ポール・マッカートニーのライブに虫の大群が押し寄せる…紳士的な対応に拍手喝采
(シネマトゥデイ 5/9)
相変わらず、サー・ポールは天然で面白い事をやらかしておりますナァ。但し「もともと紳士としてのイメージが強いポールだが」って、笑わせようとしているのかしらん。ビートルズは「真摯」だけど、決して「紳士」じゃないわよ。どこの紳士が、婚約者の家に入り婿状態で住んでいて他のおねえちゃんを引っ張り込んでやり捲くったり、ようやく来日したら空港で大麻不法所持現行犯で逮捕されたり、牢屋にぶちこまれたら「フローズン・ジャップ」とか「ダーク・ルーム」なんて曲を書いて反抗したり、生きているリンゴまで追悼したり、「サー」の称号を貰ったら調子に乗って「大麻を合法化しろ!」なんぞとほざいたり、70歳を超えても平気で三時間もライヴをやっていたり、その他諸々やりますか?サー・ポール・マッカートニーは「ひとでなし」ですよ。常人とはかけ離れた世界で生きる天然記念物で、全世界人間国宝で、生きる世界遺産みたいな、わけがわからない存在です。
さて、セコハンで数年前に買った「CDラジカセ」が「CDRの読み込みがナンギ」となったので、新品で「CDラジオ」を買いました。先代の「CDラジカセ」はカセット・テープは普通に聴けるので、現役続行です。今時カセット・テープなんか滅多に聴かないのですけど、イチオー片瀬那奈ちゃんのプロモ・カセットを聴く為だけに必要ではあります。新しく購入した「CDラジオ」はカセットがない分コンパクトで、直径23センチの円形で高さも12センチ、価格は「3,880円」でした。安っ。ついでにDVDプレイヤーとかも見たら「2,980円」だってさ。画面付きでも「6,980円」とかで売っているのね。16年前に再生専用のDVDプレイヤーをアキバで必死で値切って、それでも「那奈万那奈千円!」とかで買ったあたくしは大莫迦者でした。早速、勝手に作ったビートルズのモノとステレオの「2 on 1」CDRをかけてみたら、ちっちゃいのにキチンとモノとステレオの違いは分かりますナァ。こんなもんで充分でございます。
大昔に、ラジカセは「魔法の箱」でした。レコードは高くてなかなか買えないので、専らFMでカセット・テープにエア・チェックして聴いていたものです。レコード・プレイヤーにもカセットが付属されているのが定番でした。CD全盛になっても「CDラジカセ」とか「CDMDラジカセ」とか使用していたナァ。PC時代となり、iTunes で簡単にCDRを編集出来る様になりまして、気が付けば「mp3」で聴くのが当然と云う時代になっています。カセット・テープもMDも絶滅危惧種となり、CDもとっくに終わっております。ビートルズは「やっぱり、オリジナルのアナログ・レコードが最高!」との意見は至極御尤もでありますが、あたくしにとっては子供の頃にラジカセで聴いて好きになった音楽です。最初に聴いたのは「AMラジオ」で、雑音混じりのモノラルでした。其れでも、カセット・テープに録音した其の音源を繰り返し聴きました。あたくしは、たかが大衆音楽であるロックを高音質のオーディオ・システムで聴く発想自体が「チンプンカンプン」なのです。こんなの「CDラジオ」でテキトーに聴き流せればええよ。ポールは「サー」だけど、そんなに高尚なモンじゃないざんしょ。本人も歌う通り「Silly Love Songs」に過ぎないからこそ、美しいと思うのよさ。ま、本当に、人それぞれです。
(小島藺子)