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2013年05月31日

「ラストクリスマス」#04 CSで再放送

ラストクリスマス DVD-BOX


フジテレビTWO 13:00〜13:50

「幸せの絆」(本放送:2004年11月1日

片瀬那奈 as 藤澤律子


前回の第三話ではメインの回だったので出番も多く、めでたく日垣と結ばれた片瀬那奈ちゃん演じる藤澤律子ですが、第四話ではふたたび「出番が一分弱」の端役へ逆戻りします。親が薦めた見合い相手のフィアンセ(第三話でワン・カットしか登場していない)をどうしたのか?等の説明はなく、前回のクライマックスのリピートと、其れですっかりラヴラヴ・モードとなった律子が日垣の部屋で半同棲状態と思われる場面がチラリンコと描かれます。しかし!チャイムが鳴って「あら、直哉が帰って来たのかしらん」とウキウキ気分でドアを開けたら、プレイボーイ日垣の別の女が怒鳴り込んで来て修羅場寸前となったりして、不安をつのらせるものの、日垣には平静を装うってな感じです。今後も「律子と日垣」は色々とあるのだけど、もう第三話で本筋からは「イチ抜け」しちゃったので「別にいなくとも、メインの物語には支障がない存在」となってゆきます。

主役の二人はドンドンと近づいてゆくのですが、部屋がドア一枚で繋がっていて、行き来が自由の男女がくっつかない方が不自然です。視聴者も「こんな状況なら、くっつくに決まっている」と最初から予測可能です。でもですね、何ゆえ、偶然にも春木の隣室に同じ会社の取締役で春木の親友でもある伍郎の秘書である青井が引っ越して来て、しかも二人の部屋はドアで繋がっているのでありましょうかしらん。「そんなの、あるわけないじゃん!」と9ちゃんも吃驚の荒唐無稽な設定です。「同じ部屋を不動産屋の手違いで二重契約しちゃって同居を余儀なくされた」なんてドラマもあった気がしますが、其れ以上に強引で脚本家にとって都合が良過ぎます。其の上、主役は婚約者に逃げられたとか、ヒロインは元・ヤンキーでバツイチだけど難病を抱えているとか、ドラマティックにする要素をテンコ盛り!ふざけるのも好い加減にして欲しいですナァ。

第四話では、サリー柴田と旦那がメインです。いえ、本当の主役は犬の「ポチ」です。サリーは主人公・春木の高校時代の後輩で、旦那に「離婚して春木と再婚したい」なんぞと云っているらしいのです。旦那の誤解で伍郎が殴られ、春木と青井は隣人夫婦だと嘘をつきます。すぐバレル嘘だったわけだが。旦那は浮気をしてしまい、サリーは御立腹。そんでもって、またしても春木と青井はキューピット役を演じるわけですナァ。そーやってコムビを組んでいる内に二人の距離は縮まってゆくものの、春木を捨てた元・婚約者も登場!青井の難病ネタも交え、恋のグチャグチャは続くわけですナァ。サリーが旦那からの手紙をラジオで読むって、素晴らしい偶然ですね。あたくしは、これこそが奇跡だと思います。此のドラマは、今後も奇跡が起こり捲くるのだよ。ところで、片瀬那奈ちゃんの役名はクレジットでは「藤沢律子」なんですよね。日垣の携帯にも「藤沢律子」と表示されています。でも、フジテレビ公式サイトのキャスト名や研音公式プロフィールでは「藤澤律子」ですので、其れに準じております。次回は来週の月曜日ですけど、片瀬那奈ちゃんの旅館浴衣姿が観れますよっ。


「ラストクリスマス」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 13:47| ACTRESS | 更新情報をチェックする