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2013年07月19日

「美男ですね」第11話(最終回)再々放送

連続テレビ小説 てっぱん 総集編 [DVD]


TBS 13:55〜14:50

「運命の再会…最後の告白」

片瀬那奈 as RINA


片瀬那奈ちゃんが2011年に「RINA」を演じられたドラマ「美男ですね」の再放送は、たったの五日間で全11話が終わってしまうスピーディーな展開となりました。昨年(2012年)の再放送でも六日間で土日を跨いだので八日間かかったのに、何かに急き立てられるかの様に月曜日から金曜日までの五日間で、初回が「2時間3分拡大版」だったので「実質12話分の尺」があるドラマを一挙再放送してしまったのは、「ぴんとこな」番宣の為と断言出来ます。ずっと画面には「ぴんとこな」番宣テロップが表示され、番組冒頭やCMやエンディングでも、これでもか、これでもか!と洗脳するが如く「ぴんとこな」予告が繰り返される、今どき「選挙運動」でもやらかさない様な「過剰な番宣」は、果たして「ぴんとこな」初回の数字にどんな結果をもたらすのでありましょうかしらん。あたくしの「美男ですね」への想いは、第10話での「柊」の「燃えたよ・・・・まっ白に・・・・燃えつきた・・・・まっ白な灰に・・・・・・・・」と共に燃えつきました。片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」さんの情感溢れる名演も観れるものの、第10話で主役が燃えつきちゃったのですから、第11話は物語が完結した後のオマケにすぎません。

さて、注目の「高嶋兄弟対決」の結果は、高嶋弟が「スグルちゃん」を「んんんん」と演じる「DOCTORS 2」が「16.6%」で、高嶋兄が出た「ぴんとこな」は「8.7%」と、余裕のダブルスコアで「スグルちゃん」の圧勝!でございました。だから云わんこっちゃないのよさ。TBSの過剰なテロップ番宣は、見事に逆効果で、なな、なんと「ひと桁スタート」と云う悲惨な結果となったのだ。あたくしは「ぴんとこな」も最後の方をチラリンコと観たけど、うみに〜も出ていたし、結構面白かったわよ。こんな惨めな数字になっちゃって、主演の玉森くんが可哀相ね。テレ朝の深夜ドラマじゃ好い数字を出していたのに、やっぱりTBSのやり過ぎな番宣テロップがいけないのかしらん。そんな「ど素人である視聴者」の意見なんぞ、知ったこっちゃねえ!とばかりに、性懲りも無く画面向かって右上には燦然と輝く「ぴんとこな」第2話の番宣テロップをデカデカと表示し続ける磐石の態勢で「美男ですね」の最終話が始まりました。ちなみに「ぴんとこな」後半で裏番組だった織田ちゃん主演ドラマも「ひと桁」で爆死!されたらしいのだけど、CM明けの「L字番宣テロップ」は織田ちゃんのライフワークである「世界陸上番宣」とは、涙を誘います。

「美男(ホントは美子)」は「廉」と決別し、初回でお手伝いした「青空学園」に身を隠すのだけど、園長である石坂浩二さんも、人気子役の谷花音ちゃん&本田望結ちゃんも、何故か居ません。こんな時に「美男(ホントは美子)」が最も頼るべき修道院の院長である梶芽衣子さんも登場しません。一方、ようやく帰国した「ホンモノの美男」は、馬渕マネが勝手に福岡に遠征させてしまい、ふたたび「美男(ホントは美子)」に身代わりを依頼します。何と云う「マッチポンプ・マネジャー」なのでありましょうかしらん。そして、駐車場での片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」さんと瀧本美織ちゃん演じる「美男(ホントは美子)」の感動的な抱擁シーンとなります。片瀬那奈ちゃんのクランクアップは此の場面であり、虚実がコンヒュージョンしたとも思われる「情感溢れる名場面」となりました。「かたちん」は、後は最後の「A.N.JELL」コンサート場面まで登場しません。実は何もかも知っていた「んんんん社長」は大きな包容力を見せ、「NANA」もイイコちゃんになり、「廉」も母親と和解!と、周囲の問題はアレヨアレヨと解決します。

「柊」と「勇気」も「恋のライバル・レース」からリタイアしておりますので、もう残るは「美男(ホントは美子)」と「廉さま」の「恋の行方」しかありません!いや、ちょっと待って頂戴。満を持して現れた「ホンモノの美男」は、一体どうしたのだ?母親のお墓の前で涙する「美男(ホントは美子)」は、何ゆえ双子のおにいちゃんと再会もせずにアフリカへ旅立とうとしているのでありましょうかしらん。コンサートの前に「ホンモノの美男」がインタビューされているのに、どーして本番になるとステージに登場しないのでしょうかしらん。あたくしは、絶対に「美男」と「美子」は、実は同一人物で、双子の振りをして演じていたと思うのよさ。そうでなければ、二人が同時に画面に登場しない理由が説明出来ないじゃない?幼少時代のツーショットなんて、「魔性の女・美男(ホントは美子)」が偽造したに決まっています。「ホンモノの美男」なんて、此の世界のどこにも存在しなかったのだよ。みんな、可愛いふりしてホントは魔性の女である「美男(ホントは美子)」の手練手管に騙されていたのです。

あんなに自己中心的だった「廉さま」に満座の前で求愛をさせ、チャッカリと「美男(ホントは美子)」は憧れの「廉さま」と結ばれちゃいました。片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」さんを初め、追っかけやパパラッチまでもが感動しています。プライドの塊とも云える「廉さま」が、己のアンデンティティが崩壊する程に「美男(ホントは美子)」を愛してしまったのです。アイドルとしての立場など忘れ、全てをかなぐり捨ててまで「美男(ホントは美子)」に夢中になってしまったのだよ。「美男(ホントは美子)」はアフリカへ行って「王子さまに待ちぼうけ」を食わせ、思いっ切り主導権を握っておるではありませんか。あたくしには、「美子って・・・怖ろしいコ!」と云うしか術がございません。結局、「ホンモノの美男」は完全に忘れられました。マジで「究極の噛ませ犬・柊」よりも悲惨だったのが、本当に「オレは忘れられた!」である「ホンモノの美男」です。それじゃ、あんまりなのだ。ゆえに、あたくしは「ホンモノの美男など、いない!アレは美子の作り話だったのだ!」と主張します。そうでなければ、「ホンモノの美男」が可哀相過ぎて、泣けてきちゃうよ。尚、最終話での「かたちん」の出番は、基本的には「ノーカット」と云えますが、明らかに代役が演じた「後ろ姿のRINAさん」と「廉」が楽屋で擦れ違う場面はカットされていました。


本放送:2011年9月23日
再放送:2012年7月31日

「美男ですね」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



「美男ですね」TBS公式サイト


posted by 栗 at 14:50| ACTRESS | 更新情報をチェックする