フジテレビTWO 3:40〜5:30
第5話「輝くキス」
第6話「もう一度」
片瀬那奈 AS 藤澤律子
「ラストクリスマス」第5話と第6話の、今年3回目の再放送です。第5話では、主人公たちの勤務する会社の現地視察と称した温泉旅行があって、那奈ちゃんが演じた律子さんも同行します。社外のデザイナーにすぎない律子さんまで何故に一緒に行くのかと云うとですね、そうしてもらわないと色恋沙汰にならないからです。何しろ、このドラマの登場人物たちの振る舞いは、色恋沙汰ばかりでとても仕事をしているとは思えません。前回の別の女の怒鳴り込みで、日垣の女性関係に不信感を持つ律子さんに、日垣は大ぼらプロポーズをぶちかまします。日垣は律子さんに振られて海外に傷心旅行にゆき、砂漠に指輪を投げ捨てたものの、律子さんへの想いを断ち切れず、500キロも引き返して砂漠の中から探し出したと云う砂にまみれた指輪を渡すのです。そんな大ぼらに引っ掛かるバカはいないよなぁ、と思えば、律子さんは信じて涙ぐんでいる大バカでしたとさ。主人公の春木とヒロインの青井も、第5話のラストでは早くもに結ばれます。まあね、部屋がドアで繋がっている初期設定からして同棲している様なもんなので、そりゃあ、くっつくわなあ、第5話までよく辛抱したね、なのですけれど、まだ中盤なのに主役バカップルまで誕生したら話は終わってしまうので、第6話からは大波乱が待っているのでした。律子さんの亡き恩師はニューヨークへ留学させる手筈を取っていて、それを知らせる手紙を日垣は盗み見してしまいます。主役バカップルと律子さんと日垣の脇役バカップルで食事をして、主役バカップルは律子さんにプロポーズの返事を急かすと、律子さんはニューヨークへ行きたいから帰国するまで待って欲しいと日垣にお願いします。すると手紙を盗み見したので「死んだ恩師を忘れられないのだ」と勝手に思って逆上して逆ギレした日垣は、律子さんからターゲットをヒロインの青井に変更してしまうのでした。他の登場人物も、全員が「こいつら、バカなのか?」としか思えないトンデモ思考でトンデモ行動をやらかし捲るバカ展開は、まだまだ序の口なのでした。
本放送:2004年11月8日、11月15日(フジテレビ)
(小島イコ/姫川未亜)


