テレビ朝日 23:15〜0:15
第24話(最終話)「11:00P.M.-12:00A.M.」
CTU(テロ対策ユニット)の獅堂現馬(唐沢寿明)は、テロリストの人質となった娘を救うため、自分の身柄と交換するよう要求し、指定された場所へと向かう!ところが、情報が漏れていたことに気付いた現馬は、CTUに第2の内通者がいると確信する!一方、娘の美有は監禁場所から逃げ出す!その頃、妻の六花(木村多江)は、CTUで独り家族の帰りを信じて待っていたが…?CTU内部でうごめく黒い思惑の行方とは?ついに訪れるタイムリミット!
片瀬那奈 AS 氷川七々美(消息不明)
「24 JAPAN」の最終回です。那奈ちゃんが演じた氷川さんは、第3話を最後に第4話冒頭のあらすじ部分に登場してから消息不明になった侭で結末を迎えます。そもそもCTUは氷川さんの存在を認識していないので、消えてしまっても関係ないのです。氷川さんを知っている神林民三たちは、もう全員死んでいますしね。其の後の20話を何とか辛抱して最終話まで辿り着きましたが、ここに来て最終話の結末は原作とは違うと宣伝されています。原作通りだとかなり悲惨な結末になってしまうので、どう変えるのかは期待しています。さて、前回のラストで内通者は水石だと判明しましたが、原作通りなのでずっと「内通者のくせに、よくもまあ」と思いながら観て来ました。現馬はひとりで指定された場所へ向かいますが、美有は逃げ出します。死亡したと誤報した朝倉議員は、夫の遥平と口論になります。美有が保護されたと鬼束に連絡が入り、美有は現馬を助けて欲しいと願い、鬼束は応援を送ります。美有が助かった事を知らない現馬は、アンドレが朝倉議員が生きていると知っていて、水石に内通者がいると電話します。遥平がリークして、朝倉議員が生きていると報道され、朝倉議員は激怒します。水石はアンドレに状況を話し、ビクターの指示で現馬に美有が死んだと伝えます。ここで第1話の冒頭に繋がっています。現馬は嘆き悲しみますが、美有は不死身なんですから父親なら信用すべきです。怒りに燃える現馬はトラックで敵地に正面突破して、銃撃戦になります。手下とアンドレを射殺して、ビクターも射殺します。単独でテロリストを全滅させて、流石は「俺を見くびるな!」です。朝倉議員は会見して、誤報を打ち消します。鬼束は現馬がテロリストを全滅させたと発表し、六花も安堵します。水石は警備員を射殺し、何者かと英語で電話している所を六花に目撃され、六花は水石に現馬に未練があるか訊き、水石はないと答えます。しかし、水石は六花に銃を向けます。現馬は警察署で美有の遺体確認をしますが、当然ながら美有は生きています。現馬は鬼束に電話して、美有の生存を確認し、水石が内通者だと確信します。水石は六花を拘束し、CTUに爆弾を仕掛けます。朝倉議員は、遥平に離婚の意思を突きつけ追い出します。現馬が確認した極秘データで第1の内通者だった明智は自殺ではなく、水石が殺していました。鬼束も確認して、CTUは水石を探します。南条も水石が内通者だと知らされ、水石は次々と目撃者を射殺し車で逃走しようとしますが現馬に捕らえられます。現馬は水石を射殺しようとしますが、鬼束と南条に止められます。水石を演じた栗山千明さんの、ビーストモードでの熱演が光りました。現馬は美有と再会し、六花を探します。見つけた現馬は爆弾を止めますが、六花は射殺されていて、何故か再び作動した爆弾で二人は被弾し、倒れた現馬が「一緒に帰ろう」と云っておしまいです。何じゃこりゃ、原作よりも悲惨でしたね。氷川さんは、結局は最後まで消息不明でした。
(小島イコ/姫川未亜)