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2013年04月12日

「サー・ポールは、AKB48の夢をみるか」

ロックショウ [Blu-ray+Tシャツ]<初回数量限定生産盤> Wings Over America


ポール・マッカートニー&ウイングス『ロックショウ』、完全版として初のDVD/Blu-ray化
(BARKS 4/11)
ポール・マッカートニー&ウイングス、ライヴ名盤『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』も再登場
(BARKS 4/11)


相変わらずお盛んなサー・ポールでございますが、旧譜の復刻もガツンガツンとやらかしております。もう予告通りに普通に毎年発売しているのですけど、毎回デラックス・エディションとかいっぱいやらかして、あたくしみたいな「ゆるいファン」は「さて、どれを買おうかしらん」てなもんや、なのだけど、コアなファンは当然乍ら全部買うのですよね。いやはや南友、大変ですナァ。まあ、あたくしも片瀬那奈ちゃんが同じ様な事をやらかしたら、張り切ってコンプリートを目指したりしたかもしれません。ん?何だか大昔にそんな事もあった気もしたぞ。いろんなヴァージョンで沢山買わせるなんて、別に最近のアイドルが始めたわけじゃないよ。昔からあるし、好きなら買えばいいだけざんしょ。其の関係性で満足しているのだったら、外野がどーこー云うこたぁないのよさ。こないだも、ビートルズのサイン入りアルバムが二千七百万円とかで落札されたんでしょ。なんじゃ、そりゃ。やってる事は、アイドルの握手券とか選挙投票券とかが目当てで大金注ぎ込むのとおんなじじゃん。

さて、此の作品はWINGSの全盛期のライヴで、アナログでは三枚組でした。其れでもバカ売れしたんですよね。だから今では、中古盤だと五百円とかで買えます。「ポール・マッカートニー&ウイングス」と記事には書かれているのだけど、此の時期は「ウイングス」です。今回のリイシューでは、音盤の未発表音源やドキュメンタリーも楽しみではありますが、何と云っても「ロックショウ」完全版のDVD/Blu-ray化!が最大の注目でしょう。う〜む、コレはあたくしも買うと思います。やっぱ、Blu-rayだよナァ。まだBlu-rayを買っていないので、おそらく「HK 変態仮面」が最初になると思っていましたけど、「ロックショウ」完全版を出されたら、片瀬那奈ちゃんも先を越されたね。あたくしは「ビートルズが青春だった」なんて云う事は出来ないけれど、「ウイングスは青春だった」とはハッキリと云えます。

当時、来日公演が中止になって、ポールがお詫びとか云ってオーストラリア公演がテレビで放送されたのです。其れで、あたくしはビートルズを本気で好きになったと云っても過言ではありません。ジョン・レノンもジョージ・ハリスンも、子供には難しかった。リンゴ・スターは単純過ぎた。そして、ポール・マッカートニーは分かり易かった。でも、ポールが好きなんて云うとバカにされたもんです。いえ、ビートルズが好きと云ってもバカにされました。みんな、ハードロックやプログレを聴いていてエラソーだった。ブルースだぜ!とか云ってストーンズとか聴いている奴もいたし、パンクに走ったり、グラムロックに凝っている奴もいた。「ビートルズは卒業した」ってのが連中の決めセリフだったナァ。ごめんね、あたくしは永遠にビートルズを卒業できません。ま、虐げられた方が謝る必要もないか。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:38| FAB4 | 更新情報をチェックする