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2007年03月07日

『僕たちの好きだった革命』那奈の日

ペット・サウンズ


 昼:13:30開場、 14:00開演
 夜:18:30開場、 19:00開演
 新宿・シアターアプル


 HERE TODAY


KOKAMI @ network vol.9『僕たちの好きだった革命』


I will see

 Quicker than a RAY OF LIGHT she's flying 




「僕たちの好きだった革命」レポ#04

東京14公演中、半分の那奈公演分のチケットを入手した時には「流石に多いかナァ」とも思っていました。でも、其れは間違っていた。本日まで6公演を観劇し、残り楽日のみとなったわけですが、足りないです。まだまだ観たい。

本日は、平日の昼夜連続公演でした。昼の部は、特別に千円割引での発売となっていて競争率も高かった様です。そして、昼夜ともカメラが入り収録していました。そのせいか、昼の部では、ハリケンレッドが緊張しまくっていて、此れまででは考えられない台詞ミスを何度も犯していましたが、何だか「日比野くんらしくて好きよ。」

昼の席は、此れまでで一番後方の17列目(16列目)中央でした。もう5回目の観劇で、最も遠い場所から観たのですが、あたくし、此れまでで一番泣きました。自分でも驚くほど涙があふれてしまいました。ようやく、舞台の全体像を把握出来たのかもしれません。

会場全体が見渡せたので、開演前には最前列中央にレッド那奈キャップを発見!何やら後方を探しているので、降りて行きましたよ。

やっぱり「アンテツあにい」でした。

「ありえない席でしょ」と云う「本家・那奈ヲタ」に、「あにい、此処にいると夢の様なことが起きるよ、フフフフ」と返す「元祖・那奈ヲタ」。ステージには、当然ながら御本尊様もおられて「みどりだけじゃなく赤も来てるじゃん、、、」と其の恐るべき光景を見ていましたよ。アンテツくんの夢体験は、御本人がレポしてくれるでしょう。

さて、普通は休憩時にも席を離れないのですけど、昼の部では「虫の知らせ」でロビーへ行ってみました。すると、鴻上さんがT局のスタッフらしき方と話し込んでいました。そこへ、いきなり「筑紫哲也さんがやって来たヤア!ヤア!ヤア!」鴻上さんが慌てて席へ案内していました。

終演後、出口であにいを待っていると、ふたたび「筑紫哲也さんが出て来たヤア!ヤア!ヤア!」さっきのスタッフさんに満足そうな表情で「いやあ、良かった。鴻上くんの芝居は彼が学生の頃からずっと観てるけど、今回のが一番素晴らしかったナァ。」などと捲し立てながら去ってゆきました。

あにいと一杯やりつつ、小一時間「如何に那奈ちゃんは素晴らしいのか」を語り合って別れた僕は、ふたたび「劇場林檎」へもどりました。其処には「走る那奈ヲタ」うっぴー☆がニコニコ笑って待っていました。おんなじ位通いつめている彼と僕は、御存知「みどり那奈キャップ・ブラザーズ」なんです。

夜の部、僕の席は最前列左中央寄りでした。前には誰もいません。開場後、すぐに、目の前に那奈ちゃんが現れました。目が合うのですけど、直視出来ません。さっき、アンテツあにいが云っていた意味がよ〜く分りました。

折角、一番前の席なのに、ドキドキして、なかなか那奈ちゃんを観れません。でも、やっぱり僕は那奈ちゃんが好きで、那奈ちゃんの初舞台だからこそ、那奈ちゃんを信じて、何度も何度も此処にいるのです。

もっとも近い場所から観た「舞台女優・片瀬那奈」は、言葉にならないほど素晴らしかったです。

だけど、夜の部では、昼に号泣した山崎くんのクライマックスでは、勿論感動したものの「昼ほどの衝撃」はなかったんです。

夜、僕が最も心を揺らしたのは、最後のシーンで未来が忽然と去って行く場面での「日比野くん」の表情でした。ハリケンレッドの切なすぎる表情を正面から観て、僕は泣きました。あのエンディングが、何故、初日からずっと気になっていたのかが、はっきりと分りました。

ぼくら那奈ちゃんファンとは、「日比野くん」なんです。(つづく)


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 14:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする