ファミリー劇場 11:45〜22:15
第一話「ベンジョメシ? トイレで食べて美味しいの?」
第二話「イジメ? いじられ? ピエロの流す涙の訳」
第三話「いじめって楽しい?スクールカーストが引き裂く友情の行方」
第四話「教師イジメの犯人は誰? 涙の記者会見」
第四話「教師イジメの犯人は誰? 涙の記者会見」
第五話「いじめっ子の闇...同級生キャバ嬢対決!!」
第六話「部活内で暴力!? 嘘が嘘を呼ぶ悲劇の連鎖」
第六話「部活内で暴力!? 嘘が嘘を呼ぶ悲劇の連鎖」
第七話「盗撮犯とオバサンの過去を学級裁判で暴け!!」
第八話「生徒との禁断の恋!? 教師をダマす悪魔の罠!!」
第八話「生徒との禁断の恋!? 教師をダマす悪魔の罠!!」
第九話「遂に最終章!! オバサン涙…サバイバル修学旅行」
第十話「魔女裁判…彼女が高校生になった目的を糾弾」
第十話「魔女裁判…彼女が高校生になった目的を糾弾」
第十一話(最終回)「衝撃の2時間SP!! 今夜すべての謎が明かされる!ノートの真実と亜矢子の失踪…卒業目前で生徒たちが職員室に立てこもり!?彼らはスクールカーストを乗り越えられるのか?」
片瀬那奈 AS 長峰あかり
「35歳の高校生」の今年3回目の全話一挙再放送ですが、「越境捜査」と「浅見光彦〜最終章〜」第1話の再放送とバッティングしています。本放送当時は米倉涼子さんが演じた「35歳の高校生」馬場ちゃんのコスプレみたいな制服姿や、今は亡き渡哲也さんとの共演などが話題になりましたが、9年後の現在では生徒諸君の多くが主演級の俳優に成長したので若かりし頃が観れる作品となっています。所謂ひとつの学園ドラマで、毎回馬場ちゃんが問題を解決して友達を増やしてゆく展開なのですが、重苦しくて全く爽快感は味わえません。リストカットを繰り返す女子生徒に「切りなさい!」と云ったり、仲直りさせる為に殴り合いをさせたり、馬場ちゃんがやっている解決法は滅茶苦茶です。スクールカーストによるイジメがテーマですが、女子生徒をロッカーの下敷きにするとか殺人未遂とも思えるやり方も酷いし、其の被害者だった女子生徒が小泉先生にハニートラップを仕掛けるとか、もうわけがわかりません。最初の方から黒幕はヘッドフォンだと視聴者にはバレバレで、サバイバル旅行で正光以外が全員馬場ちゃん派になってからの、ヘッドフォンが正光を刺そうとして馬場ちゃんが身代わりで刺され、ヘッドフォンは少年院送りで馬場ちゃんは失踪、更にカイザー教育長が突然クラス廃止案を出して生徒が立てこもりと、何処まで行っても展開が非現実的過ぎてついてゆけません。那奈ちゃんが演じたあかり先生は、そんな重苦しい展開の中で場違いとも思える程に明るく煽り捲る「アンナ滅茶苦茶なスクールカウンセラーはいない」立ち位置だったものの、終盤でカイザー教育長が送り込んだスパイだと発覚します。しかしながら馬場ちゃんもカイザー教育長が送り込んでいるわけで、馬場ちゃんは何故不審過ぎる言動を連発するあかり先生を1ミリたりとも疑わなかったのかも不明です。
本放送:2013年4月13日〜6月22日(日本テレビ)
(小島イコ/姫川未亜)