと好きでいるのですよ。

今夜放映される「西豪寺エレナ様」も、決して唐突に「女優・片瀬那奈」の歴史に登場したわけでは在りません。もともと、片瀬とはあーゆー類いの「怪優」なのです。

世間一般のイメージが未だに「きれいなおねえさん」で在るのは、致し方ないことでは在ります。事実、三代目に抜擢されたことで片瀬那奈は広く認知されたし、其の後に歌手活動を優先し(当人の思惑とは違ったかもしれませんが、結果的に)「広く大衆と関わる」ことより「コアな自分だけのファンを育ててしまった」時期が在ったのですから。

しかしながら、片瀬那奈は其の連ドラ初出演作となった「天国のKiss(1999年 EX)」で、一体何をやったのかを思い出して戴きたいのです。彼女は「柏木礼奈」と云う敵役で、奥菜さん演じる主人公「明日美」の相手役であった藤原くんが演じる「櫂」の恋人役でした。(此の図式は「デスノート the Last name」へ時を超えて繋がります。)当時から「納得出来たらペンキでも被る」と公言して居た片瀬演じる「礼奈」は、「櫂」を「明日美」に奪われると感じ、あらゆる手段でイジメるのですが、最終手段はなんと、

橋の上で土下座して「櫂くんをあたしに頂戴!」と哀願する

ことだったのです。(何度観ても爆笑してしまいます。)挙げ句に、其の後に何の脈略もなく交通事故に逢い、最終回では哀れな包帯姿。完全なる「汚れ役」でした。

つづく月9初出演作「氷の世界(1999年 CX)」では、早くも殺されてしまいます。「FLY(2000年 NHK)」では実質的には主演ですが、妊娠しちゃいます。「新宿暴走救急隊(2000年 NTV)」では、文字通り暴走しちゃいます。

其の後の「2001年のおとこ運(2001年 KTV)」「できちゃった結婚(2001年 CX)」「プリティガール(2002年 TBS)」と連ドラ出演作を観ていても、単なる「美人女優」なんて言葉では表せなかったのが「女優・片瀬那奈」だったのです。此れ、長くなりそうなので、連載でもやろーかナ☆「どーですか?お客さん。」

さあ、エレナ様、存分に暴れて下さいませ。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2006年12月12日

「怪優・片瀬那奈・試論」#001

キングコングの逆襲 [DVD]


「夢みる歌謡曲」を放置して、新たなる連載を始めます。あっちはあっちで、のんびりやりますよ。書きたい時に書きたいことを書くのが「COPY CONTROL」です。更に、其の根底には、常に「片瀬那奈」が潜在的に存在しています。

最近、かつての「日本人の為のビートルズ講座」や「2ちゃんねるビートルズ板での全曲カヴァーリスト」こそが、「片瀬那奈全記録」のプロトタイプで在ったと気が付きました。対象を変えただけと云うよりも、世間体を気にして権威ある存在を隠れ蓑にした「姑息な手法」だったんだなぁ、と我ながら呆れ返ったもんです。

「コピコン」を始めた時に、「此れで目論見は達成出来た」と思っていたのですが、そうではなかった。あたくしは「ザ・ビートルズ」や「スティーヴィー」と「片瀬那奈」を「同列に置きたかった」のではなかったのです。

「レッチリのライヴ」と「片瀬の舞台」がバッティングすると知り、何の躊躇もなく「片瀬」を選択した様に、例え其れがポールでもスティーヴィーでもマドンナでも、あたくしは悩むことなく「片瀬」を選ぶでしょう。此れは「コピコン」の雛形である「月刊・未亜」の前身だった「日本人の為のビートルズ講座」の其のまた前座として書いた「椎名林檎論」と「aiko論」の落ちでの「もし林檎と aiko がバッティングしたら多分 aiko を選ぶけど、同日に片瀬の握手会(当時は歌手デビュー前)が在ったら片瀬を選びかねない。」の焼き直しです。最初から、全く変わってませんでした。

あたくしは「其れが何故なのか?」を自問自答して来ました。其れが此の雑然とした「コピコン」の真相です。例えば、小島麻由美や椎名林檎やaikoに惹かれたのは、彼女たちの音楽に、かつて愛した洋楽や昭和歌謡を見たからです。はっぴいえんどやシュガーベイブまで溯っても、結局、其のルーツに強く魅了されてしまったのでした。10代の頃、山下達郎さんは「神」でした。でも、御本人の紹介で其の根源となった数多の音楽を知り、何回聴いても「ビーチ・ボーイズ」や「カーティス・メイフィールド」の方が気持ち良くなってしまったのです。20代では、大貫妙子先生に師事しました。此れこそがオリジナルだと確信していたけれど、やはり御本人の導きでお仏蘭西やアフリカ、ブラジルとワールド・ミュージックを聴いていく内に「あれれ?」ってことになってしまい、ついにシリータへ辿り着いた時、長い旅は終わりました。はっきり云ってしまえば、あたくしが好きなター坊は「70年代の旋律と声」なんです。其の原点がシリータだと知った時の衝撃は、計り知れないモノでした。

片瀬那奈に固執する理由とは、つまりはこーゆーことだったんです。あたくしは、かつて「ザ・ビートルズ」を唯一無二の絶対なる存在として選んでしまった様に、「片瀬那奈を見つけてしまった。」そーゆーことだったのでしょう。中学生が無邪気に好きになるのと、散々世の辛酸も舐めた中年が恋に落ちるのとでは、おんなじ道でも随分と違ってしまいますね。ま、やってることは、相変わらずだけどさ。

ザ・ビートルズにもルーツは在りますが、どうしても「ツイスト&シャウト」や「のっぽのサリー」の様なカヴァー曲でさえ、ザ・ビートルズの方が気持ちええんだから仕方ないんです。同じ様に、如何なる活動でも「片瀬那奈」の方が、其の手本とした存在よりも面白いんです。「こんなはずはない」って、懸命に彼女のルーツも聴いたり観たりしたけれど、あたくしには如何なる幻影も「片瀬那奈」には重ねることが出来ません。

故に「夢みる歌謡曲」で過去を振り返るのは、其処に「片瀬」を求めているわけでは無いのです。80年代アイドル歌謡よりも「片瀬那奈」が其れを歌うことの方が重要だし、彼女がそうしなかったのなら、あたくしは聖子も明菜もキョンキョンも聴き直すことはなかったでしょう。

そして、そんな完全なる那奈ヲタが片瀬を見初めたのは何時だったのか?を思い出してみたのです。当然、彼女は音楽活動をしていませんでした。あたくしは、TVの中でドラマに出て居る元気な女の子を好きになっただけだったんです。

エレナ様で遂に世間に其の本性を認知させ、舞台女優デビューを控えた「今」こそ、あたくしは「怪優・片瀬那奈」を語らなければいけないのでしょう。真摯に心を込めて書かせて戴きます。皆様、どうぞ、宜しく御願い致します。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2006年12月14日

「怪優・片瀬那奈・試論」#002

ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦 ! 南海の大怪獣 [DVD]


「MARQUEE MOON(堀北真希と日々の泡)」に、
「長澤まさみ、上野樹里、綾瀬はるか、沢尻エリカ、石原さとみ、そして堀北真希。
実は堀北と他の5人を比べた時、明らかに違う点がひとつあります。
それは、他の5人はオーディションを経験して芸能界入りしていますが堀北はスカウトだということ。
つまり、5人は自分の意思でこの世界に入ったわけですが、堀北は「人生経験になるから」
と事務所の社長に説得されて入ってきた。
堀北真希が全然ガツガツしていないように見えるのはこの理由の違いもあるんじゃないかなぁ。」

との考察が在りまして、「なるほどっ!」と思わされました。

思えば、「西豪寺エレナ様」として共演した「片瀬那奈」も、其の親友で堀北真希の事務所の先輩でも在る「内山理名」も、更には片瀬と「離婚弁護士II」での共演以来、親友関係となった「瀬戸朝香」までもが、みんな「スカウト」で芸能界へ進み女優となったのです。

オーディションで芸能界に入った女優さんたちは「自分の意思で」進んだわけだけど、其れはつまり、応募する時点で自分は「シンデレラ」や「国民的美少女」だと自覚して居たってことですよね。すぎょい。

