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2003年01月01日

「日本人の為のビートルズ講座」第[蛸の八ちゃん]発目
<未亜×イコ:新春大放談>

SHALL WE LOVE ?


イコ:皆様、明けまして(カン!)おめでとうございます。て優香ー、はじめまして、イコちゃんどぇーす!!がははは酔ってるZONE、キターーー!!

未亜:(完全に無視して)紅白歌合戦は如何でした?

イコ:猪木祭を観てたから知らないよーん。ボブ・サップ、サイコー!!

未亜:うーむ、ジョンが生きてたら今頃日本に帰化して毎年紅白出てて、ボブ・サップごときに負ける道理は無かったのだけどねぇ。

イコ:ん?ジョンが紅白なんか出るわけねーだろ、ゴラァ!!

未亜:ポールは出たよ。

イコ:ネタかもしれんが、そりゃポール・柴門だろ。話を戻すぞ、猪木って最近は自己宣伝が過ぎるけど、レスラー時代は存在だけで大丈夫だったんだよ。

未亜:彼の場合は引退したから仕方無いけど、同い年のポールなんかを観てしまうと「猪木信者」としては淋しく思うでしょ。

イコ:さすがにプロレスとはいえ、還暦でやれる仕事では無いぞ。やってる人もいるけどさ。

未亜:その点、音楽は死ぬまでやれるわけで、ジョージの新作あえて遺作とは云わないけどさ、あれが素晴らしい上に次を期待させる出来だったりするのが良いね。

イコ:ビートルズってぇーのは、常に変化していく奴らなんだよ。ナンデモ在りで、拡大再生産をしない連中なの。

未亜:他の人はどう考えてるのか解らないけど、姐御が30年も彼等を愛してるのは正にソコなんでしょうね。

イコ:彼等みたいな変化を続ける馬鹿野郎どもを、その後見た事が無いよね。

未亜:でも、ジョンとポールがビートルズだったと思うけどなぁ。

イコ:ジョージ・ヲタですけど、何か?

未亜:姐御は何でジョージなのよさ、あっちょんぶりけ。

イコ:その答えは、敬愛するレコスケの言葉を借りよう。「つまり極論するとビートルズってのはジョージの音楽的才能を開花させる、それだけのために存在したグループだったと俺は思うんだよ」

未亜:ベタで悪いんだけどさー、此処でそんな事云わないでよ、コワイよ。

イコ:レコゾウ、ハケーン。

未亜:いいよなぁ、あんたらはそーやって逃げられて。

イコ:おいおい、おめぇだろーが逃げてんのは。今月は締切ヤバイからって泣きついて対談してくれっちゅーたんは、未亜たんだろ。全く阿保か馬鹿かと小一時間(略)

未亜:(全く無視して)相変わらずブートとか買ってるの?

イコ:買ってるわよ、まだまだ新参モンじゃけんのぉー。ゲバのロールに手をだそーか悩んでますよ。とほほ。

未亜:はぁ?何よそれ。

イコ:またネタか?GET BACK SESSIONS の完全収録盤だよ。全部出たらCDで100枚位になるってぇー代物さ。内容は素人には永遠に薦められんクズだがな、あたしゃ何度も失敗したと思ったがな、でも聴きたいんだよぉー!!(号泣)

未亜:なにも泣くこたぁ無いでしょ、僕も知ってますよ。でもアレはつまんないじゃない、演奏はだらだらしてるし。

イコ:確かに、君たちが呑んで演奏したデモ並の音だナ。自信持てるだろ?未亜たん。

未亜:(遠くを見つめて)片瀬那奈ちゃんって可愛いなぁ。

イコ:脳内フィルターがかかりますた。あぼーん。

未亜:那奈ちゃんのカレンダーを買いました。めごい、天才的にめごい!!

イコ:CCCD出してるよーな香具師にはまってんのかよ。終了。

未亜:林檎もCCCDじゃないのよさ。

イコ:シングルの初回盤はCD-EXTRAだよ。いいんだよ、聴けるだけで有り難いだろ?林檎は。んなことよりビートリーな話をしろよな、ボケぇ!!

未亜:集まれ!ビートリーな中年、僕は最近ビリー・J・クレーマーの良さに気がつきました。

イコ:お前なぁー、そーゆー誰も解らないギャグはヨセよ。

未亜:あら?イコ姐御に合わせたつもりなんだけど。酒、無くなったね。

イコ:買って来いよ。ブート聴いて待っててやるからよ、有り難く思え留守番してやるよ、しょーがねぇーなぁ。

未亜:てか、あーた持って来たんでしょ?

イコ:生姜姉菜ァー、惚れ。

未亜:あのさぁー、そのあっちの言葉って解り難いと思うんですけど。

イコ:サービスなんだよ、あっちの仲間も見るんだから。んでどーよ?このポールの集大成ブート。

未亜:んー、便利だよね。こう大系立ててまとめて聴けるのは。僕は買わないけど。

イコ:いい買い物したね、とか云えないのかよ。しかし、これ4枚でまだWINGSの初期までなんだよ。あと30年分続くんだよなぁ、はぁー。

未亜:その情熱を他のアーティストにも向けてあげたら?

イコ:殴っていいか?ネタだとしても許せんな。あたしゃビートルズだけでいいんだよ。好きで聴いてんだ、文句無いだろ。

未亜:あれ?今日「フィオナ・アップル買った」とか云ってなかった?

イコ:あのコはカバーしてるから、もうそれで彼等の一部です。

未亜:ふーん、じゃあさぁ、姐御が毎日あっちでチェックしてる小島麻由美とかはどーよ?

イコ:あのコは、me and my monkey と云うフレーズを受け継いだからね、うん。もうそれでビートリー。

未亜:そんなんで後継者ならミスチルとかフクヤマとかピンク・サファイヤとかも、ビートリーじゃん。

イコ:不愉快だ、失敬な香具師だな。もう帰る!!

未亜:まぁまぁ、洒落だよ。気を取り直して呑みましょ。お正月お正月、これでも観てさ。

イコ:何だよ、それ?

未亜:日本のジョン・レノン!!「あやや」のプロモだよー、期待しちゃってよいのかなぁー?あれ?怒ったぁ?

イコ:ごまっとうは無いのか?

「この対談は5000文字を超えました。もう書き込めません。」


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2003年06月01日

新連載!!「月刊・未亜」take13

Shine/REVENGE~未来(あす)への誓い~(初回)(CCCD)(DVD付)


<未亜イコ対談、再び>

未亜:さぁ!記念すべき新連載だよーん。やはりメデタイ席には、某巨大掲示板でお馴染みのイコ姐さんに半年ぶりに御登場願いたいね。

イコ:ゴラァ!!何が新連載だよ、ぶぉけ!!13回とウタッテるやないか、タイトル変えただけやんけ、うぉらぁー!!

未亜:あ、解りましたぁ?前回の単発モノまででちょうど一年だったからさ、気分転換よ。あははは。

イコ:おまぃは赤塚不二夫改め山田一郎か?大体何だよ、ぬぅあにぃが「月刊・未亜」だよ、おまぃはグラビア・アイドルかぁ?

未亜:いや「カラミ」の方が好きでつが、何か?

イコ:そーゆーオヤジ系のセクハラ発言は、地獄くんや巨大ネコたんにでも任しておけよ、くぉのすっとこどっこいネカマ野郎!!

未亜:地獄車とか巨大ネコとかさいたま24とか、誰も理解出来ない固有名詞を連発するのは止しなさいよ。

イコ:あーたは充分解ってるぢゃないか、それに「さいたま」なんて云ってねぇーずら。
あたしはその名前を聞くだけで虫酸が走るよ。

417:あのぉー、そろそろ真面目に対談して戴きたいのですが。

未亜:ほらぁ!ダメダシ喰らったじゃない。

イコ:あらしはゲストでつよ!あーたが仕切ればいいだけぢゃないのよさ、あっちょんぶりけ。

未亜:あーあ、失敗したかなぁ。大体相変わらずビートルズばかり聴いてるんでしょ?姐御。

イコ:はぁ?すみませんねぇ、今日も20枚程買いますたけど、何か?ゲバのロールも集めてまつけど、何か?

未亜:だからぁ、それは何よ?巨泉前武ゲバゲバ90分?

イコ:釣られてやるさー、しかしあーたゲバも知らないでよくも一年間連載したね。最終的にはアルバム「LET IT BE」になった悪夢のセッションだよ。

未亜:デジャブしてるな。

イコ:今ざっとCD棚を見たけど、ゲバだけで凄い枚数だわ、50枚まで数えたけど止めますた。

未亜:で、今流れてるのもそれなの?なんか同じ曲ばかり何回も聴こえてるけど。

イコ:これはホワイトアルバムのセッションだよぉ!「Black Bird」が十何回入って居るけどさ、何回聴いても好いぢゃん!!

未亜:まぁね、私も好きだけどね、この曲。でもさー、これってつまり没テイクなんでしょう?

イコ:大馬鹿モン!天下のビートルズ様に没なんぞ無いわよっ!!
残された音源は全て宝でつ。

未亜:いやーそれは姐御みたいなビーヲタにとってはそーでしょーけど。。。

イコ:林檎のCCCDとアナログを両方買ったのはともかく、片瀬那奈のCCCDを限定盤と通常盤両方買う様な香具師に云われたく無いわね。プ。

未亜:いや、那奈ちゃんは既に別の店でDVD付きの限定盤を買ってから、タワレコで買うとライブに行けると知ったわけで。

イコ:そんなに口パク女のライブに行きたいのかぁ?ケラケラ。

未亜:那奈ちゃんなら只立って居るだけで充分ですよ、てか、姐御も行くんでしょう?

イコ:新曲「シネ」だっけ?あれは佳いね。今度カラオケで歌うよ。

未亜:SHINE だよ、シャイン!!

イコ:だから「死ね」としか読めないって、しかもカップリングが「リベンジ」だろ?ホーム頁開けると、いきなり「死ね!」って出るんだよね。

未亜:はいはい話題を変えますよ、大滝さんが新曲を出したね。六年ぶりなのに見事初回でトップテン入りでしたけど。

イコ:まだこれからどの位売れるか判らないけど、完璧な仕事だね。

未亜:おや、辛口の姐御にしては、やけに評価が甘いね。

イコ:いや、大滝師匠の場合はさー、今回も最初に聴いた時は過去の焼き直しかと思ったのよ。でもCDで聴いたら、新しいんだなぁこれが。

未亜:色々な仕掛けが在ったね、今回も。初めて聴くのに懐かしい、けれど新しい。ついに究めたって感じたな。

イコ:うん、今こそアルバムを聴きたいね。弟子の達郎も「2000トンの雨」をボーカル差し替えて出すんだよ。

未亜:あー、あれは名曲!シュガー・ベイブっぽいよね。

イコ:今だに達郎にしろター坊にしろ、一番好きなのはシュガー時代なんだけどさ。まぁ、アーティストにとっては一番迷惑なファンだ罠。

未亜:初期衝動は限りなく美しいからね、仕方無いんじゃないの。

イコ:だからこそ、マドンナや林檎は素敵なのよ。今だに新人と変わらない、いやそれ以上のあくなき開拓精神!!

未亜:マドンナの新作は、凄いね。過激だよなぁ。ノラさんやアブリルちゃんの方がずっと保守本道じゃない?

イコ:うん、でも大滝さんみたいにやるのも大変なんだよ。生き残ったビートルのポールとリンゴは、大滝さん同様にエバーグリーンな人だからね。

未亜:ポールには、やはり開拓者としてのプライドからか迷いを感じるけど、リンゴは良いよ。開き直ってるってゆーか、一番ビートリーな作品を作って居るよね。

イコ:つまりさ、前から何度も云って居るんだけどね、ジョンやジョージやリンゴにはビートルズ以外の音楽が在るのよ。でもポールには、それが無いの。

未亜:ウイングスは?解散後にマトモなバンドを組んで成功したのはポールだけじゃない?

イコ:ウイングスなんてバンドは、この宇宙に存在しないの。あれはポールのソロでつ。デニー・レイン逝ってよし。

未亜:やば、一番触れてはいけない話題だったな。

イコ:ポールがビートルズ以外のバンドなんか組めるわけ無いだろぉーが、だってポールの音楽がビートルズなんだぞぉー!!

未亜:はいはい、分かりましたよ。ポールは偉い!サイコー!ギター!ポール!!

イコ:おいっ!てめぇジョージヲタのあたしの前で、とんでも無い台詞を吐いたわね、ぐふふふ。

未亜:しまったっあぁー!!すまん、417くん後はよろしく!(逃走)

417:そ、そんなぁ。

イコ:ジョージのギターはな、誰も真似出来ないんだよー、分かるか?青年。

417:はい、なんとなく。

イコ:なんとなくぢゃ駄目なのぉー!!よーしっ今から説明したげるから、おいっ!逃げるなよ。

417:未亜さーん!助けてくださーい!!

未亜:編集長、大丈夫だ。もう5500文字超えてる。

イコ:なんだ、もう終わりか?仕方無いな、続きは来月ね。


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2003年07月01日

「月刊・未亜」take 14

t.A.T.u.


<休載のお知らせ>

筆者急病の為、今月の「月刊・未亜」は休載致します。


417:困りましたねー、未亜さんが書きたく無いと云ってホテルに帰ってしまいました。

イコ:原因は全く分かりません!

417:ここで一旦コマーシャル。

[椎名林檎DVD「性的ヒーリング‐其の参‐」8月20日(水)発売決定!TOBF5276]

「月刊・イコ」[代役篇]
<イコイコ対談>


イコ:あれだろ、つまりタトゥーの真似したかっただけだろ?

イコ:と問いかけても未亜は居ないわけだが。

イコ:ひとりじゃ対談にならないなぁー、やめやめ!

417:穴があいちゃいますよぉー!なんとかして下さい!!

イコ:白紙で発売しろよ。昔、筒井康隆がやったじゃないか。まぁよーするにタトゥーのドタキャンなんてぇのは、パフォーマンスとしては稚拙なわけだ。古い古い。

417:すみません!一旦コマーシャル。

[椎名林檎DVD「性的ヒーリング‐其の参‐」8月20日(水)発売決定!TOBF5276]

イコ:志ん生が高座で寝たってぇ話が在るだろ?酔っ払ってて噺の途中で居眠りしちまったんだな、で客はどうしたかって云うと「おいおい寝てるよ」「志ん生!起きろ」なんてぇ野暮な事はしない罠、「志ん生の落語はまた聴けるが、寝てる志ん生なんて二度と観れねぇぞ、寝かしときな」てなもんで、ずっと寝てる志ん生を観ていたわけだが、奴さん暫くして目ぇ覚ますと噺の続きを何事も無かったかの様に始めたってぇわけなんだけど、だからと云ってタトゥーが歌わずに帰ったりイベントをドタキャンしたのとは話が違うってぇ事なんだけど、いたいけなファンは「怒ってません、これがタトゥーなんです」なんて云ってやがるから、

417:熱弁中ですが、一旦コマーシャル。

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イコ:立川談志も高座に遅れるってぇ話が在るんだけど、来るまで弟子が代わりに繋げてるわけなんだ罠、でもついに来ない事が在ったんだが、客は「談志を出せ!」「金返せ!」なんてぇ野暮な事は云わないで、「談志の落語はまた聴けるが、穴を開ける談志はめったに見れない」と満足して家路につくってなもんで、だからと云ってタトゥーがトップレスを拒否されたからドタキャンしたのとは別なんだけど、

417:話がループしてる様なので、一旦コマーシャル。

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未亜:おいおい!勝手に何やってるんだよ。

417:あれぇっ!未亜さん、今頃なんですかぁ!!

未亜:今頃って、約束の時間より早いだろ?イコ姐御には17時ってきいたぞ。

イコ:「じゅういちじ」って云ったよぉ!

未亜:「じゅうしちじ」って云っただろーが!

417:あのぉー、イコさん、確か未亜さんは帰ったと云ってませんでした?

イコ:知らん!わしゃ知らん!そんなの知らんのじゃあ!!

417:なんだか分からないので、一旦コマーシャル。

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未亜:つまり姐御がかましてくれたわけだ?責任取れよな。

イコ:違うって、あーたが来ないから適当に言い訳して場を繋いでいたんじゃないのよさ!感謝しろ!

未亜:なにをぉー?穴が開くとこだったじゃないかぁ!ふざけるなぁー。

イコ:だいたい対談に逃げてる時点で負けなんだよ。もう連載やめろ!来月からは、あたしがピンで新連載やるよ。

417:混乱してますので、一旦コマーシャル。

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イコ:て優香ー、あーたは今月何をテーマに語る予定だったのよ?今からやり直したって良いじゃない。

417:そうですね、ギリギリですけど間に合いますし、是非きちんと対談して戴きたいですよ。

イコ:おそらくタトゥーのドタキャンから発展して、外タレに振り回される日本のジャーナリズム批判とか、ビートルズのルーフトップなどから順序立てたパフォーマンス論とか、未亜ならではの考えが在ったんでしょ?ゲリラ・ライブ論とかさ。

未亜:まぁね。

417:では再開前に、一旦コマーシャル。

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「月刊・未亜」

[take14]
<またまた未亜イコ対談>


未亜:はーい!やはり今話題のアレから行きましょうね。

イコ:うん。色々とお騒がせだ罠、ゲリラとかドタキャンとか。

未亜:ん?ゲリラ・ライブはやったけど、ドタキャンなんてしないよ。イベントだってちゃんとやって僕なんか最前列で堪能したもんね。いやぁー綺麗だったよ、脚長いし。

イコ:おいおい、もう気がついたけどさ、あんたが今回のテーマに選んだのってそっちなわけ?

未亜:決まってるでしょ、アルバム発売記念!片瀬那奈ちゃんを語りつくしましょー!!完璧にタイムリーなテーマなのれす、これでいいのれす。

イコ:おーい!未亜の頭ん中を、直してもらいな。


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| MIAMIA | 更新情報をチェックする

2003年08月01日

「月刊・未亜」take 15

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付)


<新・未亜イコ対談電撃大作戦「片瀬那奈は何故リップ・シンクロと云われるのか?もしくは前髪を切ったのは是か否か?全国数千万の片瀬ファン待望!遂に今語る片瀬の魂」>

イコ:おいっ!なんだよ、このタイトルは?二時間ドラマかぁ?!

