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2012年11月03日

BOOT-016:SURE TO FALL(IN LOVE WITH YOU)

Dance Album of Stop & Smell the Roses [Analog]


 w & m:Carl Perkins / Bill Cantrell / Quinton Claunch

 録音:1962年1月1日(デッカ・オーディション)
     1963年6月1日(1963年6月18日放送「Pop Go The Beatles」)

 1982年9月10日発売 (「THE COMPLETE SILVER BEATLES」) デッカ・オーディション音源
 1994年11月30日発売 (「LIVE AT THE BBC」 disc1-10) アップル (1963年版)


オリジナルは1956年のカール・パーキンスで、もうビートルズ・ファンには御馴染みの御方でございます。デッカ・オーディションでもBBCのラジオ(四回も演奏した)でも、ポール・マッカートニーが歌っております。ビートルズは多くのカール・パーキンスの楽曲を取り上げており、しかも四人全員がリード・ヴォーカルを担当しているのですから、もう最高のアイドルと云っても好いでしょう。ポール、ジョージ、リンゴの三人は、ソロになってから共演もしております。ジョンも、生きていれば共演したでしょう。1985年にカール・パーキンスが、ジョージ、リンゴ、エリック・クラプトン、など豪華なゲストを迎えて行ったテレビ番組のライヴでの「EVERYBODY'S TRYING TO BE MY BABY」は、感動的で泣けます。

ところで、ポールが歌う「SURE TO FALL(IN LOVE WITH YOU)」ですが、デッカ・オーディションでは、矢鱈と力んでしまって無理にカッコつけて「ヘッポコ」です。其れでも大好きな曲だからラジオでも何回も演奏したのでしょう。でも、ポールも大人になりまして、1981年に発表されたリンゴ・スターの「Stop and Smell the Roses」では、自らプロデュースし、ベース、ピアノ、コーラスと大サポートして、なな、なんと、リンゴに歌わせたのだ。何となく、ジョンが「ONLY YOU」でやったのをマネッコした感じもしますけどね。でもですね、其のリンゴの「Stop and Smell the Roses」と云うアルバムは、ポールとジョージが参加しておりまして、本当はジョンも参加する予定だったのです。実際にジョンはデモをリンゴに渡しており、「さあレコーディングするべ」となったら殺されてしまったのだ。何で?あんまりだよ。悲しすぎるよ。


(小島藺子)



posted by 栗 at 01:07| FAB4 | 更新情報をチェックする