片瀬那奈も芸能界への憧れは在ったでしょう。でも彼女は、将来はヘアメイクの様な裏方の仕事を志望していました。そんな高校一年生の彼女が新宿アルタ前でスカウトされた時、当然のごとく丁重にお断りしたのですが、友人の薦めやスカウトマンの熱心さに根負けするカタチで事務所に所属してしまいます。ゆえに、彼女は「いつ辞めったっていいや」と考え、水着キャンペーンガールに決まっても「あら、あたしかい?」てなもんで、有名なお披露目でのハプニングにも動じず、海外ロケは勿論、地方まわりの水着ショーまでも大いに楽しんでやっていました。

が、まわりが此の逸材を放って置くわけがないわけで、次々にグラビアに登場し、CMも決まり、「JJ」誌のモデルにもなり、ごく自然な流れで「女優デビュー」も決定してしまいます。

1999年3月、伝説の番組『美少女H2』第18話「最後のデート」(CX)で、役名も「片瀬那奈」として、彼女は女優デビューを果たしました。ビデオ化もされた此の作品は、言わば「片瀬那奈のプロモーション・イメージ・ドラマ」みたいなもので、此れは『美少女H』や『美少女H2』(更には『美少女H3』も)なる番組の全体を通じて云えることです。主演するのも脇を固めるのも、すべてデビューしたばかりの女の子ばかり。「未来の月9女優養成番組」がコンセプトの深夜番組です。が、其の試みが成功したのは『美少女H』出身女優の現在を観れば明らかでしょう。(参考までに主な出身者には、内山理名、水川あさみ、小池栄子、佐藤江梨子、しらたひさこ、などが居ます。)

ファンの立場からすれば、17歳のあどけない片瀬那奈が記録された此のドラマは「お宝」です。幾ら演技がつたなくとも「そんなこたぁ問題じゃない」とも、断言出来ます。

しかし、本人は違っていました。

ドラマを観た片瀬那奈は「何て演技が下手で、ブスに映っているんだろう」と激しく落ち込みます。

そして、なら「辞めちゃえ」とはならなかったのが、片瀬那奈が片瀬那奈である所以です。

彼女は「悔しくて、もっと演技が上手くなって、いい作品を残したい」と決意したのでした。(つづく)


※文中敬称略、片瀬那奈の発言は「サンケイスポーツ」第15617号 平成18年(2006年)11月12日付(発行/産業経済新聞社)掲載インタビュー「ヒューマン 進化し続ける!片瀬那奈変化!!」より引用しました。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2006年12月21日

「怪優・片瀬那奈・試論」#003

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 [DVD]


「きれいなおねえさんは好きですか?」

三代目・片瀬那奈は、未だに一般的に紹介される際には「アノ!きれいなおねえさん」と呼ばれます。彼女が件のCMに出演していたのは、2001年から2002年までの二年間(19歳〜20歳時)で在り、歴代の襲名者の中でも短期間でした。そして、降板後、既に丸四年も経過しています。

「きれいなおねえさん」が代名詞になるまでの二年間(1998年10月〜)、彼女は「あの水着ショーで紐が取れちゃったコ」と云われ続けました。いや、はっきり云えば、本人も積極的に其のハプニングを「売り」にしていました。多くのドラマに抜擢され、着実に女優として成長していても、世間は「アノ水着のコ」としてしか認識しなかったのです。

其のイメージを覆す為に用意された「きれいなおねえさん」は、見事に成功しますが、今度は其れこそが「片瀬那奈」の足枷となってしまう歴史の不条理を繰り返すこととなりました。

例えば、初代なら「代議士の妻」、二代目は「国民的大女優で視聴率女王」、四代目は「ケイゾク→松子の個性派女優で、歌手としても成功」、そして現・五代目は「ドラマ、映画、CM、歌手と大活躍!大河ドラマ主演も成功し、正月映画も主演し、紅白の司会もこなすマルチで旬な女優」などと云われるのが先で、わざわざ「きれいなおねえさん」なんて紹介する必要がありません。

勿論、此れは世間一般での評価なのですが、大衆は残酷なほど正直です。つまり、片瀬那奈が未だに「きれいなおねえさん」と呼ばれるのは、其れ以外に大衆にまで届く仕事を残していないからに他なりません。

今年を席巻した数々の怪優ぶりも、バラエティー番組の司会も、まだまだ「きれいなおねえさんなのに意外なギャップ」としてしか伝わってはいないのです。「きれいなおねえさん」を降板して専念した歌手時代など、もはや「伝説」化しているのではないでしょうか?

そんな「器用貧乏な」片瀬那奈は来年、初舞台に挑みます。本人には妙な気負いは無い様ですけど、此れは大きな事件です。作・演出を手がける鴻上尚史氏は、そんな片瀬にこう期待を寄せています。

「舞台の演技に対するカンの良さがある。ずっとステージで歌っていた経験が、生かされている。抜群の運動神経とスタイルの良さで、素晴らしい舞台女優の誕生を目撃すると思います」(2006年11月1日付 スポーツ報知より引用)

片瀬那奈が歌手時代に唯一、レギュラー司会をしていた「新・真夜中の王国 03」(2003-2004 NHK-BS2)に、鴻上さんも出演していたのです。彼は、歌手・片瀬那奈を観ているからこそ、こんなにも期待し確信しているのでしょう。

だから、きっと、片瀬那奈の初舞台は、こう証明します。

「やっぱり、片瀬那奈も僕たちも、ちっとも間違っていなかった。」(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2006年12月23日

「怪優・片瀬那奈・試論」#004

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ [DVD]


片瀬那奈ちゃんの入浴シーンを期待していた、全国那奈千万人の小羊ちゃんたち、サンキュー(はーと

すっかり「西豪寺エレナ様」を持ちネタと自覚した片瀬那奈は、また逞しくなりました。其れでも、「あと一、二ヶ月」ってネタの賞味期限まで予告してしまうのですから、世間が片瀬を捉え切れないのも宜なるかな、と云わざるをえません。折角みつけたんだから、飽きられるまで続ければええのに、

 そして今回気づいたのは、「エレナ様」キャラが思いのほかウケてると言うことです。
 プライベートでもエレナ様口調でしゃべると笑いがすぐ取れます。
 なのであと1,2ヶ月は、ネタとして使っていこうと思います。
 (「NANA DIARY」2006-12-23 より引用)


あのね、此れって、アノ天下のサー・ポール・マッカートニーが一番「ザ・ビートルズ」の価値を理解してなかったってのと近いと思うぞ。

此の試論は、時系列に順次して書いて行こうとは当初から考えてはいません。其れは「片瀬那奈全記録」の役目です。敢えて「コピコン」でも片瀬那奈を語りつづける意味がないでしょう。

さてさて、片瀬那奈は「プリティガール」(TBS 2002)を最後に、一旦、女優業を休止しました。決してオファーがなくなったからでは在りません。その理由は、歌手活動専念です。これほど明快な答えはありませんが、当時「女優・片瀬那奈」はようやく三番手まで歩を進め、いよいよ主役へと期待されていました。其処で、歌手デビューするのなら、尚更ドラマもつづけて行く方が「より世間へアピール出来た」はずです。

が。彼女は其れを良しとしなかった。「音楽が好きだから、中途半端なことはしたくない」其のあまりにも実直すぎる選択に、当初「歌手なんかやってないで、さっさと女優業を突き進め!」と思ったあたくしも、大きく心が揺れました。其の選択を許した所属事務所様の懐の深さにも驚いたものです。

そうして発表された音楽は、本来の片瀬那奈が嗜好するハウス系では在ったものの、よりポップなカタチへと作り替えられていました。現在では当たり前の様になった此の手法ですが、2002年の時点で、其の方向性を提示したのは見事としか云えません。其の後の日本語によるエレクトロ・ポップの歴史は、片瀬那奈抜きには語れないのです。

アンダーグラウンドやクラブシーンにも現役で精通している、本物のグローバル・ヲタで在る「片瀬那奈」が、其の知名度を最大限に有効に利用し「新たなる音楽を作った事実」を、あたくしは何度でも繰り返し語ります。彼女のヲタぶりを御理解して戴くには、2002年12月13日に仕事で福岡へ行き、とんぼ返りして「エレグラ」に参戦し SASHA で踊りまくった事実だけでも充分でしょう。そして、其の時、片瀬那奈がステージに立ちつづけたことこそが、其の後の「片瀬那奈」にとって大きな財産になったと断言します。2004年7月の終わりにズバリ訊いた時に、「8月もライブをやるぞっ!」と云えなかった片瀬那奈が、再度沈黙期に入ったのは、正直すぎる彼女ならではでした。そう、時は熟していました。また、次の「イメージ」へと進むのだと。