未亜:だんだんだんどぅでぃどぅでぃだんだん!

イコ:おまい、ホントにあぼーん!されたいわけ?流石に参回続けて対談ネタはマズイだろ?

未亜:好評なモノは、飽きるまで続けるよー!マダマダツヅクヨー!

イコ:ミックか?おまいは。確かにストーンズはマンネリの美学だ罠。

未亜:あー、んな事云って良いのかな?刺されるよ石ヲタに。

イコ:ロケンロールは様式美だろ?時代と共に変化する流行を取り入れながら生き延びて居るけど、あいつらは水戸黄門みたいなモンでつ。

未亜:ガクガクブルブル。過激だなぁ、ヤバイからそろそろ本題に入りませう。

イコ:本題?何だよ、ソレ。

未亜:空気嫁。

イコ:げっ!コッチの台詞。ま、まさか。。。

未亜:敬愛する人に云われたのさ、素直に語れば理解は得られるとね。流石、ミウ御姉様!良い事を云うよ。

イコ:おまいさ、せっかくあたしと云う汚れキャラが居るのに、今までの連載を全否定する気なの?

未亜:元々汚れだよ、僕は。あーたこそ某巨大掲示板で「ビー博士」扱いされて居るから調子コイてビビってんだろ?

イコ:はぁ?おまいは痴呆か。あすこでコテハンやってる時点でマルキなんでつよ、あたくしは。解ったよ、ナンデモ語るわよ。

未亜:テーマは女神片瀬那奈様だよ。さぁ語れ!

イコ:明日のライヴ逝くんだろ?早く寝ろよ。

未亜:姐御も逝くくせに。知ってまつよ、那奈ちゃんスレ覗いてるでしょ。

イコ:ぐっ!実は今日堪らず名無しで書き込みますた。

未亜:げげげっ!アソコって強制IDぢゃん。何故だよ、姐御らしく無いねぇ。

イコ:あんまり片瀬が口パクだと吐かす香具師が居たからさぁー、違う!と釣られてみますた。

未亜:えっ?那奈ちゃんは口パクでしょ?良いんだよ、みんなやってるし、ショーなんだから。

イコ:おまいはブラインド?耳無しホウイチ?片瀬はちゃんと歌ってまつよ。

未亜:立場が逆な模様。。。

イコ:全国のいたいけな片瀬ファンに告ぐ、アノコは歌ってまつ。ライヴでテープを使うのは常識でつよ、みんなやってるぢゃん。でもちゃんと生でも歌ってまつよ。

未亜:確かに、私も何度か最前列で観たけどさ、CDと違う処は在ったし、マイクはオンだと思ってたんだ。

イコ:おまいなぁー、ファンなら疑うんぢゃないよ!馬鹿ちんがぁー。

未亜:う、ぅ、ぅ、ごめんよぉー!

イコ:わかればよろし。

未亜:いや、那奈ちゃんに謝ってるんだけど。

イコ:てか、片瀬の場合バックが打ち込みのオケだろ?アンダーワールドとかケミカルブラザーズとかのライヴと同じなんでつよ。テクノやハウスの連中にテープ使ってるとか文句云う?片瀬は音楽を知ってるよ。プログレ・ハウスとか凄く詳しいし、ピアノも弾けるんだぞ!

未亜:ちょっと、私たじたじなんですけど。姐御がそんなに那奈ちゃんファンだったとは。。。

イコ:おまいみたいなDVDだけ観て、音は蔑ろで、グラビアにハァハァの、きもいヲタとは違うのらぁー!!

未亜:いやぁー、姐御みたいに真面目に音楽的に擁護するのも、更にきもいと思うけど。

イコ:けっ!何とでも云えばぁー。ともかく握手会の整理券はあたしに譲りなさいよね。

未亜:い、いやだっ!

イコ:前髪切ってあれれ?と思う君みたいな厨房に、片瀬様と握手する資格は無いと知れっ!!

未亜:へーん!もう既に握手したもんねー。

イコ:さぞ片瀬姫も苦痛だっただろうな。おいたわしや。二度とそんな愚を繰り返してはならぬぞ、今回はあたしだな。

未亜:ふん!ちゃんと目を見て「ありがとう!」って云ってくれたもん。見た目は大事だよ、姐御だって那奈ちゃんのビジュアルも好きなんでしょ?

イコ:それは否定しない。でも、林檎ちゃんだってそうぢゃない?トータルで好きになるでしょ?送り手も考えて居る罠。て優香、ビートルズの戦略が正にソレだったわけで、だから色んなファンが居るわけさ。

未亜:うん、だから那奈ちゃんの写真集やDVDに萌えるファンも居て良いわけね。

イコ:いいよ、結構でつよ。だからライヴは来るな、ぼぉけ。

未亜:だって観たいでしょ、ビジュアルが好きなんだからさ、綺麗なおねえさんとか股下88センチとかが売りなんだからさ、きもいヲタや親父のアイドルなんだからさ、金払うのはそーゆーファンで、ハウスなんて知らないよ。

イコ:あたしだってハウスなんか知らないよ!でも片瀬が好きだって云うから勉強してるんだよ、好きなコの趣味を学ぶのは常套手段でつ。

未亜:なんだかなぁー。

イコ:おまいは、片瀬を愛して無いの?片瀬のやりたい事を応援する気が無いのでつかっ!!

未亜:いやぁ、結局はタレントさんだからさぁー、本人の意志と云うより事務所の方針ではないのかな。僕は女優さんで頑張って欲しいなぁ。

イコ:おまいは腐ってる!ミウ御姉様と女のコトークする資格も無い屑だ罠。安心しなさい、今後はあたしがたっぷりミウと語るよ。おまいは全てを失ったね、来月からは「月刊・イコ」にケテーイ!

未亜:どっちでも良いよ、自作自演なんだから。

イコ:こらっ!!それを云っちゃあー片瀬の口パクと一緒でつよ。

未亜:なんだよ、結局「那奈ちゃん口パク疑惑」を認めるんだな。

イコ:おにぃさん、それを云っちゃあー、おしまいよ。


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2003年09月01日

「月刊・未亜」take 色

Electric Mole (通常版) [DVD]


<未亜イコ対談はどこまでつづくの楽屋オチ、果たして約束通り「我等林檎を愛す篇なのか?!」>

イコ:今回はチミが一人で語る罠、ついに実演を観たのだし。

未亜:林檎ちゃん可愛いーーっ!!

イコ:おまいか?あの阿呆は。語れよ、林檎を。片瀬バカになって全てを失ったのか?

未亜:振袖ひらひら、林檎ちゃん回ってぇー!むっ、那奈ちゃんの悪口は云うな!!

イコ:片瀬ぢゃなくて、チミを罵倒しただけでつが、何か?いいから林檎の話しましょ。

417:いやぁ、林檎さんのライヴ!!感動しましたよ、今年はラッキーですよ、なんなら僕が大いに語りましょうか?(ノリノリ)

未亜:あっ!其れは依々ね、楽だし。(グダグダ)

イコ:ふざけるなっ!おまいは417くんに「今日の感動を語り尽くすよ」と約束しただろ?あれは嘘かっ!いいよ、417くん。こいつに責任とらすから。

未亜:酔っ払ってたしぃー、林檎ちゃんステッキングやでぇー、どっきんこ☆おにいさんおにいさん☆

イコ:なるほど、理解したよ。あーた、片瀬ぢゃなくて例の和装の御姉様タッグに殺られたのね。

未亜:どっきんこ☆J☆☆

イコ:だからぁー、何なのよ、その操り人形みたいな動き。おまいがやっても全然可愛く無いんだよっ!

未亜:ぷんぷんぷーん!いいもーん、御姉様達は「未亜たん、かわいーぃ!」と云ってくれたもん。どっきんこ☆

イコ:マジ氏ね。あたしはジョージと同じで突然切れるからね。分かったよ、君が云う通りに弾くよ。いやなら辞めてやるぅ!

未亜:いや、君を困らせるつもりは無いんだ。前みたいに弾いてくれれば良いんだよ、ヘイ・ジュードみたいに。

イコ:若い人はレリビーなんか観た事ないんだから、不毛なネタだ罠。

未亜:渋松みたいだが、出るぞ!レリビー。嬉しいだろ?ゲバのブート大好きだもんね、姐御。

イコ:違うよ、あんな屑音源は公式が出るなら売るわよ。聴いてらんないわよ、喧嘩するし鼻歌だし酔っ払ってるし。

未亜:プ。私は知らないけどね、ロールとか聴かないから。

イコ:おまいは片瀬しか聴いて無いだろぉーが、片瀬の公式サイトに毎日書き込みしやがって、あたしは恥ずかしいよ。

未亜:いえ、コステロとかも聴いてますよ。

イコ:けっ!どっきんこ☆コムビの片瀬似の方がコステロのファンだからでしょ?あーた早速あたしから学んだわけね。

未亜:はぁ?Mは那奈ちゃん似ぢゃないよ。那奈ちゃんの方が年下なんだから、那奈ちゃんがMに似てるんだよ、大事だからね、此処。試験に出るよ。

イコ:なんなんだよっ!何がMだよ、ミウだろ?此処見てる香具師は皆知ってるよ、ぼけ。片瀬の公式サイトぢゃないんだよ此処はっ!!

未亜:てかさ、私は一応コステロをデビュウからリアルタイムで聴いてるわけで、その当時ミウはまだ産まれて無いわけよ。

イコ:んなこたぁ知ってるよ。だから急にコステロのCDを引っ張り出して聴いてんのが、うぜぇんだよ、ぼけなす君。

未亜:いやぁ、姐御が好きなポールも聴いてますよ。

イコ:ほぉ、どれどれ?フラワーとオフか、渋いね。案外忘れられて居るよね、此の頃。あっ、コステロと共作した頃のヤツばっかぢゃないの。

未亜:あれ?そうなの?いやぁ偶然だなぁ。

イコ:ィィョィィョ、もう分かったわよ。

未亜:いえ、バート・バカラックなんかも久しぶりに聴いてますよ。

イコ:おっ!良いねー、と云うと思ったか?腐れ蟹味噌野郎!!馬鹿ラックはあたしも大好きだけど、おまいはコステロと絡んだから聴いてんだろ?どーせ次は「SHE の元曲とかも聴いてる」だろ?

未亜:どっきんこ☆

イコ:もう厭!片瀬の公式に、ぉまぃの正体曝しちゃうぞ。

未亜:他の参加者を誹謗中傷する様な発言は削除致します。by 片瀬。

イコ:はいはい、ポールの次は馬鹿ラックかけてよ。

未亜:あいよ。一曲目は大工屋さんよ。

イコ:あーっ!良い。くろすとぅゆーーー。闇雨だ罠。

未亜:バカラックってメジャー7の鬼だよね。

イコ:あとマイナー7とかsus4とかね、不協和音なんだけど琴線に触れるのよ。ビートルズも上手いよ、特にジョージ。

未亜:ディミニッシュの魔術師だよね、ジョージは。

イコ:おっ、「雨にぬれても」かぁ、あーたが作った「美海」って曲の元ネタはコレでしょ?

未亜:はい!皆には達郎とかコジマユとか云われてるけど、ネタは最低20曲位から戴きますから。でもあのコード進行の基本はバカラックです。

イコ:コネコちゃんも、何かに似てるな。

未亜:あ、此れね「ポルターガイスト」かな?

イコ:林檎ちゃんも馬鹿が好きなのね。

未亜:林檎はバカラックもビートルズもキャロル・キングもマーヴィン・ゲイも。。。

イコ:切りが無いから止めなさい。林檎は沢山の過去の遺産を内含するけど、やってるのは発明だよ。

未亜:うん。実演を観て思った。彼女はモノが違う。

イコ:泣いたからね、正直あたしは洋楽のライヴでしか泣いた事なかったから、自分で驚いたわよ。

未亜:ほぇー姐御が泣いたの?ちょっと笑う。

イコ:おまいなんか一曲目から、うるるん状態だっただろ!!まややにきいたから知ってるわよ。

未亜:確かに、あんなに感動を実感出来たライヴは初めてだった。那奈ちゃんと握手した時と同じ位のインパクトだったよ。

イコ:たぶん今の発言で、チミは林檎と片瀬、双方のファンから見放されたね。まぁ、正直でよろしい。あたしは気に入った、但し責任は取りません。

未亜:どっきんこ☆

イコ:未亜たん

未亜:はい!


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2003年10月01日

「月刊・未亜」at seventeen

愛の回想録(紙ジャケット仕様)


<もはや誰も止められない!未亜イコ対談はまだまだアガリませぬ。ところで今回こそ「林檎黒子時代を総括する篇」なのか?どーなの?どーなの?どーなの?どーなの?>

イコ:あのぉー、老婆心ながらいきなり苦言を呈してよろしいかしら?なんだかぁー毎回タイトルがくどくなってない?未亜たん。

未亜:だから口説いて無いから、酔って口説くなんてサイテーでつよ、うん。

イコ:イコ的には何を云って居るのか全く理解出来ませんよ。とにかく武道館も終わったことだし、今回こそたっぷり語りたいね。

未亜:いやー今回は凄いよー、渋谷は弐だけど参だからねー。

イコ:和装に白洋装に黒洋装かい?確かに衣裳は参種類に増えたね。

未亜:はぁ?違うでしょ、参人ともお揃いの和装だよー。

イコ:参人?いや最後のフィルムなら、林檎はもっと沢山居たよ。エヴァ状態。

未亜:誰も分からない例えはヤメタマエ。つーか林檎って何?誰もそんな話はしてませんが。

イコ:とっくの昔にすっかりお見通しだよ、ぼけなすくん。またチミの大好きな和装トリオの話だろ、頼むから氏ね。

未亜:ちっちっちっ、信号参姉妹と呼びたまえ。いやぁーふたりでも目立つのに、参人となると正に壮観!!もうあの艶姿を拝めただけで九段下まで行った甲斐がありました。満足満足。

イコ:おまいは林檎を観に行ったんぢゃねーのかよ、そう云えばステージ観ないでアリーナ前方を観てたって噂だな。こーたが踊ってるとか、美海とまるの隣にありーふが居るとか、SOLAmiuの隣も和装だとか、やけに詳しく把握してたよな。

未亜:全体を観て居たと云ってくれたまえ。充分に武道館を堪能しましたよ。

イコ:おまいはプロレス観戦で数え切れない程武道館に行ってるだろーが。絶対にライヴより多いでしょ?今更武道館自体を観てどーするの?マジ自決しろ。

未亜:集団自決か、懐かしいねぇ「カプチーノ」とか演ったよね。

イコ:急に話を林檎にもどすなよ。大体あの頃は「林檎はライヴが駄目」と云う痴呆ホウイチ発言を鵜呑みにして観に行って無いでしょ?うーそをつくなよ♪

未亜:姐御ー、最後歌った。単に歌いたくて罵倒してない?

イコ:あーいに罵倒ぉー♪

未亜:やっぱりね、思った通りだ。

イコ:上手く逃げたわね、流石策略家だ罠。ドサクサ紛れにプロポーズまでしたそーぢゃないの?ひゅーひゅーだよ。

未亜:姐御、歳がバレバレだよ。死語しか知らないの?だから口説いて無いってばさ。

イコ:タバサ?奥様は魔女?魔女っコXX?

未亜:あんたって、ホント良い性格してるよね。

イコ:あらーん、褒められちゃったぁー、そーやって口説くわけぇ?いやーん、未亜ちゃんったらぁ。(まやや声で)

未亜:いいよいいよ、貴女が思った通りに受け止めて頂戴。

イコ:おや、開き直ったわね。

未亜:確かに好きか嫌いかと云えば、好きだしね。

イコ:つーか、充分積極的に好きだと思うんでつけど、如何なモノか?

未亜:あんたは私に何を云わせたいんだよ?温厚な私も怒りますよ。

イコ:あらら、今度は逆切れでつか?いいかげん弁えろよ。

未亜:プ。姐御、止めようよ。もういいぢゃん。

イコ:はぁ?イコ的には皆目判りましぇーん、ぶぉくは氏にましぇーん。

未亜:姐御の方が10億倍位酷い人だな、やっぱり。

イコ:あたしにどーこー云うのは、百億光年早いんだよ。敵に回すと大変よ、未亜たん。

未亜:いや、自作自演だから。分裂症ぢゃないし、大丈夫ですけど。

イコ:甘いね。大丈夫が虚言症になるのが林檎。其れに依存症になるのがファン。

未亜:無理矢理持ってくなぁ。

イコ:林檎も完全に区切りを付けたわけだけど、そのへんはどーよ?

未亜:うーん、区切りを付けるって云うけどさ、無罪や勝訴とカルキって違うぢゃない?区切りならもう付いて居たと思うんだけどな。

イコ:カルキで世界観が大きく変化したのは事実。でも武道館で「本能」に盛り上がる観衆を観たでしょう?

未亜:過去のヒット曲を演奏するのは、アーティストの宿命ですよ。

イコ:東京事変がカルキの曲もバンド・アレンジで演ったのが決着なのよ。つまり今後は更に大きな変化が在るわけ。単に黒子を取っただけぢゃないのよ。

未亜:まぁね、分かるけどさぁー、少しこだわり過ぎかとも思うよ。実際演奏は一本調子になりがちだし、レコードの多彩で多才な世界を期待した人は不満だったんぢゃないかな?

イコ:どっかの評論家の戯言はいーからさ、あーたはどーだったのよ?

未亜:私は満足ですよ。初めての実演だったし参回行ったけど、それぞれ良かった。

イコ:だったらいーぢゃない?あれだけ沢山の人が居たら、みんなが同じ気持ちで盛り上がるなんて無理。林檎みたいに型に嵌まらない人なら尚更。色んな感想が在るのが自然。

未亜:冷静だなぁ。ホントに林檎のファンなの?ホントに好きなの?

イコ:ふふふ、おぬしも悪よのぉ。

未亜:ははは、今回はね。少しはね、うん。

イコ:やゆしとこうと。

未亜:あゆ?

イコ:あみーゴ?

未亜:モー娘。?

イコ:あやや?

未亜:まやや?

イコ:M?

