さて、1・4東京ドームですが、CSのテレ朝チャンネル2で観ました。アントニオ猪木追悼大会と云う事で、ずっと場内のビジョンで猪木の写真が見えるのですが、第0試合は中継がなかった(第0試合が3試合もあって、ドラゴン藤波とかが出ていたらしい)ので、全9試合で4時間以上やっていました。其の9試合の内の6試合が「IWGP」と称されるタイトルマッチで、2試合も別のタイトルマッチで、もう1つは引退を発表している武藤ちゃんの接待試合でした。そもそも「IWGP」は猪木が乱立した世界王者をひとつにまとめる為に提唱したはずなのに、本日の6試合が「IWGPなんちゃら」って、追悼大会なのに変ですよ。其れで最も注目していたのはKAIRIと中野たむのIWGP女子王座戦だったのですが、其れが第2試合でして、6分足らずでKAIRIが勝っちゃったんですよ。其の上、試合が終わったら場内が暗転して、メルセデス・モナー(元・サーシャ・バンクス)が出て来てですね、KAIRIに握手を求めておいてからの技をかけてKAIRIをアッサリと倒しちゃったんですよ。元WWE同士でこれからはIWGP女子王座をやってゆくって事なのでしょうけれど、これじゃあ中野たむが余りにも可哀想な展開ではありました。本編である試合は、スターダムでやったならば当然ながらメインエベントで、試合時間も20分から30分かけたでしょう。其れがたったの5分47秒だったのは、後ろの方の試合が長くなるからで、実際にダブルメインエベントは2試合共に30分を超える激闘となりました。でも、ジュリアもTwitterで呟いた通りで、濃密な5分47秒で、お互いに最初から得意技を連発するので、ダイジェスト版でも観ている気分でした。其れにしたってサーシャさん改めメルセデスさんが出て来てしまい、いつの間にかたむは消えてしまったわけでして、何だかIWGP女子王座に関してはスターダムが噛ませ犬にされている気もしてしまいます。
(小島イコ)