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2012年10月28日

BOOT-010:CRY FOR A SHADOW

Beatles With Tony Sheridan: First Re Out the Shadows


 m:HARRISON / LENNON

 録音:1961年6月22日、23日
 初出:1962年4月 EP発売 ポリドール(フランス) 21914

 1995年11月20日発売 (「ANTHOLOGY 1」 disc1-12) アップル


ビートルズにとっては初めての正式レコーディングとなったトニー・シェリダンとのセッションは、普通に現在でも正規盤として購入する事が可能です。トニー・シェリダンなんか「ビートルズをバック・バンドに使ったってだけで、俺は一生食べていける」と云っております。でも、此処では「ANTHOLOGY 1」に収録された「3曲」しか取り上げません。「おいおい、何らかのカタチで公表された音源が対象と云ったのだから、正式音源として出ているトニー・シェリダンとの録音は全部語らなきゃダメだろ!」との声が聞こえますけど、申し訳ありません。だって、トニー・シェリダンの歌じゃ、つまんないんだもん。

えっと、他の「6曲」は、「THE SAINTS」、「WHY(Can't You Love Me Again)」、「NOBODY'S CHILD」、「SWEET GEORGIA BROWN」、「SWANEE RIVER」、「TAKE OUT SOME INSURANCE ON ME, BABY / IF YOU LOVE ME, BABY」です。歌っているのはトニー・シェリダンで、ビートルズは演奏とコーラスしかやっていません。其れでも、どうしても聴きたいとおっしゃるなら止めませんけど、あたくしは忠告はしましたからねっ。「Beatles Bop-Hamburg Days」がオススメですけど、二枚組ですよっ。全部で「9曲」しかないのに「38トラック」も入っていますよっ。買って聴いて「何じゃ、こりゃ!」と思っても、自己責任ですよ!あたくしは、止めたぞ!!

さて、「CRY FOR A SHADOW」でございます。コレは、シャドウズのマネッコをして作ったオリジナルのインストゥルメンタルであります。注目すべきなのは、作曲者が「ジョージ・ハリスンとジョン・レノン」ってトコでしょう。二人が共作者としてクレジットされた楽曲は、此れしかありません。でもですね、其れは単にクレジット上の事に過ぎません。ジョージはジョンを兄の様に慕っており、ジョンとシンシアのデートにまでくっついて行ったのです。其の関係は、生涯変わりませんでした。ジョンとジョージは、もっともっと沢山の曲を共作しています。此の「CRY FOR A SHADOW」を聴けば、其れは明確です。スチュが抜けたので、楽器の天才であるポールはベースに転向します。ビートルズのギタリストは、ジョンとジョージに決まったのです。


(小島藺子)



posted by 栗 at 01:07| FAB4 | 更新情報をチェックする