未亜:だから此処は那奈ちゃんの公式ぢゃないんだからさぁー。

イコ:墓穴掘るなよ、未亜たん。其れはあたしの台詞でつよ、ケラケラ。

未亜:口説いて無いでつ!信じてくらはい。

イコ:くどいよ、未亜たん。

未亜:どーでしょーね?姐御、伝わりましたかね?

イコ:はっきり言葉にしなくちゃ、気持ちは伝わらないわよ。

未亜:ふーん、そーなんだー。よし、ぢゃあ今度はホンキで告白しちゃうぞ。

イコ:偉い!イケイケ!!どーんと行ってみよー。

未亜:「那奈ちゃん愛してまつ!」ちゃんと云えるかなぁー、どっきんこ☆

イコ:そっちかよ。未亜。散れよ、逝けよ。

未亜:しょぼーん、なーんてか。

イコ:未亜たん、マジくどい。撤収!(片瀬声で)


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2003年11月02日

「月刊・未亜」十八番

Babe(初回) (CCCD)


<未亜イコ対談に突然の大変革!?かつての志を取り戻した未亜に、イコもガチンコで応戦!今回は見逃せ無い!!のか?>

イコ:さて今月もぐだぐだと酒でも呑みつつ、下らない与太話をやるか。

未亜:いや、姐御、今回からはガチで行く事にしたから。真面目に音楽を語るコーナーにもどすから。

イコ:はぁ?んなこたぁテーノー評論家にまかせて置けばぁ?やっぱウチらはお笑いで汚れでしょ。

未亜:云っとくけど、私の連載だからね。従わないならユー・アー・ファイアード!!即刻クビですよ。

イコ:おまいはいつからマクマフォンJr.になったんだよ。別にいいよ、クビで。

未亜:えっ(絶句)いえ、あの、付き合って下さいよ。お願いですから、たまには真面目にやりましょうよぉ。

イコ:いいけどさ、なんか悪い予感がするのよね。テーマは何?

未亜:在る女性歌手のデビュウから現在までを語りましょう!!

イコ:ふーん、だから誰よ。

未亜:姐御と私が語ると云えば、分かるでしょう!今年ついにライヴを体験した姫ですよ!!

イコ:あー林檎ちゃんね。黒子時代総括か、いいね。乗った。

未亜:いや、そうぢゃなくて。

イコ:分かってるわよ姫は姫でも片瀬姫かよ、つーかもう落ちかよ。

未亜:片瀬那奈さまのどこが「落ち」なんだよっ!!

イコ:はいはい、失礼致しますた。確かに今年は七回も観たもんね、生片瀬。片瀬イヤーだよね。

未亜:十四回だよ。ライヴは七回だけど、イベントやラヂヲ公録が七回。こーゆーデータは正確にね。

イコ:十四回!?月壱以上かよ。

未亜:ちっちっちっ、最初が6月からなので半年で14回。もっと具体的に云うと、

イコ:もういいわよ。しかしまぁ、お盛んなことで。

未亜:私が行ったって事は、当然姐御も行ったわけで。

イコ:片瀬はおまいの担当だろ、あたしは寝てますた。

未亜:ふーん、今や天下のB板で片瀬ネタを連発して顰蹙を買ってらっしゃる姐御の発言とは思えませんなぁ。

イコ:ウルサイ!!あたしはネタで書いてるの。おまいはマジだろ、よっ!片瀬公式常連。あー情けない。

未亜:(話しを聞いて無い)今回の新曲はBUBKAでも大絶賛!昨日の初ワンマン・ライヴも大成功!!最前列ど真ん中で堪能しましたよー。

イコ:何ぢゃそりゃ、BUBKAなんて鬼畜雑誌で絶賛されて嬉しいかぁ?

未亜:あの雑誌のアイドル楽曲評は正しいよ。

イコ:だったら公式に書けよ「那奈ちゃんBUBKAでも褒めてたよ、おめでとう!」って。

未亜:(無視して)初回盤に付いてるDVDも可愛い!

イコ:ああ、風邪ひいて鼻すすってるヤツな。いいのか?あんな映像公開してさ。

未亜:風邪ひいて大変だったね、うん、心配したよ。

イコ:つーか、歌入れの時に風邪ひいてるって、どーよ?プロ失格なんぢゃないかと。

未亜:鼻声もキュート!大体ね、万全な声の那奈ちゃんは何度も聴けるけど、風邪ひいた那奈ちゃんなんて滅多に聴けないの。ありがたやありがたや。

イコ:あのね、いつから片瀬は志ん生になったんだよ。そのうち舞台で歌わずに寝るのかよ?

未亜:うん、それ観れたら歴史の証人になれるね。「寝かしときな」と云うのはボキだな。

イコ:おいおい、また落ちかよ。

未亜:人が真剣に夢を語って居るのに失敬ぢゃないか。あ、そー云えば那奈ちゃんはお笑いが好きだから「トリ」を「落ち」って云うんだよ。

イコ:片瀬の出番になると客が笑うのか?ずっこけ丸出しなのか?まるで「いなかっぺ大将」ぢゃないか。

未亜:勝手にAB型得意の自分に都合の良い連想するな。昨日なんかアンコールで幼稚園児の女のコに歌いかけてくれたんだぞ!そのコにとって生まれて初めて観たライヴなんだよ。「またあのお姉ちゃんに逢いたいっ!」ってはしゃいで居たらしいぞ。感動するなぁー。

イコ:なんか「歌のお姉さん」みたいな恰好してたから、子供番組だと思ってるんぢゃないの?「ナナと遊ぼうダンダンダン」

未亜:小さい子供からお年寄りまで幅広い支持を得て居るんだよ。他のアイドルとは違うの。

イコ:あややとかモー娘。みたいだな。いつから片瀬は国民的アイドルになったんだ?
片瀬がやってんのはハウスぢゃないの?

未亜:「可愛い女の子が日本語で歌ってるカッチョいいハウス」とウタマルも絶賛!!

イコ:何だ?歌丸師匠も片瀬ファンなのか?いよいよ片瀬も山田くんの替わりに「笑点」で座布団運ぶのか?

未亜:ライムスターの宇多丸だよ、さっき云ったBUBKAでアイドル・レビューやってるの。5マブ満点で4.5マブだぞ。満点で無いのは「後から全然、もっと凄いのが出てきそうだから」だってさ。どーよ?

イコ:どーよ?ってさ。だから鬼畜雑誌で絶賛されたから満足なわけ?大体オリコンで三代目なっちゃんに負けただろ。星井七瀬って名前もおちょくってるよーな新人に。

未亜:あっちは4マブぢゃん!那奈ちゃんの勝ちだよ。

イコ:だから何なんだよ「マブ」って単位はよぉ。此の記事だってメインは三代目ぢゃん。片瀬はライターの個人的趣味で、客観的には三代目をメインに記事にしたって事でしょ。

未亜:通好みなのかなぁー、まぁ世間には那奈ちゃんの素晴らしさが分からない可哀相な人も居るんだね。

イコ:公式の連中に洗脳でもされたのか?バカラックのレア・コンピ盤を即買いする様な後ろ向きがハウスでも無いでしょ。

未亜:前も云ったけどハウスなんか知らないよ。いいんだよ、那奈ちゃんはポップだからオールディーズ好きの私でも楽しいの。

イコ:とか云って片瀬に合わせてアンダーワールドとかサシャとか聴いてんだろ?おっさん無理するなよ。

未亜:テクノでもハウスでもポップなら良いの!

イコ:片瀬はプログレ・ハウスが好きなんだぞ。

未亜:プログレかぁ。クリムゾンとかフロイドみたいに長いのは苦手だなぁ。

イコ:それはロックだろ?ハウスだよプログレ・ハウス。

未亜:えーっ?それってどんな音?

イコ:あたしが知ってるわけないでしょ?片瀬にきけば?


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2003年12月01日

「月刊・未亜」...もしくは「未亜イコ対談」take19
「真面目な対談」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


イコ:んもうぉー、嫌なタイトルね。まるで「今までテキトーにフザケテ、酒でも呑みつつ下らない与太話をやって来ますた、林檎すったー」って感じぢゃなくって?

未亜:正に其の通りだと思う。まぁタイトルは単なるコジマユのパクリだけどね。

イコ:コジマユだけに「ひとくちでパクリ!」か、上手い!片瀬ちゃん一枚持って来なさい。

未亜:だから歌丸師匠ぢゃないってばさ。片瀬は座布団運ばないってばさ。「テバサキ5」は片瀬のダンス・ユニット。

イコ:(スルーして)小島さんの「真面目な青年」って元題は「黒人教師」だったとか。あの映画の「シドニー・ポワチエ」がモデルかしら?「いつも心に太陽を」って良い邦題だけど原題は「TO SIR、 WITH LOVE」だから全然違うわね。助演もして居る「ルル」の主題歌も良いけど、なんと「マインドベンダーズ」も出てるのよね、「10CC」の「エリック」が居たバンドで、

未亜:(おもいっきり腰を折って)何をいきなり誰もきいて無い蘊蓄を語ってるんだよ。あーたは片瀬と同じ誕生日の伊集院光か?姐御乱心?てかいつも通りか。

イコ:タイトルに則した話題を色々と振ってんだよ。どーせチミは片瀬の話しか出来ないでしょ。なんだよ?「テバサキ5」って?片瀬さん、今度は居酒屋に勤めるのか?そー云えば地方のスーパーで営業してるらしいねぇ、ケラケラ。

未亜:ぬぁにをぉー、片瀬以外にも「信号三姉妹」とか「みちのくシスターズ」とかユニットを沢山知ってるぞ。

イコ:何だ?そりゃ。マニアック過ぎてイコ的には理解不能。わかんなぁーーいっ!

未亜:私の中では有名だし重要なんだけどなぁ。

イコ:おまいの感情なんて、どーでもいいんだよ。読み手が喜ぶ話をしろよ、ぼけ。

未亜:んー、じゃあ初心に帰ってビートルズでも語る?裸のレリビーも出たし。

イコ:はぁ?何処が裸だよ。ハイパー・リミックス盤だろ。

未亜:いや「ありのままのザ・ビートルズ。」って書いて在るけど。

イコ:CCCDで「ありのまま」も無いでしょ。何が「日本先行発売」だ。

未亜:おや?何故か二種類の同じアルバムが在るぞ。

イコ:あーあーそーだよ、片方は明日売るわよ。待ち切れなくて日本盤CCCDを買ってしまったんだよ。

未亜:なんだ、やっぱり姐御も聴きたかったんじゃないの。ゲバが好きだもんね。

イコ:だから、これは「ゲバ」でも「レリビー」でもないの。最新リミックス盤。そりゃあ、これだけ良い音になったんだから嬉しいけどさぁ。なんだかなぁーーー。

未亜:いいぢゃん!結局通常CDの外盤も手に入れたんだし、良い音になったんだし。

イコ:あたしは元の「レリビー」が嫌いぢゃないんだよ。ボツになった「ゲバ」と比べればフィル・スペクターは立派な仕事をしたと思うの。

未亜:んー、なんか良く解らないけど台詞とか遊びの曲とかがなくなって、やけにあっさりしたね。気持ち悪いオーケストラやエコーも消えたし。

イコ:けっ!充分過ぎる程解って云ってるぢゃないの。最初の「ゲバ」からしてブレイクで終わりでしょ?シングルの再スタートとかアルバムの台詞とか、一番美味しい処なんだけどな。

未亜:だから区別する為に、わざと変えてるんではないかと。

イコ:簡単に云うと、ポールが35年前に作りたかったアルバムを、当時の素材を使って最新の技術で完成させたのが「ネイキッド」なんだよ。ポールのアルバムだ罠。

未亜:あのー、リンゴの立場は?

イコ:太鼓も変なエコーとか無くなったから立場は在るよ。つーか、リンゴが最後まで音を重ねて作られたのが元のアルバムなんだよ。

未亜:はいはい、つまりリンゴは元の「レリビー」に関して功労者で在り、決して否定して居なかったどころか積極的に肯定して居たわけだ。

イコ:ジョージとジョンがソロになってフィルにプロデュースしてもらうのは、彼等が「レリビー」を認めて居たからだよね。で、リンゴは両方に参加して居るわけさ。

未亜:ロック史に残る名盤「オールシングス・マスト・パス」と「ジョンの魂」の事か。確かにそうだね。

イコ:一般的にジョンの最高傑作と云われるアルバム「イマジン」だってフィルの仕事なんだよ。

未亜:なるほど、元のアルバムが無いとポール以外の三人はソロ・キャリアに進めないね。音的にもジョンやジョージは繋がってるもんね。

イコ:ポールだけなんだよ、元が嫌いって云うのはさ。だから当時も「ポール...ネイキッド」を対抗して出したのよ。

未亜:ん?あー「マッカートニー」の事か。あははは、あれこそ裸だね。上手い!片瀬ちゃん一枚あげとくれ。

イコ:なんだ、やっぱり片瀬は座布団運びをやってんだな。

未亜:♪ダンダンダン「立川談志ー」、翔翔翔「哀しい川に翔ぶ」と書いて「哀川翔ー」1961年5月24日鹿児島県生まれ、趣味はゴルフ、ウチは「家族」と云うより「族」だからー♪

イコ:(呆れかえって)「すいません、先輩、態度でかくて。すいません、すいません。」とか云って欲しいのか?真面目な対談だったのに残念だよ。

未亜:星井?あいつは許せんな。

イコ:だからぁー、結局ね、いつも未亜が「片瀬ネタ」に走るから「下らない与太話」になるんだってばさ。

未亜:テバサキ5?

イコ:真面目にやれよ!すっとこどっこい。

未亜:あれれ、どさくさに紛れて「ルーフトップ」かけてない?

イコ:当然の流れでしょ!おまいの「片瀬」ネタの方が著しく外れてるだけよ。「ゲバ」と云えば「屋上」に決まってるの、今回のボーナスには「屋上完全版」を入れるべきだった。またブート屋に負けたわよ、なんだよ?あのボーナス盤はよぉ!あんなんだったらいらないわよ、はっきり云うけどブート以下だ罠。

未亜:お怒りはごもっともですけど、所詮マニアの戯言と思うわけで。

イコ:真面目に話せばマニアックになるのは「当たり前田のクラッカー」よ。

未亜:あのぉー、そのフレーズは、たぶん誰もわからないんぢゃない?

イコ:なーに云ってんの?アレもコレも、同時代ぢゃん。つまり、何もわかってないのよ。でもね、其れで良いと思うよ。「好き」なモノを「好き」と云えれば。

未亜:うん、そうだよね。よし、云うぞ!那奈ちゃん、好きだぁーっ!!

イコ:うんにゃぁー、未亜たん、そりゃぁー「意味が違う」だす。


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2004年01月01日

「月刊・未亜」take 20

Necessary/EVERY***(CCCD)


<好きなモノは好きだと云っていいでしょ>
改心する所か開き直りか?もはや救い様無し!新春早々失礼しちゃうわ未亜イコ対談


イコ:♪お正月と云えぇばぁー御託を並べぇーてぇお呼びでないと云いながらぁヒンシュクかったぁーもぉのぉーおぉおぉーでぇーすぅ♪

未亜:いきなり歌うか、しかも歌詞デタラメ。

イコ:わざと替えてるんだよーん。色々在るからね、著作権とかね。うん、これでも気を使ってんだよ。

未亜:あのさぁこの対談ね「何だか分からない」とか「一体どーしたいの?」とか、心ある「未亜ヲタ」から非難ごうごうなんですよ。

イコ:おっ!いいね。GO!GO!なんでしょ、ゴーゴーゴーゴーズオン!

未亜:だからぁ、そのノリがね。

イコ:みんな、のってるかぁーーい?マダマダツヅクよぉー。

未亜:駄目だこりゃ。

イコ:いよいよ本人が駄目だこりゃ。

未亜:おいおい、過激過ぎるよぉ。頼むから大人しくしてよぉ、姉御ぉ。

イコ:最近はあたしが止める役をやってたでしょ、おまいが暴走しすぎたのが原因だ罠。つまりあたしがより過激に走るのが、このテキストを正常化する道なんだよ。

未亜:なんだかなぁ。

イコ:あたしは猪木になる!かかってきなさい。ダァー!!

未亜:「いちにさん」が抜けてるよ。初歩的ミスだね。

イコ:ぶぁっかもん!あんなへっぽこかけ声は元祖には無いんですぅ。勝手に一人で自由気ままに叫んでこそなんですぅ。

未亜:ああ、姉御が暴走したらいよいよ収集がつかない。対談ネタも引っ張り過ぎたな。

イコ:いいからテーマを出せよ。前置きが長いんだよ、おまいはよぉ。

未亜:えーと、今回は、てか今回のタイトルは姉御の発案だよぉ。

イコ:ん?あれは適当に昔のボータから引用しただけで、意味は無い罠。

未亜:そんな無責任な。

イコ:ばかちん!あたしはあくまでもゲストなんだって何回云わすんじゃわれ。ゲストってぇのはな、勝手気ままにやってチヤホヤもてなされるモンでしょ。ホストはおまいなんだから全責任取るべし。

未亜:そんなぁ。

イコ:あのね、あーた今回はこの押し問答だけで全部通す気になってないか?

未亜:ぎくっ!

イコ:「姉御ぉ、タイトルも決めていいからさぁ。お正月だしさぁ。なるべく派手に飛ばしちゃっていいからさぁ」とか云って、たらふく呑ましたから変だと思ったよ。

未亜:どきっ!

イコ:やっぱりね。もはや初期衝動のカケラも無い罠。得意の片瀬那奈ネタも尽きたか。哀れだな。

未亜:ぐー。

イコ:なんだ?

未亜:ぐーの音は出るよん。

イコ:笑えん。そう云えばさ、あーたが最初に取り上げた題材なんかにたち帰ってみるってのも良いかもよ。

未亜:ビートルズですか。

イコ:あれはほとんどあたしの代筆もしくは発案だろ?最初だよ、一番最初。

未亜:えー?何を書いたっけ?林檎ちゃんかなぁ。

イコ:白を切る気か?aikoだろーが。おまいはaikoを絶賛してたんだよ。

未亜:ずきっ!

イコ:さぁ今再び語れ!aiko への熱き想いを。ケラケラ。

未亜:くー。濁点抜きだす。

イコ:ぐーの音も出ないか。どーした?ん?新作も出たし紅白にも出たぞ。

未亜:いやぁCCCDだからさぁ、買って無いんだよね。紅白も格闘技をザッピングしていたら見逃したし。

イコ:おいおい、あれだけ絶賛しといてなんじゃそりゃ?単なるブームだったわけね。なるほどね。ブームが去ったらボロ雑巾みたいに捨てるわけだ。それじゃあアノコの云う通りぢゃん。

未亜:み、みなまで云うなよ。いや、今でも好きだよ。

イコ:ブームだったくせに。白々しいんだよ。

未亜:インディーズ時代の曲が一番好きだし、自分の中ではそれから変化したモノがみつかんないだけなんですよ。

イコ:いやらしい云いまわしだな。昔は良かったってか?アーティストにとってもファンに対しても最低な発言だぞ。はっきりと「もう飽きた」と云えんのか?おまいは屑だ。

未亜:どうしてあのトキメキは消えてしまうんだろう。僕はさみしいよ。

イコ:だからぁ、捨てたんだろ?おまいはそーやって次から次へとアイドルを乗り換えて行くんだな。

未亜:あの時の気持ちに嘘は無いんだけどねぇ。不思議だよねぇ。

イコ:片瀬那奈もそのうちポイッ!だな。

未亜:だからぁ私はアイドルを捨てないってばさ。

イコ:捨てるとか卒業するとか、こっちが云う事がもう間違いだけどね。つまり、おまいが aiko を捨てたんぢゃないのよ。aikoがおまいを捨てたの。あーたなんかが聴いてなくとも今でも人気者ぢゃん。

未亜:だから捨ててないって。でもその意見には同意する。沢山のファンが居るし、良質な作品を作り続けて居るからこそ、私もね。

イコ:後腐れ無く捨てた、と。

未亜:違うって!

イコ:否定すればするほど、ド壺にはまるな。

未亜:もういいよ。話題を変えようよ。

イコ:片瀬那奈も哀れだな。

未亜:いいかげんにしないと怒るよぉー!ぷんぷん。

イコ:ケラケラ。これはいよいよ今回の反響が楽しみでつなぁ。今までで一番在る意味内容が濃いもんね。未亜の邪悪な本性がついに出た罠。

未亜:んー、いいだろ?好きなもんは好きで。

イコ:云い返せ無いからまとめに入るか。

未亜:姉御のしつこいネタの引き延ばしで、もう字数が尽きるんだよ。まったくもう。

イコ:あたしはビートルズ一筋。一点の曇り無し。ブーマーごときに負けるもんか。ケラケラ。

未亜:単に役割分担してるだけで、この対談がどーゆー仕組みかはみんな知って居るんだけどね。

イコ:なんとでも云えばぁ?はいはい、5000文字超えたわよ。おい、未亜たん、なんか云う事あるだろ?ん?

未亜:流石に今回は負けました。正直、めげてたんだけど、まさか批判を逆手に取るとはね。イコちゃんどうもありがとう。

イコ:よしよし。では皆さん、御批判は未亜まで、どーぞ。ダァー!!


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



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2004年03月01日

「月刊・未亜」take22 <色とりどりの花>

慈愛の輝き


未亜:あーいっ!最近さぁ、巷ぢゃ「未亜化」とか在るらしいよ。みけにゃんこ♪みけにゃんこ♪

イコ:未亜化ぁ?はぁー、あたしは一生御免だね。

未亜:白黒つけちゃうよぉーっ!もう、いい気になりまくりですよ。モテモテ未亜たん、どぇーす!!

イコ:はいはい。分かりますた、つーことで今回の対談は終了。

未亜:えっ?!

イコ:おまいはアノコと勝手に新しい企画を進めてるらしいぢゃない?ま、あたしもあたしで好きにやるからさ。コンビ解消。

未亜:いや、別に姐御をはずす気なんか無いよぉ。あっちはあっちでやるからさぁ。

イコ:知らん。とにかく未亜との対談は飽きた罠。


 [緊急新企画]
『イコさま、大いに語る』

みんな、お元気かしら?あたしはね、今サイケな音楽を聴いて居るの。えっ?サイケって分からないの?んーとね、ラガーって感じかな。はぁ?もっと分からなくなっちゃったのぉ?困ったわね。だったらね、シタールと云う楽器は知って居るかしら?林檎ちゃんも使って居たから分かるよね。印度の絃楽器でつ、あら厭だ「でつ」だなんてハシタナイ言葉を使ってしまったわ。もぉ、ダメだぞっ!イコ。

えっとねホントは「サイケ」って「サイケデリック」の略なの。1967年頃に流行った音楽なの。そう!そこの君、知って居る罠。あら失礼、また汚い言葉を思わず口にしてしまいますた。あ、肝臓が痒い!!



未亜:病院に逝けよ。なにわけわかんない展開に持ってくんだ?

イコ:途中で茶々入れないでよっ!前振りしてたのに、いけずぅ。て妻夫木、是を聴け。

未亜:そりゃ優香だろ?ベタだなぁ、つまりインド楽器使って居るのがサイケなんですかぁ?あら、何これ。

イコ:おまいはトラフィックも知らないのかぁ?

未亜:ぷんぷん!知ってるよ。でも相変わらず姐御は古い音が好きですね、プ。

イコ:あたしさぁ、前からそれ頭に来てたんだよ。この際はっきり云うぞ。何だよ新しいとか古いとか。そんなもん音楽に関係ないだろ?何が新しいんだよ?えっ、云ってみろよ、おらおら。

未亜:ど、ど、どーしたの、姐御。酔っぱらってんの?怖いよ、目がすわってる。

イコ:うるへぇーっ!あたしの新企画なんだぞぉ、続きをやらせろぉーっ!!


 [緊急新企画]
『イコさま、大いに語るのつづき』

サイケと云ったらシタールみたいな感じは在るよね。みんなはあの楽器をビートルズが最初に使ったと思って居るかしら?そんな事は無いわよね、元々インドの楽器だもの。でもね、それをみんなに紹介したのはやっぱりビートルズなの。確かにキンクスやヤードバーズも早くから使って居たし、ストーンズのブライアンが「黒くぬれ」で弾いて居たのも印象に残るわね。今聴いてるトラフィックだって使って居るもんね、そう、ドノバンとかね、みんな効果的に取り入れたよね。最近は林檎ちゃんのカルキとか、UAがゲスト参加あららわやや(嘘)とか、あのビヨーーん♪って音がサイケっぽいのかしらね。でね、あたしはあの音を聴くとビートルズを想起するのよ。

でね、つまりシタールをビートルズに取り入れた人は誰か?ってこと。ラガーを始めたのは誰かしら?ジョージだよね。うん、歴史的事実だもんね。林檎ちゃんの「リンゴカタログ」でも聴けるあのシタールのフレーズは、ジョージがオリジナルだからね。

前置きが永すぎたかな。先日、ジョージ・ハリスンの箱が発売されたのよ。是は今まで手に入り難かったダークホース・レーベルでの彼の作品を集めたモノ。新しいファンはなかなか聴けなくて、まさに待望の作品なんでしょうね。でも、どうして今まで聴けなかったのかな?

ジョージはビートルズ時代、天才ふたりの陰に隠れて目立たなかったよね。でも成長して後期には名曲を残せたの。だけど彼はもっと沢山良い曲を書き貯めて居たから、ソロになっていきなり三枚組のアルバムを出しちゃったりしてね。もう大活躍して居たのよ。まぁ、その後どーなったかは前にも話したからね。もう一度繰り返すけどさ、簡単に云うとビートルズ時代アルバムに彼の曲は多くて三曲だったのね。つまり、そのペースの人なんです。

でもそのペースで良いんだよ。彼も解散直後は解放感から舞い上がってしまったけど、そしてそれは成功したけど、本来のジョージはアルバムに三曲ペースなんだな。

ジョージがじっくりと自分の音楽を作れたのは、アップルを離れて立ち上げたダークホース時代だと思うよ。そんな珠玉の作品がついにリマスターされて再発されたのは、素直に嬉しい。残念ながら日本盤はバラ売りのみで、しかもCDでは無い!らしい。あたしはUS盤の箱を購入したのだけど、素晴らしい内容のDVD(日本語字幕も出る)も付いて居て何故日本盤が出ないのか理解に苦しむね。てか、つまらん解説入れて企画外製品の上、価格も高い日本盤はハナから買う気ないんだけどさ。

勿論、ジョージのアルバムは全て持って居るけど音もジャケも違うんだから買う罠。DVDだけの為に買っても良いと思って居たけど、結果オーライ。てか、あたしが買ったんだよ、おまいらジョージを聴いた事もないんだったら買え。箱は某処なら壱万円チョットで買えるらしいぢゃないか。あたしは早く欲しくて2月21日に約壱万五千円で買ってるんだぞ。

さぁ買え!明日買え!!今買え!!!



未亜:気が済んだ?てか、あんたはジョージの広報かぁ?!

イコ:片瀬那奈の広報くんに云われたくない罠。ケラケラ。

未亜:那奈たむの悪口はヤメテよね、あ、食道が気持ちいい!

イコ:病院に逝けよ。て妻夫木、そのギャグわかる人って居るのかよ?

未亜:居るよきっと、信じれば。

イコ:信じればぁ?なんぢゃそりゃ。

未亜:結局今回も姐御に付き合ってもらっちゃったね。御免ね、でも次回こそは新企画をやるからさ。

イコ:いいよいいよ。なんなら質問攻めもあたしが担当しようか?

未亜:やる前からネタばれかよっ!!


初出「hilite」 ( TEXT:姫川未亜 、Remaster:小島藺子)



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2004年05月01日

「月刊・未亜」mia24<始まりは、はっぴいえんど?>

EXTENDED(初回)(CCCD)(DVD付)


未亜:片瀬那奈ちゃんの新作は凄い!!是ぞカバーの見本です。

イコ:あのなぁー、あれはカバーか?って意見が出てるぞ。「片瀬のカラオケ大会」だってさ。ケラケラ

未亜:なぁーにボケた事云ってんの?元に似てるトコが良いんだよ。イタコ状態の歌が凄いんだって。オケがチープな今風になってるんだからさ、那奈ちゃんがキチンと原曲通りに歌ってなきゃ、何をやってるんだか分からないべさっ!那奈ちゃん、サイクォーっ!!

イコ:ヲタの論理は、凄いな。。。(本気で呆れ返ってる)

未亜:あのね、今回の那奈ちゃんは、林檎ちゃんと同じだよ。

イコ:おまいなぁ、そんな事云って大丈夫?頭、平気か?

未亜:方法も志も一緒。「Extended」は片瀬那奈の「唄ひ手冥利」です。原曲の唄ひ手を忠実に真似する、その姿勢は、ザ・ビートルズからの伝統でも在る「愛あるカバー」なんですよぉっ!!

イコ:確かに林檎ちゃんも、何故かカバーではコピーばっかします罠。ただ彼女は声に個性が在るから、是はジョンも同じだけど「単純になぞった風には聴こえない」んだよ。でさ、片瀬那奈の場合は違うだろ?何か、片瀬って、色んな声を出せて、其処は「女優」なんだナァ、とは思ったけどね。やっぱ、ジョンや林檎ちゃんは別格だろ?アレがカバーだよ。

未亜:プ。なんぢゃそりゃ?それこそ「カラオケ」ぢゃん。結局、同じなんだって。那奈ちゃんが素晴らしいのはね、80年代に生きた人がみんな知って居る曲を歌って居る処なの。あの頃の空気を見事に歌で再現して居るから、当時を知る人もすんなり入っていけるんだな。しかも原曲を知らない若いコにとっては「新曲」だよ。

イコ:あははは。バカか?例えば、ザ・ビートルズは「誰も知らない様な曲」を探してカバーしたぢゃん。林檎ちゃんのカバー曲もしかり。「未亜漏れ」だの「唐辛子に抱かれて」だの、カラオケ定番だろ。片瀬のうたは、其の辺の「OL」と変わんないじゃん。

未亜:百歩譲って「純平と同じ」と云っても良いよ。とにかく、那奈ちゃんのカバーは「真摯」だよ。(いつになく、強気)

イコ:おまいに何を云っても無駄だ罠。あたしは全てオリジナルの方が好きだけどね。カバーは所詮カバー、特に片瀬那奈のなんかアレンジが厭だもん。ドラムとか人が叩いてないと、、、

未亜:(完全に曲解してます)そーなんだよっ!!やっぱ、那奈ちゃんは「オリジナルが良いっ!」、是も、林檎ちゃんや「ザ・ビートルズ」とも、共通するわけよ。

イコ:もういいよ、わかったから、早く本題に行こう。

未亜:本題は、いつもいつだって片瀬那奈ちゃん!!だろ?

イコ:其れは、おまいと那奈ヲタたちの話だろ?全くいつから「月刊・那奈ヲタ」になったんだよ。。。やれやれ。。。

未亜:差別してるな、姐御。ヒドイよ。ヲタは皆同じだよ。あーたも「ビーヲタ」ぢゃん。対象が違うだけで、みんなやること「同じ」なんだからさ。

イコ:わかったよ。あーたの云う通りで良いからぁ、いい加減にぃ、「はっぴいえんどの話」をしませんかっ!!(姐御、大噴火、寸前)

未亜:おや?前回と立場が逆だね。

イコ:同じだよ。てめぇはいつも楽で良いねぇ未亜たん。プロレス作ってんのは誰か分かる?なんか勘違いしてねぇか?おらおら。

未亜:は、は、はっぴいえんどの話をしませう。(タジタジ。。。)

イコ:よしよし。でね、なんかさ、いよいよ日本語ロックって「はっぴいえんどから始まった」って事になりそーぢゃない?

未亜:えっ?だって、その通りでしょ。

イコ:それぢゃ「片瀬那奈のアルバムを聴いて新曲だと思って居る」のと、同じぢゃん。

未亜:わけわかんないよ。

イコ:つまりね、突然変異して、はっぴいえんどが生まれたわけでは無いのよ。

未亜:でも明らかに、それ以前の「GS」とは違うと思うよ。

イコ:いや、「はっぴいえんど」も、方法は「グループ・サウンズ」だよ。もっと云えば「ヒッパレ」。九ちゃんやミコちゃんと、何ら、変わらない。(断言)

未亜:どーゆーこと?

イコ:「はっぴいえんど」は、洋楽に日本語を乗せたのよ。でもそれは、彼等が最初ではないの。ただ彼等が元にした洋楽が、それまでとは別だったのよ。只それだけなのよ。

未亜:「はっぴいえんど」の「元ネタ」なんて、あるの?

イコ:当然在るよ。てか有名だけどね。だって大瀧さんや細野さんだよ。ネタが無いわけないでしょ。

未亜:まぁ解散後は、それぞれ分かりやすいよね。

イコ:本人たちも「バッファロー・スプリングフィールド」の影響って話はして居るよね。あとは「モビー・グレープ」ね。はっきり云って、音は完全に真似だよ。特に「モビー・グレープ」は細野さんが好きだったんだろうね、まるっきり同じってのまで在る罠。ソロになってからの名曲「恋は桃色」なんかそうだね。ありゃ、替え歌だよ。

未亜:あー夢を壊さないでぇ。あの名曲が「ショートケーキ(ひと口でパクリ!)」なのぉ?嘘だっ!ボキは信じないぞっ。

イコ:誰も「盗作」なんて「サミシイ云い方」はしてないでしょ。「はっぴいえんど」にも、お手本が在ったって事よ。何もない処から突然何かが生まれるなんて、在り得ないの。彼の「ザ・ビートルズ」だって、過去の遺産の上に成り立ったんだからさ。

未亜:うーむ。でもショックだなぁ。(白々しく虚空を見て)「はっぴいえんど」って完璧にオリジナルかと、ずっと思って居たよ。。。

イコ:未亜たん、何を「オボコ娘」みたいな事をぬかしてんぢゃワレ。おまいが知らないわけないだろーが。今聴いて居るMDを編集したのは誰だよ。

未亜:えっ?あー此れはね、「はっぴいえんど」の箱を買った若い人たちをビックリさせたくてさ。だってね、やっぱ此れは聴くべきでしょ。

イコ:おせっかいだな。いいぢゃん。おまいこそ夢を壊すなよ。「はっぴいえんど」こそが「日本語ロックの源」なんだよ、で良いべさ。プゲラ

未亜:メムバアがみんな公言して居るんだから、別に良いでしょ。それにさ、誰も聴かないよね。影響受けたって話は知って居てもさ。本やネットでの「知識」だけなのよ。聴いてないんだもん。「エルヴィス」や「ザ・ビートルズ」すら聴いてないわけよ。お話にならないじゃん。「いろは」も知らない輩と、洋楽の話なんか出来ますかぁ?だったら、「コアな那奈ヲタ」と「アイドル談義」した方が、よっぽど健全だよ。最近、那奈ちゃんのライヴとかイベントとかで「公式BBS」常連と仲間みたいになっちゃったんだけどさ、何かすぎょいんだよ。姐御の「あっち」での活動を知ってる椰子とか居るんでつよ。特に、最初に声かけた奴が、何だか分んないんだけど「徒者じゃないっ!」って輩なのよ。「もう、僕は達観してますから」みたいなさ、「那奈ヲタ」の達人みたいな、、、

イコ:(全く話を聴いて無くて)ま、いいんぢゃないの?「はっぴいえんど」が、今でも聴かれて居る事自体が「不思議」なんだもん。「ザ・ビートルズ」も、そう。それが何処から始まったなんてさ、もう、どーでもいいんだよ。ゲラゲラ

未亜:随分と、投げやりだね。(しょぼーん)

イコ:自分でみつけなきゃ「意味ない」からね。

未亜:「はっぴいえんど」も、自分でみつけたんだもんね。

イコ:あたしは、説明出来るよ。何で「はっぴいえんど」が、あの音を奏でたのかってさ。でも、そんなの後付けよ。でもでも、その「後付けを探すのが楽しい」のよ。

未亜:後ろ向きだもんね、姐御は。リイシューしか買わない人だからね。

イコ:クダラナイ最近の音よりも、マスターピースだろ?時代に消費されず残る音が良いの。

未亜:つまり、片瀬那奈ちゃんは「素敵な仕事」をまたしても成し遂げたって事だね。

イコ:その「落ち」は、飽きた。

未亜:「落ち」ぢゃないだろ?那奈ちゃんに謝れっ!!