其れなのに、彼女がふたたび女優に復帰した「ラスト クリスマス」(2004 CX)を観て、私は大きく失望しました。今でも、其の評価は変わりません。「こんなつまんない役をやる為に、君は歌手を辞めるのか?」と「こんなことなら、歌手をつづけてくれた方がいい。ぼくらだけの那奈ちゃんで居て欲しい」と、全く女優休止時に思ったことを「女優」と「歌手」を入れ替えただけの「陳腐な感想」を呟くしかなかったのです。嗚呼、なんてこった。

私は、女優や歌手を「別の何か」と捉えて居たのかもしれません。けれど、片瀬那奈は、ずっと片瀬那奈だった。すべては繋がっていたのです。彼女は、純粋に「表現者」だった。そんな単純なことを、私は見逃していました。

「私が一番、片瀬那奈を理解していない。」いつもいつだって、そう思います。だから、私は片瀬那奈を知りたいんです。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2006年12月26日

「怪優・片瀬那奈・試論」#005

フランケンシュタイン 対 地底怪獣 [DVD]


「内山理名7.2%、掘北真希6.5%...10〜12月期連ドラ視聴率バラす!」「業界激震 トップ女優'06年収&最新潜在視聴率 BEST 120」そんな扇情的な見出しに、まんまと乗せられ「FLASH EX」を買ってしまいますた。視聴率記事で小さく「エレナ(片瀬那奈)」を発見し、トップ120女優にはエントリーすらされて居ないことを確認したわけですが、此れは「とても興味深い資料」に、イコ的にはなったわけです。福田麻由子ちゃんが、推定年収「1,850万円」ですって、、、orz

ま、生臭い噺は此れくらいにして、ふたたび「怪優・片瀬那奈」を振り返ってみましょう。片瀬は、デビュー時から「変な役」ばかりやっていました。其れが、歌手デビューと連動して大きく変わって行ったのです。歌手時代(正式発表から実質的なラスト・ライヴまでと考えるなら、2002-11〜2004-7)には、自身が主題歌(「Shine」)を歌った「こちら本池上署」第2シーズン(TBS 2003)第2話にゲスト出演した以外には女優活動を封印してしまいました。そして、其処で演じた「幼稚園の先生・今日子」が、あまりにもシリアスで在ったことで、少なくとも私は疑問を感じたのです。

2004年8月に衝撃的な女優回帰が発表され、其の舞台も「月9」と申し分の無いカタチだったのですけど、「ラスト クリスマス」(CX 2004)、「不機嫌なジーン」(CX 2005)とつづいた「新生・女優・片瀬那奈」は、当時放映されていた「AUBE」のCF同様、居心地の悪さが在りました。はっきり云えば「つまんない」んです。「藤澤律子」も「岡元めぐみ」も、誰がやってもいい様な役でした。「プリティガール」(TBS 2002)で、稲森さん、米倉さんと「3トップ」だった片瀬那奈ちゃんが、「その他大勢にまで落ちてしまった」と思いました。ファンから観てもそんな印象なのですから、おそらく、世間には何もアピール出来なかったと云わざるをえません。

「プリティガール」には、長谷川京子さんも出演していたのです。でも、当時、彼女は端役でした。片瀬那奈が歌に専念して居る間に、世の中は大きく変わっていました。片瀬那奈のデビュー曲がオープニングにタイアップされた「逮捕しちゃうぞ」(2002 EX)に主演した伊東美咲さんも、其の当時は、まだまだ「顔」じゃなかった。片瀬那奈が一歩引いたことで、最も得したのは「みーたん」だと断言します。インセント&研音の「年上の後輩」である「みーたん」の噛ませ犬になったとも思える展開に、あたくしは、忸怩たる思いでした。が。「だから、片瀬那奈は片瀬那奈なんだ」と確信出来た時でも在りました。

「歌もやれたし、ふたたび女優へ」って、そんなに甘いわけがなかった。あまりにも急展開な「片瀬那奈」に、かつて「グラビア・アイドル」として愛した者も、「女優」として期待して居た方々も、「きれいなおねえさん」を求めたみんなも、そして、ようやく「歌手&DJ:片瀬那奈」へ追いついたヲタまでも、あっさりと置き去りにして、片瀬那奈は「一から出直して」いました。

丁度、其の頃、2004年の終わりに、私は片瀬那奈と逢うことが出来たのです。現時点で公式には最後の「歌手・片瀬那奈」を目撃した時、云いたいことは山程在りました。けれど、風邪をひいてボロボロだったことを感じさせない(いや、申し訳ないけど、ファンは分っていましたよ)、生歌「Shine」を聴き、其の後、無垢な人間性に触れてしまったのですから、片瀬那奈を信じるしかなかった。こんなにも心を揺さぶるひとって、何なんだろう?と、確かに思いました。

其れでも「大いなる危機感」が迫って来ました。「このまんまじゃ、いけない。」其れは、片瀬那奈ではなく、自分自身のことだったのかもしれません。気が付けばあたくしは、「the diary of nana katase」を立ち上げ、一気に「100記事」以上を書き上げていました。彼女が、一体、何処から来て何処へ行こうとしているのか?彼女が女優へ回帰した時に、遂に、心底、知りたくなったのです。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2007年01月04日

「怪優・片瀬那奈・試論」#006

地球防衛軍 [DVD]


「mina」2007年 No.2+3(発行/主婦の友社)に掲載された「real faces #101」での片瀬那奈インタビューは、「片瀬那奈劇場の終演」を危惧する者に「新たな光」を示してくれました。昨年7月の「マリッジコレクションブライダルフェア 片瀬那奈トークショー」@ 名古屋 で発せられた衝撃の「引退予告宣言」、そして、其れを逆説的に証明する様な怒涛の「怪優・片瀬那奈」の発芽と光合成の日々がつづき、大手CFも続々とオンエア。一方でバラエティ番組への積極的すぎる参加も激増、オリジナル・ブランドも立ち上げ、更には「DJ : NANA」としての音楽活動すらも継続して居た事実まで発覚。

昨年、特に下半期は「片瀬那奈は、ラストスパートを賭けて臨んでいるのでは?」と思わずにはおれない展開でした。最近の片瀬那奈のインタビューが、妙に「過去を総括」している傾向に在るのも、ファンとしては気を揉む要因のひとつです。果たして、今回も、もともとそうした企画では在るものの、デビューどころか「背が高かったからよくスカウトはされたんですよ」と、「新宿アルタ前伝説」よりも前まで溯って、過去から現在までを語っているのです。う〜む。ドキドキしながら読み進めるしか在りませんね。

「でも、やるからには中途半端にやるのはイヤ、女優で失敗してもモデルには戻らない覚悟だった。」

17歳で女優デビューした当時を、こう片瀬那奈は語ります。運が良くて、演技も稚拙であったことも認め、何かを掴みました。其れは、

「自分自身をちゃんと持つこと」

だったのです。其れは、簡単な様で、最も難しい選択でした。そして、現在の自分の立ち位置を、次の様に分析してみせました。

「今はどんな役でも、それがイメージダウンのリスクがあっても見るひとがそれを楽しんでくれるならいくらでもやる。自分が表に出てるというよりも片瀬那奈をつかって芝居をしてるわけだから、人にどう思われてもいいっていうのはそういう意味で、楽しませる道具としてはイメージなんてどうでもいいの。自分は自分でちゃんといるから。」

強い。片瀬那奈は、最強かもしれません。此処まできっちりと宣言されてしまっては、何も云うことはありません。只只、

「片瀬を信じよ!」

昨年お亡くなりになった「週刊ファイト」の I 編集長が、かつて「猪木弁護士会会長」と呼ばれましたが、あたくしは「片瀬弁護士会会長」と揶揄されようとも構いません。

今回のインタビューでは、こんな言葉も残しています。

「洋服作りは一生続けたいな」

昨年の「引退予告」以後、時折話して居たことですが、しっかりと活字に残されたことで不安は消えました。例え、女優業を結婚引退したとしても、片瀬那奈が自己表現をやめられるはずがないんです。

さあ、ふたたび「怪優・片瀬那奈」をゆっくりと語りましょう。確かに、8年間の過去は在った。でも、今回のインタビューは、まだまだ大いなる「未来」を感ぜずにはおれない「珠玉の言葉」が詰まっています。もう一度、繰り返しましょう。

「片瀬那奈を信じよ!」

(つづく)

※文中・敬称略。片瀬那奈の発言は「mina」2007年 No.2+3(発行/主婦の友社)より引用しました。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2007年01月28日

「怪優・片瀬那奈・試論」#00那奈

海底軍艦 [DVD]


「『WPB』『朝日新聞』『NYLON JAPAN』と明らかに同日取材された掲載誌紙が、すべて公式告知が無かったけど『the diary of nana katase』が書き飛ばすから平気さっ!」と安心して居る全国那奈千萬の片瀬那奈ちゃんフリークの皆様、お元気かしら?

片瀬クンにスワロフスキーをケータイに貼って貰うには「壱佰萬円」かかるってことが発覚しましたね。いや、仲良しのこずえさんだから其の程度にまけてくれたのでしょうから、あたくしどもパンピーじゃ、もっとボッタクラレちゃうかもよ。どーする?コンプリくん。おまえらは、諭吉で充分おつりが来る価格で「片瀬那奈キャップ」を手作りしてもらった「幸運」に感謝しなきゃね。あんなことしてくれるコは、なかなかいないぞ。

「DJ : NANA」も「気の置けない友達がいるところ限定」での活動だってさ。ぼくらが体験したって云う、三回の「777」は「完全なる伝説」になっちゃうのかしら?せめてCD化してくれないかなぁ。片瀬クンのMIX、あたくしは好きだぞ。

な〜んてことをメディアで片瀬クンが発言するのを、「ケケケ、こりゃウチを見てるからじゃん」と大いに妄想して悦に入ってしまうイコちゃんです。あたくしは、今後も、書くべきことは書きますよ。根も葉もないこたぁ書きませんし、分っていても出せないってネタも心得ています。其れは「さかさま」でも書きません。

多くのファン・サイトやファン・ブログが在りますが、「the diary of nana katase」は「特異な存在」だと、半分呆れつつ自負しております。いたいけなファンが迷い込んだら「こいつは一体、何なんだっ!」と思うでしょう。(おにいさん、まだまだなんですよ。イコちゃん、全然本気出してないっす。)でもね、片瀬クンだから、あたくしがやってるんです。片瀬クンには、諦めてもらうしかありません。枕が長くなっちゃったな。

現在(200那奈年1月下旬〜2月中旬)、関東地区では「氷の世界」の再放送をやっています。1999年の作品で、当時も全話録画しました。ヴィデオ化もされました。再放送も今回が初めてでは在りません。でも、今回も全話録画します。此れは「氷の世界」に限ったことでは在りません。片瀬那奈ちゃんが出演したドラマは、すべてそうしています。其れは、単純に片瀬クンを観たいからです。「TVは片瀬クンだけ流していればいいのだよ。」ってのは、ハーフシリアス。

此の連載、読み返したらあんまり面白くなかったんで「那奈回」で止めようかと思ったんだけど、折角こんなに沢山おんなじドラマを録画して、ヴィデオやDVDまで買ってるんだから、「一寸だけ力を注いで検証をしてみようかナ」と考えましたよ。所謂「ミックス違い」ですね。てなことを夢想したら、もっと色々と思いついてしまったのでした。のんびりやります。

期待して下さってる片を失望させることだけはないです。其れはあたくしがすぎょいって云ってるんじゃないのよ。「片瀬那奈ちゃんが面白い」だけだから。あたくしは、笛を吹いてるだけなんです。気長に待ってて頂戴ナ。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2007年02月23日

「怪優・片瀬那奈・試論」#008:熱き心に

ゴジラの逆襲 [DVD]


昨日(2/22)から、「k-shop」にて、驚愕の商品が予約開始されております。

昨夕、有料モバイルサイトからのメールで知り「はぁ、やっと予約開始?もう全部25%オフの密林ちゃんで注文済みだよん。」と思いつつも行ってみると、其処にはこんな文字列が待っておりますたーぶらすたー。

「DEATH NOTE the Last name」
<K-SHOP特典>
3月14日まで、入金確認のとれた方全員に、お名前+サインを入れて発送致します!!

「鉄板少女アカネ!!」DVD-BOX
<K-SHOP特典>
3月23日まで、入金確認のとれた方全員に、お名前+サインを入れて発送致します!!


「な、な、な、なんじゃこりゃあぁああああああっ!!」

当然、定価販売の「お嬢様商売」なんだけど、此れはすぎょすぎる。定価以上の価値が在りまくりじゃないですかっ!!もう速攻注文して、密林ちゃんはキャンセルして、お金も払い込みましたよ。

片瀬那奈ちゃんは、かつて「一個一個手作業でデザインしたキャップを販売」したことも在ります。ええ、そうです。あたくしたちがいつもイベントで被っているアレです。あんなことをする女優さんなんて、一寸他には考えられません。

研音さん所属の俳優さんたちが出演したドラマや映画のDVDを、系列の「K-SHOP」さんで販売するのはいつものことで、新人のコならば「全員にサイン入り」と云うサービスも付いていました。でも、大抵は抽選でした。片瀬クンも、2005年に「離婚弁護士II ハンサムウーマン」の DVD-BOX を販売したけれど、其の時は「抽選でサイン入り」だったのです。当たったんだけど、そんなに沢山の片が確実で無い高額な商品を好んで購入するとも思えないので「お嬢様商売」と揶揄してもいたわけですよ。

当時やっと女優復帰した頃と現在では、其の評価も地位も、何よりもスケジュールの過密さが違います。そんな時に、此の大盤振る舞い!!

 「 狂 っ た の か ? 片 瀬 っ !! 」 

いや、そうぢゃないんだ。片瀬那奈とは、そういうひとなんです。だから、ぼくらは彼女を好きになったのです。そして、ずっと愛して止まないのです。

「こんなひと他にいないっ!」「やっぱり、那奈ちゃんだっ!」

伝説となった歌手時代の最後の地で、ぼくらを魅了したアノ那奈ちゃんは、ずっとずっと其の心を失っていない。ぼくらは、伊達や酔狂でそんなひとを追いかけてはいけない。アカネは熱い女の子でした。其のライバルがエレナ様です。ライバルとは、深い信頼関係がなければ成り立たない存在です。「あ〜、ま〜た熱くなって来たわ」なんて云ってたエレナ様が、あの物語で、実は一番「熱いひと」でした。

本当の熱情とは、まわりを心地よく巻き込んでしまうものなんです。決して押し付けてはいけないんです。使命感とは、自分勝手に決めて良いもんなんかじゃないんです。片瀬クンのファンでない友達と呑んでいても、「ま〜た始まった」と云われながらもあたくしが片瀬那奈ちゃんの話をするのは、其処にいるのが「ともだち」や「同志」だからなんです。対象が違ってもおんなじ気持ちを持っているって、あたくしは思うから「大切な片瀬那奈ちゃん」の話をするんです。心を開いた片でなければ、どんなに「片瀬那奈ファン」を名乗ろうとも、勿体無くって「あたくしのこころ」は、永遠に明かせないんです。(つづく)

そー云えば、今日きた検温ちゃんからのメールには、「☆もこみちイベント特典は来場者全員と2ショット撮影!!」とか書いてあったナァ。なんか、すぎょいことになってんのかしらネ。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2007年04月11日

「怪優・片瀬那奈・試論」#009

キングコング対ゴジラ [DVD]


2007年1月期のドラマは、もう何をやっていたのかすら忘れてしまいました。そもそも、御本尊様が出演されないクールなんて、昔からそんなもんなんですよ。だから、2002年4月期から2004年7月期なんて「逮捕しちゃうぞ」のテーマソングと「こちら本池上署」第二話しか記憶に御座居ません。あの時代はドラマ界にとって「冬の時代」でした。(キッパリ!)

大昔からそうなんですから、2007年1月期ってのは「潜入刑事 らんぼう2」と「氷の世界(再放送)」しかマトモに観たドラマは在りません。つまり時間的には1999年のドラマを一番観ていたのです。

後は、ひたすら「僕たちの好きだった革命」を追う日々でした。何話か観たドラマも在ったはずなんだけど、舞台が近づいて来て「もう其れどころじゃ在りません」状態になりましてですね、スティーヴィーのライヴすら遠い昔の出来事の様ですよ。何年か経って、2007年1月〜3月(正確には4月1日まで)何を観ていたかとの記憶は「僕たちの好きだった革命」しか有り得ないでしょう。

僕は観た。あらゆる角度から、合計9公演を此れ以上なく真面目に観ました。散々じらして居る「完全レポ」は、未だ何処でも公開していません。もう少し寝かそう。まだまだ、其処へ行く前に語らねばならないことも在るのです。

其の「僕たちの好きだった革命」が、予告通り映画化されるそうです。主演は舞台とおんなじ「まーくん」、果たして僕らの片瀬那奈ちゃんは特別出演みたいなカタチで出てくれるのか?実写映画で舞台と同じ役ってのは「まーくん」なら許されますけど、流石に片瀬クンは難しいでしょう。ま、やってくれるなら「全然好い」んだけどさ。

其の映画は、まだ先の噺なんですけど、其の前に「きみにしか聞こえない」と云う映画に出演します。もうとっくに撮り終わっているみたいなんだけど、一体いつ撮影したのか?が気になるトコですよ。と云うのも、昨年の6月に「デスノート ザ・ら〜すと・ネーム」の撮影に入ってからの片瀬クンは、お正月の約二週間に海外バカンスへ行った以外には全く休みがない状況なんです。「片瀬那奈全記録」を書いているあたくしが云うんだから、かなり信憑性が高いでしょ?

片瀬サイドからは、此の作品に関する正式な告知は未だ在りません。しかし、とっくに公式サイトもオープンし、片瀬那奈ちゃんも写真入りでキャストとして紹介されています。6月16日と公開日も決まり、前売り券も発売されています。既にプレミア試写会も行われた模様です。其れで、毎度のことですけど原作を読んだわけですが、事務所の後輩のリコちゃんの為に「特別出演」ってな役では在りません。ハッキリ云って、かなり重要な役です。

昨年の夏から撮影されていて、昨年中には撮り終えていたとしか思えません。今年の片瀬クンは、帰国後は舞台でいっぱいいっぱいだったし、1月19日の「いいとも!」にリコちゃんから花束が届いていたこと(其れを観たアンテツあにいのタレコミで発覚したんだよね)からも、撮影は去年です。あの怒涛の「高田清美さま〜山田バーバラ〜楓〜夏目さん〜横田さん〜西豪寺エレナ様〜甲田美和子」の期間に「原田リョウ」も演じていたとしか考えられません。

片瀬那奈は、底知れない。前回に書いた例の神仕様盤DVDが、本日発送されたみたいだ。メールが届いていて驚いたわよ。其処には、「高田清美さま」だけじゃなく「西豪寺エレナ様」の箱も発送したって書いて在ったからだ。K-SHOPちゃんは、商品が全部揃わないと配送しないんですよ。3/23発売の箱の方も送ったって云ってるわけですよ。

「一体、いつ、みんなの名前を書いたんだろう?」

本当に、頭が下がる思いです。僕たちは、へこたれちゃいけない。こんなことをしてくれる彼女のファンなら、泣き言なんて云えないだろ?「小野未来」は「奇跡」と賞賛された。「奇跡」なんか、本当は起こらないんだ。でも、人は「奇跡」を起こすことは出来る。彼女を観ていると、其れは間違いぢゃないと、僕は確信を持って断言出来る。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2007年04月27日

「完全なる飼育」

完全なる飼育 ~秘密の地下室~ [DVD]


片瀬那奈から「果たし状」を叩き付けられた気分だ。「13日の金曜日」は、確かに在ったのです。公式サイトは、其れ以前から荒れ果てていて、最早修復不可能かと思われていました。

僕は、悔しかった。何にも出来ない「無力な僕」を憎んだ。僕が出来るのは、いつもの記録だけなんだ。「日々是片瀬」で、只観ているしか出来ないのだ。そんなことは初めから解っていたはずなのに、僕は哀しかった。

片瀬に新女性マネージャーが付き、毎日「日記」を更新する様になった。以前は三人体制だった「片瀬チーム」が、実質「シュガーちゃんひとり」になってから随分と時間が経ったな。新マネちゃんが加わったことで、シュガーちゃんは「チーフ・マネージャー」に昇進したわけだ。「たったひとりで片瀬那奈を守った実績」が認められたわけだが、最後に大いなる試練が待っていた。

例の件は、様々な裏事情が絡んだ「嫌らしい出来事」だ。そのうち「さかさま」で詳らかにしてもいいけど、あんまり「面白い話ではない」ぞ。調べれば調べるほど、「下らない話」しか出て来なかった。ひとことで云えば「金」だからナ。

公式サイトが生まれ変わって、様々なコンテンツも消えた。メルマガ配信も終わった。此れまでも、多くの過去が消された。より美しい未来の為に、綺麗なアルバムを残さなければならない。でも、昨日は在った。そーゆーのを克明に残しているあたくしの立場は、いよいよ危ういのです。もう、ガクブルっすよ。だから、アングラで遊んでりゃ好かったんだよ。もう遅い。「全記録」は、もうじき10萬アクセスなんだからナ。

「片瀬那奈の今」は、「片瀬マネ日記」が毎日伝えてくれる。此れからは、もう、あんな哀しいことなんて起こらないんだろう。「片瀬那奈全記録」の役目は、終わった。もう、あたくしは何も書かなくても好いんだ。片瀬那奈は、やっと自分の代弁者を得たのだから。そう思って、さっさと撤退しよう。面倒なことに巻き込まれるのは御免だ。

違う。全然、違ってるぞ。そもそも、あたくしは「片瀬那奈の広報」でも「片瀬那奈の代弁者」でも無い、只のファンなんだよ。あたくしは、「誰かに片瀬那奈を啓蒙したい」とか「片瀬那奈サイドに認めて欲しい」とか、そーゆー面倒なことは考えていないのだ。

単純に、片瀬那奈じゃなきゃダメなんだよ。他の誰でもなく、片瀬那奈を観ていたいだけ。だから、あたくしがやれるのは、此れまでとおんなじだ。毎日、淡々と記録する。そりゃ、情は在るさ、相手もあたくしも人間だもの。でも、スタンスは「演者と観客」のまんまだ。ずっとずっと、そうだ。

彼女にとって、いちファンにすぎないあたくしは「虫けら」みたいなモンだろう。だから、きっと、あたくしにとって、彼女は「カブトムシ」なのだ。此の世に「片瀬那奈」が存在する限り、僕たちの夏休みの宿題は、永遠におわらない。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2009年10月01日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
#000「LONG TALL NANA」

first time―片瀬那奈写真集 内山理名 もうひとつのR-157「卒業」 [DVD]


「一人民族大移動!人間山脈、片瀬那奈選手の入場ですっ!!」と絶叫されても不思議では無い程に、

片瀬那奈は「デカイ!」です。

初めて彼女を紙誌面やTVで見た時(1998年)には、そんな印象は在りませんでした。片瀬はおんなじ位の身長でスタイル抜群の水着キャンギャルの一員として居たから「片瀬だけズバ抜けて脚が長いナァ」って思った程度でした。翌1999年に女優になってからも、画面上では相手役の男優さんよりも背が低く見えてましたので「片瀬はデカイ!」とは感じなかったんです。

僕が最初に「片瀬って、もしかして、デカイんじゃまいか?」と思ったのは「B.L.T.」誌上で実現した「内山理名ちゃん」との対談での立ち姿2ショットを見た時でした。お誕生日が同じで当時18才だった二人の「運命的な邂逅」に大いに感動したのですが、身長が公称157センチの理名ちゃんと対峙した公称172センチの那奈ちゃんの図は「大人と子供」でした。データ上では「15センチの差」なのに、写真で見る限りでは明らかに「頭ひとつ違う」のです。

もう衆知の事実でしょうけど、僕はデビュウ当時からの「内山理名ちゃんファン」です。其の対談が行われた当時(2000年1月)は、正直に云えば「一位:内山理名、二位:片瀬那奈」ってランキングの「DD(誰でも大好き)」でした。もっと云ってしまえば、片瀬那奈に興味を持ったのはデビュウ時のハプニングを「東スポ」で見て知り、プロフィールを見たら「1981年11月7日生まれ」と書いて在ったからだったのです。お誕生日マニアでも在る僕は「アレ?理名ちゃんとおんなじじゃん」と思い、注目度が大いに増したわけですよ。

