


片瀬那奈ちゃんがお手製のハンバーグ300グラムをペロリンコ!とたいらげておられた頃、あたくしは三枚組の「キャロル・キング・ソングブック」を聴き捲くりでした。片瀬那奈ちゃんが御出演の「たべものがたり 彼女のこんだて帖」を観た後も、もっと聴きたいナァと思いました。確かに三枚組で「74曲」は聴き応え充分ではありますが、「NOT NOW MUSIC」盤は著作権の問題からなのか「1958年〜1962年」の音源で構成されています。其れはフィル・スペクターも同じで「75曲」はスゴイけど「1959年〜1962年」なのよさ。ロネッツやライチャス・ブラザーズとかも聴きたくなるじゃまいか。フィル・スペクターの場合は昔の定番「BACK TO MONO」とか近年出た那奈枚組の箱(四千円弱で買える)なんかがありますね。其れで、「BACK TO MONO」を引っ張り出して聴いたりしたわけだ。
キャロル・キング姐御の場合は、1970年代からはシンガー・ソングライターとなりまして「つづれおり」とかバカ売れしたのですけど、1960年代は職業作曲家だったわけで「1958年〜1962年」で終わってしまっては困ってしまうのです。ゴフィン&キング提供曲のコンピレーション盤は昔から色々と出ておりますが、近年では「Ace Records」が出しているシリーズが第三集まであって、とても宜しいと思います。其れでですね、こーゆーゴフィン&キングのオムニバスってアレサ・フランクリンの「You Make Me Feel Like A Natural Woman」で終わるパターンが多いのです。いえ、キャロル・キングさんはシンガー・ソングライターになってからセルフ・カヴァーも沢山やらかしているので、そっちも聴きたくなってしまうのでした。まあ、それなりに音源はあるから聴いているのだけど、いつまで経っても聴き終わらないナァ。
(小島藺子)
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