テレビ朝日、ABC 21:00〜23:11
2007年8月〜10月:オール北海道ロケ
春札幌から厚岸の小学校に赴任した教師・香川(国分)は、自分が担任となる5・6年生の複式学級12人の中の一人、加純(藤本)が、脳腫瘍で余命6カ月だと聞かされる。加純と香川、そして二人をとりまく大人たち、クラスメートの“命の授業”が始まるのだった…。
「春をどうぞ。」
■ キャスト
国分太一(担任教師):香川泰介(28)
藤本七海(主人公):豊島加純(かすみ・小6)
片瀬那奈(音楽教師):鳴海京子(24)
杉本哲太(父):豊島浩二(35)
高橋由美子(母):豊島香苗(34)
蟹江敬三(校長):山村直彦(54)
原田美枝子(ボス):小山内美和子(58)
、ほか
■スタッフ
原作:「いのちのいろえんぴつ」こやま 峰子、豊島 加純、マイケル・グレイニエツ
脚本:橋部敦子
音楽:葉加瀬太郎
監督:唐木希浩
プロデューサー:中込卓也、太田雅晴、大野秀樹
制作:テレビ朝日、5年D組
実話を元にした難病モノで、主人公が小学生です。
「泣きました」
只只、涙が出ました。詳しい感想は改めて、何度か見返してから書きます。
京子ちゃんを中心に観れば、クールだった彼女が人間的に成長していく「明るいストーリー」でも在るわけですが、壱度観た段階では、「泣いた」としか書けません。
さて、もう壱度観てみました。やはり涙なしには観れないドラマです。されど此処は「片瀬那奈全記録」です。
鳴海京子先生を中心に語りましょう。
内面に熱い心を持ちながらも、あくまでもクールに振る舞う京子先生は、子供たちのアイドルです。そりゃ、あんな美人が先生ならねぇ。香川の様な「熱血教師」と激しく対立しますが、最後には心を開く難役でした。
ピアノを弾くシーンもあり「那奈ちゃんって普通にピアノが弾けるんだナァ」って憧れが強まりましたよ。だってさ「きみにしか聞こえない」でもピアノの先生役だったけれど、実際に弾くシーンはなかったんですよ。
香川と体育館で二人になって対立する場面では「今更ながらスタイルが好いし、姿勢も綺麗だナァ」とホレボレしました。そして、ラストの運動会で堪らずに生徒と一緒に綱引きをするシーン!手の演技でじれったい感じを見事に表現し、遂に飛び出す。彼処だけ観てしまうと主人公は「鳴海京子」と云っても過言ではないでしょう。
本当に那奈ちゃんはどんな役柄も演じられる「本物の女優さん」に成長しました。「山田バーバラ」でも共演された杉本サンを始め、素晴らしい俳優さんと子役ちゃんたちに囲まれて素敵な作品に仕上がっていたと思います。
より多くの方々に観て戴きたい作品ですので、
是非ともDVD化して下さい!
(姫川未亜/小島藺子)
「いのちのいろえんぴつ」テレビ朝日公式サイト