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2012年11月12日

BOOT-025:TIP OF MY TONGUE

Best of 愛なき世界~ノーザン・ソングス


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 録音:1962年11月26日

 (トミー・クイックリー盤:1963年7月30日発売 Pye Piccadilly 7N35137)


1962年10月5日に発売されたビートルズのデビュー・シングルは、そこそこ売れました。そこで、1962年11月26日に早くも第二弾シングル用のレコーディングが敢行されました。演奏されたのは、シングルになった「PLEASE PLEASE ME」「ASK ME WHY」、そして此の「TIP OF MY TONGUE」です。何故か、「TIP OF MY TONGUE」のビートルズ・ヴァージョンは海賊盤でも聴くことが出来ません。でも、別に聴けなくともええんじゃまいか、と思える「駄曲」でございます。「レノン・マッカートニー」作品ですが、書いたのはポール・マッカートニーでありまして、もう本当に酷い「クズ曲」でございます。

ところが、いつもの展開ですけど、ポールは此のスットコドッコイなボツ曲を「ブライアン・エプスタインのメンゴのひとり」であるトミー・クイックリーへ提供してしまうのでした。1963年の夏に発売されたのですから、正にビートルズのデビュー・アルバムがバカ売れしていた時期です。普通なら「ビートルズが書いた曲なのだから、売れる!」って決まっていたはずなのに、サッパリ売れなかったのだ。何故なら、何度でも繰り返しますが、曲が酷すぎるからなのよさ。「20世紀最大最強のメロディ・メイカー」と称賛される天下無敵の「サー・ポール・マッカートニー」が書いたとは思えない「へっぽこ曲」です。「ポール死亡説」によれば、ポールは1966年に死んで其の後は別人が替え玉になったらしいのですけど、其れが本当ならば「替え玉の方が才能がある」と云えるでしょう。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする