TBS 13:55〜15:50
「彼女は俺のモノだ」
「運命のキスと奇跡の告白!!」
片瀬那奈 as RINA
片瀬那奈ちゃんが、姐御肌で人情味溢れながら少しおっちょこちょいでトラブルメイカーとなっているスタイリスト「RINA」を演じられたドラマ「美男ですね」が、二話連続で再放送中です。今回は、第6話が再々放送ですが、第7話は初めての再放送となります。此の二話が連続放送されると、実に奇妙な現象が明白となってしまいますね。其れは、第6話のラストで「RINA」が会場に居たのに、つづきである第7話では消えてしまう点です。物語も中盤ですが、此のドラマの「眞の主役」は、「美男(ホントは、美子)」でも「廉」でもありません。其れは、「永遠の噛ませ犬:柊」です。是非とも「柊」に感情移入して御覧下さい。其の余りにも残酷な運命は、暑い夏をぶっ飛ばし、冷ややかな気持ちにさせてくれるでしょう。
関西では「ハピくるっ!」で、片瀬那奈ちゃんの「サイケデリック・ペイン」インタビューが放送されているのですけど、何度でも繰り返しますが東京では観れません。これまた、那奈ちゃんファンとしては、冷え冷えとさせてもらえますねっ。そんでもって、第6話の再々放送でございます。片瀬那奈ちゃんが演じた「RINA」の出番は再放送でもカットされてなかったので、今回も大丈夫でしょう。RINAの出番は、中盤の楽屋で「トリプル・シンゴ」絡みと、終盤の次回へも繋がるクライマックス部分です。コレは、どちらも絶対に斬れません。いえ、今回の再放送は第2話以降はおそらくノーカットだと思えます。此処としては「片瀬那奈ちゃんの出番さえノーカットなら好い」わけですけどね。
さて、問題の「第那奈話」です。今回が、初めての再放送です。第6話のラストでは間違いなく安藤社長の隣に座っていたはずの「RINA」が、モノの見事に消えています。其れはロケが最低でも二日に渡った事実を確定するに充分なのですけど、問題は何ゆえ「RINA」が映り込む演出や編集をしなかったと云う事なのです。アノですね、明らかに変でしょ。何で「RINA」は「いきなりだナァ」とばかりに消えるのよさ。其の後も楽屋へ安藤社長と馬渕マネがやって来るのに、何故か「RINA」は来ません。片瀬那奈ちゃん、いやさ「RINA」の出番は、中盤になってようやく訪れます。またしても「NANA」にハメられ、トラブルメイカー全開モードとなるのです。其の二人芝居が、当然なのですけど、片瀬那奈ちゃんが圧倒的に上手いのよさ。「NANA」は「RINA」から、何かを学んでくれたのかしらん。
其れで、片瀬那奈ちゃん演じる「RINA」の「見せ場」が続きます。「美男(ホントは美子)」をメイクして、馬渕マネを「掌底」一発で吹っ飛ばし、其れがキッカケでパパラッチが出てくると「どすこいアタック」で粉砕!其の展開を観ると「本当に、片瀬那奈ちゃんって演技が上手いナァ」と思えるのです。此の一連のムーブは、実に素晴らしい。僅かな出番で「存在感を出し捲くり」なのだ。此のドラマで片瀬那奈ちゃんが演じる「RINA」の出番が少なかったのは、必然だったのかもしれません。正直に云わせてもらえば「余りにも、格が違い過ぎる!」のです。こんなトンデモなキャラが前面に出てしまったら、物語が覆されてしまいますよ。片瀬クンは実に「危険が危ない怪優なのだ」と云う事実が、出番が少ない事で逆に浮き彫りになっていた!となると「美男ですね」の評価も大きく変わります。そんな事を気付かせてくれるのですから、再放送は意義が有り捲くりなのだ。もっともっと、片瀬那奈ちゃん出演ドラマを蘇らせて下さい。
「第6話」本放送:2011年8月19日
「第6話」再放送:2011年8月26日
「第7話」本放送:2011年8月26日
【参考過去記事INDEX】
「美男ですね」INDEX
(小島藺子/姫川未亜)
「美男ですね」TBS公式サイト