nana.812.png

2012年04月11日

「船木誠勝はなぜ役者を目指したのか」

力道山 デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]



増田俊也氏の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」が「第43回大宅壮一ノンフィクション賞」を受賞されたのですけど、タイミング良くフジテレビで映画「力道山」を放映しました。日韓共同制作の此の作品は、韓国では2004年に、日本では2006年に公開されました。中谷美紀さん、藤竜也さん、萩原聖人さん、鈴木砂羽さん、など有名な日本の俳優陣も多く出演されております。内容は「史実を元にしたフィクション」で、猪木も馬場も出て来ないけど大木金太郎が大フィーチャーされていたりしますが、当時の日本が上手く描かれており、特にプロレス場面は迫力満点です。


何せ、多くの本物のプロレスラーが出演しているのです。井村(木村)は船木、イテテの遠藤は秋山、ハロルド坂田は武藤ちゃん、東浪(東富士)は橋本、などなど、現役バリバリ(もう8年前なのだ!)の勇姿と、ヘッポコ演技が観れるだけでも面白い!橋本の東浪(東富士)は、余りにも適役です。まさか、此れが橋本の遺作映画となってしまうとはナァ。見せ場のひとつである「力道山 VS 井村(木村)」は、かなり本物に近い演出でソル・ギョングも船木も頑張ってますね。当時、船木は肩書きが俳優だったのです。片瀬那奈ちゃんとも共演しております!でも、やっぱり彼はプロレスラーでした。武藤ちゃんとか橋本とかは洒落で済みますけど、船木の演技はダメでしょう。何で、船木は役者なんか目指したのかしらん。本当に、勿体無い事をしましたね。



(小島藺子)



posted by 栗 at 20:23| KINASAI | 更新情報をチェックする