イコ:「A TIME 2 LOVE」って名盤だな。
未亜:姐御、、、またかよ。
イコ:今回も、此れでおしまい。
未亜:スティーヴィーは、確かに素晴らしいですよ。もう、Mステ占拠しちゃってましたね。最後に小僧に振った女子アナは酷いなぁ。
イコ:な、だったらええじゃん。てか、あの振りは無いよな。「WAT」カワイソス。
未亜:いえ、でもね、今回は、つづきを期待してる方もおられるかなとね。
イコ:なんだよ?つづきって。
未亜:「コピコン」で「つづきは月刊で、じっくり対談したいね。」って書いてますよね?
イコ:そんにゃ話は、忘れたわいあいあい。
未亜:相変わらず、ええ加減なんだね。姐御は、嘘つきだ。
イコ:嘘をつかないのが、あたくしの美徳なんだけどな。
未亜:じゃあ、ちゃんと「盗作問題」を語りましょうよ。
イコ:うーん、語ってもええんだけどさ、みんな傷つくぞ。知らない方がええことも在るんだよ。
未亜:んなこと云うならさ、スティーヴィーの新作だって、知らないひとが聴いたら「スティーヴィーのスティーヴィーによる盗作だ」ってなるでしょ?
イコ:お、いきなり核心を突く発言だな、未亜たん目覚めたか?
未亜:どこまでが許されて、どこからがパクリって叩かれるのかが、曖昧なんじゃまいか?そこんとこが知りたいのですよ。
イコ:許すも許さないもねーのよ。例えば、カニエちゃんはサンプリングしていてもオリジナルでしょ。
未亜:サンプリングは、また別だよ。
イコ:いや、此れが同じなんだよ。マドンナの新曲は聴いたかい?
未亜:はぁ、ABBAでしたね。でも、元とは違うんだもんなぁ。そりゃ、あんなことやられたら、凄いなとは思いますよ。
イコ:な、同じじゃん。マドンナとかカニエって、元ネタを呑み込んでんだよ。だからさ、曲を作るってことでも、ソコが大事なんじゃないのかしら?
未亜:大瀧師匠なんか、赤ら様に引用するよね。アレは作曲なのかな?
イコ:其れが美しいのよ。みんなコピーから始まるわけよ。そして模倣から発明に変わる時が来るの。其れでも、大好きな先達からは離れられないの。大瀧さんは偉大なる作曲家ですよ。あんなコラージュは無かったんだもん。アレ無くして、其れ以後も無いわけですからね。
未亜:だったら、みんなセーフじゃないですか。
イコ:はぁ?んなわけねーだろ。「愛」がなきゃダメなんだよ。
未亜:「愛」があれば、パクリでもええの?
イコ:だからぁ、もう其れはパクリじゃねーんだよ。
未亜:姐御が何を云いたいのか、さっぱりわかりませんがな。
イコ:あたくしが云いたいのは、「A TIME 2 LOVE」って名盤だな。此れだけだって、最初に云ってんだろー、けろけろ。
未亜:もしかして、今回は、スティーヴィーを語りたかったの?なら、素直にそー云ってくれなきゃなぁ。
イコ:スティーヴィーを語る?莫迦かよ、おまえは。スティーヴィーは、聴くんだよ、感じるんだよ。♪ぴーぽー♪
未亜:姐御、平気?
イコ:其れはこっちの台詞だよ。スティーヴィーの新作に感動出来ない輩とは、一生、絶対に、ともだちにはなれないよ。
未亜:あのね、姐御、ポールの時も同じこと云ってたでしょ。
イコ:あたりまえだのくらっかーっ!!♪えぼにーあんないぼりーびとぅげざぱふぇくはーもにー♪
未亜:嗚呼、姐御、壊れてる。
イコ:もうね、スティーヴィーの「Mステ」パフォーマンスを観てしまったら、盗作とか阿呆らしくて、語れなくなったんだよ。
未亜:「愛」だもんね。
イコ:はいはい、どんな「愛」でもええよ。げらげら
未亜:逆に酷くないですか?
イコ:音楽を愛する者に「悪い奴」はいないだろ。けけろけろけろけけろけろ
未亜:揶揄しすぎだよ、姐御。
イコ:スティーヴィー、さいこーっ!!
未亜:おいおい。
イコ:ポール、さいこーっ!!
未亜:あのね、、、
イコ:マドンナ、ふぉーーーっ!!!
未亜:ちょっと、あんた、ハッスルかよ。
イコ:けろけろ。おまいも、なんか云いたくなっただろ?
未亜:「那奈ちゃん、大好き、はーと」(ぼそ)
イコ:気が済んだか?
未亜:はい。
改めて云う必要も無いとも思いましたけど、此れは「最終回」です。
417編集長様及び愛読者の皆様、長い間有難う御座居ました。
初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)