nana.812.png

2011年11月17日

「テレビでスペイン語」再び!#07

sp-2011-11.jpg


NHK Eテレ 23:25〜23:50

「場所を尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ



第那奈課の「テレビでスペイン語」です。三度目の放送となりますが、理由はもう云いませんが、録画は二度目です。一年半前の本放送時の記事を読み返すと、リアル・タイムでは圧倒的に「高瀬リコちゃん贔屓」でした。其れは、深夜ドラマであった「プロゴルファー花」がおそらく再放送も期待出来ない「一期一会」と思われたのに対して、「テレビでスペイン語」は本放送時にも翌週にリピートされ翌年にも再放送されるであろうとの余裕があったからでしょう。然し乍ら、一年半を経過した現在では「姫様」の評価が「リコちゃん」を上回っております。無論「リコちゃん」も素晴らしいのですが、其の後の「女優・片瀬那奈」を考えますと「姫様」の方が重要だったとも思えて来たのです。

さて、此の回での片瀬クンはナビゲーター時には濃い目のピンクのネイルです。出だしから思いっ切りタメグチ全開で、フランクすぎる場慣れした進行を進めています。フリオが解説している時に人形みたいに目をパチクリしてたり、スペイン語がなかなか上手く話せないリアリズムが好いですね。「上手く云えたかな?」と周囲にドギマギして伺うリアクションが可愛らしいです。そんな「スペイン語初心者」の片瀬クンが、一転して「姫様」で傲慢に変貌するのが素晴らしい。此の回での姫様もピンクのネイルですが、ナビゲーター時と色合いが違っていますので「別の日に収録された」と思われます。

フリオに無理難題を云うオチが定番だったコーナーも、此の那奈回目では「初めてフリオを褒める」と変えて参りました。高らかに笑う姫様は、完全に「美人女優」を捨てております。本放送時には、裏番組で高瀬リコちゃんがブチキレ捲くっていたわけで、最早「片瀬那奈ちゃんにはシリアス演技は無理だ」と思わされる程のハイテンションでした。ところが、同時期に「大久保千秋」も演じていた事実が発覚し、片瀬那奈の底知れぬ演技力を知るのです。此の「テレビでスペイン語」と云う番組は、アッパー系演技の最高峰と云える「姫様」も観れ、其の後の「司会者・片瀬那奈」へ繋がるナビゲーターとしての張り切った姿も観れるという、とっても贅沢な番組です。DVD化は望めない語学番組ですから、此の再放送は大変貴重なのです。是非とも、多くの方々に観て頂きたいと思います。


本放送:2010年5月21日
再放送:2010年5月27日

【参考記事】
 2010年5月20日「プロゴルファー花」#07


(小島藺子/姫川未亜)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト


posted by 栗 at 23:57| TV | 更新情報をチェックする