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2012年07月05日

「ポールは音楽をやめると死ぬのか?」

ラム スーパー・デラックス・エディション(完全生産限定盤)(DVD付)


先月「70歳」になったサー・ポール・マッカートニーですけど、普通にツアーをやっています。いえ、普通じゃないな。70歳だからとか年齢的な事を考えなくとも、ポールは尋常ではない数のコンサートをやり捲くっているのです。YouTubeを検索すれば最近のツアーも沢山フルでアップされていますが、うっかり観ない方が賢明だと思います。なんてったって、ポールのライヴは三時間くらいやりますからね。最近だと、いきなりだナァとばかりに「Hello,Goodbye」から始まって「Junior's Farm」「All My Loving」「Jet」「Drive My Car」と頭の五曲だけでも失神モンですけど、そーゆーのが延々と続くのだから、観たら最後まで付き合うしかなくなるのだよ。天下のポールですから、何万人も入るスタジアムで行われてますけど、超満員で観客もノリノリです。

そんでもって、ポールは最初から最後までずっと出ているのです。最近のセットは35曲くらい演奏するのですけど、ず〜とポールが歌い捲くっているのですよ。MCを抜いても二時間半くらいは延々と歌うのだ。しかも、ベース、エレキ・ギター、ピアノ、アコギ、ウクレレ、マンドリンと次から次へと楽器も弾いちゃってるのです。リード・ギターだってギンギンに弾き捲くりますし、ベースはブンブンで目まぐるしい指使い、ピアノもガンガン叩きますよっ。ギターも曲ごとに変える演出もありまして、「Paperback Writer」ではジョンのパートを歌ったりもしちゃうのよさ。

普通なら主役のポールがお色直しで引っ込んでバックの兄ちゃんたちがお茶を濁すって休憩がありそうなもんですが、ポールは逆にバックメンを休ませて一人でアコギで弾き語りしちゃうわけですよ。そんでもって、メドレーもあるから40曲近くやるのですけど、全部有名な曲ばっかなのだ。とゆーか、30や40じゃ全然足りないわけですよ。40曲くらいしかやれないから、新しいセットになると超有名曲でも外されてしまうのです。半分くらいビートルズの曲をやりますけど、ポールが書いたのですから歌って当然なのだ。てゆーか、本物のポールがビートルズを歌ってくれるんですよっ。壱度でもポールのライヴに行った事があるなら、其れが至上の快楽だとお分かりでしょう。

流石に声は衰えたと思えるものの、他にどんな70歳のじじいが二時間半も楽器を弾き捲くって歌い捲くれるのでしょうかしらん。最近では、散々歌い捲くってダブル・アンコールになり「Yesterday」をしっとりと歌った後で「Helter Skelter」をぶちかますのが定番ですけど、えっと、34曲目で「Helter Skelter」をシャウトする70歳のじじいって何だ?怖ろしいのは、ライヴが進むにつれて明らかにポールが元気になってゆくのが分かる事実です。ツアーやって過去のリマスターも出して新作も出すって、現役バリバリじゃん。日本の刑務所の風呂場でも歌ってたくらいだから、きっとポールは「音楽をやめると死ぬ」って特殊な体質なのかもしれません。其れか「ポール死亡説」が本当で、何人もクローン人間がいて何度か交代しているのかもしれません。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:15| FAB4 | 更新情報をチェックする