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2005年06月25日

「フジサンケイ ビジネスアイ」6/25(土) 日刊 17737

ブック・オフ・レコーズ


発行/日本工業新聞社

1面カラー ワンカット(9.0×6.5)

(以下、引用)

「ヒーロー&ヒロイン」 女優 片瀬那奈さん

仕事も私生活も全力投球

テレビや雑誌を通してみる顔はさまざま。「恋する女性」や「活動的な女性」、時には「知的な女性」であったりする。どれが本当の顔なのか、見る人によってまちまちだ。

片瀬那奈さん(23)。女優、歌手、そしてイメージキャラクターとしても活躍する。最近では、花王の化粧品「AUBE(オーブ)」をPRするフリーマガジンの編集長もつとめた。
「じっとしているのが嫌い。動いている方が楽なんです。マグロと同じで、動いてないと生きられないのかな。だから、プライベートも仕事も、常に全力なんです。つまらない人にはなりたくないし・・・。やらないで後悔するのも嫌ですからね」
花王のフリーマガジンは「Koikana(コイカナ)」。"恋が叶う"をテーマにした二十代向けの雑誌で、オーブの話題だけでなく、夏の化粧のノウハウや旅行、グッズなどの情報を掲載している。若い女性が集まる都内のカフェや美容サロンなどに五万部配布された。
コイカナでは編集長だけでなく、出演もした。文字通り「全力」だった。
「無料の雑誌って、軽く読んだら捨てられるのが常。だから、細かい心理テストを加え、家に持って帰って熟読してもらえる工夫をしました。紙質にもこだわったんですよ。薄っぺらだと安っぽいし。カメラマンも自分で選びました」という。
プライベートでも、チャレンジ精神が旺盛だ。「お寺が好きなので『お遍路さん』に挑戦したいし、野外でのキャンプも極めたい」と意欲的だ。
「だって仕事の幅も、趣味によって広がりますしね」
デビューは、スカウトされてたまたま受けたオーディションに合格したことがきっかけ。「軽く、ジャブ程度に仕事ができれば」と思っていた。しかし、「せっかくのチャンスを生かそう」と、前向きな姿勢で仕事に取り組んだことで、一気にブレーク。松下電工の三代目「きれいなお姉さん」のCMで、世代を問わずに知られるようになった。「芸能界って"自分を売る"場所。でもそこで、自分を磨くこともできるし、人を喜ばすことも、笑わせることもできるんですよ」
何でもこなすというのは、逆にイメージが崩れることもあるのでは、と思われがち。しかし「型にはまるより、いろいろなことに興味を持っていたい。演技をみて、イメージを持ってくれるっていうことは、役になりきっていることだし、"してやったり"ですね」と笑う。
こんな片瀬さんを、マネージャーは「頭のいい女性。期待以上の仕事を必ずしてくれますからね」とみる。
いろいろな仕事をこなすといっても、何も考えずに引き受けているわけでは、決してない。
「わたし、前向きな性格だとは思うんですが、考えすぎる性格でもあるんです。この製品はどうして生まれたの?とか。仕事も十分に考え、筋が通っていると判断したら、引き受けることに決めているのです。筋が通っていれば、別にペンキをかぶる役だってオーケーです」

十年後、二十年後の自分は想像できない。
「コロコロ変わる性格だし、二週間後、まったく今までとは違うことをしていたりして・・・。どちらにしても、今しか出せない自分を出したい。あまり決めつけたくない。"らしく"生きればいいかな、と」
さまざまな顔を持つ片瀬さんだが、「一生懸命さ」と「意思の強さ」の二点は、すべてを貫いているようだ。(飯田耕司)



( ushio )



此の記事を、全文書き起こししてくれた同志に最大級の感謝を捧げます。そして、当然のことですが此の引用に関しての責任は、あたくしに在ります。日刊紙の記事であり、告知も不充分で在った為、多くのファンが入手したくとも叶わなかったことを考慮のうえで、何卒お許し願いたく存じます。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 21:07| MAGAZINE | 更新情報をチェックする