西日本新聞社
歌手・片瀬那奈 「山芋屋さんになりたい。ロマンすぎ?」
以下、引用。
「歌手・片瀬那奈 山芋屋さんになりたい。ロマンすぎ?」
「きれいなお姉さんは好きですか」のCMや、女優として活躍中の片瀬那奈さん。昨年末に歌手デビュー、六月には初のアルバム「TELEPATHY」をリリースし、新たな魅力を振りまき始めた彼女をGET! 美しさの向こう側にあったのは、さばさばした体育会系の素顔。ますます魅力的でした。
―モデル、女優の仕事と歌手の違いは何?
片瀬:女優は台本があって、与えられたものの範囲で、いかにみんなに楽しんでもらうかですよね。でも、音楽は最初のルーツが自分になるわけです。アルバムでは自分で五曲作詞してますけど、俳優よりも歌手の方が自分らしく表現できている気がします。
―詞が前向きですね?
片瀬:こうだったらいいなって願いもあるし、後ろ向きな曲は作りたくなかった。私も根っこが前向きじゃないんです、たぶん。本当はすごく後ろ向きで弱いから、前向きになろうとしてる。そんな部分で共感できたらいいなって。
―実は体育会系とか。
片瀬:父がバレーボールの監督、母もソフトボールでインターハイ。スポーツ万能の血なんで、体動かしてないと落ち着かない。ジムよりも、マラソンしたり筋トレしてるほうが好きですね。長いストロークの中で、自分と戦う感じが。
―ところで、通知表に何て書かれる子どもでした?
片瀬:三年生のときの先生に書かれたことがすごくて。私、動物好きだけど鳥が苦手で、だけど鳥肉は大好きなんですよ。で、通知表に「鳥が嫌いで鳥肉が好きなんてちゃっかりしてるわね」って。当時はすっごいへこんで、母に見せたら大笑い。あのころはホントにおってんばで、スカートめくりされたら、バンッてやり返してました。世界を飛び回るキャリアウーマンにあこがれてたなあ。
―もうすぐ三冊目の写真集が出ますね。
片瀬:念願の屋久島で撮ったんです。化粧が取れちゃうくらい雨多かったけど、不思議と明るくて、雨が好きになりました。ヒルにも食われたけど。
―ほかに九州には?
片瀬:旭化成のキャンペーンガールのとき宮崎に。アユ解禁の日に、アユづくしの料理を食べましたねえ。あと、今年の三月に友達とハウステンボスに行く約束してて寝坊しちゃって。またチャレンジします。
―男性のどこにひかれますか?
片瀬:ギャップですかね。実は強いものをもってたりとか、心がピュアな人が好きです。
―理想の女性像は?
片瀬:相手を思いやれる、しんが強い人。しとやかさとか、女性らしさ。自分にないところにあこがれますね。あとはやっぱりロマンを持ってないと。
―ロマン持ってます?
片瀬:すっごいロマンですよ。ロマンすぎて言えないくらい(笑)。私、すっごい遠い将来、山芋屋さんをやりたいんです。
―えっ、山芋?
片瀬:うん、山芋料理屋さん。栄養もあるしダイエットにいいし、おいしいし。山の中で専門店を出したいなって。自分のことだけかんがえるような年になったらね(笑)。まずはそんな優雅な暮らしができるまで、一生懸命頑張っていこうと思います。
(インタビュアー:謙)
DVD付き写真集「N」はワニブックスから七日発売(三千二百円)。
03.08.06掲載
以上、大変「貴重なインタビュー記事」ですので、全文を引用させていただきました。色々な「謎の鍵」が、片瀬那奈ちゃん本人によって、あっけらかんと明かされております。
(小島藺子/姫川未亜)