フジテレビ 22:00〜22:54
涙のラストソング!音楽堂を取り戻せ!復活コンサートのため、最後の戦いの幕が開く!希望を教えてくれたあなたに贈る最高のアンコール…シャンソンズよ永遠に!
■ キャスト
天海祐希 :倉坂澪
石田ゆり子 :井坂忠子
大島優子 :野々村まひる
大島蓉子 :馬場みぞれ
菊地美香 :皆川玉子
福原美穂 :羽田南
千葉雄大 :高垣忍
玉山鉄二 :乾一希
片瀬 那奈 :桜井玲奈
濱田マリ :熊園桜
小泉孝太郎 :井坂哲郎
久野綾希子 :森香奈絵
ミッキー・カーチス :鴻池正勝
岸部一徳 :井坂清忠
、ほか
■ スタッフ
脚本:吉田智子
演出:光野道夫
音楽:山崎耀(「フジオカ」役でドラマにも出演)
主題歌:家入レオ「Shine」
プロデュース:渡辺恒也、大木綾子
制作:フジテレビドラマ制作センター
片瀬那奈ちゃんが「歌って踊る桜井玲奈さん」を熱演されたドラマ「カエルの王女さま」も、遂に最終回を迎えてしまいます。予告では、やはり「ラスボス」はミッキー!と明かされておりますが、果たしてサリーをも遥かに超える強敵に、たったの壱話でどーやってシャンソンズは立ち向かうのでありましょうかしらん。前回のラストで、突然に音楽堂の解体工事が始まりました。サリーとの抗争の果てに掴んだ「シャンソンズ・コンサート」だったのに、根底から覆る展開です。安見市市長のミッキーが思いっきり手を回していたと云うわけです。騙されたサリーは、シャンソンズに「日時を繰り上げてコンサートをやりたまえ!政治的な問題は、私が解決する!」と、すっかり「シャンソンズの味方」に変貌し、澪コーチは「ゲリラ・ライヴ」を提唱。桜ママもメムバーに加えます。忠子さんとサリーがミッキーに「市長のお孫さんもシャンソンズのファンだと伺いました」「だから音楽堂とは別の場所にゴミ処理場を作ればと」などと迫ったら、ミッキーが「そうだったかなぁ?あの時から、もう時計は進んじゃってるんだよ」と云ってのけるのには大笑いしました。おいおい、孫娘の立場は?其れで怒られたサリーって、何だったのよさ。ミッキー、好い加減過ぎ。サリーも呆然で、サイコーですね。
もう無茶苦茶な展開ですけど(シャンソンズや香奈絵先生やサリーやミッキーが上手くやってくれたからいいけど、此のドラマって、トンデモ脚本の連発だったと思います)、香奈絵先生がかつて歌った「由芽音頭」でほんわかしちゃってます。玲奈さんは「東京ぼん太」か?それぞれのキャラを活かして宣伝に勤しむシャンソンズの面々。脱ぼんくら亭主の探りで陰謀を知ったサリーも、本気で安見市と対決する覚悟、決めました。サリーは、終盤で滅茶苦茶「いいひと」になっております。まひるちゃんが初めて観た舞台が、澪コーチ主演だったエピソードまで明かされます。おいおい、シャンソンズは「関係性が深過ぎ」ですよっ。まひるちゃんが最終回まで其の事実を知らずに居たのもアレですけど、まひるちゃんのママやお姉さんはいずこへ?そー云えば、南さんの別れた旦那は息子にまで頼まれたのに麻雀やっているのかしらん。澪コーチは、亡き母の墓前でコンサートの成功を誓います。おやおや、玲奈さんは「公式パンフレット」を持ってますね。そんでもって、女スパイとなっております。妖し過ぎるぞ、桜井玲奈さん!そして、なな、なんと、ミッキーに相対したのは「ぼんくら亭主」じゃまいか。いつの間にやら、矢鱈と「おいしい役」になりやがったナ。「てっちゃんが、ラスボスを倒しちゃう」って何だ?「あっ」と驚くタメゴローですよ。
