「リコベン2」での緒方亜紀役や「AUBE」CFで、今、片瀬那奈が復活しつつ在る。かつて「きれおね」三代目及び「2001年のおとこ運」さくら役〜「プリティガール」理恵子役の時代、ピークに向かっていた片瀬が「歌手」転向で疾走し、再び、もとの路線で再出発した、と考えるのが一般的だ。
あたくしは、其れでいいと思う。「歌手はなんだったんだ?」「あれは干されていたと同じ」「もう歌はやめとけ」「いいよリコベンいいよ」「AUBE可愛過ぎる!」怒濤の絶賛と過去の否定にも「そうだね、うんうん」と頷こうじゃないか。
でも昨日はあった。「歌手」がダメなんじゃない。(あたくしの場合「歌手・片瀬那奈」に駄作なし、なんだがな。)ドラマだって今回の様に「良い」出来も在れば、最近でも敢えて名を伏せるが「ラスクリ」や「ジーン」みたいに「他の女優がやってもええじゃん」って思うもんだって在る。CFも然りで、活動の場が問題なんじゃないのだよ。
片瀬が盛り返して来たのは、かつての路線に還ったからでは、断じて無い。其れを理解している同志を持てたあたくしは、幸福だ。自分で云うのも変だけど、那奈ちゃんは「ファン」に恵まれているな。ま、そーゆー奴らを引き寄せるのが、片瀬那奈の類い稀なる「力」なんだけどな。
初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)
AUBE 好評です。
タイトルの「CHEER DOWN」って何だ、って?ジョージが歌った「リーサル・ウェポン2」の主題歌だよ。