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2012年11月22日

BOOT-035:I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN

A World Without Love/I Don't Want To See You Again Greatest Hits


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 (ピーターとゴードン盤:1964年9月9日発売 Columbia DB7356)


ポール・マッカートニーが、ピーターとゴードンに書いた三曲目で、邦題は「逢いたくないさ」です。英国ではあまり売れなかったようですが、米国では16位まで上がるヒットとなりました。ポールは「愛なき世界」とか「ノーボディ・アイ・ノウ」とか「逢いたくないさ」などと、否定的な曲ばかりピーター・アッシャーに提供していたのは何故なのでしょうかしらん。何か、ピーターの妹で、自分の恋人あるジェーン・アッシャーに対する「後ろめたさ」があったのかもしれません。後にポールは「WOMAN」と云う曲を変名でピーターとゴードンに提供しますが、歌詞が単なる「ナンパ」か「くどき文句」です。遂に「本音」が出たのでしょう。

「逢いたくないさ」は、またしても「愛なき世界」の三番煎じ路線でありまして、もうポールがテキトーに鼻歌で書いたとしか思えません。其れでも、好い曲になってしまうのがポールです。此の曲をラジオでポールが紹介しているのですけど「ジョンとボクが書いた、好い曲だよ!」と、思いっ切り自画自賛しています。ジョンは前述のシラ・ブラック「IT'S FOR YOU」を紹介しているのですが「可愛い女の子が可愛い歌を歌うよ!」と云っています。「IT'S FOR YOU」もポールが書いたので、ジョンはシラ・ブラックとポールを褒めているわけです。でも、ポールは自分を褒めちゃうんだよね。バカだナァ。えっと、イチオー云っておきますけど、あたくしは「サー・ポール・マッカートニーの大ファン」です。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする