本日(6月20日)は、ブライアン・ウィルソンの80回目のお誕生日です。おめでとうございます。ブライアンと云えばビーチ・ボーイズのリーダーで、明るい「海と車と女の子」路線で大ヒット曲を量産して、其の後にビートルズに対抗してスタジオに籠って「ペット・サウンズ」を作り、更に「スマイル」を制作中にクスリでラリラリパッパラパーになってしまい、それでもポツポツとたまにはスタジオに現れて、20年位経ってからソロになって、40年位かけて「スマイル」を完成させたり、ツアーに出たり、アルバムも何枚も発表しておりますが、ラリラリパッパラパーになった時には廃人化している様な状態だったので、もう再起不能なんじゃないかとまで云われていたのです。其のブライアンが80歳になって音楽活動を続けている未来など、考えられなかったのでした。今や「ペット・サウンズ」は不朽の名作と云われ、やっぱり「スマイル」は凄かったって事になっておりますが、其れも良いけれどビーチ・ボーイズの「海と車と女の子」もスゴイんですよ。ブライアン不在のライヴに行った事がありますが、カールもアルもマイクもブルースもとっても良かったです。デニスのソロアルバムも傑作です。ビーチ・ボーイズは、ブライアンだけではありません。それでも、やはりブライアンの才気は図抜けてはおります。お誕生日、おめでとう。
(小島イコ)