イコ:「アーン、コジーマサン、ゴメナサイ」

未亜:あれ?姐御も「那奈ヲタ」なの?

イコ:ただのサービスよ。


初出:「hilite」 (TEXT:姫川未亜 、ReMix:小島藺子)



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2004年06月07日

「月刊・未亜」mia25<真・未亜イコ対談>

Shine/REVENGE~未来(あす)への誓い~(CCCD)


未亜:皆さんありがとう!!お陰さまで25回目、連載弐周年3年目突入と云う事で、今までの慣例からして今回からスタイルが変わる予感!!

イコ:最初の一年はあたしが語ったのを書き起こしただけの「日本人の為のビートルズ講座」、二年目はあたしが主役の対談、どこが「月刊・未亜」なんだって話だ罠。

未亜:ゲストを立てるのが名ホスト。基本ぢゃん。(気分は徹子☆)

イコ:ま、この二年で分かったのは、未亜が「単なる片瀬那奈ヲタ」だっつーことだけ。片瀬もしくはその原型の事しか語れないわけで、、、

未亜:(禿しく動揺し遮り)「その原型」つーのは失礼ぢゃないか?せめて「アノコ」とか云えよ。人は誰も皆ただひとり「世界でひとつだけの菊の花」なんだからね。

イコ:おまいは何時から「マッキー」になったんだよ、ぶぉけっ。

未亜:マッキー☆ショック!!

イコ:そりゃ「マッキー違い」だろが。「松村雄策」なんて、誰も知らないわよ。つまりチミは、なし崩しに「対談ネタ」を続ける気なんだな?

未亜:いやだぁーあああ、いやぁーだぁ、対談なんてぇしたくないぃぃぃいー。

イコ:まちにぃーでてむぉへやにいてぇええむぉー、、、ぼぉけっ!!乗せるな。

未亜:「はっぴいえんど」は、終わらない。

イコ:好きな音楽を聴いて、呑んで、歌って、雑談してるだけぢゃ、しょーがねーぞ。

未亜:冷めてるなぁー。元気がないね、姐御。

イコ:「元気が在れば何でも出来る!レイプもマダーも」って話が厭なんだよ。そんなのが「元気」なら、もう、いらないわよ。

未亜:知能及び言葉の不自由な永田町辺りの「せんせい」の寝言はいらないよ。元気は在る方が良いよ、ボンバイエ。

イコ:おまいは元気だもんな、吉田拓郎か?

未亜:「元気でつ。。。」だから、誰も分からないってばさ。。。

イコ:手羽先か。おまい、月末にまた名古屋に逝ったんだってな。大事な連載の締め切りを延ばしてまで何しに逝ったんだ?って訊くだけ野暮だけどさ。

未亜:そりゃもう決まってるざんしょ!野外ライブですよっ、天気予報は雨だったけど天晴れ、闊歩れ、テバサキ5、脚長美人の、、、

イコ:もう良いから。いつもの展開に流石の「未亜ヲタ」も、あーっ、引いてしまったぁーっ、あの侭押し切れば綱も見えた一番ですたがぁ、いつもの悪い癖が出ますたねぇー。だろ?おまいは、魁皇かよ。。。

未亜:あのさ、今回ってモノスゴク内容が無いんぢゃない?

イコ:ないよー。

未亜:やる気ねぇーなぁー、姐御。

イコ:つーか名古屋ぢゃないだろっ、苗場に逝けよ。「東京事変」だぞ。

未亜:姐御こそ横浜に逝けばいいぢゃん。「THE WHO」だよっ!リンゴの息子が太鼓だよ。

イコ:ザックと云えよ。いつまでも「リンゴの息子」ぢゃ可哀想だわさ。ダーニもジェームスもジュリアンもタロウも、みんな違う「世界にひとつだけの菊の花」なんだからさ。ケラケラ***

未亜:バカにしてるなぁ、つーか「タロウ」って誰の息子?「ウルトラマン」でつか?

イコ:ヨーコの息子だよ。ショーン・タロウ・オノ・レノン。有名じゃん。

未亜:何だ、ジョンの息子ぢゃん。ジュリアンの弟か。ショーンって、御誕生日サイトでの肩書きが「ジョン・レノンの息子」なんだよね。何だかナァ。。。

イコ:違うよっ!「キョーコの弟のタロウ」だよ。あたしを怒らせるなよ。

未亜:云いたい意味は、とっても分かるけどさぁ。。。

イコ:んで、苗場は逝くの?ルー・リードも来るぞ。ベルベッツやるぞ。

未亜:あ、姐御こそ横浜は?エアロもポールも来るよ。

イコ:ばかちん!来るのはジャムやスタカンやってたウェラーだろ?ポールは来ないのっ。

未亜:だから「ポール・ウェラーが来るよ、ジャム!ジャム!ジャム!」

イコ:サイモン、ジョーンズ、ロジァース、スタンレー、ニューマン、オンドーフ、牧、なんでもいーけど、一緒にしないでよね。ポールって云えば「マッカートニー」だろーがっ!!親父も息子も三代おんなじ名前(ジェームス・マッカートニー)だけど、ポールは、ひとりだけなの。

未亜:つまり、逝かないわけね。

イコ:あーたも、逝かないんでしょ。

未亜:やっぱり、アレもコレもってぇのは苦手なんだよね。あげくにフェスが増えてさぁ、なんつーかさぁ、通し券のみとかさぁ。

イコ:いいぢゃん、「DD」向けなんだから。「ロック」なんてとっくに形骸化してるんだし、アイドルとなんら変わらない罠。好きな人が逝けば良いの。でもあたしは逝かないけど、決して「ロック」が嫌いなんぢゃないから。つーか、あたしは最早「ロックの人」ですからね。ふざけんじゃないわよっ。てめえらが存在してなかった頃から聴いてて、其れだけで迫害されたんだよ。髪を伸ばしただけで「不良」って云われたんだよ。其れを、其の理不尽な世界を変えたのは俺たちじゃん。何もやってない若造なんかに文句云われる筋合いは、全く、ねーよ。おまいらはさ、俺らの闘争や逃走に、只、乗っかっただけじゃん。騒げれば、何でもええんだろ?そんなんだったら、あたしは「アイドルの追っかけ」の方を圧倒的に支持するよ。アノ世界を創造したのはさ、あたしよりも下の世代なのよ、、、(以下、延々と演説がつづく)

未亜:(途中から全く話を聞いてないで)「誰でも大好きイベント」かぁ。「ロック」って、何なのかなぁ。

イコ:今の「ロック」は、レディオヘッドあたりぢゃないの?あたしは「ロック」なんて、もうどーでもいいよ。でもそー云うってのは、こだわって居るわけさ。そのへんがトムと同じかな、とは思う。勿論、音楽が素晴らしいんだけどね。あとは、やっぱマドンナかな。

未亜:林檎ちゃんは、「ロック」だよね。「無罪」とか「発育」は、そうでしょ?

イコ:(完全に無視して)「ロック」って言葉はさ、かつては意味が在ったのよ。それは幻想だったかもしれないけど、何でも在りの音楽で世の中を巻き込む力が在る何かが、「ロック」と云われてた気がするのね。

未亜:「ロケンロール」が「ロック」ぢゃないの?単なる略でしょ?

イコ:おまいは映画観て出直せっ!学校は何を教えてるんだ?「ロケンロール」と「ロック」の区別もつかんのかぁ?半ズボン履いて、ガラス割っちゃうわよっ!

未亜:ジャンル分けなんて、どーでもええぢゃん。

イコ:確かに、そりゃそーなんだけどね。でもね、それを云っちゃあーおしまいなんだよ。「ザ・ビートルズ」が「ザ・ビートルズ」と云うジャンルになったのはさ、、、

未亜:なんか最後の方で、いきなり難しい話になって来たんですけど。。。

イコ:人が真摯に話してる時に、遮るなよ。

未亜:いや、この話は「また次回」って事にしましょーよ。(しめしめ)

イコ:なんだよ、つまり対談は続行なのね。ふーん。ぢゃあさ、「リンゴ」と云えば誰?

未亜:(条件反射で)「シーナ」、ん?何を始めたの?

イコ:「サーマン」と云えば、誰?

未亜:「ユマ」、えっ?何なのこれ。

イコ:単なる「連想ゲーム」よ。「ハヤシ」と云えば?

未亜:え、ぇ、「メガネ」

イコ:「空」と云えば?

未亜:「ソラ」?「SOLAちゃん」?、えっと、「レオ」

イコ:「耳」と云えば?

未亜:「ミミ」?「美海」?、やっぱ、「レオ」

イコ:るるららー♪「小島」と云えば?

未亜:「コジマ」?「コジマユ」?、あっ、「小島麻由美」!

イコ:ぶぅーっ!!失格。ヲタなら普通に「片瀬那奈」だろっ?ケラケラ

未亜:姐御。。。ヒドイよ。



初出:「hilite」 (TEXT:姫川未亜、ReMix:小島藺子)



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2004年07月01日

「月刊・未亜」mia26 [ ビートルズを想い出にさせてくれ ]

EXTENDED (CCCD)


未亜:ポールがまた来るよ!あいこはかん!!前回は是で最後の来日だよーんっと煽られますたけど、やっぱり来るよ。36曲くらいのセットで20曲以上ビートルズばっか歌うらしいよ、ヘルタースケルター歌ったり踊ったりして良いでつか?

イコ:未亜たん、よく喋るねぇ。

未亜:ズキッ!早速そのネタかよ。

イコ:はぁ?イコちゃんなんにもわかんなぁーいっ。けほけほ。

未亜:や、やめてくれぇ、私が悪うございました。

イコ:しっぽ振って駆けつければぁ?ケラケラ

未亜:姐御、あんた何が言いたいんだよ。

イコ:スキーが苦手なんだよー♪プゲラ

未亜:もういいよ。。。どーせあたしゃカメコで感じ悪い親戚のおっさんだよ。はいはい。

イコ:何をイジけてるのか知らんけどさ、枕は充分だから本題に逝くべさ。

未亜:何が枕なんだよぉっ!解る人ほとんど居ないうえ自虐的過ぎてひくだろぉーが。ぷんすかぷん☆

イコ:つーかチミの事をblogで「知人」と書いてた可愛いコが居るけどさ、未亜は「痴人」だからね。

未亜:そー云う姐御はなんなのさ。

イコ:あたしは巨大掲示板で「観音さま」と呼ばれたえろい人でつよ。おまいみたいな輩とは身分が違うの。寄るな触るな、シッシッ!

未亜:二面性も此処まで来れば芸だな。ぼそ。

イコ:底が丸見えの底無し沼なんだから、そーやっていつも都合の悪い時に暴露するのは潔くないわね。だからおまいは金払ってステージ観てるだけの、、、

未亜:や☆め☆て☆くださいっ!!

イコ:さっぱりわからないだよ。未亜たん。

未亜:わかんなくていーですから、真面目に対談して下さいっ。お願いしますお願いします。

イコ:選挙運動でも始めたのか?おまいがホストなんだから話題を振れよ。

未亜:最初にちゃんと振ったぢゃん。姐御にピッタリのポールらいにつ(←なぜか変換出来ない)をよぉー。

イコ:よぉー?よぉーー!よぉおいおいおいっ。

未亜:よおいおいおいってレゲってる場合か。

イコ:すぐ乗るなよ、てかさポールらいぬち(←当然変換出来ない)なんていつの話だよ。

未亜:来年の2月との噂です。

イコ:あっはっはっはっはぁーっ!ひーっひひひっ。ぶぉけっ、鬼が笑うわ。半年先かよっ来年かよっ!んなもんよりカヨソロ聴け。

未亜:ビーネタ大好きな姐御の発言とは思えないな。ワクワクしないの?聴いた事ない曲も演るって話だよ。

イコ:あたしはね、ポールの新作が聴きたいんだよ。なぁーんてね、そりゃ嬉しい罠。あんな曲やこんな曲を生で聴けるんだからね。今度こそ最後の来日かもしれないから、音楽が好きな人には是非観て聴いて欲しいね。以上。

未亜:なんだよ、それ。

イコ:ロックはさぁ、他人に薦められて好きになるもんぢゃねぇーんだよ。「ツェッペリンは好きだけどビートルズは嫌い」とか、「ビートルズは凄いけどクイーンは屑だ」とか言いたい様にほざいて居れば良いんだよ。そーゆー事を平気で言えるのが「若さ」だろ?自分で探して自分で聴いて「海より深く反省する日」が来るからね。無知は罪だ。聴いた風な事をぬかす奴等にはこりごりなんだよ

未亜:あ、姐御、どーしたのよ。

イコ:うるせぇっ!黙ってきけ。あたしが子供の頃はロック聴いてるだけで不良って呼ばれたんだ。髪伸ばすだけで白い目で見られたんだ。洋楽なんて御法度だったんだ。日本のロックなんてマイナーでアングラでさっぱり売れてなかったんだ。そんで大人は知った風な事を言ったんだ。聴いても居ないのに嫌いだ駄目だとな。

未亜:でも今は違うぢゃん。ロックは市民権を得たでしょ?

イコ:おばかっ!市民権得るロックなんて在るわけないべさ。だから若造にビートルズはロックぢゃないから嫌いとか言われるんだっつーの。イマジンだけ聴いてジョンは愛と平和の偉人でしたとか寝言を聞かされるんだ。あたしが聴いて居るのは骨董品なんかぢゃねぇーんだよ。誰でも良いから早くビートルズを超えてくれ。

未亜:あのさぁ、だったら姐御が超えれば良いんぢゃないの?

イコ:ふーん。おまいは片瀬那奈が超えたと思って居るわけか。

未亜:あらま姐御から振ってくれるとはね。いやぁ那奈たむはジャンルつーか位置付けが違うでしょ。

イコ:あのなぁ、ビートルズと比較しろと言ってるわけぢゃねぇんだよ、すっとこどっこい。

未亜:はぁ?

イコ:おまいが片瀬に走った原因で在るオリジナルに対して、ダミーの片瀬が、、、
(【注】当時、大いに模擬を醸した発言だが、現在では「元々は内山理名ヲタだった未亜が、親友の片瀬那奈に転んだ」と云う事実を云って居たと解るので在った。此の後の「未亜が異常に狼狽する展開」でお分かりの様に、当時、既に「那奈ヲタ界の主要構成員」になって居た「未亜」の「触れられたく無い過去」だった。まさか「片瀬の親友」のファンが「片瀬自身」に乗り換え、気付けば「片瀬のファン代表」へと持ち上げられて行く、と云うドラマティック杉で出来杉なる「衝撃の事実」が明かされたのは、随分と後の噺である。【小島藺子・談】)

未亜:わーわーわー!!

イコ:ジョージか?

未亜:カバーはオリジナルを超えないよね、へどもど。夏はうーあだよコジマユだよ東京事変だよ、あいあいやー。

イコ:筒井の小説で発狂するパターンみたいだぞ。

未亜:狂ってなんかないですよ。

イコ:行ってしまった奴は行ってる事実に気が付かないの。振り回されてる奴も同じでつ。チミはくるくる回ってるだけなの。

未亜:何を言ってるのかさっぱりわからないよ。

イコ:コンフュージョン、ういるびーまいエピタフ♪

未亜:古いっ!やっぱ姐御は終わってるな。

イコ:古くて結構。確かに音楽は知識ぢゃない。好きなモンを好きに聴いてれば良いのさ。だから知らないモンをけなすのもやめた方が良いんだよ。何故ビートルズが嫌いなのか理由も無しに公言する人とは、、、

未亜:もういいよ。彼等だって好きな対象をバカにされると怒るんだからさ、気持ちは同じだって。

イコ:違うよ。比較してバカにするでしょ?比較対象としてビートルズを持って来るのがカッコ良いと勘違いしてるんだよ。聴いた事あんのかっつーの。話になりません。

未亜:そーとー頭に来てるんだね。

イコ:あたしの事を嫌いだって、いきなり言われたのと同じだもん。

未亜:好き嫌いは在るんだから仕方ないよ。

イコ:おまいは一生、ヤー・ブルース聴くなっ!

未亜:誰に言ってんの。

イコ:おまいだよ。おまいはもうビートルズ聴くな。林檎も東京事変も聴くな。

未亜:わけわかんないよぉ。

イコ:当たり前だろっ!ロックなんだから。

未亜:姐御ぐだぐだ。

イコ:押しかけペットは黙ってなさい。


初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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2004年08月01日

「月刊・未亜」mia27〈永遠〉

TELEPATHY (CCCD)


未亜:♪あたらしいしゃつにそでをとーしながらぁー♪

イコ:いきなり別れの歌だ罠。ついに此のへっぽこ連載も終焉か?思えばあたしとおまいはヨーダとマックス並みに反りが合わないわけで、そのわりには長く続いたんぢゃねーの?御苦労さん、名誉会長にでも就任して余生を全うしてくれ。

未亜:相変わらずAB型特有の自分勝手な妄想が素敵ですよ、姐御。林檎ちゃんも禁煙で東京事変、UAも絶好調、コジマユも秋からリリースラッシュにツアー、終わるわけないでしょ。ダイナマイトや不埒の原曲も早速ゲットしちゃって、流石でつね姐御。

イコ:ん?おまいの最大のメンゴはどーしたんだよ。今挙げたのはどっちかとゆーとあたしの担当だろ?確かにUAのリキッドは良かったぞ、うん。

未亜:最大のメンゴ?さて誰のことかしら。

イコ:おまいは、、、ついに捨てたのだな、哀れなり那奈たむ。

未亜:私が片瀬さまを捨てるわけないでしょー!!釣りでつよ。そーやって姐御の方から話題を出させると。うふふ、こないだも一曲ゲストの為に☆ちゃんのライヴに逝きますたよー。

イコ:こないだって7月末ぢゃねぇーか?おい、てめぇまた其れで此処の締め切り延ばしたんだな?417くんに土下座して頼み込んだって話を小耳にはさんだけどな、誘われてた写真展にも逝かず一体何処に逝ってたんだ?

未亜:えっ?いや、その、あの、原宿でつ。。。

イコ:ばかちん!!写真展と同じ場所、同じ日時で、すっぽかしたわけかぁ?

