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2012年10月21日

BOOT-003:THAT'LL BE THE DAY

Chirping Crickets Anthology 1


 w & m:Buddy Holly / Jerry Allison / Norman Petty

 録音:1958年夏
 1995年11月20日発売 (「ANTHOLOGY 1」 disc1-3) アップル


1994年にビートルズがラジオで演奏した楽曲を集めた「LIVE AT THE BBC」が、そして1995年に遂に未発表音源集として「ANTHOLOGY 1」が発売され、翌1996年の「ANTHOLOGY 2」、「ANTHOLOGY 3」と続きます。此の流れは、明らかに海賊盤対策だったのですけど、兎に角、全部売れ捲くりました。然し、四セット共に「公式海賊盤」としか云えない音源です。ビートルズの新作が出たからと、うっかり「LIVE AT THE BBC」や「ANTHOLOGY」で初めてビートルズを聴いてしまった方々も少なからずおられたでしょう。ま、其れは其れで経験です。あたくしが最初に買ったビートルズのアルバムは「オールディーズ」でしたけど、評論家が「こんなベスト盤ではビートルズの本質に触れる事はできない!」と書いていて、中学生でしたから大ショックを受けました。今では「何が本質だ?何様だよ」と思っています。

「ANTHOLOGY 1」の実質的な最初の楽曲は、此のバディ・ホリー&クリケッツのカヴァーです。音源の元となったのは、1958年夏にクオリーメン(ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、コリン・ハントン、ジョン・ロウ)が自主制作したアセテート盤です。五枚あった内、ジョン・ロウ所有の一枚だけが残り、ポール・マッカートニーが買い取りました。盤落としで、しかも大昔の自主制作盤ですから、音質は劣悪で「歴史的な価値」以上のものを求めるのは酷でしょう。リード・ヴォーカルはジョン・レノンで、何故かリヴァプール訛りでバディ・ホリーのマネをしています。バディ・ホリー&クリケッツは、ビートルズのアイドルで、グループの名前にも明らかに影響を受けています。ジョンは、後にソロ作品でもバディ・ホリーのモノマネをしていますし、ポールは、バディ・ホリーの版権を所有しています。


(小島藺子)



posted by 栗 at 02:12| FAB4 | 更新情報をチェックする