フジテレビTWO ３：４０～５：３０
第１話「秘密の二人」
第２話「奇跡の夜」
片瀬那奈 AS 藤澤律子
「ラストクリスマス」第１話と第２話の、今年初めての再放送です。昨年（２０２１年）はタイミングよく１２月に再放送されましたが、今回は頓珍漢に季節外れの４月にやってしまいます。以前にも７月とか９月とかにもやっていましたが、夏にやるなら一周回って逆にタイムリーなので春と云うのはどうにも中途半端な感じです。さて、これまでも何度も書いて来ましたが、此のドラマは那奈ちゃんが歌手活動専念期間から女優回帰へとなった記念すべき作品でありますが、其の凄まじいズッコケ丸出しヘッポコ展開ドラマに絶望して「那奈ちゃん終わった」と思い、過去の偉業を遺そうと此処が誕生しました。ところがどっこい那奈ちゃんは終わらず、此処も２０年近く続いております。那奈ちゃんが事務所を退所してもYouTubeしかやらなくなってもさほど心配していないのは、過去にも何度も苦難があっても那奈ちゃんは潰れなかったからです。此の「ラストクリスマス」を本放送で観ていた時の方が、よっぽど那奈ちゃんの行く末を心配していました。第１話と第２話では那奈ちゃんが演じた律子さんは合わせても出番が１分位しかありませんが、誰が演じても良い様などうでもいい役柄が不満だっただけではなく、兎にも角にも脚本が酷過ぎるのです。主人公とヒロインが住む部屋が扉で繋がっていて、二人は同じ会社に勤めていると云う初期設定から「なんじゃらほい」なわけで、めくるめく現実離れしたトンデモ展開の連続には眩暈がします。それでも数字は「２０％」超えで、まだTVと云うメディアにチカラがあった時代の今では信じられないお話です。
本放送：２００４年１０月１１日、１０月１８日（フジテレビ）
（小島イコ/姫川未亜）
