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2012年06月14日

「片瀬那奈ちゃんバラエティ出演録」#05(2004-part2)

ラスト・クリスマス


2004年9月20日:「英語でしゃべらナイト」(NHK)
2004年9月22日:「トリビアの泉〜素晴らしきムダ知識〜」(フジテレビ)

2004年8月に「女優回帰」が発覚した片瀬那奈ちゃんは、9月になってテレビに還って来ました。「英語でしゃべらナイト」ではミラ・ジョヴォヴィッチさんに英語でインタビューし、プレゼントを渡す時にうっかり「あたしをあげます!」と云い間違え、ミラさんとハグしました。「トリビアの泉」では、音楽と映画のトリビアに「満へぇ」を出します。


2004年10月2日:「もしもツアーズ 秋のおいしいとれたてドラマツアーズ」(フジテレビ)
2004年10月4日:「笑っていいとも!2004秋の祭典☆スペシャル」(フジテレビ)11/6 再放送
2004年10月11日:「笑っていいとも!」(フジテレビ)
2004年10月18日:チャンネルα「ラストクリスマススペシャル」PR(フジテレビ)
2004年11月27日:「もしもツアーズ」(フジテレビ)
2004年11月29日:「今夜恋が急展開!!ラストクリスマススペシャル」(フジテレビ)

2004年10月から12月に放送されたドラマ「ラストクリスマス」で、片瀬那奈ちゃんは女優活動を再開しました。其れに伴って、フジテレビのバラエティ番組に番宣でガツンガツン!と御出演されます。特筆すべきなのは2004年11月27日:「もしもツアーズ」でしょう。女優回帰した片瀬那奈ちゃんは、以前とは違う「クールビューティー」なお嬢様路線の役柄を演じましたが、「もしもツアーズ」では「汚れ」を嬉々として受け持つ大いなるギャップを魅せます。片瀬クンの本質は、「もしもツアーズ」での「豪快さん」です。


2004年10月に、満を持して「女優回帰」となった片瀬那奈ちゃんですが、与えられた役柄は「藤澤律子」と云う「かつての片瀬那奈ちゃんが演じていた溌溂としたイメージとは正反対のクールビューティー」でした。出番も少なく、ストーリー展開からも乖離してゆく「どーでもいいキャラ」で「別に片瀬那奈でなくともええじゃまいか?」と思われる存在です。二年半振りの連続ドラマ出演としては、余りにもガッカリとさせられる展開となってしまいました。新たなる「女優・片瀬那奈」を打ち出す為に、敢えてキャスティングされたのかもしれませんが、折角頑張って来た音楽活動を休止してまで臨んだのですから、ファンとしての失望感は大きかったのです。

そんな中で「もしもツアーズ」への出演が、ひとすじの光明と感じられました。「月9女優」のイメージを星一徹が卓袱台を引っくり返すが如く、木っ端微塵に砕いてしまった「汚れ街道まっしぐら」な「おもしろいおねえさん」である片瀬那奈ちゃんの魅力が炸裂しております。当時の片瀬クンは、テレビから消えた時期も含めて文化放送のラジオ番組「レコメン!」に月イチでレギュラー出演しており、そこでも「ものまね」を披露するなど「面白イズム路線」を貫いていました。ドラマ「ラストクリスマス」や「AUBE」のCMでの「クールビューティー路線」の裏で、着々と「バラエティ路線」を狙う片瀬クンが爪を研いでいたのです。

あたくしは「ラストクリスマス」を、片瀬那奈ちゃんが出演されたドラマで「最悪の駄作」だと断じております。然し乍ら、繰り返し「ラストクリスマス」と「藤澤律子」を語り続けてもいるのです。何ゆえ、片瀬那奈が歌手活動を志半ばで休止し二年半振りに女優活動を再開したのが「ラストクリスマス」であり、役柄が「藤澤律子」だったのか?との謎が解けません。あたくしが此処を始めたのは、其の不可解な展開に対する「激しい憤り」からでした。そして、フジテレビは、ちっとも変わっていません。ぷんすかぷんぷん!なのだ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:21| SMiLE | 更新情報をチェックする