未亜:だからぁー、那奈たむがねぇー、

イコ:Shine

未亜:♪ひとはだれでもぉー♪いや其れも期待したけどさ、今回は☆のゲストだからふたりでGET HAPPYを、

イコ:だから氏ねっつってんだよ。昔のネタだぞ、あたし的にはベタすぎて嫌だっつーの、忘れたのかよ。

未亜:てか今回は楽ですね。やたらとスクロールしなくて良いし、

イコ:また舞台裏バラして逃げるんだな。つーか、もともとあたしはテキスト作ってたんだから変わらん罠。おまいが勝手に携帯で打ち直して居ただけだろーが、ぶぉけぇっ!!よくもまあ26回も携帯で5000文字テキスト打ったよな、今時パソコンなしで一体どーやってたんだ?

未亜:姐御はひとのこと云えません。某巨大掲示版でビートルズの全曲カヴァーリストをパソコンなしでどーやって。。。

イコ:暴露しまくるなよ、おい。あれはな、自宅で手書きしたモノを会社でテキストにしてコピペしてたんだよ。対談になる前におまいに渡してた「日本人の為のビートルズ講座」草稿も手書き原稿だっただろ。そーゆーおまいは片瀬の公式にどーやって書いてたんだよ。つーかあたしはミスター高橋か?

未亜:今時手書き原稿って。。。私は勿論、携帯で打った草稿をPCメールに転送してですね、それをテキストにコピペして厳重に赤入れて手直ししてから公式にコピペですよ。高田か俺は?

イコ:夢も希望もない展開だな、おもいっきりアナログな連載だったっつーことだ罠。あたしはシャレでやってたからアレだけど、あんたはマジでネットしてたんだからさ。パソコンなしで4年って異常ね、ケラケラ

未亜:姐御が夜中にマンガ喫茶に駆け込んだのを何度か目撃してるんでつけどぉー、ホワイトアルバムさんとか云う名前でくだらない質問に答えて悦に入ってる姿を。。。自宅でCDガンガン聴いて書物を調べてメモした上にネットでも検索、全く御苦労様としか云えませんね。

イコ:何を根拠にあたしだっつーのよ、ホワイトアルバムさんっつーのは彼処の匿名だろーが。おまいこそ片瀬スレとか最近はKANスレとかに書き込みしてんぢゃねーよ。どあほっ!

未亜:KANスレ?書いてませんよ、てかKANって誰よ?

イコ:シラバックレてんぢゃねーYO!仙台のお嬢さんに脅されて荒れそうになったKANスレを軌道修正しただろーが?大体なんで今更KANなんだYO!

未亜:あのね、うんとね、私がKANに傾倒したのは最近なんだよね。お尻でオルグられたわけだが、正直姐御の方がハマって居るんでないかい?此処はポールだ、こりゃスティーヴィーだ、ありゃりゃ丸っきりビリーだとか云ってさ。iTunesに最初にCLOSE TO ME入れたの姐御でしょ?

イコ:あたしは純粋に音楽家として彼を尊敬してるの、おまいは不埒なんだよ。なにがお尻だ、なにがニーノだ、なにがホタルだ、なにが孔雀だ甘海老だ、エロエロ云ってんぢゃねぇーYO!!大体な、お尻はアルバムのコーラス入りが良いのに、おまいは何でシングルをiTunesに入れたんだYO!!!

未亜:十分詳しいですなぁ、私はね、曲が聴ければ良いんですよ。ヴァージョン違いとかね、そーゆーのはね苦手でね、元ネタとか原曲とかどーでもええ。パンピーぢゃけんのぉ。

イコ:はぁ、おまいにはアーティストを語る資質が無いんよ。資格は誰にでも在るんだけどさ、資質だけはどーにもならんのよ。片瀬に関してだってあたしの方がよっぽど良いこと云って来たもんなぁ。よーするにおまいはミーハーなんだよね。

未亜:音楽なんて語るモンではないんでないかい?姐御。演奏したり聴くモンだべさ。音を楽しむのが音楽だべさ。

イコ:だったらおまいは此の連載をやってく意味ないだろーが。やめろやめろ、片瀬の公式で提灯書き込みだけしてろよ。

未亜:文字からは音なんか出ませんからね、でもね、悪いけどって全く悪くないし謝る必要も無いけど、俺はやめねぇーよ。

イコ:其処までオルグられてどーする?バカぢゃねぇーの。あと俺とか云うな、キャラが違うYO!

未亜:そうぢゃないんだ、かつてはみんな自由になる為にはアーティストの世界に逃げ込まなきゃ無理だったのさ。でも段々と変わって来たんだよね。一見パンピーでも楽に逃げる道がドンドン出来て、ネットも其のひとつさ。俺はね、昔は30以上は信じないって思ってたんだ、うん。でも今は30以下は信じないって思うぞ。自由になるって事に俺は犠牲と責任を持って来たからね。

イコ:あんたはもともとイカレてるからね、ずっとピーパンで居れば良いの。あんたがパンピーなわけないでしょ。そーゆーバカが居てもいいんぢゃないの?よーするにおまいはロックの人なんだからさ骨はあたしが拾ってやるよ。

未亜:姐御がそんなに優しいと困るなぁ、いよいよ俺は終わりって感じだよ。

イコ:あたしはいつだっておまいに甘いし優しいんだよ。未亜なんて、何時辞めたって良いんだよ、よしよし。

未亜:だからぁー、私は辞めないってばさ。今更しょーがねぇーべさ。つーか未亜ってもともと娘キャラだったんだよね、キティラーの16歳って姐御がXったXX存在でさぁ、そいつがメインになってるってトコが変なんでしょ?私なんて所詮は脇役なんだもん。

イコ:ネタをバラしすぎでつYO!未亜たん。

未亜:いいぢゃん、今回は暴露大会なんだからさ。でも未亜ってのはそもそもメインでも何でもないってのは本当だからさぁ、単なるHNだよ。でも姐御がイコで出て来てくれた時は嬉しかったよ。俺さ、ひとりぽっちでどーしよーって思ってたんだよ。ネットは初めてだから未亜で逝くってのは理解出来たけどさ、色々在りすぎたよぉ。。。

イコ:あーあ、未亜たん終わったな。あたしは、もう母親の様な気分だよ、うん泣け。泣きたいだけ泣きんしゃい。

未亜:うん、俺もそー思うわ。これじゃねぇ、もうみんなのアイドル未亜たんぢゃねーもんなぁ。。。

イコ:大丈夫。おまいなんか居なくとも世界は何も変わらないし、あたしも変わらない。だからさ、もう良いよ、うん君は頑張った。

未亜:うん、そーだね。安心して成仏。。。おいおい何だよ、この展開は?

イコ:ん?未亜の終焉でしょ?自分で認めて居るではないか。大体やね、チミはもはや何も語れないんだよ。恋は盲目、アイドルは恋しちゃダメなのよ。ゲラゲラ

未亜:よーーーーくわかったよ姐御。あんたは私を抹殺したいんだな?此のノートパソコンだって、私が購入したのにぃ。

イコ:うん、そのとーりだよ。だからさ、あんたの役目は終わったの。所詮、未亜なんてパソコンを入手する為の手段に過ぎなかったのよ。

未亜:それにしては随分と長い役目だった気がしますけどぉ。。。

イコ:だって、面白かったんだもの。でもね、あたしはおまいなんか居なくたって平気だしさ、他のいわゆる未亜ヲタだってそーなんだよ。おまいはおまいが思ってる程たいした奴ぢゃねーんだYO、泣け!ほれほれ、跪いて己の存在をあたしに示せ。でもね、あたしは何もしないで、無視してやる。みんながイメージする未亜の侭で逝け。

未亜:姐御、わけわかんねぇーよ。

イコ:目を覚ませってことよ、あんたさ、おかしいよ。

未亜:そりゃお互いさまだよ。つーかさ、未亜は夢を見てるだけなの。だって未亜なんだもん。

イコ:なんだよ、心配して損したな。流石に本気かと思ったのだけどね、あんたはマジになると何か買うからさ。

未亜:あーん、姐御。其れ云っちゃ嫌ん。モチベーション必要でしょ?確かに未亜になってからモノまで買わせるっつーのは初めてだったね。

イコ:なんだよ、其の未亜になってからってのは。

未亜:だってさぁ、未亜なんて書くなとか云われたんだよ前は、つまり未亜では無い頃はさぁー。車、電話、マンション、ウクレレ、パソコン色々買ったなぁ。結局モノが残るんだよね。

イコ:おまいなぁ、いいかげんにしなさいね。相手のことも考えなさいよ、自分勝手過ぎ!サイテーだよ。

未亜:今回は祭なんだからさ、ええの。勝手に愛してるからさ、ええの。

イコ:あたしはそんなの絶対に認めない。未亜は死んだ。あたしが今、殺した。

未亜:ありがとう。

イコ:どーいたしまして。


初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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2004年09月01日

「月刊・未亜」mia28〈ザ・グレート・ロケンロール・スウィンドル〉

Great Rock 'n' Roll Swindle


未亜:♪あーい、ら、びゅー!!ぼくはきみがすきぃー!!ぼくはきみがぁーすーきーさぁー、あいらびゅーう♪

イコ:死に損ないが、まだ続けるのかよ。おまいなぁ、28回目だぞ。こんなに続けて何の反響もないんだからさ、もうやめろって。

未亜:姐御ったらぁ、もう反響はあるよぉ「わけわかんねぇー!」とか「ダメ出ししてええかい?」とかさぁ。

イコ:そりゃ、チミ、批難ゴーゴー!!ってことだろ。やめろやめろ。

未亜:ん?やっぱそーかしら。

イコ:てかさ、おまい勝手にblog始めただろーが。なんだよ、ありゃあ?

未亜:なんだよと言われても。。。一応「日刊・未亜」ですよ。

イコ:blogっつーのはさ、日記だろーが。なんでおまいんとこには「日記」がないんだよ。わけわかんねぇーぞ、アレ。

未亜:既成概念をですね、打ち破ってですね、いわゆるひとつの、

イコ:つーかな、誰も見たくねぇぞ、あんなモン。「白地に黒字だけのblog」なんておかしいだろ?今時なぁ、画像満載でリンクとかは文字列から飛ぶとかな、小学生でもやってることをやらねーでな、もう基本的なトコが違うだろ?カテゴリだって普通は「日記」がメインだろーが、其れも無いんぢゃしょーがねーんだよ。ありゃ、ただの「らくがき帳」以下だ罠。嗚呼、いやだいやだ、もう此処もあっちもやめてけれ。

未亜:しげっちゅー♪

イコ:はぁ?

未亜:iTunesって便利だねぇ、那奈たむ全部入ってまつよ。「GALAXY」だってさ、プロモ、サンプル、シングル、アルバムと連続再生可能だしねぇ。やっぱり全部どっか違うんだよね。ほら、まずは秒数が違うでしょ?ね、市販のシングルとアルバムでも一寸違うんだよ。このへんをね、ちゃんと考察しとかないとね。たぶんね、本人すら分かってないよ。

イコ:今時「片瀬那奈」の歌なんかを聴いて、しかもヴァージョン違いとかを研究してんのはおまいだけだよ。世の中はもう「月9」でやっと女優に復帰する新生「片瀬」に目が行ってんだよ。バカじゃねぇーの?もう置いてけぼりだね。

未亜:そーなんだ?だったら「歌手・片瀬那奈」は未亜が独占させて戴きます。

イコ:おまいはジャイアント馬場か?

未亜:那奈たむが女優に復帰するなんてぇーこたぁ、とっくにお見通しなんですよ。追っかけてりゃ分かることですよ、うん。其処で「歌手」にこだわるのが未亜なんだなぁー。むふふふ。

イコ:今度は猪木かよ。つーか、最近おまい公式に書き込みしてねーじゃん。かつては一部で有名な「リンク貼りバカ女」だったのにな。アングラに落ちたわけか、あたし以下の奈落に逝ったわけだ。blogで無茶苦茶なことばっか書いてるから公式の連中もあきれて離れてしまった罠。まぁ、提灯記事よりはマシだけどな。んでさ、おまいは一体なにがやりたいんだよ?

未亜:わかんない。

イコ:なんだよ、それ。大体な「KAN」カテゴリって何よ?おまいは一体なにを企んでるんだよ。明確なヴィジョンとか在って始めたんだろ?

未亜:いや、在りませんよ。なーんも考えてないんです。

イコ:まさかとは思って居たが。。。やっぱりそーだったんだな。あーあ、あたしも付き合うんじゃなかったな。もうコメントすんのやめた。

未亜:てか、CCって、もともと姐御が始めたのを引き継いだんだけどね。

イコ:ぶぶぶ。

未亜:僕があんな文章を書けるわけないでしょ?アレは姐御のblogじゃん。一応、KANとNANAは僕が書いてますけどね。でもアレだって草稿は姐御だからね。そうそう「君を待つ」とかは姐御が書いたんだけどね、僕は名前を貸しただけだよね。

イコ:おまいなぁ、妄想はいーかげんにしろって。あたしは「コピコン」に関しては無関係だぞ。おまいが勝手にやってるんだからな、巻き込むな。

未亜:でもさ、最初に2、

イコ:だからぁー!!やめろっつってんだろーがぁ!!!!!ホントに殺すぞ、この「言えず」野郎!!

未亜:まぁ、ええけどさ。其れにしても今回はいよいよ内容が無いよーだね。

イコ:宣伝だろ?今回は。

未亜:はい。

イコ:もはや此処を熱心に見てるってのはさ、あたしかおまいのヲタだけなんだよ。でな、これからは此処が「噂の真相」なわけだ罠。ゲラゲラ

未亜:そりは、流石に編集長に申し訳ないのですけどね。

イコ:今や「イコちゃんの本音が聞けるのは此処だけ!!」どーよ?

未亜:いや、どーよ?って言われてもね。ニーズが在るんかなぁーと。

イコ:おまい、blog始めたからって随分とエラソーな口をきくよーになったな。だったらええーんだ、手を引くぞ、おまいのすべてからな。バイバイ♪

未あ:え?

みあ:あねG

mi :aaa

m  :...

  :



イコ:手法が古いよ、ぼけ。でもな、少し泣いたぞ。うん。

未亜:姐御とさ、マッシュアップとか考えてたんだけどね。もっと色々ね、あのね、うんとね。僕はね、ずっと姐御と一緒に居たかったんだよ。

イコ:分かってるよ、すっとこどっこい。でもな、あたしさ、いいかげんおまいのお守りは疲れたんだよね。だから、今後はおまいだけでしっかりやってけよ。もういいかげん、あたしって「存在」を当てにするな。此処も「コピコン」もおまいだけでやれ、此れは命令だ。

未亜:さよなら、なんだね。姐御。。。

イコ:まーな、またどっかで逢えるべさ。

未亜:あねごーーー!!!

イコ:たっしゃでなぁ。

[ 汽車の窓から手を振る姐御を、ぼくは泣きながら追いかけた。さようならなんていやだよ、姐御。つまづいて転んだ。起き上がるともう汽車は見えなかった。]



未亜:あー、せいせいした。やっとアノこ煩いババァが消えてくれたな、僕の芝居もなかなかのモンだったね。さぁ、今回のテーマは今iTunesで流れてる歌姫「片瀬那奈」ですよー!!10月からいよいよ女優としても大活躍が約束されて居る彼女だけど、今こそ「歌手・片瀬那奈」に注目すべきでしょー!!本人も「歌」を経験したことで「演技」に、

イコ:「Shine」(マンネリの美学)

未亜:ありり?

イコ:「おまいは。。。ええかげんにせーよ!!おまいが消えろ!!」

未亜:やばいよ、姐御。ホントのことがバレちゃうよ。ホントはぼくらは、、、

イコ:「何を言っても無駄だ、ぼけなす!!おまいとあたしは「同一ですべて自作自演だった」と言いたいんだろ?未亜たん、でもな、もういいじゃないか。二重コテハン同一人物と誤魔化して来たよーだがな、イコは未亜では在りませんでした。あー、言ってやった、ざまーみろ」

未亜:ああ、いっちゃった。。。

イコ:「おまいな、覚えてなさいね、あたしは怒ってるんだからね」

未亜:あの件ですか。。。

イコ:「当たり前だろーがっ!!此処に迷惑が掛かるよーなことを、おまいはやったんだよ。ふざけんなよ、まったく」

未亜:ぼくは姐御と一心同体だと思って居たので、姐御が行けないならとあっちの集まりにも行っただけなんですけど。。。てか、もう随分と昔の話だしさぁ。

イコ:「行くのはかまわねーよ。だったら未亜で逝けばえーだろーが。氏ねよホントに」

未亜:。。。

イコ:「二度とあたしの名を語るな!!殺すからな、マジで」

未亜:ごめんなさい。。。

イコ:「ま、潮時だな。流石にあきれただろ?此処までやれば」

未亜:沢山の音楽が在って、ぼくは其れが好きで。。。でもね、音楽を言葉で語るなんて意味が在るのかな?って思うんだ。僕は音楽評論なんかやりたくないんだ。此れは好きだな、理由なんかわからないけど、なんだか好きだなってのが音楽だと思うんだ。ひとからどーこー言われてどーなるもんでもない、素直な気持ちで好きだって思うんだよ。理由なんかいらないんだよ。音楽に限らずさ、好きってそーゆーもんだよな。其れをさ、説明することなんて出来ないし、する必要もないんだよね。好きの形なんてないんだもんね、好きは好きなんだから。其れで自分なりにさ、相手に対して出来ることをやるしかないじゃない。まわりがどー思ってもさ、仕方ない時ってあるんだよね。僕はまっすぐ好きで居るから、それでええんだわ。うん、好きだ。

イコ:「何を言ってんのかさっぱりわかんないなぁー。あたしはビートルズだけ聴いてりゃええの。ビートルズしゅきしゅき」

未亜:姐御は潔いのかズルイのかわかんないな。

イコ:「あたしの正体を知ってる奴なんか居ないの。しかも、かつてあたしのモンだった未亜たんのことをホントに理解してる奴なんて居るわけねーんだよ!!まったく未亜はいつからそんなにえらくなったんだよ、ぼそ」

未亜:煙に巻くなよ、おねえちゃん。

イコ:「ばかちん!!其れは禁句だ」


初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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2004年10月02日

