「ROCK'N'ROLL MUSIC」 (1976年)
「THE BEST OF GEORGE HARRISON」 (1976年)
「THE BEATLES AT THE HOLLYWOOD BOWL」 (1977年)
「LOVE SONGS」 (1977年)
「HEY JUDE」 (1970年、1979年)
「RARITIES」 (1978年、1980年)
「THE BEATLES' BALLADS」 (1980年)
「REEL MUSIC」 (1982年)
「20 GREATEST HITS」(1982年)
(各国盤で選曲が異なり、敢えて「INDEX」を作らなかった作品です。後の「1」の原型とも云えるアルバムで、アナログ盤一枚に20曲も入れているお徳用でした。流石に収録時間に無理があった為か、「HEY JUDE」がショート・ヴァージョンになっています。)
「SESSIONS」 (1985年)
「IMAGINE(soundtrack)」 (1988年)
【関連記事 INDEX】
「THE BEATLES 全曲解説」INDEX
「AFTER THE BEATLES」INDEX
ビートルズは、1970年に活動を停止しました。より正確に云えば、1969年で終わっていました。然し乍ら、解散に関する裁判やレコード会社との契約もあり、完全に消滅するのは1976年です。ゆえに「THE BEATLES 全曲解説」INDEX は、1973年の「THE BEATLES 1962-1966」(赤盤)と「THE BEATLES 1967-1970」(青盤)まででまとめています。例外として「PAST MASTERS」を加えたのは、現行発売CDに沿っての配慮でありまして、連載は英国盤の発売順で書きました。
「公式213曲」が終わってもグダグダと書いているのは、ビートルズが「完全に死んだ」と思われた1976年以降も、何故か新作が毎年の様に発売され続けているからです。今回は、ビートルズがCD化されるまでに発表されたアルバムの記録です。本文中で言及しておりますが、此の他にも多くの箱物や編集盤が乱発されました。公式以外の音源も他社から何枚も出ましたし、海賊盤も物凄い勢いでリリースされ捲くっていました。一旦、此処で区切ったのは、此の後に1994年から遂に公式音源として未発表音源やリミックスなどがぞくぞくと登場するからです。
未発表アルバム「SESSIONS」の項で少し触れていますが、個人的には、とっくの昔に解散してしまったビートルズの墓場を荒らす様な「未発表音源の発掘と公式音源化」には、手放しでは喜べません。「そんな事を云って、お前こそが昔からずっと海賊盤なんぞを嬉々として買っていたではないか」と云われるでしょう。でもですね、「海賊盤でしか聴けない音源」と云うのは「正式発表出来なかったクズ音源」なのです。其れを「万人に容易に聴ける様にしてしまう」のは、間違っています。
(小島藺子)
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