時代劇専門チャンネル 22:00〜22:50
第十話(最終話)「第四部 希望 後編」
内山理名 AS おりょう
「竜馬がゆく」の時代劇専門チャンネル版再放送も、いよいよ最終話となりました。最後まで、安心安全のCMなしノーカット放送です。竜馬は、カンパニー名を「海援隊」と改めました。最終話だけあって、竜馬(市川染五郎さん、現・松本幸四郎さん)の実の父親(松本幸四郎さん、現・松本白鸚さん)や妹(松たか子さん)も再び登場しています。竜馬は、大政奉還を目指します。此処で、井川遥さんが演じたお田鶴がまたしても登場し、竜馬には会っていないものの未練たらたらの様子で、行く末を案じています。弱気になった竜馬を、勝海舟が励まします。大政奉還は実現しますが、史実ですから此の後に竜馬は暗殺されるのです。辛くて観ていられない展開となりますが、仕方ありません。理名ちゃんが演じたおりょうは、寺田屋で竜馬が帰るのを待っていました。しかし、とうとう近江屋での暗殺が描かれました。此の場面だけの登場の暗殺者は内藤剛志さんと云う、贅沢なキャスティングです。竜馬は享年三十三歳(数えで、実際は三十一歳)の若さでした。其の後、悲しみに暮れるおりょうと竜馬の姉・乙女の姿が描かれ、空いっぱいに浮かび理想を語る竜馬の姿でエンディングです。史実だと、竜馬が殺された後のおりょうはかなり悲惨な人生を歩んだそうです。
本放送:2004年1月2日(テレビ東京)
(姫川未亜)