だから、理名ちゃんは157センチだと思って居たのです。いや、実際にもそうなんでしょうけど、基準は「内山理名:R-157」だったわけですよ。2ショットを見た印象では、普通に「那奈ちゃんの肩の辺りが、理名ちゃんの天辺」としか思えなかったんです。「頭ひとつって、30センチ位?じゃあ、片瀬那奈ちゃんって190センチ近いの?」と思わざるをえませんでした。其れからはTVを観ても「アレレ?片瀬だけデカクない?」と他の女性陣と比較する様になって、気になり出しちゃったのです。「FLY」でも「2001年のおとこ運」でも「できちゃった結婚」でも、他の女優サンと比較すれば明らかに片瀬那奈は「デカイ!」と観えました。特に「Ban」のCMや「できちゃった結婚」では三人娘での場面が多く、片瀬だけがフレームからはみ出しそうになったり、明らかに片瀬だけ腰の位置が高過ぎたりするのを観てしまったわけです。当時は「一匹狼:那奈ヲタ」だった僕は交流する同志も無く「おいおい、片瀬ってもしかしたら物凄くデカイ!んじゃまいか?」との疑念が膨らみました。

そして、決定的だったのは「プリティガール」制作発表(2002年1月8日)を報じた記事でした。稲森いずみサン(公称169センチ)、米倉涼子サン(公称168センチ)と決して小さくは無い二人と並んでも、片瀬那奈(公称172センチ)の方が長身に見えました。いや、其れは実寸でも片瀬が僅かに上回って居るのですから当然なのですが、問題は敢えて名は伏せるが某・日刊スポーツ紙が掲載した「同じ背景での個別ショット」なのです。他の二人は壁だけを背景にして居るのに、片瀬だけが「天井も映り込ませる下から煽ったショット」で、如何にも「片瀬だけ天井に届きそうな位に巨人だった!」と思わせるレイアウトで、駄目押しに「デカイ片瀬」とキャプションが入って居たのでした。(「デパガ米倉、バイト稲森、デカイ片瀬」って三段落ちのアエライズム炸裂!なコピーなんだけどさ、、、酷いよ、朝日。。。)

あたくしは「おいおい、片瀬って馬場サン並みにデカイの?」と畏れおののき「プリティガール」を観ても「コブよりデカイじゃん!やっぱ、片瀬ってアンドレ並みにデカイんじゃまいか?」と推測せざるえなくなったのでした。其れで、後に実際に対面した時に「アレレ?全然、普通じゃん」と逆に驚いてしまったのです。確かに、身長167センチの僕よりも片瀬那奈は背が高かったけど、其れは「僅か5センチの差」だと見上げた角度で分りました。何せ、僕は多くのプロレスラーと対面して来ましたからね。那奈ちゃんは、金本よりも少しだけ小さくってライガーよりはかなり大きいってラベルの身長だと断言します。新日のジュニア・クラスって事ですよ。ちなみに公称170センチのライガーは僕よりも背が低いです。もっと云うなら、藤原竜也クンは僕とおんなじ位の身長でした。松山ケンイチくんは「L/竜崎」とは違って「公称180センチ」に近いノッポくんでした。那奈ちゃんがヒールを履いても、マツケンの方が上だったもんね。

那奈ちゃんは、確かに背が低くは無いです。でも、そんなにノッポでも在りません。まわりとの比較で大きく見えて居るだけなんだけど、其れは「個性」でも在るのです。モデルの世界だったなら、那奈ちゃんは普通だったでしょう。事実、先日の名古屋で「国際的スーパーモデル:富永愛」サンと並んだ那奈ちゃんは「愛サンよりも背が低い印象の宝塚の娘役」に見えました。だから、TVのバラエティ番組に出る時に那奈ちゃんが巨人に見えるのは「大きな武器」なんです。

プロレスを観る時、僕らは「ジャイアント馬場サン理論」で在る「デカイ奴が強い!」を無条件に納得させられます。特に、格闘技を10代からやって来た僕は「やっぱ、デカイ奴には敵わん!」って悔しい思いを幾度となく経験しました。だから、アノ時に内山理名ちゃんが「背が高いとカッコいいよぉ〜」と見上げた那奈ちゃんを益々好きになってしまったのかもしれません。でもね、此処が存在する最初のキッカケは「理名ちゃんが憧れちゃったコなんだから、那奈ちゃんも益々追いかけなきゃ!」って事だったんです。内山理名ちゃんが存在しなければ、此処は無い。だから、単純な構図で「理名=未亜/イコ=那奈」って展開になっていったのでしょう。

「デカイ!」片瀬那奈だから、好きになったんだよ。でも、そんなに身長は高くなかった。なのに、片瀬那奈は「デカイ!」んです。もっともっと巨大化してゆくのです。

じゃ、「エレナ」の第二部を始めようか。


(小島藺子/姫川未亜)



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2009年10月02日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 001「片瀬那奈」

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 出演作:『美少女H2』第18話「最後のデート」他(フジテレビ系)
 放映日:1999年3月9日(1:20〜1:50)、他

 映像作品:ヴィデオ「美少女H28 〜最後のデート〜 片瀬那奈」
      (ポニーキャニオン PCVC-10905)1999年9月17日発売


片瀬那奈ちゃんの女優デビュー作品として紹介されている『美少女H2』第18話「最後のデート」ですが、果たして此れが本来の意味での「女優デビュー」と云えるのか?との疑問が在ります。御存知の通り「美少女H」シリーズとは、フジテレビが「未来の月9女優養成番組」として企画制作した深夜番組です。其のメムバーには、内山理名、水川あさみ、小池栄子、佐藤江梨子、しらたひさこ(現・白田久子)、等の片瀬クンと同世代の当時10代中頃だった新人が抜擢され、「全員、芸名の侭で登場する」と云う言わば「新人のお披露目」としての「プロモーション・ヴィデオ」的な演出でした。毎回、主演を務める新人の脇を固めるのも「美少女H」の面々で、片瀬クンも主演作「最後のデート」以外に二作(20話「夢のかなう場所」3/23放映、最終話「卒業旅行」3/30放映)で助演しています。公式記録との放映日に壱日の誤差が在るのは、業界時間を排除する此処の「リアリズム」ゆえにです。

つまり片瀬那奈ちゃんの女優デビュー作とされる「最後のデート」では、「片瀬那奈が片瀬那奈を演じる」と云う「不条理な事態」となりました。其れでも若干17才の片瀬那奈自身は真剣そのもので、「モデルの片手間ではなく、今後は女優として頑張ります!」などと大真面目に宣言して挑んだのでした。「架空の自分を演じる」との難役を、贔屓目抜きにドラマ初主演の片瀬那奈ちゃんは真摯に演じ、深夜に其れを観た僕たちの心を鷲掴みにしました。

17才の片瀬那奈ちゃんには「自分は出来るコだ」との自惚れに近い自信が在ったのでしょう。現に小さい頃から何度もスカウトされながらも「あたしはヘアメイクさんみたいな裏方になりたいのよ!」と固辞して来たのです。ようやくモデルとしてデビューした時ですら「将来ヘアメイクさんになった時に活かされる勉強だから。チョットやってダメならヤメれば好い。」とお気楽モードだったからこそ、ハプニングにも動じなかったのでしょう。「芸能界なんて、チョロイ、チョロイ。海外にも行けるし、メッチャ楽しい!女優?やります!そんなの簡単でしょ?」ってな気持ちで臨んで「やっぱ、あたしって天才じゃん。完璧な女優デビューまでしちゃったよ。がっはっはっは!」なんぞとタカを括っておったわけですよ。

されど、17才の片瀬那奈ちゃんは出来上がった作品を観て絶望したのです。「何て演技が下手で、ブスに映っているんだろう」と激しく落ち込み、其処で諦めずに「悔しくて、もっと演技が上手くなって、いい作品を残したい」と誓ったのでした。そして次作の「GTOドラマスペシャル」(1999年、関西テレビ)で「伝説の台本(シュガーちゃん命名)」と称される努力を重ね「眞なる女優道」を歩み始めたのでした。

個人的には片瀬那奈ちゃんの正式な女優デビュー作品は「GTOドラマスペシャル」だと認識しています。此の「美少女H2」で演じた「片瀬那奈」と云う役柄は、あくまでも「大いなる助走」期間を垣間見せてくれたと思っているのです。なのに、其れが事実とは云え、未だに片瀬那奈の女優デビュー作は「最後のデート」と公式データで記されています。此れは、深夜番組として流されヴィデオ化されたもののすぐに廃盤となりDVD化もされない映像作品です。多くのファンは「幻のデビュー作」と認識しているかもしれないマイナー作品なのです。「黒歴史」化しても、問題視すらされなかったでしょう。でも、此の作品には前述の通りに片瀬那奈本人の「大いなる挫折と屈辱」が在り、彼女が其れを「忘れてはいけない!」と思っているからこそ、敢えて「デビュー作」として明記しているのではないでしょうか?

