TBS 13:55〜15:50
「恐山・十和田・弘前 編」
片瀬那奈 as 藤波紹子
片瀬那奈ちゃんが、憧れの先輩である沢村一樹さん主演ドラマの初回二時間スペシャルにマドンナ役でゲスト出演された「浅見光彦〜最終章〜(2009年)」の再放送が始まります。初回は当然二時間枠ですが、二話以降も二時間枠で二本連続で流し、僅か五日で全話を再放送してしまうみたいです。当初は「7/9(月)」からスタート予定でしたが、多部ちゃんにぶっ飛ばされて本日(7/10)からとなりました。そして、本日、7月10日は主演のエロ男爵こと沢村一樹さんの45歳のお誕生日なのです。ちなみに、エロスとCMで共演している「AKB48」を卒業する「あっちゃん」も今日が21歳のお誕生日です。おめでとー!う〜む、コレはデカワンコの粋な計らいと云うべきでしょう。てか、多部ちゃん「6.0%」って、、、。
さて、今回の再放送ですが、初回に関しては「完全ノーカット版」だと思われます。煽りのテロップもほとんど入らず、見事に2009年の片瀬那奈ちゃん演じる藤波紹子が蘇りました。連続ドラマで、全編を通して描かれる浅見光彦の亡くなった妹に関する謎が描かれますが、基本的には「一話完結」のオムニバス形式になっています。片瀬那奈ちゃんは初回のマドンナ役ですので、当然乍ら出番は多いのです。青森ロケで撮影され、片瀬クンは得意の津軽弁を披露したかったらしいのですが、叶いませんでした。其れは翌2010年の「闇金ウシジマくん」で実現するわけで、現在その両方が再放送されているのは興味深いですね。
此の作品での片瀬那奈ちゃんは、徹底的なシリアス路線で演じておられます。然し、役名が「藤波」で「卍」のシンボルとか、神楽坂で修行している料理人で「かわいいコックさん姿」を披露するとか(思いっきり「神楽アカネ」を連想しました)、何より「エロス&片瀬クン」の所謂ひとつの「2トップ」が共演しているわけでして、笑えてしまいます。本放送時には当日にナビ番組も放送され、メイキングで「おもしろいおねえさん」を炸裂させる片瀬クンを観てしまったのも影響しているでしょう。山本學さん、前田吟さん、中山仁さん、佐久間良子さんなどの大御所とガッツリと共演し、真摯にシリアス演技をされている片瀬クンは立派なのですけどね。仲良しの原さっちんとの絡みも好いですし、エロスとシリアスに絡んでいるのも貴重でしょう。でも、浅見が藤波紹子を抱き寄せるシーンなんかを観ると、どーしても「セクスィ〜部長」を思い出してしまうのです。どっかで暴走するんじゃないかしらん?とハラハラしましたよっ。
ドラマ自体はシリアス展開の中にもギャグも交えており、肩がこらずに観れます。そーゆーお笑い場面では、シリアスを通している片瀬クンもさりげなく「おもしろリアクション」をしていたりもします。原作の「恐山殺人事件」とは、役名が「藤波紹子」と云う以外は設定が全く違っています。マドンナ役だけに浅見光彦を演じるエロスとの二人芝居も多く、二人で歩く場面も多用されていますが、エロスの方が背が高いのに片瀬クンの方が脚長なのだ。2011年の「Message 2011」で総合司会をお二人が務められた際には、エロスが「片瀬と並ぶと足が短く見えるからイヤだ」と云っておりました。ねぶた祭りの場面がありますので、撮影は「2009年8月」から始まったと思われます。翌2010年には片瀬那奈ちゃんはNHK BSハイビジョンの「シリーズ日本の祭2010 青森ねぶた祭」に御出演されていますが、御存知の通り青森はお母様の出身地です。
本放送:2009年10月21日
【参考過去記事INDEX】
「浅見光彦〜最終章〜」INDEX
(小島藺子/姫川未亜)
「浅見光彦〜最終章〜」TBS公式サイト