片瀬那奈ちゃんがブログにアップされた夕陽の写真を観たら、何故かサイモンとガーファンクルを思い出しました。たぶん、ベスト盤のジャケットで夕暮れの海岸ってのがあったからかもしれません。先日、うっかり酔っ払って密林ちゃんで購入した21枚の内の6枚は箱で「Simon & Garfunkel The Collection」です。味気ない箱のジャケットですけどオリジナル・アルバム五枚(ボーナス・トラックあり)に1981年再結成ライヴのDVD(PAL形式なので、日本製プレイヤーでは再生不可ですが、ま、観れますよ)と云う内容です。サイモンとガーファンクルのセットは沢山あるのだけど、イチオー紙ジャケでオリジナル・アルバムを網羅してあるし(映画「卒業」サントラ盤は除く)、価格も安かった(あたくしがポチッとした時は三千円しなかった)のです。さっき見たら何故か那奈百円くらい高くなっていました。
サイモンとガーファンクルは、二枚組のベストでもレコードで百円で売っています。其れだけ売れたのですよ。あたくしが大昔に最初に買ったLPはビートルズの「オールディーズ」ですが、次に買ったのはサイモンとガーファンクルの二枚組ベスト盤でした。たぶん、いや、間違いなく「SIMON & GARFUNKEL THE COLLECTION」よりも高額(たぶん、四千円くらいはしたと思う)でしたし、ズバリ云って物価も違う四十年前の話ですから、中学生にとってどれだけ大きな買い物だったのか今では計り知れません。そんな大昔を思い出すと、まるで二束三文の如く名盤が投売り状態の現在に「♪世の中、間違っとるよ♪」と植木屋節で遺憾に存じますと云いたくもなりますが、音楽は聴かれてナンボです。ところで、奇しくも片瀬那奈ちゃんは唯一「役が抜けなかった」のが「小早川妙子」と語っております。小早川妙子と云えば、サイモンとガーファンクルなんだよナァ。
「ORIGINAL ALBUM SERIES」の様に洋楽名盤を五枚で二千円とかで買えてしまうって過去を思い起こせば信じ難いのだけど、ベスト盤よりもオリジナルで聴いた方が好いに決まっているので、歓迎すべき事なのでしょう。かつて十代の子供だった頃に「ORIGINAL ALBUM SERIES」五枚で二千円!中古ならもっとバカ安!なんて状況だったなら、あたくしは発狂していたでしょうね。1970年代後半に洋楽LP旧譜が「1,500円」になった時とか、タワレコが進出して来てLPが千円一寸で買える様になった時ですら、驚愕したものです。いくらでも価格が安くなってくれて大いに結構だ。重要なのは、ずっと聴き続けられる事です。確かに、あたくしは洋楽もプロレスも、古いモンばかり聴いたり観たりしています。最新のモンなんて、片瀬那奈ちゃんの女優作品しかないのかもしれません。そう考えると「やっぱり片瀬クンって、スゴイんじゃまいか?」とも思えるのでした。てかさ、未亜たん、あたくしの領域にまで踏み込んで「片瀬クン推し」はやめなさい。
(小島藺子/姫川未亜)
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