さて、肝心の「最後のデート」での「片瀬那奈」が演じた「片瀬那奈」を語らねばなりませんね。17才の片瀬那奈ちゃんは、有無を云わさずに「可愛い!」です。正に「ダイアモンドの原石」と云うべき愛すべき「アイドル:片瀬那奈」が此処に居ます。ストーリーは単純で、地方在住の高校生カップルが大学に進学する事になって「彼女・片瀬那奈」は東京の短大へ進学し「彼・悟」は京都の大学へと離れ離れになるので「最後のデート」をして綺麗に別れる事にしたものの、女友達の横やり等で滅茶苦茶になってしまい、、、って「おいおい、勝手にやってろよ!」的な稚拙過ぎる「痴話喧嘩恋噺」です。こんな脚本じゃ、天下無敵の片瀬那奈サマが舐めてかかっても致し方無いでしょう。でも、本人が幻滅した程に酷いのか?と云えば、全くそんな事は無く「美少女H」を愛した面々(あたくしも含む)も「よくぞ、此処で片瀬那奈と云う逸材を抜擢したっ!異議無しっ!!」と絶賛したのです。

そう、片瀬那奈ちゃんは初期「美少女H」プロジェクトでは其の名前すら挙がっていませんでした。其れは当然で、彼女はモデル・デビューすらしていなかったのです。シリーズの終わりに現れた片瀬クンは正しく「今後、新たな逸材をオーディションし追加加入予定」と企画書に記された「隠し玉」でした。ニコニコ笑って歩く水着ショーでの16才の片瀬那奈ちゃんしか知らなかった僕たちの前に、17才の「片瀬那奈」は「片瀬那奈」を演じて躍動し話し出したのです。片瀬那奈のプロモーション映像としてなら、完璧な作品です。でも、此れはあくまでも女優「プレ・デビュー」作品と僕は捉えています。流石に此の作品を観て後の「大化け」を予測する事は出来ませんでした。僕が「おいおい、コノコって変じゃん!」と気付くのは、約半年後の「天国のKiss」を観た時だったのです。兎も角、此れは「片瀬那奈」の記念すべき「女優デビュー作品」です。多くの処女作が内包する「デビュー作」ならではの「初々しさ」や「可能性」を秘めています。那奈ヲタなら必見!のお宝映像です。てかさ「美少女H」をDVD化しないのは、何故?思惑通りに2009年の現在でも其の多くが第一線で活躍中じゃん。彼女達の貴重なデビュー作品が満載なんですよっ。お台場さん、箱で出してよ。

えっと、もうお気付きの片も多くおられるでしょうが、此の「エレナ第二部」で在る「怪優・片瀬那奈・進化論」は、時系列的に彼女が演じた役を徹底的に考察して行きます。音源の方では「片瀬那奈がきこえる」で絶好調連載中の試みを、女優でもやらかそうと云うわけです。「全曲解説」と同様に、既に別サイト「CHANGES:怪優・片瀬那奈がゆく」として数年前から試行していた企画ですが、そろそろ「本家:ゼンキロ」で完全版を公開する時期が来たと考えました。歌手篇と併行して、じっくりと考察して行きますので、お楽しみにネ☆


(小島藺子/姫川未亜)



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2009年10月08日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 002「山口梨香」

GTO スペシャル [DVD] first time―片瀬那奈写真集


 出演作:『GTOドラマスペシャル』(関西テレビ系)
 放映日:1999年6月29日(21:00〜22:48)
 (視聴率「27.4%」)

 映像作品:ヴィデオ「GTOドラマスペシャル」
      (ポニーキャニオン PCVE-30962)1999年9月17日発売
      DVD「GTOドラマスペシャル」
      (ポニーキャニオン PCBE-50349)2002年9月4日発売


事実上の「女優・片瀬那奈」デビュー作品が『GTOドラマスペシャル』です。前述の通り、彼女のデビュー作品とされる「最後のデート」で片瀬クンが演じた役柄は「片瀬那奈」でした。新人女優の登竜門として存在した深夜番組の「美少女H2」が果たして純然たる「ドラマ作品」なのか?との疑問も在る上に、役名まで芸名とおんなじでは「女優デビュー?いやいや、此れはプロモーション映像でしょ」と、少なくともあたくしは思いました。本人は大真面目だった様だけど、ファンは「那奈ちゃんが動いてしゃべっている」だけで充分に満足だったし、其の後に彼女が「怪優」へと進む未来など夢想すらしていなかったのです。僕たちは「ヤンサン」のグラビア・アイドルとして、彼女を捉えていました。

されど、当の「17才の片瀬那奈」は自信満々で視聴した「最後のデート」を観て、おそらく其れまでの人生で初めての大いなる挫折感と屈辱感を味わったのです。「こんなはずじゃなかったっ!」と、無様に本人には映った演技を観て悔し涙を流したのでした。其れでも業界での「片瀬那奈」に対する評価は全く逆で、すぐさま大人気ドラマのスペシャル版へ準主役としての起用が決まりました。「17才の片瀬那奈」は「二度とあんな失敗は繰り返さないぞっ!」と誓い、実行します。

其処に居たのは「山口梨香」でした。主人公「GTO・鬼塚先生(反町隆史サン)」が新たに赴任した女子高の「裏番」とも云える「山口梨香」は、前任の担任教諭で在る「武田先生(細川・ヒビキ・茂樹サン)」と「教師と生徒」と云う禁断の恋愛関係(当時のドラマでは、よく扱われた題材ですけどね、、、)に在ったものの捨てられ、両親が離婚問題で揉めてもおり、ドンドンと尖ってゆきます。ツルんで居た三人娘グループの他の二人をも罠にはめ、完全に孤立してゆく梨香を「GTO」がお得意のハチャメチャなオレ様流な方法で立ち直らせる、と云う「マンガじゃん!」なストーリーなのですけど、原作が漫画なんだから仕方無いですね。余談ですけど、片瀬那奈ちゃんが出演したドラマや映画の約半数は「漫画が原作」です。「那奈ちゃん、また漫画かよ?」って決めフレーズも、かつてはお約束だったのですが「カタセカイ住人」でも在る「松山ケンイチ」くんの台頭で「マンガ役者 No 1」の座を奪われてしまいました。「マツケン、ぜんぶマンガだよ、マツケン」。

兎も角、スペシャル版でのヒロインは「山口梨香」です。果たして「ポッと出の新人」だった片瀬那奈ちゃんは、其の難役を懸命に演じ切りました。主演の反町サンと対峙しても見劣りしない抜群のプロポーションと身の丈(三人娘での場面では、既に異常に「デカイ!」です)。陰の在る役柄ゆえに際立つ強い目力と、改心した時に魅せる会心の笑顔!と「片瀬那奈ちゃん」の若々しい魅力が溢れた作品です。確かに、此処での片瀬クンは新人に共通する「絶叫型」の一本気な演技とも云えます。未だ「演技とは何か?」と云う地点には遥かに遠い場所で、もがいています。でも、其の「熱き心」は観ていた僕たちに確実に届きました。其れは、きっと「片瀬那奈」が本気になったからだったのでしょう。「あっ。那奈ちゃんは女優さんになる気なんだ」と認識しました。そして、其れはきっと成功するとも思った。「片瀬那奈が逸材で在る事実」だけは、きっと万人に届いたでしょう。深夜の「ヲタ向け番組」だった「美少女H2」とは違い、此の作品は堂々とゴールデン・タイムで流れたのですからね。おそらく、此の作品で片瀬那奈を知った方々も多くいると思われます。