強行突破で音楽堂に入ったシャンソンズは、ゲリラ・ライヴを開始しました。ゲリラなのに客席は超満員で、観客に危機感は全く感じられないのは何故?とか考えてはいけません。出番直前で、みぞれさんのアクシデントも些か意味不明なトコです。何ゆえ出られなくなったのに、アンコールでケロリと登場するのかが描かれておりませんが、もう目を瞑って下さい。そうそう、まひるちゃんが練習に来ないのを、わざわざ玉子さんが説明しちゃったトコなんかも、ホラ、総選挙とかあったんですから、何卒、分かって下さい。さあ、一曲目は「YAH YAH YAH」だっ。玲奈さん渾身の叫びが、アップで使われて好かったです。ミッキーの三男坊が音楽堂の前に在るサリーの父親の銅像を破壊しようとしますが、サリーが身を挺して守ります。おいおい、サリーも漢を見せ捲くりじゃん。シャンソンズはラストの曲として「Don't Stop the Music」も披露し、サリーは音楽堂の存続を約束しました。ところが、まひるちゃんがリザーヴ席に澪コーチを座らせて、忠子さんのMCからシャンソンズが「Hello, my friend」を贈ります。涙ぐむ澪コーチ。いやあ、感動しますねっ。あたくしの書き方は「小莫迦にしている」と感じられるかもしれませんが、其れはあたくしの表現力が無いだけでして、ホントに泣けましたよ。
此処でアンコールとなりまして、澪コーチもステージに戻り、シャンソンズで初めて歌った「風になりたい」を披露。玲奈さんは、タンバリンを叩いて弾けております。ワラワラとキャスト全員がステージに上がっての、大盛り上がりの大団円となりました。何故か「ギックリ腰になったはずの、みぞれさん」も「車椅子だった香奈絵先生」も普通に加わっていますけど、もうお祭りだからええじゃまいか。いっそのこと、サリーはベースを弾いてしまえば好かったのにね。後日談となり、玲奈さんは「新たな恋の予感」を得て(「マネ日記」で、思いっきり「ネタバレ」されていましたけど、ま、ご愛嬌)、色んな政治的な問題も解決し、シャンソンズは大人気!澪コーチは「もうひとつの夢」を目指してニューヨークへ向う事となり、シャンソンズが「浪漫飛行」をレッスンする音楽に乗せて、ひとり、由芽市を去る場面で完結。カッコイー!って、またしても「ふざけてんのか?」と思われるかもしれませんけど、あたくしの文章能力が欠落しているだけで、ホントに「カッケー!感動のエンディングだ!」と思ってますよっ。「Blu-rayとDVDの箱」発売も決定!で、めでたし、めでたし。ハッピーエンドで万々歳!!数字が取れていれば、続編もアリだったでしょう。「玲奈さんの新たな恋の行方」とか「澪コーチの無謀なチャレンジはどーなる?」とか、ナンボでもいけまっせ。
あたくしは、第8話に続いて、此の最終話のロケにもエキストラとして参加させて頂きました。例によって、現場では「片瀬那奈ちゃん演じる桜井玲奈さんしか観ていなかった」ので、シャンソンズのコンサート場面は全く違った印象を受けました。現場では、もう「片瀬那奈ちゃんのライヴ、もとい、シャンソンズのライヴを観ている」との感覚でしたよ。生で観るシャンソンズは、ドラマとは全く違った感動がありました。いえ、分かり易いウソをつきました。あたくしは、片瀬那奈ちゃんのライヴを観に行ったのです。第8話の時は「片瀬那奈ちゃんのロケ現場を観たい!」と思って参加しましたが、最終回ロケは完全に「那奈ちゃんのライヴが観れる!」との認識でした。まぁ、色々と語りたい事は多いのですけど、本日は最終回の感動に浸りたいです。個人的にも、片瀬那奈ちゃんが出演された数多い作品の中でも特別ですので、じっくりと語ってゆく心算です。さてと、リピートしましょうかしらん。今宵は朝まで「カエルの王女さま」になりそうです。
【今回の玲奈さんの歌】
「YAH YAH YAH」CHAGE&ASKA(シャンソンズ)
「Don't Stop the Music」オリジナル楽曲(シャンソンズ)
「Hello, my friend」松任谷由実(シャンソンズ)
「風になりたい」THE BOOM(シャンソンズ)
「浪漫飛行」米米CLUB(シャンソンズ)
(最終話視聴率「10.1%」)
(小島藺子/姫川未亜)
「カエルの王女さま」フジテレビ公式サイト