片瀬那奈ちゃんが歌って踊る「レディー・パンドラ復活祭」を無事に二日共ゲット!したあたくしですが、サー・ポール・マッカートニーの11年ぶりとなる来日公演もあるのです。コレまでの三度の来日公演は、全て足を運んだものの、各一公演しか行っておりません。ジョージ・ハリスンは同一公演を二回観たのに、「ザ・ビートルズとは、ポール・マッカートニーなのだ!」と豪語するあたくしが、たったの三回しか生でポールを観ていないのよさ。ま、リンゴ・スターは、一回しか観てないけどさ。挙句に、ジョン・レノンは一度も観れずに殺されちゃったんだけどさ。片瀬那奈ちゃんとは、何百回とお逢いしているのに、ポールには三回しか逢ってないって「お前さんは、それでもビートルズ・ファンかよ?」と罵倒されても仕方ないでしょう。お知り合いの方々は、ポールが来日したら全公演を制覇されるのは当然で、海外での公演にも足繁く通われております。ポールには珠玉の名曲がキラ星の如く在り、とても一回の公演では聴けません。いや、ポールは三時間くらいライヴをやらかして、40曲くらい歌い演奏し捲くるのだけど、たったの40曲ぽっちではほんの一部しか聴けないのだ。ポールは毎回セットリストを変えて、サービスして下さるから、熱烈なファンは海外まで足を運ぶのでしょう。
最初はビークラなら確実だとばかりに「おいおい、何じゃこりゃ?再入会金で八千円?何でこんなにお金が掛かるのよさ?」と思ったものの、前回の2002年に最前列!だった記憶が蘇り、うっかり大枚叩いて東京公演最終日をゲット!してしまいました。でも、入金確認メールが届いたものの、チケットどころか会員証も会誌も全く送られて来ません。其れで不安になって「ぴあ」の先行予約にも応募したのだけど、初日が当たって普通に定価(まあ、手数料とかで千円以上上乗せされたけど)でゲット!出来てしまったじゃまいか。何ゆえ、後で申し込んだ方が先に手元に在るのかが、全く意味不明です。でも、初日のチケットは一階スタンド席で、随分とステージから遠いのよさ。スタンド席は座っていられるし、ビークラはあんだけ大金を払わせたんだから良席に決まっていると信じています。11年前の最前列は夢の様だったけど、近すぎて逆に何だかよく分からなかった。片瀬那奈ちゃんの舞台「フラガール」東京全23公演を最前列で観劇した時も、「かたちん」しか観えなくて、其の後に後ろの席で観た「いわき、大阪、名古屋」の方が「舞台を観た!」と云う気にさせられました。同じ公演でも、座席によって印象は異なります。ゆえに、本当に観たい!と思う公演は「アリーナの前の方」と「スタンド席」で最低は二回観るべきでしょう。昨年に片瀬那奈ちゃんの舞台「サイケデリック・ペイン」には二回しか行かなかったけど、上手い具合に「一階の前の方」と「二階の前の方」だったので満足しました。
今度の来日公演が、現在71歳となったポールを拝めるラスト・チャンスだと思いましたので、東京の初日(11/18)と最終日(11/21)の二回行こうと決めたのです。もしも片瀬那奈ちゃんとバッティングしても、今回だけは勘弁して頂きたい!確かに、もう手元には東京初日のチケットが在ります。じわりじわりと、「嗚呼、本当にポールが来日するんだナァ」と、感情が高ぶってまいりました。ポール・マッカートニーがザ・ビートルズから現在までの輝かしいキャリアから名曲を惜しげもなく披露するのです。最近のライヴではビートルズ・ナムバーが全体の三分の二くらいを占めているらしいのだけど、百万光年回でも繰り返しますが、其れを書いたのは他の誰でもなく、ポール・マッカートニー自身なのだよ。ポールがポールの曲を歌って、何が悪いのよさ。バックを務めるメムバーも、気付けば、もう10年以上もサポートしているのです。掛け値なしに素晴らしいコンサートとなるでしょう。全ての音楽ファンは、是が非でも観るべきです。ポールが来て、ビートルズを歌うのだよ。「イエスタデイ」も「ヘイ・ジュード」も「レット・イット・ビー」も、何でもかんでもやらかすのです。71歳で声が衰えただって?何を莫迦な事をぬかしておるのよさ。どこに、71歳にもなってあんだけ歌える輩がおるのだ?
「今こそ、ポールを見よ!見れば分かるさ。」
(小島藺子)