片瀬那奈ちゃんの追っかけブログなのに、親友である「内山理名ちゃん」は兎も角として、「あまちゃん」だの「サー・ポール・マッカートニー来日!」だの「ウルトラ怪獣総選挙」だの「プロレス」だの「枝葉ネタ」ばかりで、どーも、すいません。全ては片瀬那奈ちゃんを中心とした噺なのだけど、ご理解いただけなければ、あたくしの文章力が無いせいでございます。例えば、能年玲奈ちゃんは未だ片瀬那奈ちゃんと共演歴はありませんが、同じ事務所には、浅見れいなさん、長谷川京子さん、今井りかちゃん、川島海荷ちゃん、清水富美加ちゃん、等、多くの「カタセカイ住人」が所属しております。田延彦も「レプロエンタテインメント」にマネジメントを任せておるのよさ。「あまちゃん」にも多くの「カタセカイ住人」が出ておられますし、こりゃもう、すぐにでも「かたちん」と「アキちゃん」の共演が実現すると考えてもよろしいでしょう。「デカイ奴よりチビの方が気が強い」って噺も、「かなり頑固で気が強いと思われる片瀬那奈ちゃんが、どうも内山理名ちゃんの前では翻弄されている様に感じられる」ってトコから色々と考えて語っておるのですけどね。
アントニオ猪木は、同期でありながら年上でスター扱いされたジャイアント馬場への異常な対抗心でのし上がりました。馬場が居なければ、猪木は居なかった。其れは「逆もまた真なり」とはなりません。猪木が居なくとも、馬場は居たはずです。元・読売ジャイアンツの投手で、長嶋や王も多摩川グラウンドできりきり舞いさせた馬場はノーコンだったので解雇され、大洋に拾われたものの風呂場でスッテンコロリンして投手生命を絶たれます。然し、類稀なる巨体に惚れ込んだ力道山にスカウトされプロレスに転向!海外武者修行に出れば本場アメリカで大成功し、なな、なんと、師匠の力道山にピンハネされた挙句に多額の金を貸してもいたのです。対して、猪木は力道山の付き人で、ゴルフクラブで理由も無くぶん殴られながら徹底的にしごかれた。馬場はとっくに「世界のジャイアント馬場」となったのに、猪木は芽が出なかった。猪木は馬場を羨み、何度も挑発するも、馬場に相手にされなかったのです。馬場には、圧倒的な巨体と云う武器がありました。2メートルを超えるデカイ馬場が繰り出す技は、同じドロップキックでも「32文ロケット砲」と呼ばれたのです。馬場の前では、猪木はチビにしか見えなかった。「BI 砲」と称されたタッグでも、もっぱら猪木がやられ役で、決めるのは馬場でした。
猪木が異種格闘技路線へ活路を見出したのは、大物外人レスラーの招聘ルートを全て馬場に独占されていたからです。猪木だって、大物外人と対戦したかった。でも、其れは叶わぬとなったので、タイガー・ジェット・シンやスタン・ハンセンなど無名の選手を自ら育てるしかなかった。CSのテレ朝チャンネルでは「ワールドプロレスリング クラシックス」を放送していますが、日テレG+でも「プロレスクラシック」を放送しています。今月は、1979年と1980年の「サマー・アクションシリーズ2」で、馬場、ブッチャー、ハーリー・レイス、ミル・マスカラスなどが登場しました。馬場のNWA王座戦が中心なのだけど、1979年と云えば「プロレス夢のオールスター戦」が行われた年です。馬場は猪木と久しぶりにタッグを組み、ブッチャー&シンと対戦。シンをフォールした猪木が打ち合わせ無しに、馬場に「馬場さん!この次、このリングで顔を合わせる時は闘う時です!」と挑戦表明し、うっかり馬場も「よし、やろう!」と其の場のムードで応えてしまい、「やっぱり、猪木は信用できん!」と激怒します。後に、ノアで再会し激闘後に敗れた川田からアポなしで再戦要求された三沢が激怒し「二度と川田は使わない!」と絶縁したのは、「馬場イズム」を継ぐ者として当然だったのかもしれません。
結局、馬場は若手時代を除き(当時は馬場の全勝!)猪木とは闘わなかった。猪木は「馬場は逃げている!」と挑発しましたが、馬場は、猪木には永遠に手に入らないNWAベルトを三度も巻き、猪木が苦戦した大木やロビンソンなどを「あっ。」と云う間に倒すなど、間接的に「オレの方が猪木よりも上だよ」とアピールしました。外人引き抜き合戦でも、ブッチャーを猪木に獲られたら、シンやハンセンを獲っちゃうし、佐山が引退したら三沢をタイガーマスクにしちゃうし、キッド&スミスも引き抜くし、挙句に長州たちも全部持って行っちゃうし、ブロディを引き抜かれたもののチャッカリと出戻りさせるし、馬場恐るべし!です。天龍がSWSに移籍したら当時公称40万部で絶大な影響力があった「週刊プロレス」編集長・ターザン山本に賄賂を渡して、バッシング記事を書かせて潰すなど、怒らせると手段を選ばない鬼でもありました。一方、猪木と新間に頼まれて第一次UWFの外人ルートを手配したり、リック・フレアーのドタキャンで窮地に立った新日東京ドーム大会(1990年2月10日)には「日プロ東京タワーズ」の盟友だった坂口に嘆願されて全日のトップクラスを参戦させるなど、懐の深さも見せました。確かに、全盛期の馬場はウルトラマンの動きのモデルになったと云われる程に強かった。でも、エリートで余裕ぶっこいている感じがしてイマイチなのよさ。メラメラと恨みに燃える猪木の方が、圧倒的に面白いんだよナァ。
(小島藺子)