とうとう、あたくしが愛したプロレスは完全に終わりました。新日本プロレス新春恒例の「1・4 東京ドーム大会」を速攻で放送した「新春ワールドプロレスリングSP」を観て、正に「ぽか〜ん!」と「開いた口が塞がらないとは此のことか」と呆然としてしまいました。「何かが起きる」なんて未だに期待していたあたくしが、大莫迦者だったのですね。「中邑の腕も肩も完全に決まっていた。ボマイェを喰らったサクは、肩を上げた。そして、二人は握手した。」悪くはないのは、セミの其れだけです。
余りにも酷いと、何も書けないのね。もう、どうだっていいや、なんだもの。確かに、あたくしはプロレスを愛してきました。でも、其れはもう無いのだ。とっくの昔に消えたのだ。「BUBKA」最新号で帝王が語っていた通りだったよ。あたくしたちは、排除されたのです。コレが今のプロレスなのだから、そーゆー阿呆は、おとなしく大昔の古臭い映像を収めた「燃えろ!新日本プロレス」でも観てろって事でしょう。ハイ、そうします。かつて、フルタチは実況を引退する時に「神聖なリングに土足で上がるわけにはいかない!」とばかりに靴を脱いだのだ。そんなロマンティックな世界は、もう流行らないのかい?
「セーラー服反逆同盟」を録画する為に「ワールドプロレスリング」を捨てたあたくしが今更云うのも何ですけど、「セーラー服反逆同盟」が本放送されている時代に裏で「ワールドプロレスリング」を放送していたなら、迷わず「ワールドプロレスリング」を観ていましたよ。えっとですね、正に其の当時に、あたくしはプロレスを録画する為にヴィデオ・デッキを買ったのだ。大丈夫、あたくしには片瀬那奈ちゃんが居る。15年前の選択は、間違っていなかったってだけです。
(小島藺子)