「月刊・未亜」mia29〈恋するベスト盤〉

THE BEATLES 1


「ぼくが生まれて初めて買ったアルバムはビートルズの「オールディーズ」です。LPは当時でも2千円以上して、中学生にはかなり高価なモノでした。だから500円のシングル盤や700円のコンパクト盤を買ったりFMでエアチェックしたり友達に借りたりしていたんだけど、やはりLPが欲しくなりますよね。それで、ビートルズのアルバムならどれがいいかなって一生懸命考えて、本当は赤盤や青盤が欲しかったけど2枚組で凄く高かったので16曲入ってる「オールディーズ」にしたんです。

そう、ベスト盤です。「イエスタデイ」と「ミッシェル」が入って居たし、とにかく知ってるのが多くて良さそうなのばっか16曲ってのが良かった。そりゃそーだ、ベスト盤なんだもん。当時はビートルズのアルバム順とかさっぱり分らなくて、とにかく沢山聴きたかったんです。で、次に買ったのが「アビイ・ロード」で、此れも16曲入っていたのと「オールディーズ」とダブる曲がなかったからです。でも此の「アビイ・ロード」は買って失敗したなぁーと思いましたね。最初の方は良い曲だなぁと聴いてたけど、A面最後はなんかおっかない長い曲が入っていて突然終わってしまうし(心臓が止まるかと思うくらい吃驚しました)、B面はなにがなんだか分らないまま(メドレーってのが全く理解出来なかったんです)終わったかと思ったら、突然「じゃーーん!!」とか始まってすぐきれちゃうし、なんじゃこりゃ?って感じでした。其れで此れなら大丈夫と保証付きのシングル「レット・イット・ビー」のB面とかも意味が分らなくて、折角お金をためて買ったのにとてもくやしくなりました。

それでも、もっとビートルズが聴きたかったんです。でも、今では名曲だと思って居る中期以降の曲の多くは、最初は怖いって印象しかなかったんですよ。「トゥモロー・ネバー・ノーズ」も「アイ・アム・ザ・ウォルラス」も「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」も「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」も、もう二度と聴きたくないと思いました。なのに、なんでぼくはビートルズを今でも聴いているんだろうなぁ。」

(from 「OLDIES 」on 「COPY CONTROL」 2004-9-29)



いきなり某blogから完全引用したけど、この話には補足と続きが在るんだ。ま、此れはぼくのリアル厨房時代の記憶です。「オールディーズ」の次に買ったのは「サイモンとガーファンクル」(昔はこう呼んだんだよ、サイモン・アンド・ガーファンクルなんて知らん)の2枚組ベスト盤で、その次は「ミッシェル・ポルナレフ」のベスト盤だったんだよね。両方とも日本編集の御徳用盤で曲がいっぱい入ってたね。「アビイ・ロード」は4枚目で、まぁビートルズとしては2枚目だったから嘘を書いたわけではないんだけどさ。

其の中でビートルズは特に好きだったからオリジナルを買う様になるんだけど、基本的にはアルバムよりシングル盤を中心に買っていましたね。とにかくアルバムは高かった。だって今と変わらないどころか輸入盤CDなら今の方がずっと安い。中古やレンタルもなかったしさ。15の冬にジョンのベスト盤「シェイヴド・フィッシュ」が出たので、2500円持って買いに行ったんだけど結局シングル盤を5枚買ってしまったもんなぁ。確かジョンの「イマジン」「マインド・ゲームス」「真夜中を突っ走れ」「夢の夢」(此の4曲はベスト盤にも入っている)とジョージの「マイ・スイート・ロード」を買ったんだ。つまりジョージの曲も聴きたかったんだけど、どれも聴いたことなかったB面に魅力があったんだと思うんです。それにジョンの最初のベスト盤は11曲入りで、正直言って当時は「コールド・ターキー」とか過激な曲はさっぱり理解出来なかったからシングルで10曲の方がええぞ!と考えたんですな。

よーするに中学の頃って、シングル盤とベスト盤ばっか買っていたわけですよ。ビートルズのソロで最初に買ったアルバムはポールの「バンド・オン・ザ・ラン」の米盤だけど、当時はポールのベスト盤がなかったからなんだよね、其れで輸入盤屋なんかも田舎じゃない時代でデパートの祭事場かなんかで売ってたんだね。米盤にしたのは値段が少しだけ安くて(当時は米盤は日本盤より若干安く、英国盤は逆に高かったはず)しかも一曲多く入っているからなんですよ。さもしいなぁ。

せこい話が続きましたけど、ベスト盤は曲がいっぱい入っていて外れもないってんで中学生にとっちゃ有り難いモンだったんです。それに冒険するのはシングルのB面で沢山だって思いも強かったんですよ。だって「レリビー」のB面はアレだよ。「レディ・マドンナ」のB面はアレだよ。愕然としたよ、泣いたよ、ぼくの250円を返してくれってさぁ。ま、でもくやしいから何回も聴いてたら良くなっちゃってねって、なんかエロいですけど。とまぁ枕の昔話は此れくらいにして、ビートルズのベスト盤についてあの方に匿名で寸評して戴きましょう。♪へーびーむすめーー♪(レノマカ声で)

『はーい!「へび娘。の楽しいビートルズ講座」の時間のタイムがやって来た、みあ!みあ!みあ!』『ビートルズのベスト盤?んなもんは箱だよ、箱買えよ、さぁ買え今買えって云っても金もなけりゃ聴く時間もねーやってんだから、匠が無いわね。もう売り切れなのぉ?あーん、いやいや、あたしの匠さま初恋のひと。』『つーか、未亜たん、麺独裁んだけどなぁ、あたし』

失礼致しました。何か亡霊が出たみたいだけど気にせず逝ってみましょー!♪へーびーむすめーー♪(しつこくレノマカ声で)

『イX:だから、ええかげんに性言えず野郎。』

 未亜:あ、だみだよ!姐御は死んだんだからさ。

『Xコ:あたしはポールかよ?それとも真剣ネタでJかGか?ねえどーなの、ねえどーなの、なの?』

<がががが、ッbんmんっh。えqwdv、ーーーーーーーーーーーー>

『1』2000
現在ビートルズの最新ベスト盤として流通している英米でチャート1位になった曲が27曲入りの御徳用CD。赤盤青盤の存在価値を無くしたと云う点だけでも特筆すべきですなぁ。4枚も聴いてらんねーよな、つーかアレを3枚組にしたパチモンCDの方が「へび娘。」的にはオススメよ、うっふん♪大体やねー「此れを聴けばビートルズのすべてが分る!!」わけねーだろ。「ビートルズってこんなモンだろ」って簡単に分った気になれる超名盤です。だから箱を買えってばさ。せめて『ホワイト・アルバム』くらいは聴いてもらわないとなぁ。シングルきってないから当然一曲も此れには入ってないからねぇ。

『レノン・レジェンド』1997
20曲入りのジョンのベスト盤。「此れを聴けばジョンのすべてが分る!!」わけねーだろ。「ジョンってこんなモンだろ」って簡単に分った気になれる超名盤です。廃盤だけど4枚組の『LENNON』は良いぞ。しかし、せめて『ジョンの魂』くらいはオリジナルで聴いてもらいたいもんだすなぁ。

『夢の翼』2001
CD2枚組で主にWINGS時代の曲を中心に40曲(日本盤41曲)入りのポールのベスト盤。「此れを聴けばポールのすべてが分る!!」わけではないけどな。なんせまだ現役だし。こんなにいっぱい聴いてらんねー!ってひとは「オール・ザ・ベスト」でも聴きましょうね。スティーヴィーやマイコーとの共演も入ってるしさ。(つまり此れにはあの大ヒット曲が入ってねーんだす、にゃんこ先生)

あとはジョージとリンゴか?ジョージは後期ダークホース時代は箱だな、アップル時代は全部だな、つまり全部だ罠。せこいベストなんかいらね、あ、シングルのみの曲の為に買う価値はあるぞ。ベスト盤だけ買うくらいなら聴くな。「ジョージなんてこんなモンだろ」って(以下略)リンゴはなぁ、うーむ。ベストって云っても2枚ともいまいちな選曲だし、大ヒット曲が多いアップル時代のなんかLPのまんまなんで10曲しか入ってないからね。現役だから最新盤やライヴ盤がええんでないかい?リンゴのライヴは楽しいぞ。以上。

(文責/へび娘。)


『んなとこでどーよ?未亜たん』

 未亜:いえ、あのね、ぼくの前説が莫迦みたいなんですけどね、こんなケチョンケチョンじゃあね。つーか途中で飽きたんではないのですか?

『だからぁー、あたしに頼るなって云ったじゃん。ケラケラ』

 未亜:そろそろ此処も閉店しますかね。

『いいねー、来月からは「月刊・へび娘。」にしよー!』

 未亜:相変わらず無責任だなぁ。

『おまいはblogふたつもやってんだからさ、此処はくれよん。』

 未亜:姐御に渡すくらいなら連載やめます。

『ま、せいぜい頑張れ。信じることさ必ず最後に愛は勝つ♪じゃあね。もう出ないからな。』

 未亜:なんだかなあ。おやすみー。


<どーなる?月刊。次回は驚愕の新展開か?其れとも30回記念最終回なのか?刮目して舞っててねー♪ひらひら>


初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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2004年11月04日

「月刊・未亜 」mia30〈17歳〉

Babe(通常)  (CCCD)


次の瞬間、ぼくはパーティー会場に居ました。まだパーティーは始まっていない様で他に誰も居ません。其処は、大広間で長いテーブルの上には御馳走が山と積んで在ります。美しいワルツが流れて居て、シャンデリアがキラキラと輝いて居ます。ぼくはずっと何も食べて居なかったので「いただいちゃえ!」と大きな肉にガブリと噛み付きました。「これは旨いや」と近くに在ったワインを「ゴクリ」と呑みます。すると、どうでしょう。ぼくの隣には女のコが立って居ます。「あれれ?きみは誰?」と言ってぼくは自分の姿を見ると、長い耳のうさぎになって居ました。

「アナタハ、ナニモノナノ?」と彼女は言いました。ぼくは泣きそうな声で「ぼくは、さっきまでぼくだったんだけど、今は誰なのか分らないんだよ。だって今のぼくは、どうみてもぼくじゃない、只のうさぎだろ?」と言いました。彼女は黄金の林檎を食べると「うさぎ」を陵辱しました。

気が付くと「うさぎ」のぼくは野原で寝て居ました。すると目の前を、そいつが走っています。そいつはもう一匹ではなく行列をなして、ゾロゾロと走りながら歩いています。そして一番最後にはグリフィンが居ました。みんなでぼくを蔑んでいます。もうどうでもいいなって思いました。かつて「ぼく」だった「うさぎ」は、グリフィンと岩山の頂上まで競争することになりました。うさぎは耳を回転させて空を飛びました。きっと負けたらおしまいなのだろうなぁとうさぎは覚悟していました。


N:「此れは何?」
M:「ぼくが17歳の頃に書いた文章だよ」
N:「つづきは?うさぎはどうなったの?」
M:「うさぎは運良くグリフィンに勝ったって処で、絵物語は未完のままさ」


うさぎみたいな奴を連れて、ぼくが幻の街に現れたのに理由なんてなかった。きっとぼくは「うさぎ」を捨てられなかっただけなんだろう。指先ひとつで消してしまえる「うさぎ」を、ぼくは持っていたかっただけなんだろう。ぼくよりも先に彼女を求めて走る「うさぎ」を、ぼくは憎んだ。ぼくは結局「うさぎ」を埋めてしまった。彼女は「うさぎ」をつくったけれど、それだけだったのだから、ぼくに罪はない。そうだ、ぼくは悪くない。電車に揺られていると「あいつ」が隣に居た。気味の悪い声で話掛けてきた「あいつ」は、グリフィンだった。


N:「意味がわからないよ」
M:「ぼくが24歳の頃に描いた話だよ」
N:「つづきは?グリフィンはどうなったの?」
M:「彼女がグリフィンを殺したって処で、未完のままさ」


こいつとは気が合うんだ。急に思い立って海に行くことにしたのも、こいつとなら楽しいだろうって思ったからだ。海には彼女が待って居た。ぼくらは泣いた。こんな夢の様な時をずっと待っていたんだ。こいつが砂の上で転げて居るうちに、ぼくは海に走って居た。こいつは、ぼくを激しく怨んだけれど仕方ないことだ。海面から飛び立つ彼女を観たのは同時だったかもしれない。彼女は「此の世のモノではなかった」其れは知って居る気だったけれど、ぼくらは撃たれた。ぼくらはただ、海辺でひたすら呑んで居た。こいつは二三発ぼくを殴った。まぁ、其れは当然のことだろう。


N:「此れは何時の話?」
M:「ぼくが30歳の頃に経験した話だよ」
N:「あなたのことなんか、どーでもいいのよ。彼女はどうなったの?」
M:「今、僕の目の前に居るよ」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ブライアン・ウイルソンの「SMiLE」を聴いて、ぼくは不可思議な気分になった。彼が24歳の頃に思い描いた音楽が、果たして此れだったんだろうか?いや、此れは此れで発表されるべき音楽だし、確かに感動した。でも、ぼくらは余りにも待ち過ぎた。此の作品が1967年に発表されていたらって幻想を抱き続けてしまった。沢山のブートを買って夢を見てしまった。挙げ句に、嗚呼あの当時のビーチボーイズで完成していたらなぁ、なんて思ってしまう。

此れはぼくが10代の頃の感想だけれど、「ペット・サウンズ」は面白くなかった。ぼくは「スマイリー・スマイル」に惹かれた「変なやつ」だった。「ペット・サウンズ」が素晴らしいと思ったのは20代になってからで随分と遅れていたのだけれど「SMiLE」指向のひとなんだから仕方ないのだと思う。いやもっと言うなら、ぼくはあの頃、初期のビーチボーイズが好きだったんだ。

ぼくはビーチボーイズのライヴを観たことが在る。当然ブライアンは居なかったけれど、カールの美声で多くの名曲を聴けたことを誇りに思っている。ブライアンがまた来日して「SMiLE」を演奏するのは嬉しいけれど、果たしてぼくはカール以外の声で「GOOD VIBRATIONS」を生で聴く必要が在るんだろうか?

ぼくには愛するひとが居る。ぼくはただ見て居るだけかもしれないけれど、ぼくは君たちを愛して居るんだ。でも、愛するひとが沢山居るってことは、きっと素晴らしいことなんだろう。ぼくはやっと此処まで来れたんだなぁ、と思うと嬉しいよ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


 イコ:つまり「月刊・未亜」はおわりなんだな?

 未亜:はぁ?てか、姐御は完全引退のはずですけど、見たよ壮絶な最期。

 イコ:あたしが消えるわけねぇーだろ。消えるのはおまいだ罠。

 未亜:あのね、イコなんてマイナーなの。あたしはみんなのアイドルじゃけんのぉ。

 イコ:おーおー、ならええよ、全部バラす。おまいが如何に最低な奴かってな。

 未亜:やればぁ?んなこたぁみんな知ってます。ええ、ぼかぁ最低ですよ。へらへら。

 イコ:次回からは「イコXへび娘。」で行くんで、417くんよろぴく☆

 へび:あーい。

 未亜:姐御、腹話術やってんじゃねぇーよ。

 イコ:あーい。

 未亜:あーい。

 イコ:さて、しゃべってるのは誰かしら?ケラケラ

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初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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2004年12月03日

「月刊・未亜」VOL.31〈今宵はジャムとセッション♪〉

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


take 1「石を転がせ、もしくは転がる石」

「ローリング・ストーン誌」はランキングが大好きだから、いや他に企画が無いのかもしれないな。「偉大なアルバム500」はやってしまったから今度は「偉大な曲500」と来たもんだ。其れでアルバムはビートルズの「SGT. PEPPERS」が首位で、曲はディランの「LIKE A ROLLING STONE」になった。理由は同じ様なモノで、よーするにロックの既成概念を打ち破り現在まで強く影響を及ぼして居るってことだな。只、此れは少しだけ変なんだよね。ロック自体が既成概念をこなごなにしてくモンだったわけだから、此処はロックをつくったってことにしないとな。そのへんを曖昧にするとロケンロールをつくったチャック・ベリーが一番偉いってことになるし、なんでレイ・チャールズとかマーヴィン・ゲイとかアレサ・フランクリンの曲がTOP10に堂々と入って居るのかも分らなくなって「オー!コレはロックじゃないよねー」なんてJ-WAVEのへっぽこナビゲーターに吠えられちゃうのよ。やれやれ。

アルバムに関して云うなら、ビートルズの其れは昔から「名作」と云われて居ました。少なくともあたしが最初に聴いた時(発売から那奈年位経ってたかな)には「ロックの金字塔」とか云われてたのよさ、さのよいよい。簡単に云うなら、コンセプト・アルバムの元祖だと云うわけです。此れに関しては異論も多々在りますけど、個人的には決してビートルズの最高傑作(つまりは今だにロックの最高傑作)が此れではないと思います。結論から云うと、ビートルズと云うバンドは最後まで「最高傑作」を作れなかったバンドでした。其れでもやはりビートルズのアルバムを選ばなくてはならないのが辛い処ですね。他に居ないのかよ、うふふ、居ないんだよね。U2の新譜ええなぁ、ヤア!ヤア!ヤア!

曲の方は、ディランでいいんじゃないかな。でも分らないと思うんだよなぁ、なんでディランが偉大なのかってことを絶対みんな解ってないよね。簡単に云うと、今ロックって云われてる音楽をつくったのがディランなんだけどさ。このひとが居ないと後が続かないんだよ。クリームもジェフ・ベックもツェッペリンも出て来れないんだよなぁ、あーゆーことを最初にやっちゃったんだもん。でも此の曲を聴いただけじゃ其のへんは全く理解出来ないよね。そー云えばディランのライヴを観た時に聴いた此の曲は、サビを歌い出すまで気が付かなかったなぁ。


take 2「誰が聴くんだよ?犬か?」

其れにしても2004年にもなって1960年代のアルバムや曲を「偉大だ!!」と語られてもなぁ。今の購買層は誰も生まれてないよ。何だか教科書を読めと云われてるよーで、つまんねーよな。でもさ、ブライアンの「SMiLE」の話は前回一寸だけしたけど、今度はビートルズの「THE CAPITOL BOX VOL.1」ってのが出たぞ。「SMiLE」の場合は本当に40年近く幻の音楽だったけど、何て云うのかなぁ、つまり音楽ってのは此れなんだろうね。「懐かしのメロディー」にならないのに「懐かしいうた」ってのがええんじゃないのかな。

ビートルズの箱は日本盤がCCCDなので、安くてまともなCDの輸入盤を買う方がええぞ。解説なんかはネットなり雑誌なり読めば充分。アメリカ編集盤仕様ってのがせこいけど、初期のビートルズをステレオとモノラルでがんがん聴けるんだから円高で輸入権行使前に、カッチマイナーッ!!だな。初期の曲のほとんどがCDになってから初めてステレオになったんだけど、アナログ時代以上に「泣き別れ」してる感じでええぞ。昔は片チャンでカラオケにして遊んだモンだけどな。其れにしても何で40年も前の音楽が「こんなにも美しくて素敵」なんだろうな。

そー云えば10年前にSUGAR BABEの「SONGS」が発売後約20年を経てオリジナル・ミックスでCDになったんだけど、なんとオリコンで3位の売り上げになってしまったんですよぉー、一寸した事件だったんですよぉー。中心メムバーだった山下達郎は「当時は500枚位しか売れなかったのに、どうなってるんでしょうね。まぁ、よっぽど今の音楽がつまらないんじゃないですかぁ?」と「にやにやみあみあ」して語って居りましたな。


take 3「音楽みたいなモンは古いモンの方がいいんだよ」

此れは大滝詠一師匠が昨年「恋するふたり」をリリースした頃にラジオで「次は20年ぶりのアルバムですね?」みたいな質問に答えたモンです。大滝さんは御存知の様に「はっぴいえんど」でデビューして、在籍中にもソロ・アルバムを制作し、解散後はナイアガラを立ち上げ、諸事情に寄って全く売れないアルバムを1970年代に量産しました。苦節何百年を経て1981年に発表した「A LONG VACATION」の爆発的ヒットによって世に出たのち、1984年の「EACH TIME」を最後にオリジナル・アルバムを20年も発表していないわけです。

いやぁ、やっぱこりゃすごいや。生きながらジョン・レノン状態だよ。活動休止?以後も色々なカタチで作品化がされて居る為、ひとびとが大滝さんを忘れないのです。ちなみに21世紀になってからも大滝さんの新作アルバムは出ているんですなぁ。2001年は「ロンバケ」20周年記念リマスター盤、2002年は「トライアングル2」20周年記念リマスター盤、で2003年はネタがなくて仕方なくマキシ盤を発売、2004年は「EACH TIME」20周年記念リマスター盤です。あ、20周年ネタが終わっちゃったよ。「はっぴいえんど」の箱も出てしまったしねぇ。さて来年からはどーするんでしょう?師匠は言いました(本当です)「2005年はNIAGARA MOONの30周年なんだよね、だから其れを皮切りにずっと毎年30周年リマスター新作が出ます」すぎょい!すぎょすぎる!!だが、問題は在る。1979年と1980年にアルバムを出してないんだよね。当然1989年、1990年、1999年、2000年も無いんだよね。だから大滝さんの新しいオリジナル・アルバムは、たぶん2009年に出ますよ。其の頃師匠は還暦過ぎてますけど、きっとええアルバムだよ。「初めて聴くのに懐かしい」ってみんなが思うでしょう。


take 4「メジャー・セブンの不安とボサノヴァ」

1964年はビートルズがアメリカ制覇した年ですけど、坂本九は前年にアメリカ制覇を果たしているんですなぁ。1963年の世界ではビートルズよりも九ちゃんの方が有名だったわけです。だからジョンの「ぼくらは今やキリストよりも有名だ」発言は誤報で「ぼくらは今やスキヤキより有名だ」と云ったのです。ちなみに1966年に来日した際には、若大将とスキヤキを食べたそーです。此れは加山雄三さんが云ってたから、たぶん本当です。

話を1964年のアメリカにもどすと、此の年はボサノヴァが進出した時でも在ったのですね。当時のビルボード・チャートを見ると「抱きしめたい」と「イパネマの娘」が並んで居ます。アメリカン・ポップスはブリティシュ・インヴェンションだけでなくブラジルにも脅かされていたのですね。そして、当時の「ミュージック・ライフ」に小林旭さんのインタビューが載っていて、其処で彼は「オレは最近輸入盤でゲッツ・ジルベルトってぇのを手に入れてさ、コレがいいんだよ。ボッサノーヴァって新しい音楽なんだけど、コレは来るぞ。オレは今年はボッサノーヴァの年になると思う」みたいな物凄い事を云って居るのです。「ゲッツ・ジルベルト」が発売されたのは1963年ですが、驚くべきことにアキラは1963年1月に既に「アキラでボサ・ノバ」を発表しています。録音は前年の11月で、ビートルズがイギリスでやっとデビューした頃には、もうボサノヴァをやっていたんですよ。此れは本当に凄いことです。

ボサノヴァの魅力は、其の不安定な和音に在ると思えるのです。世界のサカモト教授がボサノヴァ好きなのは有名ですけど、かつて今井美樹ちゃんと歌ったオリジナル・ボサノヴァ「二人の果て」と云う楽曲を最初に聴いた時、何とも云えない不安感を覚えました。バート・バカラックが得意とする不協和音(メジャー7やマイナー7を代表とする)を多用した楽曲も琴線に触れるのですが、其れは不安感なのではないのかと思えるのです。外して居る処に、私たちは惹かれて居るのでしょう。

東京事変の「教育」にもルートを外した楽曲がいくつか収録されて居ます。椎名林檎はもともと、こーゆー楽曲を書くひとですが、どうもいよいよ極まって来た感じがします。途轍も無い傑作を作ってしまうかもしれない危うい作曲能力が彼女には在ると思うのですが、楽曲自体の素晴らしさよりパフォーマーとしての魅力が勝ってしまった処が其れを見えにくくして居る様です。でも其れはきっと、私たちにとって幸福なことなのでしょう。


take 5「衣食住よりも音楽を愛した日々」

金銭感覚がレコードを基準にして居るってことを変だとは思わない。レコードを買う為に昼メシを我慢した経験を持つ奴を、沢山知っている。音楽は其れだけの価値が在るモノだし、何かを得るに何かを失うのは当然のことだった。服を買う時、食事をする時、家具を買う時、いつもCDに換算して居る自分が居る。あの頃とは違って、我慢しなくとも音楽は手に入るのだけどね。


take 6「栗を食べるイコと其れを見る未亜、其の背後から忍び寄るへび娘。」

「また意味のないことを書いてしまったな」

未亜とはイコの娘で在って、イコとは、もともとタコだった。彼女は「BLUE VELVET BACKFINGERS & TACO」なるグループの中心人物でドラマーだった。本名は「XXXXX」と云い、かつて某所では「怪物」とか「妖怪」とか、まあそーゆー類いの奴で正式には「エネルギー泥棒」と云うらしい。

「BLUE VELVET BACKFINGERS & TACO」のメムバーは
 イコ(TACO):ドラムス&歌
 未亜:コーラス&ウクレレ
 まゆみ:コーラス&鍵盤
 BLUE:ベース&ギター

此のグループは「FLYING TAECO BAND」に居たイコ(TACO)とBLUEが、メロディー重視のエム&ミニイに反抗して分裂し結成された。現在、イコと未亜が「栗」と云うプロジェクトを組んで居るが、既にBLUEとまゆみは密かに参加して居る様で、今後袂を分ったMMコムビやその他の多くのメムバーが集結する可能性はないわけでもない。そんなことより問題はイコがTACOにもどるかもしれないってことだ。もしもそうなったなら、未亜やまゆみなど何の役にも立たない。


take 7「待ってておくれ」

F#m
    A
        D
            E7

「もういちどみてよ」       「だからないよ」
「うそだーあるでしょ」      「ないないない」
「あいじゃない」         「ないないない」
        「そこがたりない」


さ、やろうか、郵便屋さん。

ん?F#mってどう押さえるかって?んなもん簡単だろ、つまりG♭mとおんなじだよ。


初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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2005年01月03日

「月刊・未亜」[VOL.32]〈新春恒例!未亜Xイコ対談〉

Shine/REVENGE~未来(あす)への誓い~(初回)(CCCD)(DVD付)


イコ:「曙辞めない勝つまでは 負けても負けても負けても負けても負けても負けても」負けまして曙惨敗御目出度う!!

未亜:すぎょいね、マケボノちゃん。ミミ萩原かキューティー鈴木みたいだね。

イコ:猪木がさ「ただ99敗して1勝する人生もある」って、相変わらず云うことがええな。ゲラゲラ

未亜:おいおい、まだ6敗のマケボノちゃんの今後の93敗を予告ですか?猪木は鬼だな。

イコ:てかさ、ミミだのキューティーだの誰も知らないわよ。

未亜:いいじゃん、お正月だし。そんで姐御としては、昨年の大晦日格闘技決戦はどーでした?

イコ:はぁ?あたしはマツケン・サンバ観てたから知らない。

未亜:嘘をつくなよ。

イコ:えー、ホントだよ。ザッピングしてたら、たまたまマツケンで思わず見入ってしまったのよ。紅白で観たのは其処だけだが。

未亜:だから、結局PRIDEとK-1を観てたんでしょ?

イコ:PRIDEって「高田のお尻が許せない祭」か?なんじゃありゃ。ケラケラ

未亜:散々ひっぱたあげく「高田のお尻」って展開は凄かったね。

イコ:世の中アレだからな。まぁ、試合としてはK-1の魔裟斗Xキッドが面白かったな。リング・サイドの美憂と聖子が特に良かった。つーか格闘技の話しててええのか?

未亜:え?いやぁ、姐御からふってくれましたか。

イコ:はぁ?

未亜:そろそろメインのナニに行こうよ、と。それで敢えて「美憂と聖子」なんて持ってくあたり、流石やね。

イコ:なんだよ、メインって。

未亜:またまた、此処でメインって云ったら決まってるでしょ。

イコ:あー、すまんすまん。そうだな、うんビートルズだな、うんうん。よし語るか。ん?何でも訊けよ。キャピトル盤か?ジョンのロケンロールか?毎年毎年新作が出るから話題には事欠かない罠。

未亜:いや、そーじゃなくて。。。ぐすぐす。

イコ:泣くなよ。あのな、云いたいことは分る。片瀬だろ?え?だがな、おまいの好きな那奈タムは2004年に何枚新譜を出したんだよ。

未亜:お、来た来た。そうですよ、片瀬さまですよ。えーとね、後半は女優復帰したから3枚ですね。カヴァー企画で、、、

イコ:3枚?たったの?3枚ってか。しかもカヴァーかよ?駄目駄目。おまいな、ビートルズはキャピトルの箱だけでも4枚組だよ。あとジョージの箱は8枚組で、ジョンも2枚、リンゴもライヴ盤1枚出したぞ。新作15枚だぞ。参ったか。

未亜:そんなの全部リイシューじゃん。

イコ:ぼけなす!!リマスターしてたら新作なんだよ。初期の曲がステレオで聴けるようになったんだからな、こりゃもう大事件なんだぞ!ジョージのはな、DVDが付いてんだぞ。ジョンなんかリミックスしてて、カウントとか聴ける様になったんだぞ。未発表曲だって入ってるんだぞ。其れにおまい、リンゴは新録じゃないか。

未亜:でも那奈ちゃんはライヴをいっぱいやったよ。

イコ:あーはっはっは!!片腹痛いわ。還暦すぎたポールの方がよっぽど沢山やってますわよ。おまいなぁ、天下のビートルズ様と片瀬ごときを比べるなよな。ブゲラ

未亜:いや、なんか必死で比べてるのは姐御の方じゃないかと。。。

イコ:五月蝿い!!ええよな、那奈ヲタはいっぱいライヴ観れて。

未亜:遠征したからね。姐御もポールを観に遠征すればいいのに。

イコ:おまいがほいほい名古屋とか富士急に行くのとはレベルが違うだろーが。らいぬち(←なぜか変換出来ない)してけろ、ポール。

未亜:ところで姐御は最近何か面白いの聴いてる?

イコ:久しぶりにロジャニコを聴いたな。

未亜:何時の音楽だよ。。。

イコ:ばかもん!!其の時に感じ入ったモノが今の音楽なんだよ。「THE DRIFTER」はやっぱ名曲だと、改めて聴いてて何が悪い。

未亜:あ、アレはいい曲だね。長さん亡き今となっては、もうライヴで聴けないし。

イコ:其れはドリフターズだろーがっ!!ベタすぎるんだよ、おまいは。

未亜:スモール・サークル・オブ・フレンズね、はいはい。

イコ:いや、それがさ、60年代のSCOFや90年代のCOFの正式音源や数多いカヴァーよりも、ロジャニコとポール・ウイリアムスがやった70年のデモ音源の方が沁みるんだよ。此れは何なのかね?不思議だよなぁ。

未亜:そうそう、先日の那奈ちゃんが歌った「Shine」のアンプラグドは素晴らしかったよー。

イコ:あのなぁ。

未亜:是非とも今年はバンド演奏でフル・ライヴを望みますね。うんうん。

イコ:何を一人でにやにやみあみあしてんだか知らんけどな、ニーズが無いんだよ。何だアノ新しいblogは?おまいblogやりすぎだぞ。

未亜:アレは元々姐御の発想ではないですか。コピコンもダイアリーも「blogの概念を破壊しちゃうわよ」とか云って、勝手に始めたのは姐御じゃないの。

イコ:洒落で云ってることを実践してんのはおまいだろ。大体、何でダイアリーが「片瀬那奈全記録」になってんだよ。「個人の日記としてではなくblogを使う手はないですかね?」などと擦り寄って来て、やってんのがアレかよ。

未亜:だって、コピコンで姐御が書いてるの訳分んないんだもん。だからコピコンは姐御中心で、私はあっちとダイアリーでKANとNANAを語るって展開がいいでしょ。

イコ:都合が悪いことは全部「イコ」のせいに出来て、ええな。

未亜:お互い様ですよ。

イコ:まぁな。おまいも腹黒いのぉ。ケラケラ

未亜:そー云えば、さっきから新春早々那奈たむをガンガン聴いて居るわけですけど、どーですか?いいでしょ。

イコ:あたしはヴェルヴェッツが聴きたいんだけどね。ほら、箱を用意して来たんだからさ。

未亜:だから、何時の音楽よ?おや、此のバナナ剥がせるんだね。

イコ:やめろーっ!!剥がすんじゃねーよっ!!!!

未亜:「マターリ剥がせ」って書いてあるじゃん。

イコ:いや、いや、やめて、とめて、やめて、とめて。

未亜:必殺かよ。

イコ:誰も分んないって。

未亜:姐御、酔っぱらってますね。でもやめましょうよ、此れ5枚組じゃない。長過ぎるって。

イコ:長くないよー、お正月なんだから、ええやん。おーい!酒もってこーい。

未亜:ぐだぐだだなぁ。5枚も聴いてらんないよ。トリビアに那奈ちゃんが出るんだからさ、早く帰りたいよ。

イコ:帰るも何も、此処で観るんだろーが。さっき念の為タイマーをセットしてただろーが。ヴェルヴェッツが聴きたくないってぇなら、分った。此れを聴こう。片瀬はもうええよ、シングルもアルバムもプロモも、おまいが持ってる音源は全部聴いたじゃないか。そー云えばまた無駄使いしたらしいな。

未亜:はい、いえ、無駄使いじゃないって。TELEPATHYのプロモ・カセットを買いました。レアでしょ?で、何を聴くの?

イコ:一月と云ったら「ゲバ」に決まってるじゃない。Aロールがええ?それともBロール?どっちも何十枚も在るぞ。ゲラゲラ

未亜:「ゲバ」って「ゲット・バック・セッション」の完全版ですか?か、勘弁してください。。。

イコ:仕方ないわね、じゃあダイジェスト版の「THIRTY DAYS」ってのが在るから、此れで勘弁して、ア・ゲ・ル。

未亜:姐御は優しいなぁ。。。って、おいっ!なんだよ、此れ17枚組じゃないかっ!!

イコ:ふふふ、だからぁ、おとなしくヴェルヴェッツの5枚組を聴けよ。

未亜:新年早々、酷いよ、姐御。


初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 20:25| MIAMIA | 更新情報をチェックする

2005年02月12日

「月刊・未亜」 [ 其の 33 ] <心のラブ・ソング>

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付)


〜PART 1〜


-A-

ルートが決まっているのが、なんとなく落ち着かなくて、様々な道を探して毎日を違うモノにして居るつもりだったけれど、到着する処は同じなのだ。

今日も同じ時刻に、同じ電車に揺られて、同じ駅で降りた。せめて、目的地までの道は違うモノにしてみよう。例え、ゴールが同じでも。

定期券を持って居るのだから、途中下車してみるのも楽しいかもしれないよ。いつもは只通り過ぎるだけの街も、降りて歩いてみれば、きっと何かが待って居る。

でもね、其れは幻影なんだ。だから、今日も同じ電車で、同じ街へ行く。


-B-

ゆっくりと落ちていった。そう、ゆっくりと、あまりにも急いで上ってしまったから、落ちていくのに気が付けなかったのだろう。


-C-

こなごなに砕けた。キラキラと光る。砕け散ったから美しいのだ。


-ABC-

ゆらりゆらりらら、と夢心地で電車に揺られながら落ちていく。キラキラと光る粉々の幻影を、のんびりと夢想しながら、ゴールを目指す。さあ、此処が目的地だ。御目出度う。

あれ?何故だろう。其処には「折り返し地点」と書いて在る。


-D-

かまうもんかっ!「折り返し地点」なんて無視しよー!!進むんだよ。此の侭、先は見えないけれど。いけいけ。


-E-

とても、よかった。


-DE-

想い出。秘密。忘れよう。


-CBA-

とぼとぼと歩く。


-C-

こなごなに光る。キラキラと砕ける。美しいから砕け散ったのだ。


-B-

ゆっくりと蘇る。そう、ゆっくりと、バラバラの破片がひとつに還るのだ。


-A-

ほら、目を見てごらん。分るだろ?電車の中で、目的地を見失っても平気だ。そもそも、目的地なんかないんだよ。どうだい?安心したかな。



〜PART 2〜

DO YOURSELF.



初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)



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