TOKYO MX 1:00〜1:30
片瀬那奈 as 大久保千秋
映画「闇金ウシジマくん」のノベライズ本ですけど、パラパラっと見た限りでは「片瀬那奈ちゃん演じる大久保千秋が登場していない!」と思えました。其れで、表紙にも載っていないのだナ。「ノベライズで外しても平気な端役なのかしらん?」と、大久保千秋が「推しメン」のあたくしは、もう、ションボリですよ。レンタル店に行っても、大久保千秋の代表作「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」は見つからないしさ。其れで、うっかり「モコ」や「杏奈」のDVDを借りようかと思ってしまったじゃまいか。然し!ドラマ版では、大久保千秋が大活躍しますよっ。そして本日(8/14)は、片瀬那奈ちゃんのお母様のお誕生日です。おめでとうございます。
おめでたいと云えば、紺野まひるさんが無事に女の子を出産されたそうです。美人になるんでしょうね。まひるさんは片瀬那奈ちゃんと、「小早川伸木の恋(2006年)」、「暴れん坊ママ(2007年)」、「泣かないと決めた日(2010年)」、「絶対泣かないと決めた日(2010年)」、「外交官・黒田康作(2011年)」と共演作が多い(但し、「暴れん坊ママ」と「外交官・黒田康作」では絡み無し)、「カタセカイ」の重要人物のひとりです。ちなみに、「カエルの王女さま(2012年)」で大島優子ちゃんが演じていた「まひるちゃん」が「あひる」と呼ばれていましたけど、オリジナルの「あひるちゃん」は紺野まひるさんですよっ。
さて、片瀬那奈ちゃんが大久保千秋を熱演されたドラマ「闇金ウシジマくん」第7話の再放送です。此の回は、原作の「フーゾクくん」編と「サラリーマンくん」編を元に展開され、ほぼ原作通りに進みます。柄崎が「この、Eカップもどきが!」と千秋に云い、「もどきじゃありません!本当にEカップです!」と千秋が返す「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」ネタはドラマのオリジナルで、声だけ聞こえる演出が面白いですね。柄崎が固執していると云うよりも、毎回此のネタを入れる監督の趣味かもしれません。此のドラマは全9話ですので、それぞれのストーリーも佳境へ向っています。ファミレスのトイレで瑞樹にカッターを向けた沼田に「刃物どけな!ぶっ殺すよ!」と啖呵を切るのは、原作では「マサル」の役ですが、チャッカリと千秋が奪っております。ドラマにはマサルが登場しないので、千秋が代わりになる部分が多いものの、「ぶっ殺す」とか云っちゃうわけだ。芳則を褒める場面でも「スゲー!勉強熱心」とか、些か言葉遣いが荒いですね。
其の前にウシジマくんに「便所、見に行って来い!」と云われた時に、ステーキを思いっ切りがっついている千秋が「食いしん坊・片瀬那奈ちゃん」の素が出ていて何気に名場面です。食事に行く時に「もう、お腹ペコペコ」と云ってますし、焼肉店に着いた時に芳則が事務所に戻ると云い出したら、如何にも「早く食べたいのに何を云ってんのよ」と云う表情と素振りを魅せております。瑞樹がボリューム弁当二個をガツガツ食う場面も、片瀬クンがやらかした方が真に迫っていたんじゃまいか。ラストでウシジマくんが上野の正体を「芳則」と見破って、柄崎と高田も認識しているのに、千秋だけ知らずに呆然としています。でも次の場面ではコロリと変貌し、芳則の後ろに仁王立ちして、予告では芳則を怒鳴っております。「大久保千秋もダンダンダンと闇金業に染まっているものの、やはり納得がゆかない」と云った複雑な感情を表現しているのかもしれません。でも、少し変ですね。多くの原作キャラクターの役割を内包されてしまった大久保千秋の「多重人格」的な不安定さが、露呈してしまったとも云えるでしょう。ホント、大久保千秋は「難しい役」なんですよ。
本放送:2010年12月1日(TBSでの放送日)
【参考過去記事INDEX】
「闇金ウシジマくん」INDEX
(小島藺子/姫川未亜)
映画「闇金ウシジマくん」公式サイト