昨日(1/9)は「成人の日」でした。今年の新成人には「AKB48」のメムバーが沢山いたらしいです。人気者の「あっちゃん」や「ともちん」や「たかみな」や「ゆきりん」なども、新成人の様です。皆さん、御目出度う御座居ます。1999年までは「1/15」が「成人の日」だったのだけど、2000年から「ハッピーマンデー」とかで1月の第二月曜日となりましたので、日付が流動的となりました。現在30歳の片瀬那奈ちゃんは、丁度十年前が新成人でした。2002年は「1/14」が「成人の日」で、其の年の「1/9」は水曜日でありまして、ドラマ「プリティガール」の初回が放送されています。
2002年と云う年は「片瀬那奈史観」を考察する時に、重要な「激動期」として挙げられます。前述のドラマ「プリティガール」は、2002年1月期の連続ドラマで3月まで放送されましたが、其れを最後に片瀬那奈ちゃんのドラマ出演は途絶えてしまいました。2002年のカレンダーは「ヤングサンデー全面協力」による「グラビア・アイドル」としての那奈ちゃんで構成されていましたが、2002年5月23日号の「ヤンサン」で那奈ちゃんは「グラビア卒業宣言」をやらかし、「今年後半、みんなをあっと驚かせるかもよ?」とのメッセージを残し沈黙しました。そして、12月4日に歌手デビューするのです。10代に積み上げて来た「アイドル女優」や「グラビア・アイドル」を完全に封印し、退路を絶って新たなる挑戦へと向かったのでした。「中途半端な事はしたくない」と其の選択をした片瀬クンには、シビレタね。
十年後の現在、片瀬那奈ちゃんは常に新しい挑戦をやめません。かつての様に「コッチをやるならアッチはやめる!」とは云わなくなりましたが、昨年(2011年)の「司会」へ賭けた情熱をみますと、頑固な性格は相変わらずだと思えます。あたくしが、2011年の「女優・片瀬那奈」が物足りなく感じられたと繰り返すのは、決して片瀬クンが「司会」に重点をおいて「女優」を蔑ろにしたと云いたいのではないのです。単純明快に「女優」よりも「司会」の方が目立っていた、と云っているだけです。先日「シューイチ」の初回を見直したら「ガチガチに緊張している那奈ちゃん」が居ました。今ではすっかり磐石な司会者ぶりを披露する片瀬那奈ちゃんですが、最初からそうだったわけではないのです。僕が那奈ちゃんを長く愛しているのは、たぶん「ハラハラドキドキ」させてくれるからかもしれません。那奈ちゃんは「完璧」には決してならない。もう円熟へと向かってもおかしくないキャリアがあるのに、危ういからこそ「アイドル」なのです。
(小島藺子/姫川未亜)