NHK FM 22:00〜22:50
【作】山田浩司【演出】吉田浩樹【音楽】川崎良介
【出演】高嶋政伸,津田寛治,内山理名,朝倉伸二,永嶋柊吾,蔵下穂波,野村昇史,中山祐一朗,園山敬介,田中奈緒子
〜昭和のモーレツ社員と令和の社長が時代を超えてタッグを組む!?〜
内山理名 AS 悦子
FMのラジオドラマに理名ちゃんが登場しますが、「浅見光彦〜最終章〜」第1話再放送とバッティングしています。ラジオドラマで音だけなのに、高嶋さんに津田さんに理名ちゃんとキャスティングはテレビドラマにしても良い位に豪華です。昭和から令和にタイムスリップした津田さんが演じるモーレツ社員の中田と高嶋さんが演じる令和の佐山社長が印刷所を立て直す物語で、理名ちゃんは佐山社長の半年前に別れた元妻と云う役どころです。物語の最初に佐山に悦子が電話をしますが、朝っぱらから酒を呑んでいて悪妻だったみたいです。理名ちゃんと高嶋さんと云えば、明日に再放送される「十万分の一の偶然」でも愛人として共演しています。悦子は佐山の家にもやって来て、中田に「どこかでお逢いしませんでしたか?」と訊かれて伏線の様です。なんと悦子が「カチューシャの唄」を口ずさむところがあって、理名ちゃんの歌声が聴けました。此れは、非常に貴重です。悦子は不幸な生い立ちで、佐山社長とは8年連れ添ったものの水商売の客と浮気して離婚した模様です。悦子は佐山に未練があるのか、何かにつけて家に来たり店に誘ったりします。物語はコロナ禍を反映していて太平洋戦争も絡み、なかなか聞かせます。平田には空襲で行方不明になった妻と娘がいて、悦子は平田の孫かもしれないとなります。佐山と平田の努力も虚しく印刷所は潰れそうになりますが、悦子の店が閉店になり手伝う事になります。悦子の泣き落としがきいて突破口となり、印刷所は廃業の危機を逃れます。平田が昭和に戻る時が来て佐山と悦子が見送り、印刷所は盛り返し悦子は水商売に戻り、103歳になった中田と再会し、佐山と悦子が寄りを戻すところでおしまいです。
(姫川未亜)