後に顧みれば「きれいなおねえさん共演(貳代目&三代目)」でも在ったし、後の「カタセカイ住人」も多く出演している正にスペシャルなドラマです。高視聴率をマークし続けた連続ドラマを受けての特別版に続き、映画化もされた大ヒット作で、当然乍ら「連続ドラマ第2シーズン」に繋がるとも云われておりました。何故、其れが頓挫してしまったのか?なんて裏事情は、あたくし如き一般人には分りませんよ。其れこそ、当時「反町サンのマネジャー軍団」に在籍しておられた「現・チーム片瀬・チーフ」にでも訊いて頂戴☆

ナンダカンダと後付けするよりも、当時の正直な感想を記して置きましょう。僕は、「演技は其の内上手くなるんだよ。那奈ちゃんは『最後のデート』でも『GTOドラマスペシャル』でも、蕩ける位に可愛いじゃないか。こんなに可愛いコを観てるだけで、充分に幸せじゃん!」と、「17才のアイドル・片瀬那奈」を単純に好きになって行っただけだったんです。ホント、可愛いよナァ、、、(うっとり)

いえ、アノ、今でも、もっともっと、那奈ちゃんは可愛いですよっ!


(小島藺子/姫川未亜)



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2009年11月05日

「怪優・片瀬那奈・進化論」予告

種の起源〈上〉 (光文社古典新訳文庫)


【1999】
 act 001「片瀬那奈」:美少女H2 最後のデート、他(CX)
 act 002「山口梨香」:GTOドラマスペシャル(KTV)
 act 003「柏木礼奈」:天国のKiss(EX)
 act 004「迫田七海」:氷の世界(CX)

【2000】
 act 005「清水茜」:FLY 航空学園グラフィティ(NHK)
 act 006「内山知恵」:花村大介(KTV)
 act 007「柴田広子」:ほんとにあった怖い話2 遠い夏(CX)
 act 008「村井ひろみ」:新宿暴走救急隊(NTV)

【2001】
 act 009「柚木さくら」:2001年のおとこ運(KTV)
 act 010「有森みさと」:できちゃった結婚(CX)
 act 011「アイハラ」:冷静と情熱のあいだ(東宝、他)

【2002】
 act 012「荒木理恵子」:プリティガール(TBS)

【2003】
 act 013「神崎今日子」:こちら本池上署(TBS)

【2004】
 act 014「藤澤律子」:ラスト クリスマス(CX)

【2005】
 act 015「岡元めぐみ」:不機嫌なジーン(CX)
 act 016「緒方亜紀」:離婚弁護士II〜ハンサム ウーマン〜(CX)
 act 017「菜穂美」:香港バタフライ(KADOKAWA)
 act 018「松下梨絵」:いい男はマーケティングで見つかる(NTV)
 act 019「豊原みどり」:熟年離婚(EX)

【2006】
 act 020「小早川妙子」:小早川伸木の恋(CX)
 act 021「山田バーバラ」:ビバ!山田バーバラ(EX)
 act 022「夏目雅子」:ニッポン人が好きな100人の偉人・美女編(NTV)
 act 023「横田めぐみ」:再会〜横田めぐみさんの願い〜(NTV)
 act 024「楓」:信長の棺(EX)
 act 025「高田清美」:DEATH NOTE the Last name(松竹、他)
 act 026「西豪寺エレナ様」:鉄板少女アカネ!!(TBS)

【2007】
 act 027「甲田美和子」:潜入刑事 らんぼう2(NTV)
 act 028「小野未来」:僕たちの好きだった革命(サードステージ、他)
 act 029「原田リョウ」:きみにしか聞こえない(ザナドゥー、他)
 act 030「森福みちる」:地獄の沙汰もヨメ次第(TBS)
 act 031「三浦真由」:未来遊園地(EX)
 act 032「夏目理恵子」:法廷荒らし 弁護士 猪狩文助(テレビ東京)
 act 033「まどかの友人」:グータンな女たち(KTV)
 act 034「花輪倫子」:暴れん坊ママ(CX)

【2008】
 act 035「手塚モモコ」:ミラクルボイス(TBS)
 act 036「鳴海京子」:いのちのいろえんぴつ(EX)
 act 037「加藤絵里」:アベレイジ(CX)
 act 038「流山まどか」:キミ犯人じゃないよね?(EX)
 act 039「松沢明美」:ホカベン(NTV)
 act 040「平山まどか」:フラガール(TBS、他)
 act 041「宝生小百合」:ブラッディ・マンデイ(TBS)
 act 042「敷島ミカ」:20世紀少年(東宝、他)
 act 043「三浦純」:小児救命(EX)
 act 044「某国の女性」:Room Of King(CX)

【2009】
 act 045「園田香織」:リセット(NTV)
 act 046「雪代」:朝食亭(WOWOW)
 act 047「美月うらら姫」:歌のおにいさん(EX)
 act 048「小野あやか」:ゴーストフレンズ(NHK)
 act 049「御所ヶ原夏子」:こち亀(TBS)
 act 050「矢田和美」:ライバルの女(NTV)
 act 051「森瑠衣」:子育てプレイ&MORE(MBS)
 act 052「藤波紹子」:浅見光彦〜最終章〜(TBS)
 
 AND SO ON ! !


「ユメカヨ」にのめり込んじゃって「act 002」で中断して居る「エレナ第二部:時系列女優篇」ですが、こんな感じで草稿は既に出来上がって居ます。曲単位の「片瀬那奈がきこえる」なら一本の記事を書くのに三分間の再検証で済むのですが、女優篇はドラマを全部観直さないといけませんので執筆に時間が掛かって居りますです。ついつい見入ってしまって原稿を書くどころじゃなくなってしまうんですよね。何せ、僕が最初に好きになったのは「女優・片瀬那奈」ですからね。全ての役柄や作品に思い入れが在りますので、焦らずにじっくりと大切に考察してゆきたいと思って居ます。

此の流れに加えて、片瀬那奈ちゃんは此れ以外にもバラエティ番組等でのコントやミニ・ドラマでも数多く演じて来ましたので、其れは年代ごとの区切りに「中入り」で補完します。此処では「片瀬那奈全記録」と銘打つ通りに既に過去の歴史は其の時点で記録されて居ますが、僕が敢えて「音楽編」や「女優篇」で再考察を試みて居るのは、作品の評価とは時が経てから尚深みが増すと考えるからです。特に自他ともに認める「片瀬那奈ちゃんの熱狂的なファン」で在る僕には、リアルタイムでは「絶賛」以外の評価は不可能ですし、事実、公式BBSの未亜たん並に「那奈ちゃん最高!」と嬉々として書いたリアルタイムでの記事は、チビ太やイヤミも呆れる程に「おそまつ」です。在る程度の時間が経ち、過去の那奈ちゃんを客観視出来る時こそ「正当な作品評価」が出来ると思うのです。其れに加え、多くの制作秘話も時が経たなければ検証出来ません。未だに「THE BEATLES」の楽曲研究が多くの先達によってすら成し遂げられて居ないのですから、現役で活動する「片瀬那奈の研究」は、長く曲がりくねって続くでしょう。

僕が遺したいのは「那奈ヲタ」による「那奈ヲタ」の為の「片瀬那奈ちゃん絶対論」では在りません。那奈ちゃんのファン以外にこそ、那奈ちゃんを広く啓蒙したい。此処が、那奈ちゃんに興味を持った「新たなファンへのささやかなガイド」になれれば好いと思って、日々書いて居ます。後世に遺してゆくべきなのは「客観的な視点をも含めた片瀬那奈史観」です。其れ故に、僕らは「栗」と云う「個」では無く「未亜/イコ」で在り続けます。「イコ」までもが片瀬に転べば「鳴海」が出現します。「片瀬那奈を愛す」と同時に「片瀬那奈を笑う」視点を失いたくは無いのです。其れは、つまり「自己批判」を忘れない為です。「僕は無から始まった、故に無知な莫迦だ」と云う永遠の真実を胆に銘じ、だから「学び考察する」のだ、と多くの先達や御本尊様に教えられた原点に忠実で在りたいのです。

では、お楽しみに☆


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| ERENA | 更新情報をチェックする