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2012年07月31日

「美男ですね」第10話再々放送&第11話(最終回)再放送

Don Juan's Reckless Daughter


TBS 13:55〜15:50

「最終話前編−衝撃の真実!!」
「運命の再会…最後の告白」


片瀬那奈 as RINA


片瀬那奈ちゃんが出番が少ないもののプロレス技を何度も披露されたスタイリスト「RINA」を演じられたドラマ「美男ですね」の再放送も、あっ。と云う間に最終回です。相変わらず片瀬那奈ちゃんの出番は多くないままで終わってしまいますけど、最終回では「美男(ホントは美子)」とのホロリとさせられる名場面もあります。そして、何と申しましても「永遠の噛ませ犬:柊」の結末を堪能して下さい。「最終章別れ…残酷な運命!!」「最終話前編−衝撃の真実!!」「運命の再会…最後の告白」と本放送では三週に渡って「最終回」が続いたのですけど、今回の再放送だと昨日と今日で一気に見れるので精神衛生上は宜しいのではないでしょうかしらん。いや、本放送時には最終回放送日(2011年9月23日)の昼に第9話と第10話の再放送があり、一日で三話を一気に流していたのでした。

第10話では、片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の出番は序盤での「馬渕マネ」との二人芝居のみです。アイアン・クロウで馬渕マネに「何とかしろぉー!」と恫喝する名場面ですけど、あっ。と云う間に出番が終了なのだ。「A.N.JELL」の沖縄遠征には、何故か専属スタイリストである「RINA」は同行しません。原作の韓国版だと、ちゃんと同行しているのですけどね。「美男(ホントは美子)」は「もう、柊さんには甘えられない!」と決めますが、沖縄遠征に「廉」が同行拒否したので、最後のアタックを試みます。初めて出会った時から「美男(ホントは美子)」が女の子だと気付き、ずっと好きだったと、「廉」の事がいますぐ忘れられなくてもいいと、待つのは苦手じゃないと、俺じゃ「廉」の代わりになれないか?と切々と訴える「柊」!然し、「美男(ホントは美子)」は「ごめんなさい、私の気持ちは変わりません!」と一瞬で粉砕だっ。

ところが、「柊」は強引に「美男(ホントは美子)」を抱きしめ、遅れて沖縄入りした「廉」が其れを目撃してしまった!抱きしめて心が自分にはないと分かった「柊」は「美男(ホントは美子)」を離し、去ってゆくのを見送り男泣きします。嗚呼、長い「柊」の闘いが遂に終わりました。「柊」は、潔く「美男(ホントは美子)」への想いを断ち切り「これからも、最高の仲間だ」と友情宣言します。でも、やっぱり「美男(ホントは美子)」のそばにはいたいわけですね。「廉」にも「ふられたよ。美男(ホントは美子)を泣かせるな。あいつは、ずっとお前だけを見てきた。それは俺が一番よく知っている。あいつを笑顔に出来るのは、お前だけなんだよ」と男の友情まで魅せます。本放送の時には、もう一話残っているのだから最後までリターンマッチに挑むのかと期待したのですけど、沖縄で爽やかに「柊の恋」は散ったのでした。もう、残りの1時間半はオマケですね。

「NANA」も乙女キャラに変貌し、水沢麗子の嘘もばれて、本物の「美男」も登場!と、もうすっかり第10話で噺が下げモード全開です。コレは、本物の「美男」を巡って何かが起きるのかしらん?と期待させます。確かに、何かは起こりました。「美男(ホントは美子)」が、本物の「美男」が戻って来たのに「廉」の事しか考えていません。「廉」が待つ空港へ向う「美男(ホントは美子)」でしたが、叔母さんが待っていて亡き母の手紙を渡します。其れを読んだ「美男(ホントは美子)」は、「廉」に別れを告げます。「A.N.JELL」三人全員を虜にしてしまった「美男(ホントは美子)」は、結局は全員を振り回して振ってしまうのか?そして、第11話(最終回)となります。

第11話での片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の出番は、前半の(撮影順だとクランクアップであった)「美男(ホントは美子)」との駐車場での別れの名場面と、終盤での「A.N.JELL」コンサート場面です。「美男(ホントは美子)」は姿を消しますが、何故か本物の「美男」とは逢いません。「A.N.JELL」に逢わずにアフリカに行くと云う気持ちは分からなくもないのですが、実の兄である本物の「美男」にも逢おうとしないのは不自然です。挙句に「馬渕マネ」が独断で本物の「美男」を福岡での単独の仕事に行かせてしまい、なな、なんと其の後は最後まで本物の「美男」はステージに登場せずに物語が終わってしまうのだ。何じゃ、そりゃ。おいおい、本物の「美男」って、一体何しに戻って来たのよさ。

「安藤社長」を誤魔化す為に、もう一度だけ「美男(ホントは美子)」を身代わりにさせるのですが、「安藤社長」は正体を知っております。「柊」と「勇気」も気付くのに、二人に云われるまで「廉」は気付かず、擦れ違う展開で進みまして、クライマックスのコンサートとなります。然し、其処には本物の「美男」の姿はありません。「柊」の名セリフに「俺は忘れられたのか!」と云うのがありましたけど、本当に忘れられてしまったのは本物の「美男」だったのです。「A.N.JELL」のコンサートに「美男」がいないのに何の説明もなく、観客も全く気にしていないって、一体どーなってんのよさ。確かに、コンサート前に取材されている本物の「美男」がチラリと映っています。其れなのに、楽屋にもいないし、ステージにも立たず、妹である「美男(ホントは美子)」とは感動の再会をしません。

今回の「美男ですか」の再放送は、初回拡大版以外は、片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の登場場面は本編ではノーカットでした。予告は全てカットされていますけど、六日間で一気に放送しちゃったので平気でしょう。以前は第2話や第3話もカットされていましたから、番宣テロップさえ気にしなければ良心的と云えます。でも、本物の「美男」がコンサート会場から姿を消した謎は解けなかった。結局は再会しなかったので、二人が一緒に出ている場面はなかったんですよ。もしかしたら、美男と美子って同一人物なのかしらん。そう考えると、辻褄が合うんだけどナァ。


「第10話」本放送:2011年9月16日
「第10話」再放送:2011年9月23日
「第11話」本放送:2011年9月23日


【参考過去記事INDEX】
 「美男ですね」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



「美男ですね」TBS公式サイト


posted by 栗 at 15:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする