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2012年07月24日

「闇金ウシジマくん」第4話、再放送

闇金ウシジマくん ディレクターズカット版 DVD-BOX


TOKYO MX 1:00〜1:30

片瀬那奈 as 大久保千秋


舞台「サイケデリック・ペイン」関連のTV情報が更新されていますが、関西テレビでの放送ばかりで東京では放送されません。だから「知りたがり!」なんて「誰も知りたがらない情報番組」なんかやっている場合じゃないのよさ。其れは其れとして、ドラマ「闇金ウシジマくん」第4話の再放送でございます。今回からは、元々進行中の原作の「フーゾクくん」編に加え、「闇金狩りくん」編と「サラリーマンくん」編も絡んできますが、当然乍ら原作には片瀬那奈ちゃん演じる大久保千秋はいません。さあ、第4話では誰の役割を奪うのでありましょうかしらん。

ウシジマくんと共に債務者宅を訪問する場面は、それぞれが原作「債務者くん<ウシジマくん<金主くん」編にあるのですけど大久保千秋はいませんので、千秋が「何してるんですか!」とか「やめて下さい、ダメ、やめてぇー!」なんて絶叫したりするのはドラマのオリジナルです。千秋が初めて担当した債務者に裏切られるエピソードは原作にはありませんが、「パチンコ依存症の吉田さん」は原作の「ヤンキーくん」編に登場します。原作だと高田が担当で、新人のマサルを連れて取り立てに行き、マサルが「なんつーかヒドイっすね」と云うと、高田が「すぐ慣れるさ」と云い放つ名場面がありますが、ドラマでは第1話であっさりと、焼き肉を食べていて取り立てに「なんか、納得がいきません」と云う千秋に、高田がサラリと云うセリフとして転用されていました。債務者にみかんをあげるのは「フーゾクくん」編で柄崎がやっていたことですね。

闇金狩りに騙されるのは、原作では社長のウシジマくん自身です。てか、雨男は原作そっくりですナァ、ゲプリ。大久保千秋の甘さをウシジマくんが叱責するのは「テレクラくん」編で「ウシジマくんが高田の甘さを鉄拳制裁をしたエピソード」あたりを元にしているのでしょう。流石に、千秋の顔面をボコボコに殴ったりはしませんけどね。其れで、吉田さんに裏切られた千秋が「ふざけんな、ばばあ!」と爆発したり、森下たちの闇金狩りに騙された千秋が怒りに震え「悔しい、悔しい、ちくしょう!」と闇金業への考えを変えてしまうのは、ドラマ版のオリジナルです。

此の辺は、おそらく原作でマサルが変貌してゆく展開を大久保千秋に置き換えているのかもしれませんが、マサルと千秋ではキャラクター設定が根本的に違っていますので、なかなか難しい役どころです。「債務者との信頼関係」を大事にする優しい心の持ち主である「大久保千秋」の様なキャラクターは、原作には皆無です。究極の自己犠牲をやらかす「ヤミ金くん」編の「竹本優希(あたくしの推しキャラ)」なんかもいますけど、アノ人は、在る意味「ウシジマくん以上に常軌を逸したキャラクター」ですからね。

大久保千秋は「元・AV女優」との肩書きですが、余りにも普通な人として「闇金ウシジマくん」の世界に放り込まれたのです。次回では「闇金狩りくん」編が完結するのですけど、大久保千秋もサービス満点の大活躍となりますので、是非お見逃しなきように。そー云えば、今回も柄崎は「悶絶Eカップ美脚ストッキング秘書・3」を引っ張っていたし、ウシジマくんも「お前がAVに戻って払うか?」とか云ってますね。千秋も「AVの頃だって、騙されたり理不尽な目にもいっぱいあった」とか独白しております。此のネタを初回から最終回までずっと引っ張ってオチもあるのだけど、最後までよく分からないのよさ。其の辺も「大久保千秋の魅力のひとつ」ではあります。


本放送:2010年11月3日(TBSでの放送日)

【参考過去記事INDEX】
 「闇金ウシジマくん」INDEX


(小島藺子/姫川未亜)



映画「闇金ウシジマくん」公式サイト


posted by 栗 at 01:37| ACTRESS | 更新情報をチェックする