BS-TBS 16:59〜17:54
Answer「ぼくたちはここにいるよ」
内山理名 AS 薫
「QUIZ」最終話(第11話)の、今年初めての再放送です。最終話なので、ナンバリングが「Question」ではなく「Answer」になっています。前回で生となつめに続き同級生たちが次々に誘拐され、生の両親も犯人に呼び出され消息不明となりました。カヲルは生の家の監視カメラを発見し、白砂刑事は生の同級生を助ける為に鉄パイプの下敷きになります。子どもたちは100名近く誘拐され、生の母親が生を発見するものの「くいず」で試されますが、カヲルが現れ逆に「くいず」を出します。そして、生を始めとした子どもたちがカヲルにボーガンを向け、真犯人が子どもたちで誘拐は自作自演だったと判明します。回想シーンのウサギ小屋で、生と共に理名ちゃんが演じた薫と謎の少年が現れ、リアルタイムでも薫は子どもたちと一緒にも現れます。何やら子どもたちにも生の母親にも薫は見えている様子で、単なるカヲルの心象風景ではない様です。前回で自殺した後藤刑事は子どもたちとはゲームセンターで知り合い協力したとの事で、便乗犯の石原が全身にボーガンを撃ちこまれていたのも子どもたちが全員で撃って殺したからなのだそうです。現場の倉庫は機動隊に包囲されますが、子どもたちが親に「くいず」を出した事で、緒沢刑事や白砂刑事たちの警察は犯人が子どもたちだと理解して、突入しようとした機動隊に待ったをかけます。生が出していた「くいず」は、全て以前にも母親に出していたもので、生は気付いてくれなくて絶望してしまったのだそうです。子どもたちはガソリンをまき放火しようとすると、蓮見刑事が現れます。つまり、蓮見刑事も誘拐事件の黒幕だったのです。カヲルの説得で生は両親の和解を望み、子どもたちは逮捕を願い、カヲルは生に手錠をかけてから外し、事件は解決します。家族は絆を取り戻し、カヲルが悪意だけが見えていたのは妄想だったと云うと薫は「やっと気付いたのね」と云ってカヲルとハグして消えました。些か突飛すぎる真相で薫の立ち位置も強引だったものの、面白いドラマでしたし、18歳だった理名ちゃんの熱演も観れて良かったです。
本放送:2000年6月23日(TBS)
(小島イコ/姫川未亜)